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執筆は主筆中村およびゲストライターで構成し、縄文関連から世界・日本における最新時事問題批評まで、幅広い現象・事象を紹介している。

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2009/05/15

縄文塾通信 9年5月号-5(385号)

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◎寄稿・ご意見など歓迎します。
◎転載は歓迎いたしますが、出処だけは明記下さい。
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   縄文塾通信 <9年5月号−5(385号)> 
      縄文暦12009年5月15日
 ★縄文塾HP http://joumon-juku.com
 ★中村キャッスルゲイトHP  http://joumon-juku.jp
 ★縄文ブログ   http://joumontn.jugem.jp/
 ★「縄文塾通信」メルマガ登録は
     http://www.mag2.com/m/0000184916.html
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       <5月号ー5(385号)目次>
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◎巻頭言               中村 忠之
◎西洋史論の欺瞞性を衝く! (6)     中村 忠之
◎恥ずかしい国に住んでないか     佐藤 守
◎個人通報制度は、私たちの未来を救うのか
                                      根屋 雅光
◎怖い漢字              金谷 武洋
◎編集後記
◎縄文塾通信<告知板>
◎推奨サイトの紹介
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               <巻頭言>
  5月11日(月)、今まで辞任しないと言い続けてき
た民主党小沢さんが、突然辞意を表明した。折しも「新
型インフルエンザ」日本での初発症で持ちきりの中、各
メディアは一斉にこの問題を取り上げたが、ごく最近ま
で「辞任しない」旨言い続けてきた小沢さんに、どんな
心境の変化があったのか。それとも検察の手が迫ってき
たのか。
 個人的な意見だが、あの1桁しか支持率のなかった麻
生さんが3割に復帰した後では、やはり「決意表明は遅
きに失した」という思いがある。と同時に、院政を敷こ
うというあざとい考えでは、民主党の人気復活は望みに
くいのでは?
 はてさて旧金脈田中派(だった)首領のもとに、護憲
派・旧自治労幹部・市民運動家が混在するという寄り合
い所帯の民主党を、すんなり纏めきれる人材がいるのか。
鳩山さんでは軽すぎる上、小沢さんベッタリだし、い
くら清廉潔白だといっても、小泉選挙で大敗した堅物過
ぎて愛想がない岡田さんで戦えるのか? それに果して
主義主張も言動もてんでバラバラな同党を纏めきる求
心力やカリスマ性は?……。 
 国民に人気のあった庶民派河村たかし氏が去った民主
党、開かれた党内選挙もだが、せめて国民の目線から見
て納得のいく人が党首として名乗りを上げれば話は別だ
が、なんでも党首選までの期間があまりに短いと言った
(国民に人気のある)長妻さんを、小沢さんが恫喝し、
一喝したいわれている。民意を無視した姿勢で果して選
挙に勝てるのか?。 
 新党首は明日5月16日で決まるが、本当の回答は何
ヶ月か後に出る。 (中村)  
      
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  西洋史論の欺瞞性を衝く! (6)
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     ダーウィニズムとマルキシズム
     ━━━━━━━━━━━━━━

                  中村 忠之

  ダーウィン『進化論』の行方

  現代科学における生物進化論の方向性を確立し、重要
な功績を残したことでもっとも著名なイギリス人として
今なお高い評価を受けているのが、ご存じチャールズ・
ロバート・ダーウィン(1809〜1882年)である。

 もっとも今の分子生物学・遺伝学から見れば、当然な
がら誤謬もあるし否定されるべき部分も多いのだが、当
時まだキリスト教会が思想的に大きな力を持ち、自然科
学や物理学、とくに生物学に大きな制約を課していた時
代だったから、彼の業績は賞賛してあまりある。

 ただ不幸にも彼は、彼と同時代に「遺伝学」の研究を
行なっていたオーストリアの生物学者で修道僧でもあっ
た、グレゴール・ヨハン・メンデル(1822〜1884)とは
遂に接するチャンスを持たなかった。

 我々が中学・高校時代に習った、有名なエンドウの交
配実験から得たメンデルの遺伝理論は、当時修道士とし
ての立場や、ダーウィンの「進化論」の「突然変異説」
の影に隠れた形になって終わったたが、その後「ダーウ
ィニズム」の矛盾や否定の動きの中から、この2つを結
び付ける新しい生物学「ネオダーウィニズム」として復
活し生き続けている。

