2008/03/27
縄文塾通信 <3月-4299号)
*********************************************************************
◎本通信は、(原則)毎月5日に1回程度配信いたします。
◎特別号は、特定テーマを中心の構成です。
◎転載は歓迎いたしますが、出処だけは明記下さい。
◎臨時号は、他推奨メルマガ・ブログからの転載が中心です。
*********************************************************************
縄文塾通信 <3月−4(299号)>
縄文暦12008年3月27日
★縄文塾ホームページ http://joumon-juku.com
★中村電子ブック・論文HP http://joumon-juku.jp/
★縄文ブログ http://joumontn.jugem.jp/
★「縄文塾通信」メルマガ登録は
http://www.mag2.com/m/0000184916.html
*********************************************************************
<3月−4(299号) 目次>
*********************************************************************
◎<一言巻頭言> 中村 忠之
◎縄文が日本を救う!(64) 中村 忠之
◎日銀総裁空席について クラウン孝子
◎和が祖国は (その四) 田中 薫
◎外国の長所を参考にしよう 荒谷 勲
◎イージス艦「あたご」の事故に関して by はる
◎"あたご"と漁船の事故 提供:奧中 正之
◎近況:3月23日沖縄県民集会 トラネコ
◎編集後記 中村 忠之
◎縄文塾掲示板
*********************************************************************
<一言巻頭言>
テレビでの討論だが、NHK以外では、一人ならず何人もが話の途中で割り
込んで遮り、勝手に発言するものだから、ほとんど半分近くは何を言っている
のかわからない。司会が注意を促しても一向に効果がない。
主席者として最低のマナーを守るように、それを守らぬものには出席拒否を
するくらいにしないと、期待して視聴する気にならない。今後こうした教育も
学校で身につける必要を痛感するのだが、さていかがなものか? (中村)
*********************************************************************
縄文が日本を救う!(64)
中村 忠之
サブ・カルチャーから真のカルチャーへ
日本のマスコミは、国内の情報に重点を置いた報道を倦むことなく続けてい
る。しかも明るいニュースを避けて、極端に暗い事件に偏っているきらいがあ
る。良くも悪くも、「海外の日本を見る目」についての報道は、ほとんどない
のが現状で、そうしたことからいつしかネクラにされてしまった日本人は、自
らをまた自らの文化を極端に低く見ることに慣らされてきた。
冷静に伝統文化という面で見た場合、日本ほど長い歴史を有する文化は世界
のどこにも存在しない。単に歴史の長さだけを見ると、お隣のチャイナなどに
及ばないが、易姓革命によってそれ以前の歴史を否定し、事あるごとに「焚書
坑儒」を繰り返してきたチャイナには、継続した文化や文明を持ち得なかった。
今こそ日本の価値ある文化に新しい光を当てる時ではないだろうか。
それはしばらく置くとして、今いわゆるサブ・カルチャーと呼ばれるジャン
ルの中から、いつしか世界の注目を浴び、いまや真のカルチャーとして大きく
羽ばたこうとしている(あるいはすでに羽ばたいている)分野があることを認
識しなければならない。日本人自体が、それを日本文化だと認めるかどうかは
別として、世界中で日本発文化として認知されたものが数ある事に気付かされ
る。
日下公人『数年後に起きていること』によると、「フランスやイタリアで学
んだ日本人と、原宿表参道で感性を磨いたフランス人・イタリア人の競争が始
まる」というのだが、いまや世界中、日本人の美意識や芸術的感性を疑う者は
