「にくいしくつう」にも色々な解釈が 平和と民主主義を考えるための覚え書き48
【平和と民主主義を考えるための覚え書き】Vol.048
戦時体制に向かいつつある日本。
良識・理性ある意見をネット上に増やしていかねばなりません。
民主化勢力よ、団結せよ! (32+)部
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s(・・;) お久しぶりです。
前号を配信してから色々あり、ブログを続けていく気持ちが半減し、ブロ
グを削除してしまおうと思ったくらいでしたが、
かろうじて踏みとどまりました。
配信は時々になるでしょうが、またぼちぼちとやっていくつもりです。
今後もよろしくお願いします。
【「にくいしくつう」にも色々な解釈が】
朝日新聞11月7日付に、
「読者交流月間シンポジウム 新聞とユーモア
笑い 足りてますか 新聞 笑えるんです」
という記事が掲載されました。
先日行われた読者を招待したシンポジウムの様子を紹介した記事である。
加藤千洋が司会したシンポジウムには尼子騒兵衛や木津川計などが参加し
て発言している。
そのシンポジウムで、藤本義一が興味深い発言をしていました。
>>
>> 同じ新聞を開いて感じるユーモアは、人によって違う。それがユーモアの
>>多様性というか、面白さであろうかと。
>> 私は「逆読み」というのをするんですよ。割合、真実というか、奥底のも
>>のが分かってくるんです。
>> 安倍首相の「美しい国」。
>> 大変抽象的で観念的ですよ。100人に「美しい国って何?」
>>と聞いたら、おそらく同じ答えは返ってこない。
>> では「美しい国」を逆から読んでください。
>>「ニクイ シ クツウ」。
>>死と苦痛、と言えば戦争じゃないですか。それを憎む、と言っているんです。
>>安倍さんの頭の中に、死と苦痛、戦争を憎むという思想が漂っているんじゃ
>>ないかと思うんです。
>> こういう読み方はブラックユーモアだと思う。それを新聞が1行書くだけ
>>で、大きな反響があると思います。
<<
「美しい国」を逆さから読むというのは、私が書いた
http://catchcopy.g.hatena.ne.jp/minshushugisha/20060723
を始めとして、ネットで少し話題になったことがありました。
それらは皆、朝日新聞かたえくぼにしろ中日新聞にしろ、それらを批判す
る意見にしろ、
「憎いし苦痛」
という風にとらえてきていました。
英語で表記すると、
hatefulness and agony
ところが今回紹介した藤本義一説では、
「憎い 死 苦痛」
ととらえているんですね。
もっと分かりやすく表記すると、
「憎い。死 (と) 苦痛」
という風になり、「憎い」の後で切り、「死」と「苦痛」を並列の関係に置
いて、「憎い」の目的語として解釈している。
英語で表記すると、
I hate death and agony.
文を途中で切るか切らないかで大きく意味が違ってくる。
「ここではきものをぬいでください」を、
「ここで履物を脱いで下さい」
「ここでは着物を脱いで下さい」
のどちらに解釈するかという問題に似ている。
だから中日新聞が「憎いし苦痛」と書いた時、政権寄りのブロガー達が
一斉に頭から湯気を立てて怒っていたが、ちょっと視点を変えて藤本義一説
のように
「“憎い。死(と)苦痛”と解釈することもできるんだよ。
偉大なる指導者である安倍首相は死と苦痛を憎み、戦争に反対しているん
だよ。」
と冷静に言い返す知性と教養があれば良かったのにな。
こうやって見てみると、知性と教養は必要ですな。私も気をつけよう。
しかし、体制寄りブロガー達から目の敵にされている朝日新聞が、まさか
こんな安倍首相の「美しい国」をヨイショするような記事を掲載するとは。
これもユーモアをテーマにしたシンポジウムであればこその記事。
しかし、自然に考えると、「憎い」の後で読点を付けて一旦文を切る、と
いう解釈は無理があるように思う。
あんな短い文をわざわざ区切って2つの文に分けるより、一つの文として
一気に読んでしまう方が自然のような気がするが。
“し”に“死”の漢字を当てるのなら、「死」と「苦痛」を並列の関係に
して「憎い」で修飾する、と考える方が自然のような気がする。
「憎い 死 (と) 苦痛」
英語で表記すると
hateful death and agony
つまり、
“憎い死と苦痛をもたらす政権”
という意味である。
安倍政権が果たして藤本義一の解釈のように、
「死と苦痛、戦争を憎む」
政権なのか。
それとも、
「憎い死と苦痛をもたらす政権」
なのか。
著書のタイトルを反対から読むというのはいわば場外乱闘。
本質のところは、著書のタイトルを反対から読むような場外乱闘ではなく、
正々堂々としっかりと政策論議して判断されるべき。
しかし、
◆トラックバック・ピープル>安倍晋三
http://www.tbp.jp/tbp_6610.html
を見ていると、どう考えても
「戦争を憎む」
のではなく、むしろ
「戦争を欲している」
としか思えないのだが。
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