 ここで取上げるのは、ダーウィンの業績云々ではなく
、彼の進化論における淘汰説を、人間世界における階層
性や優劣性、経済理論にねじ曲げて一向にはばからない、
西洋史論の大いなる欺瞞性の指摘である。

 ユダヤ系ドイツ人で共産思想の祖カール・ハインリヒ
・マルクス(1818〜1883)は、祖国ドイツから逃れてパ
リにいた時、1848年2月のフランス二月革命に遭遇して
警察に抑留され、それを契機に盟友エンゲルスを頼って
ロンドンに亡命する。

 翌1849年にダーウィンの『種の起源』に出会い、彼の
革命思想に大きな影響を与える理論として感銘を受ける
と共に、かれの畢生の書『資本論』に、ダーウィンの推
薦の辞を求めるが、ダーウィンは無視したという経緯が
ある。

 さてマルクスの意図だが、ダーウィンの「優勝劣敗」
「弱肉強食」という生物界の食物連鎖の仕組みを、資本
家と労働者の関係に擬するという発想であった。
 さてダーウィンがどこまでマルクスの意図を見抜いた
かどうかは不明だが、結局マルクスの希望は不発に終る。

 ところがマルクスの『資本論』が世に出るや、彼の共
産主義的イデオロギーから、この「優勝劣敗」「弱肉強
食」という思想は、その後も資本主義・金融市場におけ
る基本的理論として、あるいは欧米列強の植民地主義思
想の根幹となって一人歩きを始める事となった。地下の
ダーウィンは、はたしてこの傾向をどのように受止めて
いることだろうか。


  マルキシズム誕生の舞台背景

 ではなぜヨーロッパで、「マルキシズム」という過激
な思想が生まれたか。私たち日本人は、ごく単純に彼の
思想のみをを抽出して判断しがちだが、当時のヨーロッ
パには──彼の住んだパリ、そして亡命先のロンドンだ
けでなく──抜きがたいほど過酷な、支配者と被支配者、
裕福層と貧困層が存在したことを忘れてはならない。

 中世に於いては、王侯貴族+キリスト教会対庶民とい
う単純な階層構造であったものが、プロテスタントを生
んだ宗教革命や、封建制度打破というフランス革命など
によって台頭していった市民層の中からブルジョワジー
層が生まれ、新たに「資本家と労働者」という対立軸が
形成されていった、ちょうどその時期だったのである。

 たとえば、ヴィクトル・ユーゴー(1802〜1885)の名
作『レ・ミゼラブル』や、チャールズ・デイケンズ(18
12〜1870年)の『オリヴァー・ツイスト』などを読めば、
当時のパリやロンドンにおける下層階級の悲惨さが浮
かび上がってくる。

 こうした過酷な社会背景があったからこそマルクスの
『資本論』が生まれ、「共産思想」が誕生し、ロシア革
命が発生したのである。おそらくマルクスは、当時の社
会環境を、真剣にダーウィンの「優勝劣敗・弱肉強食」
説にダブらせたに違いない。

 ちなみにダーウィンは、最近破綻が伝えられて話題を
呼んだイギリス磁器の名窯ウエッジウッズの一族という
富裕層であって、働くことなく執筆に専念できた境遇で
あり、その点でもマルクスを受け入れることは出来なか
ったに違いない。

 また当時は、植民地を多く持っていたイギリスと、ほ
とんど待たなかったフランスとでは、その影響の差は大
きかっかったが、同時に「産業革命」という大きなパラ
ダイム変換期でもあった。

 イギリスにおいては、植民地インドからの綿布が輸入
され、下着用として大いにもてはやされるようになると
、下着用毛織り職人に大きな打撃を与え、しかもそれに
追い打ちをかけるように、高性能の機織り機が彼らの職
を奪っていった。

 イギリスによってもたらされたインドの綿布と自動織
機の発明は、またたく間にヨーロッパ中に広がり、各地
で毛織り職人という「失業者の群れ」を量産させていっ
たのである。

 たとえば当時の職人にとって、ロボットは人の職を奪
う憎むべき存在であったように、ヨーロッパに於いて技
術革新とは、労働者の憎むべき宿敵であったと言っても
過言ではない。

