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執筆は主筆中村およびゲストライターで構成し、縄文関連から世界・日本における最新時事問題批評まで、幅広い現象・事象を紹介している。

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2009/04/24

縄文塾通信 9年4月号-10(378号)

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   縄文塾通信 <9年4月号−10(378号)> 
      縄文暦12009年4月24日
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 健康と生活防衛の決め手は「親子丼」

                  中村 忠之

 中国産ギョーザや産地偽装のウナギ事件の裏側には、
昨今家庭で食事を作らなくなった主婦の家事手抜きとい
う事情がある。子供の朝食抜きや、給食が終わった途端
に栄養状態が悪化するなど、まさに言語道断。これこそ
「母原病」「食原病」である。

 加えていま、政府まで巻き込んで社会問題となってい
るのが成人(特に男性)のメタボリック・シンドローム
という成人病=生活習慣病とその予備軍の急増である。
成人病とは、トップにガンであり、続いて脳梗塞・心筋
梗塞…、そしてその引き金となる糖尿病だが、いまや5
人に1人は糖尿病か一歩手前だと言われている。

 その一方で子供たちは、朝食抜き+甘いドリンク+フ
ァーストフードという「だらけ3点セット」のせいで、
根気がなくキレやすく、しかも閉じこもったり落ち込み
やすいという、いわば「食原病3点セット」が蔓延して
いる。  

 いま日本をおかしくしている元凶の一つが、こうした
食事の不均衡である。とは言え何かにつけて母さんも大
変・・・、かくなる上は家庭の円満と健康そして不況時
の生活防衛のために、お父さんや子供も料理の魅力に目
覚める必要がある。

 かつて(貧しいだけでなく)慎ましやかだった時代、
日本の食事には「ハレとケ」という区分があった。ハレ
とは祭りや正月など非日常であり、ケとは日常生活であ
る。ハレには思い切りおめかしして美味しいものを食べ
る、そのかわりケ=普段は衣服とも質素そのものであっ
た。

 だから、♪もう幾つ寝るとお正月〜♪ という、無上
の楽しみがあった。

 それが戦後の成長期を経て豊かなになってきた頃から、
完全に崩れ去って今ではいつでもハレの食事を摂るよ
うになってしまったのである。

 日本は世界一の長寿国だと言われているが、その長寿
を支えるのはそうした戦前に育った人たちであって、メ
タボに悩む人たちが中心の時代、はたして長寿が保てる
かどうか疑問である。

 たとえば土用の丑の日しかおめにかかれなかったウナ
ギが、今では安値でスーパーの店頭に並び、しかもいつ
でも食べられるようなったものだから、そうしても安さ
を競うことになり、産地偽装問題が発生することに繋が
ったのだ。

 またスーパーやコンビニでは、これでもかというくら
い多彩なお弁当や総菜が並び、ファーストフードや牛丼
の店が繁盛するようになり、家庭の電化と連動して主婦
の仕事を軽減したこともあり、仕事を持つ主婦が激増し
たこともあって、上記のような問題が急増したのである。

 そこを襲ったのが100年に1度という大不況である。
ただ考えようでは、ある意味での反省期であり、「母
原病」「食原病」を改善し、しかも食費を低減させる好
機だと言うことも出来る。そこで生活防衛という点も併
せて、心強い食品を提示して参考に供したい。

 若い方たちはご存じないが、実はその昔普段とても口
することの出来なかったハレの日の代表選手がタマゴだ
った!またトリ肉=かしわなど、とてもお目にかかれず、
たまに口に出来るのはとても噛み切れないゴムのよう
な代物だったのである。

 それが今では「物価の優等生」といわれ、「安くてお
いしい」最高の食材になったのである。

 「コストパーフォーマンス=費用対効果/価値・価格
比」という言葉がある。値段の割に高い価値を持つ(あ
るいは低い価値しかもたない)かをいうもので、安くて
高い価値を持つ(持たない)ものを「コストパーフォー
マンス」が高い(低い)という言い方をする。

 現在食品中ずば抜けてコストパーフォーマンスが高い
のが「タマゴとトリ肉」なのである。特に「物価の優等
生」と言われ続けたタマゴこそ「究極の食品」なのであ
る。

 私たちが食べるタマゴは無精卵だが、これに1個の精
子がとりつくだけで、五体そろったヒヨコが丸々一羽生
まれる。文字通り「安全栄養食」、しかもおいしい上料
理はカンタン、これを食べない手はない。

 しかも通常、動物性タンパク質食品の値段は、「10
0g」当たりでつけられるが、特にタマゴだけは「1キ
ロ」当たりという文字通りケタ違いのコストパーフォー
マンスを誇る。

 大体「タマゴを食べればコレステロール値が高くなる」
というのも偽りの神話であって、あの森光子さんだって
毎日3つも4つも食べているではないか。

 日本卵業協会の「タマゴとコレステロールのホントの
関係が知りたいな」参照
 ⇒ http://www.nichirankyo.or.jp/kenko/index.htm

 また卵黄に含まれるコリンは、脳に不可欠なアセチル
コリンをつくる栄養素だから、成長期の子供たちには不
可欠な食材なのである。

 一方の鶏肉はブタやウシと違って、肉に脂肪のサシが
入らないため、お父さん方のメタボ予防に最適なタンパ
ク源なのだ。

 ではなぜ「タマゴとトリ肉」は安いのかだが、これは
次々号「解説篇」に譲りたい。

  タイトルでは「親子丼」と書いたが、実際には「タマ
ゴとトリ肉が素晴らしい」という事実をお知らせしたか
った訳で、なにも親子丼でなくても、タマゴとトリ肉を
家庭食として大いに使って欲しいという狙いである。

 以下ごく簡単な「タマゴとトリ肉」の料理法を紹介す
る予定だったが、前置きが長すぎてしまった。あらため
て次号(明日)に回すことにしたい。

 とにかく男の料理の極意は「手抜きとこだわりそして
アバウト」、次号(明日)、簡単でしかも栄養満点とい
うタマゴとトリ肉の、究極の簡単料理3点セットを伝授
しよう。
     (以下次号へ)
    
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