2009/05/01
縄文塾通信 9年5月号-1(381号)
************************************************** ◎寄稿・ご意見など歓迎します。 ◎転載は歓迎いたしますが、出処だけは明記下さい。 ************************************************** 縄文塾通信 <9年5月号−1(381号)> 縄文暦12009年5月 1日 ★縄文塾HP http://joumon-juku.com ★中村キャッスルゲイトHP http://joumon-juku.jp ★縄文ブログ http://joumontn.jugem.jp/ ★「縄文塾通信」メルマガ登録は http://www.mag2.com/m/0000184916.html ************************************************** <5月号ー1(381号)目次> ************************************************** ◎巻頭言 中村 忠之 ◎名産品危機一髪!? ──原産地表示のなやましさ 中村 忠之 ◎議員の世襲禁止は憲法違反 平井 修一 ◎堅いトリ肉 大島 楯臣 ◎ザレウタ・戯れ唄 月河 潔 ◎東武動物公園ポスケッチ(51) 保倉 勝美 ◎編集後記 ************************************************** <巻頭言> 名古屋市長に元民主党国会議員の河村たけし氏(離党・ 無所属)が民主党推薦で出馬し当選した。 民主党はこのところ党首小沢一郎氏の問題で、地方首 長選で自民に負け続けていただけに劣勢挽回と喜ぶ一方、 小沢党首の居座りも招いたことにもなり、うれしさ半分 と言ったところだろう。 ただ河村氏の民主党在籍中、彼への冷遇ぶりを(「タ ケシのTVタックル」などで)見せつけられていただけ に、民主党推薦が彼にとって、マイナスになったとして も決してプラスには作用しなかっただろうという思いが ある。 かくして実力を持った人が国会よりむしろ、地方自治 体を活躍の場として選ぶ時代が到来した感が強い。『新 時代は地方から〜』というキャッチフレーズが、現実の ものになろうとしている。新実力首長の出現と相互連携 が待たれる。 (中村) ************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━ □■ 名産品危機一髪!? ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──原産地表示のなやましさ ━━━━━━━━━━━━━ 中村 忠之 たしか4月24日(土)夜、どこのテレビ局だったか 失念したが、NPO法人という立場の人だったが、食品 表示の問題点を綿密且つ執拗に調査し指摘している様子 が報道されていた。言うまでもないがテレビ局は、消費 者サイドという視点で捉えていたことは言うまでもない。 最初に槍玉に上げったのは熊本産の「馬刺し」である。 「馬自体の原産地がカナダでありながら、熊本名産の 馬刺しと記載したり言ったりするのはおかしいではない か」という指摘である。そのほか大同小異で、特に原産 地が違う表示をしながら「○○名産」と謳うのはおかし いという論調である。 たしかに「○○名産」と謳いながら、裏のラベルには 違う原産地が記入している。テレビではこの「原産」と いう表示を消している様子が映し出された。そこでいろ いろネット検索してみると、今回の問題の発端がわかっ た。やっぱり「朝日」が噛んでいたのだ。 アサヒ.コム(asahi.com 08.10.31)によると、 http://www.asahi.com/special/071031/TKY200810300436.html カナダ産を熊本産「馬刺し」と偽る 農水省が改善指 示というタイトルで、 三協畜産という会社が、(農水省と県の調べで)カナ ダから馬を輸入し、熊本県内で3カ月ほど肥育した後、 食肉処理した166キロ分の馬刺しを、昨(平成20) 年6月〜今年8月、産地を表示せずにショクリューに販 売。ショクリューも産地を記さずにヤマフに出荷し、ヤ マフはそれを唐津市の直売店で熊本産と偽って販売した。 