少数派だと言えそうで、「知らぬは日本人ばかり」という風潮といえる現状に
ある。
たとえば、ポップ・アーティスト村上隆だが、日本では「単なる模倣者で知
らないガイジンばかりが持て囃す」と、その評価が依然として手厳しく毀誉褒
貶の最中にあるが、あの世界一のブランド、ルイ・ヴィトンがデザインを依頼
し、しかもそれが世界中で売れていることを無視することは出来ない。彼の評
価は、評論家よりも年端もいかぬ少女やオバさんたちが握っているのだ。
世界中でもっとも有名ブランドが売れ、特大の店舗をつくっている国は日本
を置いて他ない。今や世界に著名ブランド(メーカー)にとっても、日本人の感
性を無視してはやっていけない時代になったことを知るべきであろう。そこに
は「モノを唯の物と見ない」、縄文以来脈々と続く「モノづくり」に対する日
本人の、美意識・感性の大きさがある。
もはや私たちは、かつての高度成長の復活を夢見たり、競争力の消長に一喜
一憂する時代ではない。今こそ「日本人にしかできない 世界の新しい価値観
を創造する」ことに意を注ぐときではないだろうか。
たとえば、世界中で普及しているカラオケ、スシ(寿司)をトップバッター
とした和食、それにJ・カルチャーと呼ばれて注目を浴びているJ・ファッショ
ン、J・アニメ、J・ポップス(ポピュラー・ミュージック)など、私たちの目
にはごく当たり前のサブ・カルチャーに過ぎませんが、その実、カラオケにし
ろスシにしろ、いずれもそのまま世界語として通用しており、高度に普及して
いるのが現実の姿である。
スシの場合、ハンドメイドの和食というイメージに相反する、スシ・ロボッ
トとコンベアーシステムというメカトロとの奇妙なハイブリッドが世界中で受
けていると言えるし、カラオケではどんな歌でもワンタッチで即座に選択でき
て、曲に同調したテレビ画面には、状況にマッチした映像に加え、歌詞までが
タイムリーに現れるというハイテク性が売り物となっている。ここには、決し
て他国が思いも付かなかった、ハイテクと感性を巧みにハイブリッドさせた日
本の文化力が見て取れるではないか。
特に世界中を席巻している日本のマンガ・アニメだが、たとえば野茂英男や
イチローが「巨人の星」「ドカベン」を見てプロ野球選手を夢みて成功し、女
子バレー選手たちが「サインはV」を見て大きく育ち、日本の選手だけでなく、
フランスの名選手ジダンにまでがサッカー選手を夢みるきっかけとなったとい
う「キャプテン翼」、最近では少年囲碁ファンを増やしたという「ヒカルの碁」
…。こうなればサブ・カルチャーなどという時代ではなくなったことがはっき
りしている。
つづまるところこうしたJ・カルチャーは、決して無から有が生じたわけでは
なく、日本という国土が生んだ「たぐい稀な感性」に裏打ちされた文化であり、
その根底に脈々と流れるのは、「縄文癒しのアニミズム」であり、「万葉の大
らかさ」であり「平安の雅(みや)び」であり、「源平のものの哀れ・無常観」
であり、「鎌倉の侘び・寂び」であり、「戦国の婆娑羅(ばさら)」であり、
室町の「百花繚乱」であり、「安土・桃山の絢爛豪華」であり、「江戸の粋
(いき)・風流」である。
しかもそれらが、集約され、渾然一体化し、醸成され、しかも昇華された
「多様化の美」なのである。マスコミや多くの識者は、今の日本の持つ「多様
性」に目をつむって、その一面だけを切り取って悪し様に言挙げしているのだ
と言えるだろう。
*********************************************************************
クライン孝子の日記(3/23)より
http://archive.mag2.com/0000098767/index.html
<中村のコメント>
まさかというのが本音! 誰がつけたかそんな智恵! 少なくともお二人の
今までの言動から察するに、果たしてそんな智恵を持ち合わせていたか、眉に
ツバをつけています。
ただ結果は大成功だとして、金融オンチの中村が書いた「円高でないが悪い!」
の妥当性が書かれていて安心しました。でも「ミスター円」榊原さんは、以前
円高の懸念の懸念を口にしていたはずだったが…。
それにしてもまずはよかった!