 そうした時代背景と社会環境とがあったからこそ、共
産主義が生まれ、労働者や彼らの指導者たちに受け入れ
られていったのである。

 そうした彼らの心情は、ロボットマシーンに愛らしい
名前を付けて重用するというメンタリティを持つ日本人
には、とうてい理解できないものであった。

 すなわち日本人にとって、ロボットの前身は愛らしい
動作をする「からくり人形」であり、また幕末において
始めて西洋の機械技術に接した日本人の反応は、飽くな
き好奇心であり、同時に「これなら自分でも出来る」と
いう、DNAにしっかりと刷り込まれた、縄文発の「モ
ノづくり技術」であった。

 大江志乃夫『ペリー艦隊大航海記』は、ペリーの船に
乗船を許された人たちが、なんら恐れることなく船の設
備のあらゆる箇所に、驚くほどの好奇心を示したことを
印してい。

 このことは指揮官ペリーをいたく驚かせ、「この国は
将来(工業)技術で成功を収める国になることは間違い
ない」と言わしめのである。
 
   本『西洋史論の欺瞞性を衝く!』
    シリーズのバックナンバーは
 ⇒ http://joumon-juku.jp/seiyou/index.html

よりご覧下さい。

   
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  軍事評論家佐藤守のブログ (5/9)より
 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20090509/1241862013

   <中村のコメント>
 さすが楽天的を自負する私でも、随分考えさせられる
問題である。こうした破廉恥な行為・行動が柏崎市の社
会主義系市長によってなされたこと、そうした市長を選
んだ市民の存在があること自体、まことに恥ずかしい次
第である。
 なおこうした問題が──今回のNHK報道の虚構をマ
スコミのほとんどが報道しなかったように──全国の人
たちの耳に届かなかったこと自体、指弾されてしかるべ
きである。
 いま新聞社を先頭にマスメディアの凋落が伝えられて
いるが、本来なら、そうした市長の行為を糾弾するのが
役目なのに、それを放置し助長しているようでは先が見
えている。
 その反面、ネット上での情報が中心になっていく動き
がさらに加速することだろう。
 とはいえ、今の日本を「恥ずかしくない国」に戻すに
は、大きなエネルギーの結集しかない。
  もし本紙読者の中に柏崎市の方で、「ケマル・アタチュ
ルクの記念像」を丁寧に復元して、トルコ大使館に返還
するという運動を起こされたいという方がいれば、微力
ながら(本紙での)広報と友好メルマガにも通達依頼の
労を執り、併せ貧者の一灯を捧げたい思いである。
 

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  恥ずかしい国に住んでないか
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                   佐藤 守  

 8日の産経「正論」欄に、表記の題で古田博司・筑波大
大学院教授が書いているのだが深く考えさせられた。

 「もういいかげんに覚悟を決めたらどうだろうか。中
国には海を奪われ、油田をかすめ取られ、毒食を送りこ
まれて知らぬ顔の半兵衛を決めこれ、国連で常に妨害さ
れ、韓国には島を占領され、野球のWBCのマウンドに
太極旗を立てて侮辱され、ミサイルを発射され、これら
特定アジアからそろって偽史まで強要されている。その
ような恥ずかしい国に住んでいくという覚悟を、もう決
めた方がよいのではないか」という書き出しなのだが、
“海の向こうの三種一様の国”という表現がまた面白い。

 「日本軍と戦わずしてアメリカに解放してもらった国
(韓国)、少しゲリラ戦をしたが大負けに負けてソ連の
傀儡にしてもらった国(北朝鮮)、別の人たちが日本軍
と戦っている間に山で英気を養い、戦後、前に戦ってい
た人々を追い出して独立した国(中国)。

 これらは日本に戦勝したという偽史なしには国民の物
語が作れない国々であり、これからも絶えず日本と戦っ
ていると国民にアピールするために、日本の主権を侵し、
侵略をし続けることであろう」というのだが、「日本が
敗れてからは、それらの遺産を活用した韓国は栄え、払
拭して社会主義を始めた中国や北朝鮮は、あるいは遅れ、
あるいは衰えていったのであろう」と言うに至っては実
に明快で的確な表現である。