その中で、 「三協畜産は朝日新聞の取材に「熊本生まれの馬はほ とんど流通しておらず、県外生まれだが熊本で肥育した 馬でもいいと考えて取引した。産地表示が必要ない外食 用かと思っていた」 とある。 しかもこの3社ホームページの中で、本件の謝罪が載 っているのはショクリューのみ、である。 http://www.shokuryu.co.jp/ 三協畜産の企業PRには、 http://www.b-mall.ne.jp/kumamoto/companyDetail-FYbqCQbvJQbt.aspx 肉工房 三協は熊本の食の台所、田崎市場内より「安 心」「安全」で健康的なお肉やお肉の加工品を熊本県内 外に向け、お届けしています。県の方針に添った地産地 消の商品販売を積極的に行い、産地の顔が見える様に、 自社及び関連の農場より生産された商品を多く扱う様に 努力しています。中でも熊本馬刺しや大阿蘇黒豚、肥後 の赤牛は得意な商品です。長年の経験を生かし、お客様 に喜んで頂けるお肉の提供に頑張っています。 とあり、また「肉工房 三協」のホームページには、 http://www.nikukobo-sankyo.co.jp/01-00.html 「生体重500〜700kgに育った国内産もしくはカナダ産 の素馬を阿蘇山麓の地方を中心にした農場で、約12ヶ月 の間、粗飼料と穀物をブレンドした低カロリーの餌で飼 育しています」 ( 注:として)「熊本馬刺しとは:熊本県内で4ヶ月 以上肥育され、馬刺しとなったものをいいます」 だとすれば、アサヒの報道は正常な飼育期間よりも、 1ヶ月短いだけの製品を<カナダ産を熊本産「馬刺し」 と偽る>と、いわば虚偽の報道をしたことになるのでは ないか。 またパクチュウーエナジー(西原健康研究所)による と、 「道産子・輸入が大半 県内で処理」として http://www.pakuti.com/news-shokunoanzen/081031.htm 馬刺しは熊本の名物だが、06年度に熊本県で食肉処理 された7870頭のうち熊本生まれは100〜200頭に過ぎない 。カナダからの輸入馬が6割超、残りは北海道のばんえい 競馬から流れる馬に支えられているのが実態だ。 05年9月まではJAS法上、輸入した畜産動物は3ヶ月 以上、日本で育てれば、国産と表示できた。馬刺しもこ の手法で熊本産として売られてきた。制度改正で、育っ た期間が最も長い場所が産地になり、「3ヶ月ルール」 は廃止。生産業者12社でつくる「熊本県馬さし流通協議会」 はこの年作った自主ルールで、県内で生まれ育った馬の みを「熊本産馬さし」とする一方、県外から連れてきた 馬も県内で食肉処理すれば「産」の1文字を抜いた「熊本 馬さし」として売ることを認めた。 熊本の馬刺しは、筋肉の締まったサラブレッドではな く、脂のつきやすい農用馬が主流だ。戦後、農家が馬を 飼う習慣はほぼなくなった。そこで、熊本の業者が注目 したのが、北海道のばんえい競馬だ。主催する北海道帯 広市によると、出走できるかをテストする会場には、熊 本県の馬肉業者が待ち受け、不合格の馬はその場で売買 される。しかし、北海道の農用馬も減少。10年前まで1万 頭以上いたが、07年には半減した。 この穴を埋めたのが、カナダや米国からの生きた馬の 輸入だった。97年の935頭から、5年後には4千頭を突破。 しかし、米国では食用輸出への批判が強く、07年は5302 頭すべてがカナダから輸入されている。 とある。 なお、ネット検索で「カナダ産食用馬」を調べたとこ ろ、 株式会社大成では、 http://www.sakura-kobo.co.jp/sakura/farm.html カナダの契約牧場で育てられてた──牽引種(輓馬) =ドラフトホースを改良した──ベルシャン、ペルシュ ロンなど──食肉専用種を現地で屠殺し、部位別に区分 して輸入、それを熊本など消費地に出荷している。 とあった。ということは、丸々カナダ産の馬肉を「熊本 の馬刺し」と言って売っている店か、使用している料理 店が存在することになる。 こうなるとおそらく、「美味しければいいではないか」 「安いものを高く言っている恐れがある」「だったら 北朝鮮や中国産との差別になるではないか」「いや経済 制裁している北や、危険物質混入の恐れのある中国とは 別問題だ」などなど多くの意見が交錯して収拾がつきそ うにない。 