*********************************************************************
日銀総裁空席について
クラウン孝子
ユーロ高を誇りにしている欧州では昨日、日銀総裁空席についてこれ日本の巧
妙な戦略ではないの?と知人のECB職員が話していて、なるほどと思ってい
たところ、
田中宇の国際ニュース解説より、
http://tanakanews.com/
早速一部転載させていただきますね。
<<▼「今後は強い円が日本の国益に合う」
日本政府は、日銀総裁を4月上旬まで空席にすることにしたが、この戦略は正
しい。米金融界は今後4月前半にかけて崩壊していくだろうから、ちょうどそ
の時に、日本は日銀総裁がいない状態だ。前回も書いたように、これは米政府
から米国債の大量購入を頼まれるのを防ぐため、福田首相と小沢民主党党首が
談合して日銀総裁を決められない状態にした疑いがある。
敗戦以来、日本政府は、アメリカから強く頼まれたことは断れない状態にある。
「日銀総裁が空席なので、決められません」「野党が反対してますので、でき
ません」と言うぐらいが最大の戦略である。
日本のマスコミは、日米欧で協調してドルを支えねばならない時に日銀総裁が
いないのは福田政権の失策だ、という論調だが、これは国賊的な間違いである。
米政府自身がドルを下落させている時に日本などが買い支えても、一時しのぎ
以上の効果はなく、結局買った米国債やドルが下がり、日本人の税金が無駄遣い
されるだけだ。
EUの中央銀行(ECB)は「米連銀は自らの失策の結果、金融崩壊を激化させ
ているのだから、ECBが連銀に協力して利下げする必要などない」と傍観する
姿勢をとっている。日本政府も、同じ気持ちだろう。対米従属の日本は、EUと
同様の露骨さでアメリカを批判できないので、代わりに日銀総裁空席作戦などで、
米からの要請の回避を目論んでいるのだろう。
http://www.telegraph.co.uk/money/main.jhtml?
xml=/money/2008/03/18/cnusfed118.xml
榊原英資・元大蔵省財務官は最近、ロサンゼルスタイムスのインタビューで
「安い円が望ましい時代は終わった。これだけ世界の資源が高騰した以上、今後
は強い円が日本の国益に合う。
(インフレなどを勘案すると)
今の1ドル80円は10年前の110円と同じだ。1ドル80〜85円ぐらいの
方が、輸入品の価格高騰が防げるので日本の消費者には良いし、ソニーやトヨタ
はその為替水準でも十分やっていける」という趣旨の発言をしている。
************************************************************************
<中村のコメント>
田中さんの「以呂波歌論議」ますます佳境に入ってきました。
「薫風ホームページ」
http://www.geocities.jp/kunpuan/
にもぜひお訪ね下さい。
************************************************************************
和が祖国は (その四)
田中 薫
和が祖国を述べる前に、
チベットで暴動が起きています。暴動というよりも、当然の独立運動と申した
方が適切です。それに対して中国政府は武力によってこの騒動を制圧しようとし
て、多数の死傷者を出しています。正確な数字は将来になっても分からないと思
いますが、中国政府が発表するような死者ではありません。亡命政府が発表する
数、いや、各地で騒動を起こしているのでそれ以上でしょう。そして、この暴動
に加わった者に対する拘束は、多数に上っています。その多くは知らずに抹殺さ
れましょう。
いかに中国が非人間的、非道な国家であるのか、漢民族がいかに覇権的で独裁
的な野蛮な民族であるのかを物語っています。
日本の昔も、この漢民族にえみし(夷)が滅ぼされたということを、私はこの
メルマガで述べていますが、現在のチベットのように、いずれは日本も再び「漢
民族」=「中国」によって支配されるのではないかという危惧は大きいのです。
アメリカと仲良く日本を半分ずつ、分割されて、それぞれの国に併合されてしま
う日も遠くはないのかも知れません。
現実に中国の海軍の首脳が、アメリカに対してハワイから西はアメリカが支配
し、ハワイから東は中国が制海権を分け合いましょうと、真顔で申したとか。
現在の日本の政治の体たらくと低俗は目を覆いたくなります。それも政治家の
