冷熱ジャーナル 2008年4月25日号
松下電器産業
発電効率、耐久性で実用商品化レベルを実現した
家庭用燃料電池コージェネレーションシステム開発
松下電器産業松下ホームアプライアンス社は4月14日、最
高で39%(LHV:低位発熱量基準)、500W〜1kWの実用域で38%
(LHV)以上という世界最高の発電効率と、耐用年数10年以上を
想定した4万時間の運転と起動停止4千回の耐久性を実現した家
庭用燃料電池(PEFC)コージェネレーションシステムを開発した
と発表した。
今回開発した新システムを一般的な家庭に導入して運転した
場合、一次エネルギーを導入前に比べ22%(一年間運転した場
合、3262kWh)削減。同社従来比で約1.4倍向上した。CO2排出量
は全電源・原単位による試算で12%(年間330kg-CO2) 削減でき
る。また、大規模実証事業の新エネルギー財団試算式(火力発電
・原単位)の場合、37%(年間1175kg-CO2)削減となる。
2005年度から実施した大規模実証事業でのシステムの使用状況
を分析すると、一般的な家庭で運転した場合、発電出力は500W〜
1kWの間で使われることが多いことがわかった。今回開発したシス
テムはこの実用域の効率を、従来に比べ飛躍的に高めた。
1.750W時の発電効率で業界最高の39%を実現 2.500〜1kWの
範囲全域で発電効率38%以上を実現 3.300Wの発電効率も34%
を実現
また、4万時間の運転と起動停止4千回の耐久性を実現し、耐用
年数10年以上を想定した住宅設備機器としての耐久性能を確保し
た。
東京電力・日立アプライアンス
超省エネルギー型蒸気だきジェネリンクを共同開発
東京ガスと日立アプライアンスは4月24日、高効率排熱投入型蒸
気だき吸収冷凍機「超省エネルギー型蒸気だきジェネリンク」を共
同開発したと発表した。
同製品は、世界で初めて排熱温水回収機能を付加した高効率の蒸
気だき吸収冷凍機で、蒸気に加えコージェネレーションシステムの
排温水を熱源として無駄なく利用することができる。蒸気と排熱温
水の両方を利用することができるため、従来システムと比較して定
格運転時で蒸気消費率を15%削減。さらに部分負荷運転時には、排
熱温水を優先して利用する制御を行い、冷房負荷率38%以下の場合
は排温水単独運転を行う。これらにより年間蒸気消費熱量を8,100G
J/年から4,400GJ/年と、約45%の省エネルギー化を図るとともに、
CO2排出量およびランニングコストの削減を実現する。
同製品は、422kW〜3,516kW(120USRT〜1,000USRT)までの10機種を
ラインアップし、日立アプライアンスが今月末から発売する。


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