馬肉は、ウシ・ブタ・トリの肉とちがって全国的な流 通は今後とも考えられない以上、その他「名産品」に代 えて「名物」だったらいいのか、「○○名産」「○○の 〜」と併せて、この悩ましい問題、どなたか良い意見 があればぜひお聞きしたい。 現状では、ネット普及で売り上げが全国的になるほど 「○○名産」が危うくなっていくことになる。 ちなみに博多(福岡)名物「(辛子)明太子」を調べ たが、こちらはさすがに知名度抜群のせいか、「○○名 産」も「○○の〜」もなく、店の前に「博多」を付けて いる程度である。 なおヤマフは「唐津のクジラ肉専門問屋」とあった。 http://mpn.cjn.or.jp/mpn/contents/00001316/tyokubaiten.htm ************************************************** わたなべりやうじらうのメイル・マガジン 「頂門の一針」 1530号より転載しました。 ⇒ http://www.melma.com/backnumber_108241 平井さんのブログ totopapaさんの「普通の国にしたいだけなのだ」 ⇒ http://totopapa.iza.ne.jp/blog/ <中村のコメント> 小沢民主は、自分個人の企業献金疑惑が持ち上がると すぐに企業献金廃止を打ち出し、自分も鳩山幹事長も世 襲議員でありながら、(後継者がいないためもあってか) 今度は「議員の世襲禁止」を打ち出した。これこそ世 論受けのポピュリズムではないか。 平井さんは、その違法性を憲法の面から指摘された。 私の場合、縄文時評08年10月、(同じく縄文塾HP の『縄文時評』に転載) “総理の品格”に、 http://joumon-juku.com/jihyou/2008_10.html 金美齢さんの「政治家で2世が決して悪いとは思わな い」という説を援用して、平井さんとは別の視点で、 <世襲議員はなぜ悪なのか?>と問うている。 ぜひ併せてお読み頂きたい。 ━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 議員の世襲禁止は憲法違反 ━━━━━━━━━━━━━━━ 平井 修一 普段は米国製マック憲法が大好きな人たちが、「議員の 世襲は禁止せと」と叫んでいるが、どうみても憲法違反 である。 ●第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、 信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経 済的又は社会的関係において、差別されない。 ●第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、 移転及び職業選択の自由を有する。 ●第44条 両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律 でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分 門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない。 世界人権宣言にも抵触するだろう。 ●第2条 すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗 教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、 財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由 による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべ ての権利と自由とを享有することができる。 ●第23条 すべて人は、勤労し、職業を自由に選択し、 公正かつ有利な勤労条件を確保し、及び失業に対する保 護を受ける権利を有する。 たまたま議員の子供として生まれたら地元で立候補でき ないなんて、どう考えても無理スジだ。政治家は世襲は ダメ、民間はOKなんていうのはそれこそ差別だろう。 