せいにするのは酷かも知れません。日本人の素養そのものが低俗化、幼稚化して
いるのですから。すべての面で日本は「日本」ではなくなっているのです。日々
刻々と、「日本」という国は消滅しましょう。国名は残っても、形骸化した日本
になんの意味がありましようか。
和が祖国を本来の祖国を取り戻すための、この小論ですが、この国の祖国を知
れば、忿怒の形相で正さないと、日本は日増しに欧米化・漢民化して行くことで
しょう。
前回の続きです。
●その「以呂波歌」とは、よく仏教の極意を語ると言われていますが。
ここで注目して頂きたいのは、その「以呂波歌」を江戸の禎学者の伴信友が
「眞言」と言っていることです。
すなわち、真言宗の経典が「以呂波歌」であったということです。
この東夷の以呂波歌が平安時代には、古今和歌と呼ばれています。これを理解
して頂くためには、離合詩を知る必要があります。
「離合詩」とは漢字のパーツを集めて、一つの漢字にしてゆくものですが、たと
えば、
「むべ山嵐を嵐といふらん」
という歌には、嵐を山と風とに離合する技法が見られます。
これは古今に始まった技法ではなく、ヤマト(大和)の方々の技法を取り入れた
ものです。
万葉集に
「山又山の色に出ば・・・」という表現がありますが、これも「出」という漢字
を「山」という字の二つに分解したものです。この離合詩の技法をもとに、古今
を解読すればいいのです。古今集で東夷の和歌、すなわち以呂波歌が、すなわち
真言が見えてきます。
●古今で真言が復活するという証拠はどこにありますか。
『ささめごと』という本に、
「古今、潅頂といへり」とあります。
潅頂とは、真言宗の奥義を受ける言葉ですから、古今で真言の奥義を日本国民が
体得したということです。
●和歌とも以呂波歌とも古今和歌とも言われた「東夷」の歌は、真言であると言
うことですか。その証拠となる文はあるのですか。
北畠親房が『真言内証義』という本にこんなことを書いています。
「此の宗(真言宗・以呂波歌)の唐朝にありしことは、暫くの程なり。我朝一州
に流傳して絶ゆることなし。これ深きゆへあるべし。天地開闢の根元より始めて、
天照内外の鎮座等に至るまで、一として此の宗に符号せずと言ふことなし。しか
れば我が有縁の宗なり。日域(日本の異称)に生を受けて相応の宗に遭はんこと、
おぼろけの縁とは思ふへからず。況はんや佛よりこの方、いささかも違はざる印
言なり。是れを修し、之を行ぜん、その功徳、いくばくかな。経流中に讃嘆する
こと甚だし」 と。
どうやら、空海は当時の唐の国からものすごいモノを頂いてきたようです。
つづく
***********************************************************************
***********************************************************************
(ハンドルネーム「はる」さんの略歴)
岩手県出身、東京商船大学航海学科卒、乗船実習科修了後、電機メーカーに就職。
30歳で退職し、帰郷。現在、半農半フリーター。
<中村のコメント>
今回商船大学卒の「はる」さんと、造船所勤務の奧中氏の友人、のお二人から
の「あたご衝突事故」に関するコメントを掲載した。
いずれにしろ、死亡事故のため被害者側の対応に不明な点も多いが、それにし
てもマスコミの報道姿勢はいささか異常である。
***********************************************************************
イージス艦「あたご」の事故に関して
by はる
今回のイージス艦「あたご」の事故に関して、海上保安庁による結論が下された
ようです。マスコミ報道から、予想通り妥当な結果だったように思います。是非
はともかく、現状の法律(国際海上衝突予防法)上では、軍艦と民間船の区別は
無く、有るのは、大別して、
(1)動力船
(2)帆船
(3)漁労に従事する船
(4)その他、(水上航空機、運転不自由船、操縦性能制限船、喫水制限船等)
の四通りしかありません。(4)を含めると面倒なので、のみで解説します。
船舶間に衝突の恐れが生じた時には、(1)〜(3)の種別や互いの位置関係によって、
進路速力を保持する“保持船”と、保持船を避ける義務を負う“避航船”に瞬時
に分けられます。分けられると言っても、船員が自ら判断するだけなのですが。
もし、互いの位置関係が対等ならば、優先順位は(3)>(2)>(1)の順で保持船と
