2009/07/15
■上司の心得、部下の心得■176号
人には理屈を越えた、感情があります。 ちょっとした心の持ちようで、人は大きく変れます。 ちょっとした心遣いで、人は大きく変ります。 ●今回のテーマは● 【ホワイトカラーの生産性とは!?】(上司編つづき) ◆○◆──────────────────────────────── 上司の心得、部下の心得 ◆ 176号 ◆ ────────────────────────────────◆○◆ こんにちは、良い心得ドットコムの瀬川です。 いよいよと言うか、やっとと言うか、21日にも衆議院が解散し、来月30日 投票・・・。 ここは日本の正念場かもしれません。 個々の企業は頑張っていますが、経済的にも金融的にも世界が見る日本と言う 国の存在感は確実に低下しています。 まずは、誰もが日本を好きになる。自信を持てる。 そんな国を目指してほしいものです。 さあ! 今週もスタートです。最後までお付き合い下さい。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 今週も先週に続いて、【日本のホワイトカラーの生産性が低いワケ!?】をお 送りします。 予想通りと言うか、予想以上というか、ちょうど2年前にも今回と同じテーマ でお届けしたのですが、前回と同じく多くの方が組織のあり方について悩み苦 しんでいるようですね。 確かに不満のないことはないと思いますが、多くの人が同じような悩みを抱え ており、同じように改善もままならない状態の中で苦しんでいることが、頂い たメールからひしひしと感じられました。 ここで、ちょっと先週の話を簡単に要約しますと。 ホワイトカラーの生産性を低下させる主な要因には、業務の処理のあり方に大 きな問題点が存在しています。 それは、組織において業務のレベルによる決裁権が明確に、かつシンプルな構 成になっておらず、権限が業務のレベル毎に譲渡されていない為に、一つの業 務が収まるまでに非常に複雑で、多くの人を経由しなければならない状態に有 るということです。 本来、業務レベルに応じて組織のピラミッドは大きくも小さくもならなければ なりません。しかし、生産性の低い組織はレベルの高い業務でもレベルの低い 業務でも大きなピラミッドのまま動いているのです。 つまり、頂点が変っていないのです(権限譲渡されていない)。 そこで、業務レベルに合った権限の譲渡が必要になるわけですが、その権限を 譲渡する為には、譲渡される人材を育成しなければならない。と言うものでし た。 ここで、勘違いしてほしくないのが、権限を譲渡したからと言って責任まで譲 渡する事ではないと言うことです。 よく権限と責任は表裏一体だと言われます。確かにその通りです。 権限を譲渡された者は、それと同時に責任も負うことになります。 では、権限を譲渡した方はどうでしょうか? 譲渡したからと言って、責任も一緒になくなるわけではありません。責任は権 限を譲渡した側にも残るんです。 会社のトップである社長を例に取れば理解しやすいと思います。 組織が大きくなると、社長が全ての決裁をすることは不可能です。当然権限の 譲渡が行なわれます。しかし、どれだけ権限を譲渡しようと最終的に全ての責 任を負うのは会社の代表である社長です。 これと同じように、どのレベルであろうと責任は残っていくのです。 ですから、信頼して権限の譲渡が出来る部下を育てることが、上司として組織 を強くしていく最大の業務と言えるわけです。 大きくなれない組織は、この権限の譲渡が上手く行なわれておらず、逆に責任 だけはしっかりと分配しているような状態がほとんどです。 ワンマン社長は何でも決裁しなければ気が済まず、細かい事まで口を出してき ます。その結果、本当に必要な業務を選択できない状態を自分自身で作ってし まうんです。 逆に言えば、信頼できる部下を育てられない。もしくは信用するという事をリ スクだと感じているんです。10年経っても組織が大きくならない会社は、必 ずこれに似た状況が少なからず潜んでいます。 結局、その人の器になってしまうんです。 部下を信頼し、10人の部下がいれば、10人分の責任を背負わなければなり ません。100人いれば100人分の、1000人いれば1000人分の責任 を背負うわけです。 組織の上に立つとはそういうものです。 今週はここまで。 ◆今回の心得◆ リスクを背負う器がなければ、上司とは言えない!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【編集後記】 先日、科学技術館でセミナーがあり、その帰り1階にある売店に何気なくよっ てみると、日食メガネが並んでいまして、思わず買ってしまいました。 日食は7月22日、来週の水曜日です。 皆既日食を見ることが出来るのは、日本では種子島から奄美大島の間ですが、 関東では10時前から欠け始め、11時過ぎに最も大きく欠けるようです。 あと、日食メガネに同梱されていた解説書に面白いことが書いていました。 【木漏れ日で観察する】 木の葉の間から漏れる太陽光が欠けた像となって地面に映るのです。 ちょっと仕事の手を休めて、宇宙の中の地球を感じてみるのも良いかと思います。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 商用の場合を除き、転送、転載は自由です。 社内やお客様に是非紹介して下さい。 その際に、メルマガID:0000184055「上司の心得、部下の心得」より 出典と明記していただければ幸いです。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【上司の心得、部下の心得】 発行者:NK総研 所長 (株)ダイモス・コンサルティング コンサルタント http://www.dymos.co.jp/ 瀬 川 裕 之 NK総研 上司の心得、部下の心得 http://www.e-kokoroe.com/index2.html ★ご意見、ご感想をお待ちしております E-mail: info@e-kokoroe.com 登録&解除 http://www.mag2.com/m/0000184055.htm (お手数ですが、解除はご自身でお願い致します。ご指摘いただけるような ことがございましたら、是非一言お願い致します。info@e-kokoroe.com) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●