「世襲ダメ派」は「職業としての議員」を利権、特権と 見ているのだろうが、医者や学者のように政治家も「天」 と捉えている人は多いだろうから、それを禁止あるいは 妨害するのは卑しい嫉妬としか思えない。 小生のような卑しい国民の嫉妬心に媚び諂(こびへつら) って、天皇家、宮家をはじめ鳩山、小沢、麻生、小泉 などの「ケネディー家」をイジメつぶしてどうしようと いうのか。共産主義者の陰謀としか思えない。 ************************************************** <中村のコメント> ウィキペディアによると、 「中部地方の一部、関西地方、九州地方では「かしわ (黄鶏)」とも呼ばれる。「かしわ」とは本来褐色の羽 色の日本在来種のニワトリだが、それが鶏肉一般の名称 に用いられるようになった」 また岡山県では老鶏(特に排卵を終えた雌鶏など)の 肉を「かしわ肉」と呼び、販売され、食されている」と ある。 大島さんの「硬いトリ肉」は、(九州ではいざ知らず) まさに「かしわ」である。こうした硬いトリ肉は、柔ら かくなるまでぐつぐつ煮込んで、肉よりはだし汁=スー プを味わうのがふさわしいのだが、そんなことを言へた 時代ではなかった。 柔らかいブロイラーを、味がない、不味いなど、贅沢 言っては罰が当たろうというものだ。そうでしょう大島 さん! ━━━━━━━━ □■ 硬いトリ肉 ━━━━━━━━ 大島 楯臣 縄文塾通信378号に「食」について述べられているが 、就中、鶏肉については特段の思い出もあり、堅い話の 息抜きに詮無い経験を記してみたい。 私は昭和18年の生まれで、父の仕事の関係で小・中学 時代を福岡県久留米市で過ごした。住居は小さな市営住 宅で、二軒一棟に箱庭ほどの空き地のある、合計28戸が 軒を連ねていた。種々雑多と言えばお叱りをうけるかも 知れないが、文字通り多岐にわたる職業の人たちが住ん でいた。我が家の西隣に公務員のおじさんがいて、箱庭 で鶏を飼うとともに桃の木を植えていた。我が家の箱庭 は野菜畑で、四季折々の旬の野菜にはこと欠かず、近在 の百姓がリヤカーで行商に来る時も、それを母が買って いた姿は思い浮かばない。 百姓の行商は「売る」ことのみが目的ではなく、その 代金を「下肥」で払う家もあり、我が家の東隣の総勢12 名という大家族のそれは、相当な「対価」として活かさ れていたことが記憶にある。 首題の「鶏肉」だが、それは盆と正月に「絞めたもの 」のお裾分けが届く。それも現代のように「鶏肉用」と して飼育するのでなく、日常は「採卵」が目的であり、 その役に立たなくなったのから順次「絞める」のだから 、今のそれとは随分におもむきも違う。いま思えば、「 歯と顎はすこぶる丈夫ですね」と町医者から誉められる のはこんな時代を過ごしたからだろう。 この鶏のえさはトウモロコシなど高級なものでなく、 我が家の菜園にある下葉や庭先のみみず、それに行商の 百姓が「下肥」と引き替えに、大量に提供してくれる野 菜くず、ぬかなど、およそ「原価」には計上できない代 物で飼育するのだから、その味たるや今の路地飼育さえ 敵わなかったと思う。 そんな思い出もあったことから、長男が小学校に入る と同時に、本人の希望もあり我が家で「チャボ」を飼育 することにした。その発想に瑕疵はなかったが、わずか 8〜90坪の分譲住宅地の庭先ことだから、隣近所にはい たく不評であり、親子して顰蹙をかう羽目となった。 しかし「初志貫徹」、それは長男が中学に入るまで続き、 おまけにチャボのみに終わらず、秋祭りで買ってきた 白色レグホンまで加わり、採卵のみに非ずして、一時は 10数羽が庭先を跋扈していた。 それらには皆名前があり、白色レグホンは「ワナ」、チ ャボはマツ、タケ、ウメに始まる花札が由来である。ワ ナとは当地の方言で「わなわな」が出自で慌て者、粗忽 者を意味する。それは給餌のときが顕著であり、ばたば たする割には餌にありついていないことや、鶏のくせに、 けつまづいたり転んだりと、およそ鶏らしからぬ行状か ら名付けられた。 長男は朝6時前に自ら起き出し、餌やりと水替え、そ して時には糞の後始末までやり遂げた。名前があるから ペットも代替していたし、登校時にはチャボの親子が揃 って後追いをするようになり、そんな風景を見た隣組の 人たちのブーイングも次第に収まった。 