なります。ですから、もし、沈没した漁船が漁に熱中していて、航行への注意が
おろそかになったとしたら、漁船側には全く落ち度は無いということになります。
また、漁労中かどうかは、他船から識別できるよう表示する方法が規定されてい
ます。
しかし、今回は漁場への移動中とのことですのでの動力船として扱われますし、
尚更、イージス艦に気づいていたのかどうか、僚船の無線に返事をしなかった
理由等が、相変わらず不明であり謎です。
イージス艦と漁船の双方が1の動力船と規定されれば、その位置関係により、保
持船と避航船に分けられますが、報道に寄れば、イージス艦の進行方向右斜め
前方より、進路を横切る形で漁船群が航行していたということですから、予防
法15条1項により、イージス艦が避航船となります。一方、漁船群は保持船と
なり、前述したとおり、進路と速力を保持(変更してはいけない)しなければ
なりません。
現実には、先頭の漁船はイージス艦の前を突っ切り、ある漁船は左へ転舵して
回避し、問題の漁船は保持義務を守り?衝突したわけです。巨大なイージス艦
が、漁船の群れ一隻ごとに回避することは至難の業でしょうけれども、機関や
操舵装置なども高性能の自衛艦なら魚雷を避けるごとく、難なくこなして欲し
かったと思います。この場合は、十分余裕のある段階で減速するだけで良かっ
たのですから。
なお、報道ではあまり語られませんが、予防法17条2項に「左転の禁止」があ
ります。今回のように、避航船が進路・速力を変えて避けてくれそうにそうに
無い場合、保持船はやむを得ず衝突を回避する為の行動を起こすことがありま
すが、そのような場合でも、左転舵だけは禁止されているのです。
左転して衝突を回避した漁船がありましたが、イージス艦が右転舵した可能性
も高かっただけに、もしかしたら衝突した漁船はそちらになったかもしれませ
ん。その場合は、双方が責任を負うことになったでしょう。
イージス艦にとって不運だったのは、午前四時の当直交代時に起こったという
ことでしょう。私も経験が有りますが、前直は、もうすぐ当直が終わるとそわ
そわし、ましてや長い航海から帰ってきて、その日の午後には上陸もできたで
しょうから、見張りも疎かになっていたかもしれません。次直は目覚めたばか
りで、頭が半分朦朧としていたかもしれません。そんな時に事故は起こったの
だと思います。
艦内がそんな雰囲気だったとしたら、やはり平和ボケ国家の軍隊と言われても
仕方がないでしょう。気持ちは分かりますが、東京湾は世界でも屈指の交通量
だという認識が無かったのでしょうか。
報道でよく分からないのは、「衝突12分前に漁船に気付いていた」、「漁船が
避けると思った」と言うのですが、誰が気付いていたのでしょう?誰が避ける
と思ったのでしょう?ここは日本語でも主語にこだわりたいと思います。
見張当番か、レーダー監視員か? それとも報告を受けた当直士官か? 自動
操舵になっていたというなら操舵当番はその時何をしていたのか? 当直員は
相当数(二十数名?)いたというが、そのうちの誰かなのか?
私の経験では、当直交代の遅くとも15分前には、当直艦橋に集合するはずです
から、衝突12分前と言えば、艦橋には前直と次直がひしめいていたはずですが、
一体誰が気付き、誰が避けると思ったのでしょう?
もし、自分が次直の見張当番なら、正式な交代時の引継ぎとは別に、前直から
周囲の状況を聞いて予め把握に努めていたのですが、それは初々しい学生時代
だったからでしょうか?
以後、妄想ですが、もしかしたら、前直と次直の間で、意思疎通が円滑に行わ
れないような仲の悪さみたいなものでもあったのかもしれません。その場合、
前直が次直に重大な情報を引き継がない可能性もありますし…、まさか、工作
員が紛れ込んでいた? 海自にはその可能性が無いと断言しきれないものを感
じるのが悲しい。
<追 記>
21日付報道で、海自による中間報告がなされました。
それによると、衝突12分前に漁船に気付いていたという証言は確認されず、
1分前に当直仕官が気付き、急遽“全速後進”したとのこと。更に、見張り当番
は通常の監視位置であるウィングではなく、直前に雨が降った為、艦橋内にいた
とのことでした。
しかし、これには疑問があります。
直前に降雨があったとしても、事故は当直交代直後のことですから、直前の降雨
とは前直の時であろうと想像され、次直が艦橋内にいた理由にはならないように
思うのですが、それとも交代時まで降っていたのでしょうか?
