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執筆は主筆中村およびゲストライターで構成し、縄文関連から世界・日本における最新時事問題批評まで、幅広い現象・事象を紹介している。

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2009/06/25

縄文塾通信 9年6月号-6(393号)

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◎寄稿・ご意見など歓迎します。
◎転載は歓迎いたしますが、出処だけは明記下さい。
◎ご感想・ご意見などをお寄せ下さい。
  mail to : nakamura@joumon-juku.com
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   縄文塾通信 <9年6月号−6(393号)> 
      縄文暦12009年6月25日
 ★HP縄文への道 http://joumon-juku.com
 ★縄文ブログ   http://joumontn.jugem.jp/
 ★メールアドレス nakamura@joumon-juku.com
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             重要!!  重要!!
    <名称変更・廃止のお知らせ>

 6月30日を持ちまして、下記の通り2つのホーム
ページを統一して名称変更します。
 また一部メールアドレスを廃止致しますので、出来る
だけ早めに(特にリンクしているケースなどは)ご処置
下さい。
        <記>
1.廃止=HP・『キャッスルゲイトへの道』
     http://joumon-juku.jp
             ↓
  名称変更=『縄文塾』→『縄文への道』 
    http://joumon-juku.jp
    (URLは代わりません!)

2.廃止=メールアドレス
 info@joumon-juku.jp / nakamura@joumon-juku.jp
                   ↓
 info@joumon-juku.com / nakamura@joumon-juku.com

    <注 意>
 * メガエッグ=jyoumontn@ms4.megaegg.co.jp
  は変わりません。 
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      <6月号ー6(393号)目次>
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◎巻頭言               中村 忠之
◎「医=仁×算」のハイブリッドを〜   中村 忠之
◎100万人がキャンドル!?     米島 勉 
◎小学校英語 不要論               前田 正晶
◎6月の言葉「ホタルと霊魂」       風 彦
◎6月五行詩「薫風」         田中 薫
◎縄文塾通信<告知板>
◎推奨サイトの紹介
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               <巻頭言>
 最近のキャッチコピーや流行語などのオカシサ・貧困
性にはあきれるばかりだ。マズゴミだけならまだしも、
大メーカーや政府までもが平気で使うから困ったものだ。

 その最たるものが「地球(環境)にやさしい!」とい
う、思い上がりも甚だしい言葉だが、その一方で「抗菌
性グッズ」などを売り物にする会社、ないとそれこそ死
んでしまうのに、平気で「コレステロール・ゼロ」を謳
う食品メーカーまであるのが今の日本である。
 またいっときよく使われた「KY=空気が読めない」
など、「KY=空気が読める」にも通じるバカげてもの
だし、極めつけは、最近政府がしゃかりきになってる
「エコ=エコロジー」だ。「エコ」と言えば、別の意味で
使われる「エコノミー」があるではないか。 (中村)
 
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■□■━━━━━━━━━━━━━
 医=仁×算」のハイブリッドを〜          
    
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                中村 忠之

「人の痛み」がわからぬ整形外科医
■□──────────────
 私事だが、本メルマガでも度々触れたように、昨年
12月初旬急に激しい背痛、続いて腰痛に見舞われ、
「七転八倒」と言いたいところだが、それもならず大
いに閉口した次第である。

 CTそれにMRIでの所見では、原因は骨粗鬆症によ
る胸椎と腰椎、それぞれ1カ所の「圧迫骨折」によって
生じた痛みである。

 結局2軒の整形外科開業医に掛かり、友人が知らせて
くれた「骨セメント治療」を行うというJA系の総合病
院の診察を受けたのだが、そこでつくづく思い知らされ
たのが、「整形外科医とは、人の痛みがわからぬ人種だ」
という事実である。

 まず痛さに対するねぎらいや同情の言葉もなければ、
病状そして痛みに関する詳しい説明もない。ただ惰性的
・機械的に診察(とまでいかないが)のあと、痛み止め
の薬をくれる程度である。もっとも今のところ他に治療
用のいい薬などないからだろう。

 こっちから「ブロック麻酔」について訊ねても、「ほ
んの気休めに過ぎない」と素っ気ないものだ。

 痛い背中や腰をかばいながら、ネットで「ペインクリ
ニック」の専門医を探したのだが、100万都市広島だ
というのに、近辺にわずか2軒ほどしかなく、しかもす
べて末期ガン対象なのだ。