問題は最後の「絞め」である。食物連鎖をことばでは 教示したものの、その実際を体験させねば意味がないと 覚悟し、絞めることの同意までは得た。しかし、その実 行は先代に敵わず専門家に依存し事なきを得た。「どう だ、旨いか」、「うん、店で買ったのより硬いけどおい しい」と半べそで喉を通したのも昭和が終わろうとする 頃のできごとである。 ************************************************** <中村のコメント> さて月河さん、さあ、歌おうぜ──、いわれても、同 年代の庶民派中村には歌えても、読者の中で歌えるのは もう少数派だろう。といってこの中村さえ、「上州鴉」 は知らないなあ。 平成生まれの成人がいる時代、大正など当然、この昭 和さえも遠くなりにけり…。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ ザレウタ・戯れ唄(又はみんなの歌) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――さあ、歌おうぜ―― 月河 潔 1.(上州鴉 替え唄) もとうた(歌、瀬川伸) 法の十手にねぐらを追われ 銀の朱房にねぐらを追われ 旅にやつれた官僚ガラス 旅を重ねた上州鴉 何のこれしき未練は多い 何のこの世に未練はないが も一度やりたい二度でもやりたい 一度ゆきたい一度行きたい 天下り(!) 母の里 2.(旅笠道中 替え唄) 昭10 もとうた(歌、東海林太郎) 民は冷たい、財布は寒い 夜が冷たい、心が寒い 天下りかよ、あいつはうまい 渡り鳥かよ、俺等の旅は さぐる手ずるも、もう切れた 風のまにまに、吹きさらし 3.(勘太郎月夜唄 替え唄) 昭18 もとうた(歌、小畑実) カネが欲しいか官僚サンよ 影か柳か勘太郎さんか イヤな七たび、ツテたどるヒモ 伊那は七谷、糸曳く煙 捨てて流れて失敗すれば 捨てて別れた故郷の月に 寒い今夜のカラ財布 しのぶ今宵のほととぎす 江戸時代の落首以来、私たち平民たちは酷政を野次り、告発する手段を とって来た。(バレたら首が落ちる、を題にしたのも鋭い) 文化が花咲いている現代、ボヤキ川柳なんかでお茶を濁していいのか。 明治・大正の先祖たちも盛んに“告発歌”を作り、歌っている。ガンバレ。 ** しかし、現世の風潮をそのまま写したような悲痛な歌が、大正11年に 流行した。やはりアメリカから始まった大恐慌の始まった年だった。 (流浪の旅 宮島郁芳作詞・作曲) 流れ流れて落ちゆく先は 昨日は東、今日は西と 北はシベリア南はジャバよ 流浪の旅はいつまで続く いづこの土地を墓所と定め 果てなる海の沖の中なる いづこの土地の土と終らん 島にてもよし永住の地欲し 思えば哀れ二八の春に 親のみ胸を離れ来てより 過ぎ来し方を思えば我は 遠き故郷の、み空ぞ恋し ――もう言葉は無用だ。 ************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■ 東武動物公園ポスケッチ(51) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平和のシンボルはカラス並み ───────────── 保倉 勝美 某日、春日部市中央公民館で開催中の某絵画団体の展 示会場で春日部在住の女流洋画家Kさんにばったり出会 った。すると彼女は目を輝かせて私に声をかけて来た。 「保倉さん、私最近はまってしまったものがあるの」「 ?」「とってもキュートで品があって、それでどこから 見ても絵になるのよ。個々でもいいし、グループでもい い」「それはいいモデルを見つけましたね」「もう、毎 月のように通ってスケッチしているけど、全然飽きない のよ」「ほう! で、何処なんですか?」「東武動物公 園のね、ク・ジャ・ク・バ・ト」「ああ、クジャクバト。 油でですか?」「いえ、鉛筆とパステルでよ。だって、 あれも描きたい、これも描きたいって、沢山いるクジ ャクバトの一挙手投足を全部描きたくなってしまうから、 油なんか使っている余裕は全然ないの」彼女の興奮し た口調から、クジャクバトへの惚れ込み様がかなりのも のだと察した。 そのことがあって、私はクジャクバトのことをインター ネットで調べてみた。