単に、見張りが疎かになっていた言い訳のように思えるのですが…、もしくは何
か隠しておきたいことでもあるのだろうかと勘ぐってしまいます。まさか、無人
化船の実験をしてたわけではないでしょう。ひとまずは、最終的な報告を待ちた
いと思います。
「生活が一番!」は民主党の合言葉。
しかし、世界的な金融危機の中、日銀総裁の不在が経済の足を引っ張ることにな
れば、今回の総裁選びへの民主党の対応は、国民生活よりも政局を重視している
ことになる。旧陸軍が、“軍務大臣現役武官制”を利用して陸軍大臣を辞任させ、
後任を立てずに内閣を総辞職に追い込んだことが有ったが、それと同じ事をして
いるのではないのか?左派の方々が批判対象にしている戦前の軍部と同じ行動様
式をとるとは、歴史の皮肉でしょうか。
<再追記>
21日、海自による中間報告がTVで報道されました。
それによると、衝突12分前に漁船に気付いていたという証言は確認されず、1分前に当
直仕官が気付き、急遽“全速後進”したとのこと。
更に、見張り当番は通常の監視位置であるウィングではなく、直前に雨が降った為、艦
橋内にいたとのことでした。
しかし、これには疑問があります。
直前に降雨があったとしても、事故は当直交代直後のことですから、直前の降雨とは前
直の時であろうと想像され、次直が艦橋内にいた理由にはならないように思うのですが
、それとも交代時まで降っていたのでしょうか?
単に、見張りが疎かになっていた言い訳のように思えるのですが…、もしくは何か隠し
ておきたいことでもあるのだろうかと勘ぐってしまいます。
まさか、無人化船の実験をしてたわけではないでしょう。
22日の新聞報道によれば、衝突の30分以上前に当直員が漁船団らしい灯火群を見つけ
ていた、見張り員は2度にわたって当直士官に伝えた、という。衝突30分以上前とい
えば、前直の航海長の当直時と思われます。この時、次直の水雷長は、既に艦橋にいた
かどうか?いてもおかしくはない時間ですが…。ともかく、前直から次直への交代15
分前、交代時に二度行われる引継ぎは、適正だったのか?という疑問も浮かびます。
立件されたのは水雷長だけのようですが、航海長と水雷長では、航海長が階級的には上
位にあたるようです。そこらへんの微妙な内部の事情とかもあったのではないかと感じ
ました。
また、水雷長という役職の者が、航海当直に立つのことの関係がピンと来ないのですが
、そんなものなのでしょうか?
ひとまずは、最終的な報告を待ちたいと思います。
***********************************************************************
"あたご"と漁船の事故
奧中 正之
漁船と海自艦艇との衝突事故に関して、畏友の一人から下記のメールを頂いた。
漁船「清徳丸」が適切な回避行動をとらなかったために衝突した可能性も否定は
できない。現時点までに、漁船側が100%正しかったことを確信させる事実は
報告されていない。漁船側の過失の方が大きいとすると、「あたご」の方こそ大
変な迷惑を被ったことになる。
多くのマスコミは、「清徳丸」側のミスの可能性には一切触れず、海自側のミス
を重箱の隅をつつくように取り上げいる。
* * * *
小生、36年間の造船所勤務,その後海運会社に勤務して2年です。造船所時代の後
半は艤装部長、品管部長を歴任し新造船の公式試運転時 には今回の"あたご"と
漁船の事故のような現場を多数経験しております。幸いにも衝突事故に至ったこ
とはありませんでしたが肝をつぶすような事態には遭遇しております。
これまでの経験から
1, 護衛艦は海上衝突予防法の則った回避行動をとらないケースが多々ある。
特に艦隊行動中はまず隊形を崩してまで回避をしない。
これは一般商船が遠慮して先に回避するので暗黙の了解か?????
2, 漁船、これも回避行動を適切に実施しないものが多い。
推測ではあるが海上衝突予防法等の法規・規則を知らないのかそれとも忘れて
いるのか?????