 そこでついつい口に出る愚痴は、「整形外科医」にな
る必須条件として、人工的に痛みを味わせ、親身にそう
した痛みを抱える患者の身になってくれる医師にするべ
きだ」で、加えてそうした見地から「痛みに対応する整
形外科病院が出来ると、大いに繁盛するだろうに…」と
いうものである。

 さて前述のJA系総合病院だが、その骨セメント専門
医に診て貰うため、1.電話での予約 2.診察 3.CT
(それにMRI)検査 4.本診察 という4段階が
必要で、今回特に正月が重なったせいか前後丸1ヶ月の
間にお隣のH市まで3回も出かけたことになる。

 しかも到着すぐに診察・検査という訳にはいかない。
当時ちょうど持病の喘息も出かけていたこともあって、
いわゆる「待つ身のつらさ」を満喫した。 

 結局やっと診察に漕ぎ着けた後での診察の結果、年齢
・体調・持病・位置などを考慮して、同骨セメント治療
は出来ないということになったのだから、整形外科医に
対するわが怨嗟(えんさ)の声は日増しに高まるばかり
だった。 


 縦割り「象牙の塔」が諸悪の根源!
■□───────────────
 それはそれとして、広島市には大病院の整形外科がい
くつもあり、股関節や膝の人口骨代置手術などは行って
いるのに、「骨セメント治療を」行っている病院は皆無
であり、お隣のK市とこのH市の2カ所だけである。友
人の母親は、動けなくなって緊急入院したのだが、処置
後1〜2日で歩いて帰ったという。

 そこで最初に診察してもらった、整形外科の開業医に
同療法について訊ねてところ、「危険が伴うのであまり
お勧めしない」というだけである。

 もし危険が続出すれば大問題になるはずだし、あまり
にそっけない返事にあきれかえった。これはまずもって、
出身大学医学部間のセクショナリズムの弊害に違いな
い。なにも整形外科医に限らず、日本の医療界は出身大
学医学部閥という縦割り社会の上にどっかりあぐらをか
いているのだ。
 
 22日(月)の「たけしのTVタックル」でも世襲問
題に触れていたが、特に医療の世界はその中心的位置付
けにある。最近の学費高の進行で、低所得者層からの参
入は、ますます困難になっていることも拍車を掛けてい
る。

 もっとも同番組でも触れていたが、いま大きな収入が
約束されているのは開業医で、病院勤務医は大変のよう
で、しかも算術には長けていても、開業医の場合、経営
能力ゼロという御仁が多いから、脱税はパチンコ屋に次
いでお医者さんが多いという事実がある。


 西洋医学の細分化が生んだ歪な医・薬の世界
■□───────────────────
 閑話休題。ご存知のように、西洋医学の場合専門部門
の細分化がますます進んでいる。それは長命が進んだこ
とで今までなかった病気が次々現れたこと、それにお産
の技術が進んで、以前なら死産だった子供たちが、なん
とか生まれて育つようになったという、二つの要因が大
きい。

 このことからまた二つのことが導き出される。一つは
ホリスティック医療(西洋医学以外の治療法)、狭義に
は漢方薬(中医)やアーユルベーダのように、全体から
病因を探るという医学、広義には、鍼灸・カイロプラス
ティック・各種セラピー、それに──中には霊感療法な
ど胡散臭いインチキ療法も暗躍する──民間療法、そし
てテレビでも花盛りのサプリメントへの傾斜である。

 アメリカにおいても、がん患者のほとんどがなんらか
のホリスティック医療を併用しているというから、おそ
らく日本において西洋医学だけに依存している人など少
数派ではないか。

 これは西洋医学と言うよりも医師に対する不信感や頼
りなさがそこのあるからだと思う。はたしてそうした閉
鎖的・硬直的な環境にドップリな状態で、日進月歩の世
界医学界に対応できるというのだろうか。

 もう一つは、かつてのような「仁術の塊」赤ひげ先生
が居なくなったことである。しかも碌に算術も出来ぬ者
揃いだから、日本の医療界はもとより、患者の方も救わ
れない。

 今必要なのは、特定の分野以外に亘る広い医療知識と、
患者に対して「仁」の精神で接すること、そして常に
新しい知識吸収にどん欲な、仁×算のハイブリッド医師
の出現である。

