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2008/08/07

冷熱ジャーナル 2008年8月5日号

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三菱重工
ブルガリアで風力発電事業の操業開始
日本の排出権獲得にも貢献

 三菱重工業は8月7日、ブルガリアで風力発電設備を活用
した売電事業を開始したと発表した。現地の建設会社・イ
ノス社と共同で事業運営会社のカリアクラ・ウィンドパワ
ー社(KWP)を設立、同国初のウインドファームを建設
し営業運転入りした。電力はすべて同国の国営電力会社に
販売する。同事業は日本・ブルガリア両国の温暖化削減共
同実施(JI)案件として進められる計画。ブルガリアに
おける再生可能エネルギーの利用促進とわが国の排出権獲
得に貢献することになる。
 KWP社が運営するウインドファームは、黒海沿岸のカ
リアクラ岬に建設された。総発電量は3万5,000kW
で、同社長崎造船所および横浜製作所が製作・供給した定
格出力1,000kWの風力発電設備35基で構成。
 今回の風力発電事業が既存の電力を代替することで削減
できるCO2削減量は、年間約8万5,000トン。それ
に伴う排出権は35万トンまでを国際協力銀行などが主導
して設立した日本カーボンファイナンスへ売却し、それを
超える部分は同社が購入することが決まっている。


三菱樹脂
太陽熱利用次世代型吸着式冷凍機の安定稼動に成功

 三菱樹脂と前川製作所は8月6日、世界で初めてゼオライ
ト系吸着剤を使用した太陽熱利用次世代型吸着式冷凍機の
安定稼動に成功したと発表した。前川製作所が平成17年
〜19年度NEDOの委託事業「太陽エネルギー新利用シ
ステム技術研究開発事業」の一環として実施していたもの
で、三菱樹脂のゼオライト系機能性吸着剤「AQSOAア
クソア」を、前川製作所が製造した吸着式冷凍機に搭載、
安定した性能をフィールドテストで実証することができた。
太陽光を利用する吸着式冷凍機の安定稼動は、持続的なC
O2の排出削減を可能にする。
 今回の次世代型吸着式冷凍機はシリカゲルを使用した従
来型吸着式冷凍機に比べ、太陽エネルギーによって作られ
た温水から体積当り2〜3倍の冷熱(冷水)を作り出すこ
とが可能。試算によると、シリカゲル使用の従来型吸着式
冷凍機に比べ、吸着剤の重量で70%、吸着剤容積で42
%、吸着式冷凍機ユニットの機器重量で44%、いずれも
減少させることが可能となる。一方、一般的な冷水製造用
の「空冷チラー」と比較した場合、CO2排出量を64%
削減。また、得られる温廃熱温度が低く効率が悪いという
理由でこれまであまり利用されていなかった80℃以下の
低温域の工場排熱等も利用することができるという。


三菱電機
室外ユニットの新シリーズ「スリムR」発売
既設配管を洗浄レスで再利用可能なコンパクト形

 三菱電機は7月29日、店舗・事務所用エアコンの新シリ
ーズとして、既設配管を洗浄しないで再利用できるコンパ
クトな室外ユニットの「スリムR」シリーズ20機種を10月1
日から発売すると発表した。既存の室内ユニット11タイプ
との組み合わせで合計510機種のセット化が可能に。
 今回、スタンダードクラスにリプレース機能を搭載した
スリムRシリーズを発売。同社店舗・事務所用パッケージエ
アコンは、全シリーズが既設配管利用可能となった。スリ
ムRシリーズの室外ユニットはコンパクト性を維持したまま
高い省エネ性能を持ち、室内ユニットには部屋の温度分布
に応じて風向を自動制御する「エリアムーブアイ」を搭載、
「フィルター自動清掃ユニット」(別売)も搭載可能な4
 方向カセット形を用意。また高機能リモコンも標準仕様。

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