 古田教授は「時代は変わって、いまや世界は四つの国
家群に分けることが出来る」とし、「進歩主義は幻想と
なり、静的に四群が並存するだけの世界」には「資本主
義も民主主義もできる国」「資本主義はできるが民主主
義ができない国」「資本主義も民主主義もできない国」
「何もできない国」の4種が存在し、「後の3つは大体
独裁国であるから、いかに人間存在が独裁好きかという
ことがよくわかると思う。独裁国家は民主主義を排除す
るために、陰に陽に協力し合う」と書いたが全く同感で
ある。

 そして「資本主義はできるが民主主義ができない国々
がテロ国家を番犬のように使い、影響力を世界に拡大し
ようとする戦略は、かっては社会主義で貧乏だった大国
が、昔の野望を実現できるようになったということだけ
なのかもしれない」と締めくくったが、世界の現状を言
い当てて妙だと思う。

 ところで「テーミス」5月号の「日本警世」欄に、
「トルコの好意を無にした日本を貶める国辱市長」とい
う題で、高山正之氏が、新潟県柏崎市の「社会主義系市
長」会田洋市長の国際的非礼を取り上げている。

 90年代半ばに新潟県柏崎市がオープンしたテーマパ
ーク「トルコ文化村」に、トルコ政府から送られたトル
コ建国の父、ケマル・アタチュルクの記念像が、野晒し
にされているというのである。

 当初はテーマパークの広場の中心に、高さ5メートル
のケマル像が堂々と飾られていたのだが、バブル崩壊で
不況になり赤字倒産、「心配したトルコ大使館は在日ト
ルコ企業の出資も含めた支援を、柏崎市の会田洋市長に
伝えた」が、「社民党系の会田市長は再三のトルコ大使
館からの申し出に返事もせず、ブルボン(支援を申し出
た製菓会社)の計画にも関心は払わない。あげくに、地
元のラブホテル業者にテーマパークを払い下げてしまっ
た」という。

 トルコといえば、ロシアを倒した日本を尊敬し、明治
23年に紀州沖で遭難したエルトゥール号の乗員たちを、
村人たちが命がけで救ったことを忘れずに感謝してい
る国である。

 1980年9月におきたイラン・イラク戦争で、「イ
ランに在留する外国人が自国の救援機で脱出する中、日
航は共産党系乗員組合が運行を拒否、自衛隊機の出動は
社会党が反対して日本人だけがテヘランに取り残された」
時、「昔、勇気をくれた日本人のために」と、トルコ
が救援機を差し出してくれたおかげで200人を越える
日本人が脱出できたのだったが、120年も前の189
0年の恩を忘れないトルコに比べて、わずか30年前の
恩を忘れている日本人がいることが情けない。

 「トルコ大使館は会田市長の『日本人とは思えぬ品位
のない行為』を怒り、『せめて寄贈したケマルの像を、
和歌山にある串本のエルトゥール号記念館に移して欲し
い』と文書で伝えた。しかし彼は『売っちまったものに
市は口を出せない』と突っぱねたという。こんな男が市
長として選ばれたことに慄然とする」と高山氏は書いて
いるがあきれてものも言えない。

 会田市長がテーマパークをラブホテル業者に払い下げ
た経緯は不明だが、「会田市長は全共闘の出身で、心情
は社民党と同じ。テヘランへの自衛隊機派遣を潰して日
本が国の恥をさらしたのを社民党は手を打って喜んだ。

 それと同じにトルコが怒り、日本の評判が落ちるのは
むしろ彼は望んでいるようにすら思える。かくてラブホ
テル業者の所有となった施設は荒れ放題。ケマル・アタチ
ュルクの像は台座から外され、青いビニールシートにく
るまれたまま野晒しにされて今に至っている」という。

 「日本の評判が落ちる」のを「むしろ望んでいる」よ
うに見える会田市長はおそらく日本人ではあるまいと思
う。だから平然と日本が「世界に恥をさらす」のを喜ぶ
のであろう。

 「正論」欄に古田博司・筑波大大学院教授は、恥も勇気
も忘れた日本人は「そのような恥ずかしい国に住んでい
くという覚悟を、もう決めた方がよいのではないか」と
書いたが、いち早く、柏崎市民は「覚悟を決めて会田市
長を指導者に選んだ」に違いない!