 医師には、患者としてではなく大切なお得意様として
、また救いを求めている弱者として暖かい心や言葉で親
身になって応対する、そうした優しい心根を持つことの
大事さを取り入れと欲しいという気持ちである。

 当然継続して経営するために、ビジネスマン的手腕も
不可欠である。まただからこそ、この両者の融合から今
後の医師像が、客=患者が門前市をなす状態が見えてく
るというものだ。


 外科医は「医=仁×算×技」の3元ハイブリッド!
■□────────────────────── 
 最近のテレビで、よく「神の手」を持つ外科医の存在
が放映されて話題を呼んでいる。こうした外科医には、
類い稀な「技術者=職人」の腕・指先が不可欠である。
この力はとても学歴や世襲から導かれるものではない。

 持って生まれた天性の器用さに加えて、瞬時を争う事
態のおける決断と対応力が加わってはじめて「神の手」
が生まれる。

 まだそれだけではない。「神の手」を持つお医者様に
は例外なく、その患者に対する暖かい視線や言葉が遠く
から多くの患者を支え集めていることに、すべての医師
は気づく必要がある。

 加えて日本の医学界には、ES・iPS細胞という最
先端「遺伝子治療」への取り組みが待ったなしである。
脳死問題にしても倫理面の課題を別として、やはり先端
医療への取り組みという視点でのアプローチが不可欠で
ある。

 難しい治療は、当然技術の進歩を生む原動力でもある。
われわれ部外者ならともかく、医療界では、決して「敬
して遠ざける」ことがあってはならない。ある意味自衛
隊・軍隊と同じように、常に有事(必要時)に備えて
の訓練が不可欠なのだ。

 つねに最先端技術・療法吸収のために、幅広くしかも
貪欲に吸収されるべきなのだが、前述縦割りの象牙の塔
がそれを阻害している現状が打破されない限り、こうし
た閉鎖的な組織環境にいたたまれず、異能の医師が続々
海外に流出することになる。

 * 「頂門の一針」 1585号 (6/23)
    “ 日本から外科医がいなくなる ” 石岡荘十
 参照
   ⇒ http://www.melma.com/backnumber_108241


 病院もマナーがマネーを生む「サービス新時代」
■□────────────────────
 21日(日)のフジテレビ「報道2001」で、いま
大企業や官公庁までひっぱりだこの(有)エレガント・
マナースクール代表、平林都さんの活躍ぶりが紹介され
た。

 女史は家が貧しくて大学に行けないまま高卒で銀行入
りし、その間多くの習い事に通い、そこからマナーやエ
チケット、その底に流れる「気遣い・気配り」の精神を
学び取って窓口で実行した結果、多くの顧客の心をつか
んで彼女の前にはいつも長蛇の列が出来たという。

 テレビでは、女史の某市役所と病院での「笑顔をでチ
クリ」指導ぶりが流されたが、市長からの要請を受けて
応対の改善に取り組んだその市役所では、部・課長まで
もが容赦なく、お礼のやり方、挨拶の仕方、特に「笑顔」
をキープする事などを厳しく指導しされていた。

 「そうでなくても、不況でも首切りもなく賃金面でも
優遇され、その上にどっかりあぐらをかいてふんぞり返
っているような公務員が、市民にいい感情を待たれり道
理がない。しかも愛想や応対が悪いとなれば一層憎まれ
るばかりではないか。まさに至言「彼女の声は天の声!」で
ある。
 
 病院では受付嬢の接客、看護師などの患者対応でしゃ
がみ込んで患者と同じ目線で接する方法などと共に、担
当医師は一人なのに診察室を5つにして、看護師が前も
って問診をすることで、診察能率を上げるというシステ
ムには感じ入った。

 これなら体調の悪い来院患者も、横になって待つこと
が出来る。筆者が前述H市の病院で、「医師が一カ所に
座ったまま、なぜ体調の悪い患者が動いかねばならない
か?」と怒(いか)った気持ちを、まさに代弁してもら
った思いである。

 女史の指導の結果その病院では、それまで毎月200
人程度だった来院者数が一躍500人に跳ね上がったと
言うからすごい。

 赤字を抱えたままの多くの病院も、ぜひ平林都女史の
指導を受け、あるいは患者の声を謙虚に受け止めること
で、接客改善に着手して欲しいものだ。

                                     
 
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   大事小事ー米島勉日記  2009年06月16日 
http://blog.goo.ne.jp/daijishoji

    <中村のコメント> 
  昨今NHK報道のオカシサは方々で指摘されているが
、特にこうして数字で明確に示されるまで、気付かぬ事
が多いものだ。

 なるほどこれは馬鹿げたキャンペーンではある。中に
はまじめな番組もあって、民放のくだらなさに辟易して
いる身にとって、ある意味オアシスの感さえあるのだが
、いったいこの局には、自浄作用などないのだろうか?

