冷熱ジャーナル 2008年4月5日号
ダイキン工業
インバータエアコン生産委託で合意
―中国・珠海格力電器有限公司と
ダイキン工業は3月31日、珠海格力(じゅはいかくりき)
電器有限公司(本社:中国広東省珠海市)と、同社が200
9年日本市場向けに販売する小型インバータエアコンの一部
(50万台)を格力電器に生産委託することを決定、さらに
グローバル住宅用空調機市場において共同開発・共同購買を
行うなど、5項目について協業の検討を進めることで基本合
意したと発表した。
生産委託する商品の企画・開発はダイキン工業が行い、ダ
イキンブランドで販売。生産は格力電器工場内にダイキン工
業専用の検査設備を導入したラインを設ける。
グローバル市場では、各国の環境規制が強まる中、日系メ
ーカーが得意な省エネ性に優れたインバータ技術に対し世界
的な関心が高まっている。インバータエアコンはモータの回
転数を可変制御、通常のエアコンに比べて消費電力を約30%
削減する。現在、世界で普及しているノンインバータ機を、
今後インバータ機に切り替えていくことにより、家庭でのC
O2排出量の約3割を占めるエアコンの消費電力を大幅に下
げる効果が期待できる。
日本のインバータ機普及率はほぼ100%に達しているが、日本
を除く海外市場での普及率は9%に留まるという。
三菱重工業
インド尿素肥料会社にCO2回収技術供与
回収能力は1日450トンで世界最大級
三菱重工業は4月8日、インドの尿素肥料会社のNFCL
社にCO2回収技術を供与すると発表した。NFCL社が肥
料増産用に新設する尿素肥料製造プラントに供するもので、
CO2回収能力は世界最大級の450トン/日。プラントは
2009年6月完成予定。
天然ガスを燃料とする尿素肥料製造の工程で放出される燃焼
排ガスからCO2を回収し、尿素合成プロセスに原料として
供給する技術。尿素肥料の製造工程は、アンモニア製造と尿
素製造からなり、アンモニア製造の一次改質炉から放出され
る排ガス中に含まれるCO2を特殊な吸収液を用いて分離・
回収し、アンモニアと合成して尿素を生産する。排ガスから
のCO2回収率は約9割。取扱商社は三菱商事。


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