 豚インフルエンザが蔓延しないように、政府は必死に
“戦って”いるが、同時に高山氏が指摘したような国際
的非礼も蔓延しないように十分配慮して欲しいものであ
る。

 1980年9月に、トルコが救援機を差し出してくれ
たおかげでイランから無事に脱出した200人を越える
日本人たちが今どうしているか知らないが、この事実を
知ったらどうするだろうか?200人全員が会田市長の
ような“全共闘”出身者ではないと思うのだが……

 とまれ、私は、こんな恥ずかしい国に住んでいること
を『情けなく、恥ずかしく』は思ったが、そんな中で生
活していく覚悟は絶対にできない一人である。

               
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  <中村のコメント>
  根屋さんは、ごく最近メール交換が始まった大阪在住
の方で、かつては筋金入りの共産党員で、自治労の役員
などを歴任後、真性保守に転向という経歴をお持ちであ
る。
実名で論評の発信など、その勇気に感銘を受けるが、考
えてみれば、保守から革新──とはいうものの、反対に
現状墨守に汲々とした──左翼に転向したという話を聞
かないところが不思議と言えば不思議である。
 なお勝手ながら、添付資料は割愛させて頂いた。ご希
望の方は中村まで〜。

 
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 個人通報制度は、私たちの未来を救うのか
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            アムネスティ5月号に思う
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                   根屋 雅光

「選択議定書(女子差別撤廃条約の)を批准してはなら
ない」


「明日への選択」5月号は表題のテーマで警告を発して
います。同誌を拝読して感じたこと、日頃考えてきたこ
との一端を述べてみます。

条約を批准しているのだから、選択議定書の批准は当然
では。

個人が国連へ通報できるなんて素晴らしいことではない
か。などの言葉が聞かれるのが、この「個人通報制度」
であります。


【推進しているのが左翼勢力】

ではこの「個人通報制度」を含む選択議定書の批准を声
高に叫んでいるのは誰あろう。 

民主、共産、社会などの左翼政党です。しかし、問題は
この政党だけでないところにあります。この議定書批准
の推進派は、「日本女性差別撤廃条約NGOネットワー
ク」(JNNC)が中心でそれに、日本共産党系の各種
団体、慰安婦問題推進団体、夫婦別姓等の民法改正勢力、
部落解放同盟、朝鮮総連などが連なっています。

政党だけなら、国政上の意見の別れる問題ならこの組み
合わせはありうるでしょう。しかし、この推進している
勢力に左翼運動団体が存在していることを知ると、本質
をしっかり把握しておかないと大変な事になります。


【「個人通報制度」とは 】

女子差別撤廃条約で保障される権利を侵害された個人や
団体が国連女子差別撤廃委員会に申立(通報)を行うこ
とができる手続であり、委員会は23人の個人専門家か
ら構成されています。日本からは、日弁連の林陽子弁護
士が委員になっています。彼女は政府から独立した人権
擁護機関の設立を主張されてきている弁護士です。この
委員会は国からの書面による回答・反論を踏まえ個人通
報を検討するものです。

「明日への選択」はこの点を詳細に述べています。「個
人を国家主権と鋭く対立する側面」を持っていると指摘
即ち最高裁も認められなかった個人の権利を、国家に
認めさせる制度といえます。我々個人は集団として地域
共同体を構成し、それが国家という組織に発展して、日
本という国家組織を構成しています。当然個人の権利は
最大公約数として、認められ、時と場合により、当該個
人の権利と相容れない事態が発生することもありえます。

それでも、国連委員会の勧告が日本の法の改変が実現す
るまで執拗に求め、左翼勢力が主張する「法的拘束力は
ない」という言辞は、何の根拠もないその場限りのもの
です。

女子差別撤廃条約選択議定書批准されますと、他の人権
条約の選択議定書の批准をしない理由がなくなり、全て
の人権条約の選択議定書を批准することに直結します。

国内全ての人権関係の最高裁での判決は、国連へ通報さ
れることになります。

例えば現在論議となっている不法滞在親子の問題は、
「父母と共に生活する権利侵害」として国連に通報されま
す。不法滞在者に在留特別許可を与えるか否かという国
家の主権行使の問題が、児童の権利の問題にすり替えら
れてしまい、国家の主権が侵害されます。