 クーデターとまでは言わないが、いい意味での「内部
告発」が待たれる。
 
   
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 100万人がキャンドル灯して        
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     「セーブ・ザ・フューチャー」だって
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        ―あきれたNHKの倒錯 
        ━━━━━━━━━━━━     
     

                   米島 勉

 6月14日の読売新聞の週間番組案内を見て目を疑い
ました。6月21日のNHK総合テレビで、夜7時30
分からセーブ・ザ・フューチャーなる番組があり、副題
として「100万人のキャンドルナイト」とあるのです。
まさか、と思ったのですが、今週になってNHK自体
が番組予告として映像を流しており、たしかにろうそく
を灯しているようです。

 こんなことってありますか。NHKがセーブ・ザ・フ
ューチャーと銘打つからには環境関連の特集だな、とは
見当がつきますが、なぜキャンドルナイトなのでしょう
か。

 NHKが夢中になっている環境問題の手法からすれば、
主題は人為的二酸化炭素排出阻止キャンペーンでしょ
うが、ろうそくを灯すのは人為的二酸化炭素の排出その
ものではありませんか。

 たかがろうそくだから、と云うのでしょうが、簡単な
算術計算をしてみましょう。

 仮にろうそく1本100グラムとします。100万人
がそれぞれ1本ずつ持つとすれば、ろうそくの重量は1
億グラム、トンに直せば100トンです。

 100万人が持つのですから、高級な木蝋などを使う
とは思えませんので、石油系のパラフィンと考えるのが
自然でしょう。

 石油パラフィンは直鎖炭化水素系と考えられますが、
炭素と水素の原子量をそれぞれ12および1とすれば、
ほとんど炭素と見なしてもいいでしょう。つまり、ろう
そく100万本は炭素100トンと見なしていいでしょ
う。

 100トンのパラフィンを一斉に燃やすとすれば、二
酸化炭素367トンになります(100×44÷12)。

 これってNHKが憎んであまりある人為的二酸化炭素
の増加ではありませんか。

 こんな矛盾はありません。環境保護キャンペーンが環
境汚染を助長しているのです。なあに367トンなんて
ごくわずかだよ、とは云わせません。

 NHKは、一方では1グラムの二酸化炭素すら目の敵
にしたキャンペーンを繰り返してきたのです。こんな倒
錯を許してよいのでしょうか。

 逆の見方ができます。豊作祈念にせよ、環境保護にせ
よ、キャンドルあるいは火を燃やして祈る、ということ
は、人間の本能に添ったものなのです。

 人類がその進化の過程で火を手にすることによって、
夜を明るくし、猛獣の襲来を避けることができるように
なりました。だからこそ、火を自由に扱う者が集団の長
になったり、祈りの場では必ず火を点してきたのです。

 人間は火無くしては動物の頂点には立てなかったでし
ょうし、それは同時に人為的二酸化炭素の排出を不可避
のものとしてきたのです。

 ですから、目下ヒステリックに繰り返されている人為
的二酸化炭素排出規制そのものが、人類にとっては矛盾
なのです。

 NHKが、セーブ・ザ・フューチャーと称してキャン
ドルを灯して祈りを捧げるのは、それこそ「語るに堕ち
た」ものと云えます。

 環境保護を訴えるのに、キャンドルナイトを強行する
というのは、倒錯そのものではないでしょうか。 

                                              
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 わたなべりやうじらうのメイル・マガジン
     「頂門の一針」 1578号  6月16日より
 ⇒ http://www.melma.com/backnumber_108241
        
   <中村のコメント> 
 私にも「日本語も満足に読み書きできないのに、英語
なんて〜」という持論はある。ただ私のような「英語ベ
タ」が言ってもまるきし迫力がないが、「小学校英語 
不要論」が、極めつけの英語達人3人の共通意見と言う
から嬉しくなった。