すると、クジャクバトは私たちが 日常あちこちで見かけるカワラバトを観賞用として改良 した改良種であることを知った。振り返ってみると、私 が初めてポスケッチしたのは東京都北区豊島5丁目団地 の広場で遊ぶハトで1993年のことだった。 その頃はハトの数もそれほど多くはなく、団地に住む子 供や老人たちが広場のベンチに座って、団地内のパン屋 さんが〈ハトにあげる餌としてパン屑を上げます〉とい う張り紙があったりして、その屑パンなどをさらに小さ くちぎってパラパラと撒いて、ハトと仲良く遊んでいた ものだった。 また、我々の幼児期にはハトは平和のシンボルだった。 小学校の運動会で生徒代表の開会宣言が終わると、校庭 の目立たぬ所に仕掛けてあった数十羽の伝書バトが一斉 に放たれて、居並ぶ生徒の頭上を数回大きな輪を描いて から、急上昇して遠くの彼方へ飛び去って行くのを、「 わーっ!」「わーっ!」と生徒全員が歓声を上げて見送 った記憶が鮮明に残っている。 ところが、最近の都会のハトはカラス並みの厄介者にな っている。私の記憶では、かって、上野公園の国立博物 館前の噴水広場周辺にはハトの餌用のポプコーンが売ら れていたが、今ではハトに餌をやることが禁止されてい るし、石原慎太郎都知事指揮によるノバト駆除作戦によ って東京のノバトの数は極端に少なくなった。 ちょくちょく落語を聞きに出かける浅草演芸場ホールの 帰り道に立ち寄る浅草の観音様の境内でもめっきりハト の数が減ったように感じている。気をつけて見ると、「 ハトに餌をやらないで下さい」と書いた立て看板があち こちに立っていて、今やハトはカラス並みに格下げされ てしまった。 私もかって東武動物公園のクジャクバトのポスケッチし たことを想い出して、ストックの中を探したら、クジャ クバトのポスケッチが2枚見つかった。 ************************************************** <5月号ー1編集後記> ************************************************** 今月1日(今日)で喜寿を卒業し、満年齢でまた1つ 歳を取った。思えば我ながら、よくここまで生きながら えてきたものである。 入院中からお届けしてきた「ホップ」段階から、4月 はなんとか「ステップ」に移って1ヶ月、この5月とい う新緑まばゆい季節から、そろそろジャンプと行きたい ところだが、当分低空飛行が続くことだろう。 さていよいよGW、海外旅行を楽しみにしていた人た ちを突然襲った「ブタ・インフルエンザ」騒動これでま た、旅行会社の思惑が大きく狂った。今年はよくよく運 の悪い年ではある。本気で北朝鮮の暴発を心配する必要 がありそうだ。 ところで5月5日には、岩国の米軍基地で航空ショウ がある。騒音問題で基地の存続が問われ続けているが、 当日は市民の倍、20万人の人出で混雑が予想されてい るそうだ。 地元は騒音公害だと噛みつくし、航空ショウは見たし、 ここでもなやましい問題のようだ。 (中村) ************************************************** < 縄文塾通信5月−1告知板> ************************************************** 日本会議 時事講演会 <ご案内> <タイトル> 緊急レポート!! “知られざる「中国核実験」の惨状 ” 〜中国・北朝鮮の核兵器開発と 日本の課題〜 ◎講師 高田 純 先生 (札幌医科大学教授) ◎日程 5月23日(土) 15〜 16時半(14時〜総会) ◎会場 広島国際会議場地階ラン (広島平和公園内 ◎参加費 1,000円 ◎連絡(申込み)先 日本会議広島事務局 (TEL&FAXにてお願いします) TEL.082−831−6205 FaX. 〃 〃 6206 ************************************************** 以下クリックすると、 <推奨メルマガ・ブログ・ホームページが示されます> ⇒ http://joumon-juku.com/suisho.html **************************************************