最高裁で敗訴しても、国連にその事柄について訴えるこ
とが可能となるため、外国人参政権、同性どうしの結婚
の権利などについて、わが国の法律や制度を訴える訴訟
が次々に起こされ、最高裁の否定判決が出た暁には国連
各人権条約委員会に通報されるのです。

「明日への選択」(5月号)はこのあたりも克明に記述
しています。


【条約の第一次解釈権は締約国から解釈・適用の機能は
委員会へ】

カナダの例を挙げて、「締約国は委員会によって国家存
立のための諸価値を破壊されてしまう恐れもある」と
(「明日への選択5月号」)警告しているのは無視できま
せん。

「人権を至上価値とする国連の委員会は、締約国の「安
全」さえ損なうような拡大解釈を押し付けようとするこ
ともある」(同上)とも述べています。

このような国連の勧告が、各級裁判所での審議過程でま
た判決文で、国内法の適用について勧告文の内容が適用
されないとは限らない事態が生まれることも検討する必
要があります。

日弁連は、これまで条約の説明についても、司法対策と
して裁判官を対象にした各種行為を展開してきているこ
とも無視できません。


【民法改正へのステップ】

「明日への選択」(5月号)は女子差別撤廃条約の議定
書を批准した場合に、如何なる問題が発生する恐れがあ
るか具体的に検討しています。

まず、「婚外子差別」と言われている民法の嫡出子と非
嫡出子との問題も、左翼は執拗に訴訟を展開しています。
平成7年最高裁大法廷は合憲判決を下したが、なんと
しても違憲判決を求めたい左翼は、条約の効力を求める
しか方法がない。外部の圧力で国際的水準・民法の国際
化と言う修飾語を活用して違憲判決をなんとしても得よ
うとします。

「明日への選択」(5月号)は「婚外子差別」以外に当
面問題視されているものに、婚姻最低年齢、女性の再婚
禁止期間、夫婦別姓、非嫡出子に対する戸籍、相続権に
関する行政措置の差別などを挙げています。これらは、
これまでの日本の報告に対する委員会の最終報告で懸念
を表明してきています。委員会のこの懸念は委員会が改
善したと判断するまで懸念し続けるでしょう。それが民
法改正への大きな圧力になるのです。

さらに同誌は「慰安婦問題が蒸し返される危険性」まで
も指摘しています。

慰安婦問題はこれまで政府が毅然とした対応をしてこな
かったことが一番の問題点ですが、その政府対応を改善
することなく今も継続していることにも大きな問題があ
ります。

女子差別撤廃条約を批准して、この条約批准が要因で改
正された法体系として、所得税に関して扶養家族手当て
の改悪、男女機会均等法、就労条件の中の女性保護の観
点のからの就労禁止条項の排除など数え上げればきりが
ないほどである。

その他の人権条約、児童の権利条約等の議定書を批准す
る障害もなくなり、全ての人権条約の議定書が批准され
てしまうでしょう。

自民党の国会議員には、この議定書の批准を問題なしと
する議員が少なくありません。 

女子差別撤廃条約の国会での批准に当たって反対した自
民党議員は皆無と聞きます。

この自民党議員の怠慢が、今日の法改正だけでなく過激
な性教育、ジェンダーフリー教育等の問題などにも悪影
響が現れている。

今回の議定書問題を論じた、自民党内委員会での否採決
は、圧倒的多数のネットからの抗議と要請に支えられた
自民党議員の働きに負うところが大きかったと言えます。

以前の国会での女子差別撤廃条約批准で犯した誤り(徹
底した論議もしないで全員の賛成)の教訓が生かされて
いないことに自民党議員の配慮をお願いしたい。
                        
                     
**************************************************
金谷武洋の『日本語に主語はいらない』
 
 <2009-02-23 11:37:38 | 日本語ものがたり> より
http://blog.goo.ne.jp/shugohairanai/e/d076c932171c9bb720e8259d82007bfa

   <中村のコメント>
  わたしたち日本人は、大抵その語源を知らないままで
「漢字」を使用している。ある意味では、明治という疾風
怒濤時代、外国語を「和製(漢字)熟語」に置き換えた
際も、まずその語源なんか意識せずに乱造したように思
える。