 出来ればぜひ前田さんにお骨折りを戴いて、この問題
を特集として取り上げたい者だ。 

 

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 小学校英語 不要論
■□■━━━━━━━
                   前田 正晶

梅雨の晴れ間を狙って、いわばアメリカ系日本人が3人、久し振りに出
会って4時間語り合った。1名は当方の日本の会社時代の同僚でスタンフ
ォード大のビジネス・スクールの客員教授をしていた、ハーヴァードの
MBAのYM氏。

もう1人は最初に転身したM社の同僚で滞米会社員生活30年以上で、永住
権を持つリタイヤーしたばかりで最年少の65歳のSM氏。全員苗字の頭文
字がMだったのは偶然の一致か。

過去・現在のアメリカ事情も語り合ったが、何分にも此処30年ほどはそ
れぞれ異なった環境で過ごしてきたために、語りたい材料が多すぎて当
方の狙いであったアメリカの景気とその先行きについてに関して過ごし
た時間が30分もなかったのは、一寸残念。

私から見た当日のハイライトは、3人の意見が完全に一致した「小学校か
ら英語を教えるという、我が国の教育方針が愚かであると真っ向から否
定した」ことだった。

YM氏などは「高校からでも間に合う」とまで言ったのも面白い意見とし
て聞いていた。SM氏はお子さん達が皆アメリカで大学を終えアメリカで
就職している一家なのである。

その彼が「日本語教育を徹底してからこそ、英語を勉強させるべき」と
語気鋭く論じたので、我が意を得たりと大いに満足で、大歓迎だった。

因みに、彼は藤原正彦氏(御茶ノ水大学名誉教授)と中学以来の友人で
藤原氏の英語教育論を全面的に支持していた。此処で注目して貰いたい
ことは、3人が3人とも高い英語力を絶対的に必要とする仕事をしていな
がら、早期英語教育の必要性を真っ向から否定したことである。文科省
よ、この意見を何と聞く。

この3人の意見の内容は藤原氏が既に公表されたものと同じであるから、
此処に詳しく述べる必要はない。それに当方の長年の主張であることを
付記すれば十分であろう。

アメリカの経済情勢の面ではYM氏が「今年5月で自分のクラスを終えて
MBAを取得した32名の内、未だに就職できていないのが2名。これはスタ
ンフォードとしては異常な出来事。

さらに中にはMBAでありながら1年間の試用期間という条件の採用まであ
ったほど、アメリカの就職戦線は厳しくなった」と語ったのが印象的だ
った。

私には彼が「何もこれだけで言うのではないが、アメリカの景気が底を
打ったとか、上向いたなどと言うのは希望的観測だろう」と楽観論を一
蹴したのが印象的だった。

因みに、スタンフォード大学(Stanford University)はアメリカ・カリ
フォルニア州スタンフォードにある東部のアイヴィー・リーグの大学に
匹敵する全米屈指の私立大学である。特にそのビジネス・スクールの評
価が高いので、我が国からも多くの留学生が集まっている。

そのビジネス・スクールで修士号を取った人たちが就職難であるとは驚
きであるし、アメリカの不況の深刻さを示している。

その他、社会情勢、人種問題、医療行政、保険等の福利厚生等々も語り
合ったが、余りにも多くの話題が出たために、あのまま語り合っていれ
ば翌日になっても終わらなかっただろう。そこで誰言うともなく、日の
ある内に再会を約して解散した。誠に意義ある4時間だった。


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 タニシ文庫 6月号より転載
 http://www.tanishi.co.jp/bunko02/

   <中村のコメント>
 リニューアルされた「新タニシ文庫」だが、色々世話
になっているタニシ企画印刷のビジネス色の全くないホ
ームページで、社長の一言・本エッセー以外に、きれい
な花や小鳥・昆虫の写真・書評、それに私の文などが毎
月送られている。 

 ぎすぎすした文章しか書けない私にとって、風彦さん
のエッセーは、いつも新鮮である。同じホテルを見ても
、見る人感性や感受性によって、それぞれ違った思いや
受け止め方があるものだ。

 ぜひ一度、知覧のホテルを見たいものだが、いまはそ
れもかないそうにない。

  
■□■━━━━━
 「ホタルと霊魂」             
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       ― 初夏の風物詩への思い
       ━━━━━━━━━━━━