しかし海技免状取得時に知らなければ免状が与えられない。ということは・・・
なかにはあからさまに挑発的行動をとる漁船もある。
ぶつけられるものならぶつけてみろ、というふうに感じられるような航法等々。
3, 当方が試運転旗を掲揚して速力試験の最中に邪魔をされて中断することもあ
る。
メディア報道のなかには大型船が後進をかけて停止するのに500メートル程度か
かる 等書かれていますが、そんな距離では停止しません。
試運転試験項目には"クラッシュ・アスタン"というのがあります。
衝突防止のために急制動 (全速前進→前方に異常発見→全速後進→停船)
この間の時間及び停止までの航走距離をGPSを使用して計測します。
とても500や600メートル程度の距離では停止不可能です。
同型艦を使用して確認すればすむことです。
また操舵試験及び非常操舵試験も行います。
舵を左舷または右舷に35度一杯に切って一回転する時間と旋回半径を計測しま
す。 とてもとても至近に迫った漁船群を避けきれるものではないでしょう。
反対に数トン程度の漁船(旋回半径20から30メートル)がなぜぶっかったのか…
考えればメディアが書けばパッシングされそうな理由があれこれ推測されます。
4, 今回の事故、私には双方に原因があるように思われてなりません。
40年間、船に係わってきた私の想像です。
5, それにしても今回の事故の報道に関して朝日系列の新聞・テレビエンタメそ
して 日本好共放送NHKの偏向報道ぶりにはバカらしさをとおり越して滑稽にさえ
思えます。
特に古館一郎の報道ステーション、彼の語り口には独特のものがあり白を黒と
錯覚 させる手口に多くの人が洗脳されることが恐ろしく思えます。
************************************************************************
<中村のコメント>
トラネコさんよりの近況です。
政界・マスコミを総合してその姿勢は非常に弱い現状にあり、特に騒がしい
「人権団体」の、チャイナのチベット問題に関するダンマリは不思議と言えば不
思議。さて沖縄ででの「人権団体」の活動どうなのだろうか。日本のこうした内
向的な動向に対して、そのうち世界の非難が集中するのではと言う懸念が拭いき
れない。
************************************************************************
近況:3月23日沖縄県民集会
トラネコ
本日3月23日午後2時より北谷公園野球場前にて県民集会が開催されました。
雨模様の中での開催でしたので、おそらく集まりはよくなかったのではないでし
ょうか。
私も一応行って様子を見てきましたが、内容的には米兵の犯罪糾弾集会ですが、
反基地闘争の一環の運動です。
毎度同じスローガンと決意表明だったので、取り立ててレポートするまでもな
いと思いました。天気のせいもありますが、いまひとつ盛り上がりに欠けた集会
でした。
参加人数は主催者側発表で約6千人ということでした。携帯で写真を送りまし
たように、見た感じとしては2〜3千人程度かと思いますが、3時以降もパラパ
ラと遅れて参加する人もいましたし、実際には4千人くらいかなあと思います。
主催者発表は水増しされるのが普通ですから、6千人という数字はそんなもの
かと思います。約90団体と各自治体の参加ですから、恐らく動員人数が6〜7
割あるのではないでしょうか。多分本土からも「外人部隊」の応援も来ていると
思います。
************************************************************************
<縄文塾3月−4 編集後記>
************************************************************************
はてさてクラウン孝子さんのメルマガでの田中 宇氏の情報、くどいようだが、
福田さん・小沢さんというお二人に、そんな腹芸や深謀遠慮が出来るのとしたら
嬉しいのだが…。いま日本に必要なのは安岡正篤先生のような真の軍師だろう!
さて後もう少しで道路特定財源延長か、それとも撤廃か妥協案浮上か…。小泉
さんから安倍さんにかけて、一般財源化を目指した以上、少なくとも10年とい
う年度の固定はやはりおかしい。抵抗派に負けると改革の遅れが日本の力を削ぐ
ばかりだ。さてどうするどうする福田さん。
その気になって探せば、NHKだけでなく他の民放にもよい番組があることに
気付いた。ととえば最近とみに悪評の高いTBSだが、「情熱大陸」という番組
で、バングラディッシュでバッグの工場を経営して日本に輸出しているまだ20
台の女性の活躍振りが取り上げられていた。
今後本気で優良番組探しに取り組んでみたいと思っている。ぜひ読者の皆さん
も協力下さい。お互い日本のよいところを探しましょうよ! (中村)
************************************************************************
◎名にし負う粗忽男中村です。懲りもせず「脱字・誤字・変換ミス…」多発の
こと、陳謝!多謝!深謝!「笑って許して」下さい。(中村)
************************************************************************
<3月縄文塾掲示板>
************************************************************************
<縄文塾よりお知らせ>
中村の”電子書籍集=長編ノンフィクション・論文・論説・エッセイ集”
『キャッスルゲイト(The Road to The Castle Gate)』
http://joumon-juku.jp/
に、新たにエッセー集『弱者曼荼羅』と、随時更新の『閑話Q題』が加わりまし
た。すでに完成している『弱者曼荼羅』は漸次アップしていきますが、『閑話Q
題』は、暇を見て随時書き加えていく予定です。
中村渾身の集大成である、森と人のかかわりをその創成期にまで遡って書き下