 その意味で私たち日本人の非論理的でアバウトな性状
が浮き彫りにされるようだ。

 特に日本で頻繁に使用する「道」だが、それが単なる
道にせよ、あるいは「○○道」という表現にしろ、誰し
もそんな恐ろしい意味などどこかに置き忘れてしまって
いる。

 今更ながら、「道」に代わって「路」とか「径」を使う
ことは、あまりに違和感が大き過ぎる。ある本に、日本
人の感性として、英語の「グレース=grace=優美/上品」
から連想するものに「香り」まで加えているが、実際の
英語には「香り」の形容としては使用していないとあっ
た。 

 さて英語にはからきし弱い頭だからその真偽は知るよ
しもないが、多分「怖い英語」もたくさんあるに違いな
い。おそらく英語の語源の多くは「ラテン語」だと思う
が、以前「交易=trade」の語源は「騙す」だと聞いたこ
とがある。さてどなたかその真偽を知りたいのだが、ど
なたかご教示願いたい。


■□■━━
 怖い漢字
■□■━━

                           金谷 武洋

 先日、二年生のクラスで学生から面白い質問を受けた
習い事の「茶道、華道、書道」から伝統スポーツの「。
柔道、剣道、合気道」まで、なぜ「道」がついているの
か、と言うのである。私は北海「道」生まれですけどね、
と先ずは駄洒落で受けたが、さて、どう答えようか。

 それにしても不思議なタイミングだった。その直前の
一年生のクラスで漢字の「道」の怖さを教えたところだ
ったのだから。毎年のことだが「怖い漢字」に出会うと
クラスがその都度盛り上がる。「道」はその代表的な例
なのだ。なお、怖い漢字については「白川静さんに学ぶ
漢字は怖い」(小山鉄郎著、共同通信社2007年)という
長いタイトルの本があって、今、なかなかの評判だ。そ
の姉妹篇とも言える「白川静さんに学ぶ漢字は楽しい」
(2006年)と並んで大層面白い。勿論、白川さんも怖い
漢字の例として「道」を挙げている。

 部首のシンニョウは、「辻、通、近、遠」などの様に
「人の行く道」を意味する。それと「首」で出来た会意
文字が「道」だが、さてどこが怖いのか。「道」に「首」
が含まれている理由を白川さんは上記の本の中でこう
説明している。「道は、邪悪なものが潜んでいる非常に
危険な場所ゆえに、異族の首を刎ねて持ち、その首の呪
力によって、道に潜む邪悪な霊を祓いながら進んでいっ
たからです」

 血の滴る首を手に持って道を祓う姿、これは相当に怖
い。面白いことに、和語の「みち」にもこの「道に潜む
邪悪な霊」の意味が示されていた可能性がある。「帝
(みかど)」の本来の意味は「御門」であり、「宮(み
や)」も「御屋」だったように、「道(みち)」の「み」
も「御」であったとされるのが通説だ。常識的に考える
と「み」に続く「ち」は先ず「地」であり「路」であっ
たろうが、もしかすると「雷(いかづち)」や「大蛇
(おろち)」の「ち」であったかも知れず、そうなると
「霊(ち)」や「血(ち)」の領域にも入ってくるので
ある。

 初級クラスで教える漢字だが字源がなかなか怖いもの
をもう一つだけご紹介しよう。それは「取」である。右
側の「又」は「何かを取ろうとして伸ばした手」で、そ
の先に何があるかというと「耳」だ。古代中国の戦争で、
敵を殺した証拠に、死体の耳に手を伸ばして、それを
切り「取」ったのだ。敵の大将なら首実検というのがあ
るから「首級」を持って行かねばならないが、単なる兵
士なら「質より量」、多くの耳を集めて指揮官の陣営に
持って行く。それは言うまでもなくご褒美を頂戴するた
めである。集めた耳の数が多ければ恩賞も増えた。