                    風 彦  

 ホタルには霊魂の伝説がある。現世の愛しいひとのも
とに、舞い戻ってくるという。

 歌人・窪田空穂も詠んでいる。

  其の子等に/捕られむと母が魂/
  蛍となりて/夜を来たるらし

 近年は汚染された環境の再生をはかり、ホタルの幼虫
の餌になるカワニナの生息する清流の復活でホタルを蘇
らそうという地域活動もある。ホタルの飛び交う幽玄な
光景を知らない人には、霊魂伝説も信じ難いだろう。

 霊魂伝説の舞台は、清流ではなく人間社会にある。ラ
フカディオ・ハーンのエッセイ「蛍」にも、生きている
人間の魂がホタルになった話があった。

 ホタルの霊魂物語で耳新しいのは、敗戦まぎわの特攻
基地、知覧での「ホタルと特攻隊員」をめぐる秘話。「
死んだら必ずホタルになって帰ってくる」と言い残して
出撃。そしてホタルになって別れを惜しんだ食堂のおば
さんのもとに帰ってきたという。

 知人の山口積さんは、好奇心旺盛な人で、二年前、こ
の霊魂話を検証するため知覧を訪ねた。それは事実だっ
た。その手書きの一文を読ませて貰った。山口さんは、
現在、八十四歳。広島市安佐北区亀崎在住。昭和十九年、
最後の召集兵として出征。中国戦線では、大陸縦断千
六百キロの行軍で九死に一生を得て復員。東洋工業(現
・マツダ)の工場設計担当に。戦争の悲惨さを訴える「
平和論者」。

 ホタルといえば、戦前、戦中派の人間には小学唱歌の
「螢の光」。

  ほたるの光/窓の雪/書(ふみ)読む月日/
  重ねつつ/いつしか年も/すぎの戸を/
  明けてぞ/けさは/わかれゆく」

 この惜別の歌は、スコットランドの古い民謡に十八世
紀、詩人のロバート・バーンズが詩をつけたもの。

 私には忘れがたい「ホタル」がある。東広島市志和堀
の酒造会社「千代乃春」の銘酒「ホタルの舞い」。蔵元
の近くの小川に群生したホタルにちなんだ銘柄。冷酒が
ことのほか美味かった。江戸時代中期の創業の蔵元。こ
の二月、廃業に至った。これまた惜別の情ひとしおであ
る。

 昭和から平成へ。時代の変革は激しい。環境破壊は、
日本人の心情までも蝕む。ホタルの醸し出す風物詩は、
風前の灯のごとく揺らぐ。心ある人々は、叫ぶ。野も山
も川も、自然の再生こそが日本人のルネッサンスである
と。

  ほっほっ/ホタルこい/こっちの水は/甘いぞ/
  あっちの水は/にがいぞ

 少年時代のホタル狩りがなつかしい。 

         				 
**************************************************
  <中村のコメント>
 同じく毎月本欄に寄せていただいているのが、幾田篤
の五行歌である。私を介してお互いに親しくなられたが、
さて「五行詩」と「五行歌」の違いだが、特に定義の違
いはないように思う。

 あるとすれば五行詩にはそれぞれ毎にタイトルが付く
ことぐらいだろう。あとは詠み人の個性の違いだけでは
ないだろうか。

 ともあれ田中さんが先般贈って下さった、小さな手作
りの詩集が実に第11集である。中途で現代詩の世界か
ら脱落した身にとって、まさに驚異的だというほかない。

 今後とも活躍を期待したい。

   
■□■━━━━━━
 6月五行詩「薫風」           
■□■━━━━━━               

                             田中 薫

     「言葉は・三」


    言葉は意思疎通の
    為だけでなく
    人間の精神を
    育成し熟成する
    為にあるのです


     「言の葉・三」

    長い年月を経て育った
    大木が人の心を捉えて
    魅了するように
    言の葉を深く学んだ人も
    人を強く惹き付ける


     「一心に」

    生きる極意とは
    その時その場に置いて
    無我夢中に心を打ち込む
    一心不乱に心を注ぎ込む
    ただただ一心に傾ける

               
**************************************************

   <山口県(および周辺)の方にお知らせ>

 地球科学・天文学(特に隕石関連)の権威、三浦保範
先生の市民講座です。誰にでも分り易くお話し下さいま
す。
 夏休みの時期です。ご興味のある方は(遠方の方でも)
ふるってご参加下さい。  (中村)
  
