2009/09/02
■上司の心得、部下の心得■183号
人には理屈を越えた、感情があります。 ちょっとした心の持ちようで、人は大きく変れます。 ちょっとした心遣いで、人は大きく変ります。 ●今回のテーマは● 【経験は諸刃の剣!?】(上司編) ◆○◆──────────────────────────────── 上司の心得、部下の心得 ◆ 183号 ◆ ────────────────────────────────◆○◆ こんにちは、NK総研(良い心得ドットコム)の瀬川です。 衆議院選挙は予想していたとはいえ、民主党の圧勝で日本に新しい政権が誕生 することになりました。 産業界にも少なからず影響があると思いますが、良いにしろ悪いにしろ環境が 変わるのは自分達だけではありません。 どのような環境になろうともいち早く対応し、その環境をプラスにしていくこ とが大切です。 障害物競走に出て、障害があったから負けたとは言えないですよね!! 今週も最後まで、お付き合いください。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● さて今週のテーマは「経験は諸刃の剣!?」 諸刃の剣と言うと、日本刀のような片刃の刀剣ではなく、両方に刃がついてい る刀剣のことですが、その意味は今更説明する必要は無いと思います。 「経験」が諸刃の剣と言うことは、経験が武器になることもあれば、逆に自分 を傷つける危険な存在にもなると言うことを意味します。 仕事をする上で経験を積み事は非常に重要であり、製造業で言えば経験を積む ことで匠の技と言われるような機械には出来ないような精度を生み出したり、 上司の立場で言えばとっさの判断や指示を行うことが出来るようになります。 社内において経験は人事考課の重要な要素のひとつと言えます。 もちろん転職においても経験は非常に重要な要素となります。 逆言えば、経験があることによって仕事がより出来ると判断できると誰もが経 験上感じているのです。 (実際は、他の判断材料に自信がないとも言えますが・・・) どちらにしても、経験を積むことは仕事をする上で非常に重要なことなのです。 では、なぜ経験が諸刃の剣なのか? 経験は成功体験もあれば、失敗体験もあります。 その失敗体験が限界を作り出し、思考の壁を作ってしまうのです!! 特にバブル崩壊以降多くの苦労を経験してきた人は気を付けて下さい。 「ムリだ」「出来ない」と思った時点で人は考えることをやめてしまいます。 経験を積むことで、思考を省略してしまうのです。 私は仕事柄企業にお伺いし、新しい提案をさせていただきます。 その提案は基本的に会社の背景を考慮しません。ですから社長や担当者の方々 から言い訳を聞く羽目になります。 「あなたは知らないからこんなことが言えるんですよ!!」 言い方はまちまちですがこのようなニュアンスの言葉は必ず一度は言われます。 そうなんです。 私にはその会社での経験がないから見えてくるし、言えるのです。 そして私には別の経験があることで、違った視点で見ることが出来るし、創造 することが出来るのです。 経験が諸刃の剣となるのです。 そしてもう一つ、 成功体験は成功の経験、失敗体験は失敗の経験として積み重なっていきます。 しかし、成功の経験が正しい行いの結果で、失敗の経験が悪い行いの結果だと は限らないと言うことです。 そこには2つのポイントがあります。 まず一つ目は、幾度となく繰り返された経験であればその可能性は少ないでし ょうが、数回しかないような経験の場合、たまたまその結果が導き出されただ けでその行為と結果が一致していないことがあります。 タイミングが良かった悪かった(偶然の結果) その状況が十分把握できていない。ような場合です。 二つ目が、経験を生かせる状況であると判断を誤ってしまうことです。 ここ数十年ビジネスの環境は大きく変化してきました。その結果これまで積み 重ねてきた多くの経験が足枷となっている状況を私も数多く見てきました。 経験を応用しきれないでいるのです。 経験は経験でしかありません。あくまでも過去の出来事です。 思考・行動の材料の一つなのです。 先ほどの匠の技で言えば、経験を活かして今現時点の状況に合わせて最適な作 業を行うことですばらしい製品を作り出すことが出来るのです。 決して同じ事を行っているのではありません。 常に柔軟に対応することが出来るのが、匠の技なのです。 『頭が固くなる!!』 経験がない子どもは頭が固くなりようがありません。 自分の中の経験と創造のバランスを見直してみてください。 人は経験することでその行為に対しての思考を減らし、他の新しいことに思考 を向けることができるようになります。 それは子どもを見れば分かると思います。 しかし、多くの経験を積み重ねてくると経験のウェイトを上げすぎてしまい、 思考そのものの働きが減ってしまいます。 過去の話が多くなっていたら要注意です。 応用力が低下しています。と言うよりも考えることが面倒になっています。 経験も大事ですが、創造することが何よりも大切です。 経験は創造の為の材料の一つです。 そのことをもう一度肝に銘じて部下と接してみましょう。 そうすれば、部下の話も今以上に耳に入ってきます。 もしかしたら、 あなたの経験が組織にブレーキをかけているかも知れませんよ!! 今週はここまで。 ◆今回の心得◆ すばらしい経験が頭を固くする!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【お母さんの為の心得講座 リニューアルのお知らせ】 ご好評いただいております、メール通信講座「お母さんの為の心得講座」が リニューアル!! 受講費もプライスダウンして新登場しました。 受講費 ¥2,980 ⇒ ¥1,480(新価格) 是非、ホームページで御確認下さい。 http://www.e-kokoroe.com/ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【無料セミナーのお知らせ】 延べ20年以上にわたり、トヨタ系列を指導してきた経営コンサルタントが 明かす『トヨタ生産方式(TPS)成功の秘訣!3つのポイント』 【参加のお勧め】 本セミナーでは、日本の製造業がより元気になってもらうためにトヨタ系列で 延べ20年以上もTPSを影で支えてきた現場実践コンサルタントが、TPS の本質と多くの企業が見落としている成功に導くための3つのポイントを明か します。 TPSを導入したが上手くいかない、さらにレベルアップさせたい、導入を検 討している企業の経営幹部・工場長・管理者の方々に是非、ご参加をお勧めい たします。 【日時】:2009年9月17日(木)13:30~16:00 【会場】:スター貸会議室『東京駅八重洲第1』4階 (東京都中央区八重洲1-5-10 井門八重洲ビル4階) *東京駅八重洲中央口または北口徒歩2分 【参加費用】:無料 【対象】:経営者、経営幹部、工場長、管理者など 【講師】:株式会社ダイモス・コンサルティング 代表取締役 後藤文夫 ご興味のある方はHPをご覧下さい ⇒ http://www.dymos.co.jp/ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 商用の場合を除き、転送、転載は自由です。 社内やお客様に是非紹介して下さい。 その際に、メルマガID:0000184055「上司の心得、部下の心得」より 出典と明記していただければ幸いです。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【上司の心得、部下の心得】 発行者:NK総研 所長 瀬 川 裕 之 ダイモス・コンサルティング コンサルタント http://www.dymos.co.jp/ NK総研 上司の心得、部下の心得 http://www.e-kokoroe.com/index2.html ★ご意見、ご感想をお待ちしております E-mail: info@e-kokoroe.com 登録&解除 http://www.mag2.com/m/0000184055.htm (お手数ですが、解除はご自身でお願い致します。ご指摘いただけるような ことがございましたら、是非一言お願い致します。info@e-kokoroe.com) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●