 とは言え、それは中国だけの話ではない。思い出すの
は、京都市東山区の豊国廟の前にある「耳塚」である。
秀吉の、二度にわたる常軌を逸した朝鮮侵略戦争、いわ
ゆる文禄(1592-93)慶長の役(1597-98)で、敵の死体
から切り取った夥しい数の耳(一部は鼻)が塩漬けにし
て秀吉の検分に供されたとされる。その後で、流石に寝
覚めが悪いと思ったか、埋めて供養したのが「耳塚」だ。
字源も怖いが、それよりも身近に史実があるのはさら
に怖い。

 さて、冒頭の学生の質問に戻ろう。「茶道、華道、書
道」にせよ、「柔道、剣道、合気道」にせよ、日本人は
習いごとに「道を歩む」イメージを持っている。それは
決して到達するとこのない道であり、こつこつ、「一歩
一歩」「地道」に、習得に勤しむのだ。道を極めた人を
「達人」と言うが、そう呼ばれる人間国宝のような人で
も「いえいえ、まだ修行中でございます」などと謙遜す
る。それが品格というものである。

 「習う、慣れる、並ぶ、成る」などの動詞もそのこと
を裏付けている。例外なく「nar-」を持つこれらの動詞
は、ある目標に向かって、一歩一歩近づくという意味で
共通している。自分の立ち位置を、その目標に少しでも
近づける、つまり「並ぼう」とする努力が「習う・倣う
」ことで、それは次第に「慣れる」ことでもあったし、
その目標に近づくことは、自分が自分であり続けながら
同時に他のものに「成る」ことでもあった。

 江戸時代に書かれたものを読むと、どこかに旅をして
いて、ある場所に着くことも「なる」と言っている。
「三日あまりして、早や大坂になりにけり」と言った風
だ。殿様がお出ましになることも「お成〜り〜」と知ら
されたように。

 こういう話をすると「茶道、華道、書道」や「柔道、
剣道、合気道」が何故「道」なのかを学生もよく分かっ
てくれた。最後に、「皆さんの日本語の勉強だって道な
んですよ。『日本語道』、道のりは長いですが、そこに
楽しみもあります。一歩一歩、邁進してください」と言
ってその日の授業を終わった。  

                          
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    <縄文塾5月−5号 編集後記>
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 前にも書いたことだが、私は1年中でこの新緑まばゆ
い5月という季節が好きである。暑からず寒からず、そ
れに日本の緑がいかに豊富でバラエティに富んでいるこ
とかが見て取れるからだ。
 昨今ほとんど数軒の病院通いくらいしか外に出ていな
いが、桜の場合も、春の花とと秋の紅葉だけでなく、5
月の若葉さえも懸命にその存在感を示そうとしている。
 それはそうと5月13日の産経紙の1面に、チャイナ
が水源として、日本(特に西日本の)の森を狙っている
という、聞き捨てならぬ記事が踊っていた。日本にはま
だそうした動きを封じる森林法の整備が整っていないと
いうこともあり、出来ればこれを全国ネットで取り上げ
ていきたいものだ。  (中村)

   <特別提供のユーチューブのご紹介>
 先日日本でも報道され大きな感銘を与えた、イギリス
のタレント発掘番組に登場した Susan Boyle さんと、
もう一人、奇跡のソプラノPoul Pottsさんの動画をご覧
下さい! これを見る(聴く)と自然に涙が出るのは私
だけか!? 
 おそらく誰しもNHKの「素人のど自慢」など、二度
と見たくなくなりますよ!
 なおPoul Pottsさんは、その後ソロ歌手として世界的
に活躍中(同ユーチューブ)のようだ。さてその後のス
ーザンさんの動向は?
 
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=zzfCVBSsvqA&feature=related
 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=1k08yxu57NA&NR=1

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         < 縄文塾通信5月−5告知板>
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      日本会議 時事講演会 (5月23日)
        <ご案内>

 <タイトル>
     緊急レポート!!
 “知られざる「中国核実験」の惨状 ”
      〜中国・北朝鮮の核兵器開発と日本の課題〜

◎講師     高田 純 先生 
        (札幌医科大学教授)

◎日程  5月23日(土) 15〜 16時半(14時〜総会)
◎会場  広島国際会議場地階ラン
      (広島平和公園内
◎参加費  1,000円
◎連絡(申込み)先   日本会議広島事務局 
 (TEL&FAXにてお願いします)
      TEL.082−831−6205
      FaX. 〃  〃 6206        
       
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