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2008/06/08

冷熱ジャーナル 2008年6月5日号

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ヤンマーエネルギーシステム
建物内に最大2kWの電力供給するGHP
「ハイパワーエクセル」を10月から発売

 ヤンマーエネルギーシステムは、大阪ガス、東邦ガスと共同
で、GHP室外機内に小型発電機を搭載し、自己消費電力がゼ
ロとなり、さらに建物内に電力を供給できる発電機付き業務用
ガスエンジンヒートポンプエアコン「ハイパワーエクセル」
(25馬力)を開発、10月1日から発売すると発表した。
 ガスヒートポンプエアコン(GHP)は、室外機のコンプレ
ッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷
暖房を行うガス空調システム。発売以来20年余りが経過し、
同社の累計販売台数も20万台を超えた。
 05年12月に小型の発電機を搭載し、冷暖房時のガスエンジ
ンの余力で1kWの発電を行い、その電力を室外機の補機類に
供給することで、室外機で使用する電力を大幅削減できる「ハ
イパワーマルチ」(30馬力)を発売。同クラスの電気式ヒー
トポンプ(EHP)に比べ、約50分の1の小電力を達成した。
 今回発売するハイパワーエクセルは、従来の高効率な空調性
能に加え、3kWの高効率発電を空調と同時に行うシステム。
発電した電力により室外機で使用する電力を全て補うことがで
き、さらに系統連系により建物内に最大2kWの電力を供給す
ることができる。
 通常のコージェネレーションシステム(熱電併給システム)
では、物販店舗や事務所ビルなど熱需要の少ない顧客への提案
は難しい面があったが、ハイパワーエクセルは空調負荷があれ
ば設置・発電ができるため、市場用途の拡大が見込まれるとし
ている。


ジョンソンコントロールズ
小規模施設向けビル管理システム発売
シンプルで使いやすい操作性実現 

 ジョンソンコントロールズは6月から、小規模施設向けビル
管理システム「Metasys®インテリジェントターミナル」
を新たに発売すると発表した。これにより「Metasys®シ
リーズビル管理システム」の更なる充実を図り、システムイン
テグレーションをはじめとした総合的な施設管理ソリューショ
ンを提供。 
 Metasys®は、発売以来20年以上にわたり同社のビル
管理システムの中核として進化を続けている。今回発売の「Me
tasys®インテリジェントターミナル」は、日本市場に特化
して開発された最小規模のビル管理システムで、同社がこれまで
蓄積してきたBAS(ビルディング・オートメーション・システ
ム)のノウハウを継承しつつ、よりシンプルで使いやすい操作性
を実現。
最大管理点数420点、オフィス、店舗、病院、学校、工場など、
延床面積2,000〜5,000平方メートル規模の「小規模施
設」の空調、照明、動力、検針などのサブシステムの統合管理に
最適な、省スペースタイプのオペレーション・ターミナル。  


清水建設・ジャパンエナジー
2.5倍の蓄熱性能を持つ躯体蓄熱式空調システムを開発

 清水建設とジャパンエナジーは5月27日、従来比2.5倍の
蓄熱性能を持つ新空調システム「PCM躯体蓄熱空調システム」
を共同開発したと発表した。同システムは、その高い蓄熱性能に
よって外部蓄熱槽が不要になるため、スペースに制約があるビル
に最適であるとともに、一般的な空調システムに比べてランニン
グコストを35%、消費エネルギーを10%低減することが可能。
今後両社は、同システムを試験導入した清水建設の技術研究所遠
心実験棟(東京都江東区)で性能検証を行い、09年度中の実用
化を目指す。
 今回開発に成功したPCM(Phase Change Mat
erial、潜熱蓄熱材)躯体蓄熱空調システムは、蓄熱素材に
パラフィンを採用した「PCM蓄熱材」を清水建設が開発した床
吹出し空調システム「フロアフロー」の二重床内に収めた点が特
長。ロウソクやワックスの原料となるパラフィンは、約20℃の
融点で液体−固体に相変化し、蓄熱−放熱を繰り返す「潜熱蓄熱
物質」の一つで、氷蓄熱で使う水と比べて高い蓄熱量を持ってい
る。このパラフィンの採用によって同システムは、躯体コンクリ
ートの蓄熱と合わせて全体の蓄熱性能を従来の躯体蓄熱システム
の2.5倍に高めることができた。


富士通ゼネラル
ビルマルチ用に60m高低差試験塔を建設
完成したばかりの空調技棟に隣接して

 富士通ゼネラルは5月29日、大型空調機の商品開発力を一段
と強化するため、川崎・本社敷地内に完成したばかりの空調技術
棟に隣接して、 ビル用マルチエアコン(VRF)用「60m高低
差試験塔」を建設すると発表した。10月竣工予定。
 今回の「60m高低差試験塔」は、VRFに 要求される室内機
と室外機の高低差が大きい設置条件での実装試験を行う設備として
建設するもの。 費用は総額約3億3千万円。
 VRFは室内機と室外機設置場所の高低差が大きく、また配管の
長いことなどから冷媒の制御が複雑になる。同社では60m高低差
試験塔を空調技術棟に隣接して建設、これらを連結して室内機と室
外機の高低差、配管長、室内・外の温度など多様な設置条件下で、
コンプレッサー内の潤滑油量や冷媒の最適な制御仕様を決定するた
めの各種試験を効率良く実施できるようにした。これにより、信頼
性の高い商品をスピーディに開発・商品化する。

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