した壮大な叙事詩『森と人の地球史』、それに縄文以来、平和に根ざした稀有の
文化を培ってきた日本文化の神髄へと導く諸論文・論説と併せ、ご高覧下されば
幸甚に存じます。 (中村 敬白)
***********************************************************************
「正かなづかひの會」趣意書と入会のご案内
<下記をクリックして下さい>
http://joumon-juku.com/mail_maga/2007_12_15.pdf
関心のある方はぜひご協力下さい (中村)
**********************************************************************
広島大学の町田 宗鳳先生(比較宗教学)は、イエローハット
会長鍵山秀三郎さんのトイレ掃除に共鳴され、この度
<第一回広島大学「世界平和はトイレ掃除から」運動>を開催する
ことになりました。
詳しくは以下アドレスへ、
佐伯 昌昭様 SaikiM@hai.co.jp
町田 宗鳳先生 soho@hiroshima-u.ac.jp
**********************************************************************
◎縄文塾HP:
http://joumon-juku.com/
◎中村忠之の電子書籍集「城門への道」
‘the Road to the Castle Gate’
http://joumon-juku.jp/
◎気ままに、気楽に更新中!「縄文ブログ」
http://joumontn.jugem.jp/
◎ご意見・ご感想・ご寄稿はこちらから
nakamura@joumon-juku.jp
* * * *
<フレンドリー・メルマガ>
中村の文章ほかを適宜紹介いただいております
◎「日本の再興」―日本戦略の研究会
http://blog.mag2.com/m/log/000091303/
◎WEB 熱線(アジアの街角から)
http://chinachips.fc2web.com/common/31mag.html
<推奨メルマガ>
◎「日本戦略の研究会」及び「21世紀研究会」
「良い国日本の進路」
http://blog.mag2.com/m/log/000173950/
◎わたなべりやうじらうのメイル・マガジン「頂門の一針」
http://www.max.hi-ho.ne.jp/azur/ryojiro/chomon.htm
◎国際派日本人養成講座
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/
◎「クライン孝子の日記」
http://www.takakoklein.de/
◎「花岡信昭メールマガジン」
http://www.melma.com/backnumber_45206/
◎平河総合戦略研究所メルマガ ☆甦れ美しい日本☆
http://www.melma.com/backnumber_142868/
◎「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
http://www.melma.com/backnumber_45206/
◎おきらく軍事研究会の「軍事情報」
http://www.mag2.com/m/0000049253.html
◎山本善心の「時局心話会<木曜コラム>」
http://shinwakai.xsrv.jp/shinwa/mail-cgi/mailf.cgi
◎北野 幸伯の「ロシア政治経済ジャーナル」
http://blog.mag2.com/m/log/0000012950/
◎西村眞悟のメルマガ
http://www.emaga.com:80/tool/automail.cgi?
code=shingo&mail=joumontn@ms4.megaegg.ne.jp&e=1
◎国際戦略コラム
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/mail.htm
<「縄文塾通信」をブログで、他の優良メルマガと併せ、毎回取り上げて
下さいます>
◎猫じじいのたわごと(情報ブログ)
http://plaza.rakuten.co.jp/yamanoha/
◎採れたてニュース・オンライン(社会版)
http://blog.livedoor.jp/dexter5150/archives/2008-02.html
<推奨HPおよびブログ>
◎軍事評論家 佐藤守のブログ日記
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/
◎加瀬英明のホームページ
http://www.kase-hideaki.co.jp/index.html
◎hanahana日記
http://www17.ocn.ne.jp/~hana2/
◎ブログ「阿比留瑠比さんのページ」
http://abirur.iza.ne.jp/
◎金谷 武洋の『日本語に主語はいらない』
http://blog.goo.ne.jp/shugohairanai/
◎町田 宗鳳のホームページ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/soho/
◎唸声さんのページ
http://datefile.iza.ne.jp/
◎博士の独り言
http://specialnotes.blog77.fc2.com/
◎せと弘幸のBLOG『日本よ何処へ』
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/
◎大事小事ー米島勉日記
http://blog.goo.ne.jp/daijishoji
◎大紀元
http://jp.epochtimes.com/
◎totopapaさんの「普通の国にしたいだけなのだ」
http://totopapa.iza.ne.jp/blog/
◎東雲牛の時事放談
http://www.megaegg.ne.jp/~yyoshida/index.html