          <記>

      山口大学の夏期恒例公開講座

 “ 地球環境の主役『炭素と塩素』の謎を探る ”
◎日時:7月25日(土)・8月1日(土)・8日(土
)
      いずれも10時〜12時まで

◎対象  市民一般

◎定員:  40名
 
◎場所:山口大学吉田キャンパス
      山口市吉田1677-1

◎参加費:  4500円 (3回分)

◎申込・問い合せ先:
       山口大学エクステンションセンター
    753ー8511 山口市吉田1677-1
   TEL.083-933-5059 Fax.083-933-5029  
   mail to : kyoutu@yomaguchi-u.ac.jp                 

       
 
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     <縄文塾通信6月−6号 編集後記>
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  私の病気で中断していた、旧制中学時代の友人との「
洋酒をたしなむ会」を、先月から1名増えて再開、昨2
4日にも同じメンバーで集まった。会場貸しの私はタダ
だが、各自会費がその都度1000円、半分は追加の酒
代で、残りは私が預かって簡単なつまみを買う。

 本当のところ、私は日本酒かビール、あるいは焼酎の
オンザロックがいいのだが、なんとか甘いカクテルに付
き合っている。一友人曰く、毎月同級生で「洋酒をたし
なむ会」をしているといったら、誰もがその歳で洋酒?
と驚くんだ」とにやついている。

 ただ二人で半人前の我が家では、重い洋酒の出し入れ
がつらいので、前回から当番で早出を決めて出し入れし
て貰うことにした。カミさんは「わざわざ遠くから来て
もらって金まで頂戴して〜と恐縮するが、思い過ごしか
どうか、みんなどうもこの毎月の逢う瀬が楽しみでしょ
うがない風情?なのだ。  (中村)

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           < 縄文塾通信 告知板>
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 ダライ・ラマ法王亡命50年記念
   ダライ・ラマ法王の実妹

      <ジェツン・ペマ女史講演会 >
 タイトル:
  “ ヒマラヤを越える子供たちの未来と平和 ”

◎日時: 7月月6日(月)
      午後18:00〜20:00

◎プログラム:
 18:00 :開場 
 18:30〜 ドキュメンタリー映画上映会
    「ヒマラヤを越える子供たち」詳しい情報 
 19:00〜  ジェツン・ペマ女史講演会

◎場所:広島県民文化センター多目的ホール
   〒730-0051 広島市中区大手町1丁目5-3
   TEL(082)245-2311 FAX.(082)245-2315     

◎主催:ジェツン・ペマ女史講演会実行委員会

◎会費:無料(友人をお誘い合わせて多数参加下さい)

◎申込 ⇒ http://www.mmba.jp/news/jetsunpema.html
  (人数記載の上)参加申込み下さい。


        *     *    *    *

         <時事講演会>
 タイトル
      “ 国を愛し 国を信じ ”

          前航空幕僚長 田母神 俊雄氏        

 ◎日時  平成21年7月15日(水)
     講演会:(開場18時)開演18時30分
     懇親会:(開場20時)開演20時15分
 ◎場所  八丁堀シャンテ 3階
       広島市中区上八丁堀8-28
       Tel.082-223-2111
 ◎会費 講演会: 2000円(注:チケット有り)
     懇親会: 4000円   

 ◎申込   FAX. 082-850-3232 宛
  記入:参加者氏名・会社名・出席(双方あるいは
     一方のみの別を明記)・住所・電話・Fax.
       を記入下さい。 

    <注:>
  チケットはチケットぴあ・デオデオ本店プレイガ
 イド・ヤマハ広島店プレイガイド等でお求めになれ
ます。


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  ■第1回  新しい『自然とひと』との出会い

    『太田川を学ぶ会』

     講師:佐々木正孝氏
   <略歴>
 前戸河内史編さん室専門員、現 在、障害施設
「あすなろ園」に勤務。
 戸河内町に 住み、地元にて様々な活動をされ、
 中国新聞「緑地帯」欄に『西中国山 地有情』
 を連載した。

 ◎日時:7月26日(日)18:00〜20:00

 ◎場所:アステールプラザ 4F 和室
   (電話:082-244-8000)

 ◎会費:1000円

 ◎申込先: 中川
   mail to keiko@leo-plan.co.jp 
      携帯 No: 090-7540-8975     
 
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