2009/07/08
■上司の心得、部下の心得■175号
人には理屈を越えた、感情があります。 ちょっとした心の持ちようで、人は大きく変れます。 ちょっとした心遣いで、人は大きく変ります。 ●今回のテーマは● 【ホワイトカラーの生産性とは!?】(上司編) ◆○◆──────────────────────────────── 上司の心得、部下の心得 ◆ 175号 ◆ ────────────────────────────────◆○◆ こんにちは、良い心得ドットコムの瀬川です。 先週はメール配信システムの更新のため、お休みさせていただきました。 事前に告知できずに申し訳ありませんでした。 さあ! 今週もスタートです。最後までお付き合い下さい。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ホワイトカラーの生産性の話をすると、どうしても時間的に見えない部分があ り、製造業のように作業が明確にならないとか、創造的(開発部など)な作業 の場合は生産性を問う事自体ナンセンスだ、なんて言う人もいます。 その辺の話は、多くの議論がなされており、日本でもかなり深い部分まで生産 性を問うようになってきました。そんな中、今回は組織のあり方と職務分担に 焦点を当てて話を進めてまいります。 今週も最後までお付き合いください。 組織を形成する上で、職務分担を明確にし、社員一人ひとりがキチンと自分の 職務を把握している企業は意外と少ないものです。 「欧米じゃないんだから、これは私の仕事で、こっちはあなたの仕事。なんて、 決められないでしょ!!」 と思っている人も多いかと思います。 確かにフレキシブルに機能的に仕事をこなす事が、日本の企業の強みでもあり ます。しかし、そこには多くのムダが含まれているのも事実です。 日本の工業製品の生産性は世界のトップレベルです。多くの国が日本を参考に し、日本の技術を学んでいます。 では、ホワイトカラーと呼ばれる部門の生産性はどうでしょう? いろいろなデータが出ているようですが、欧米に比べてとても高いとは言えな いのが現状です。 その原因の一つが、責任と権限が不透明な点が挙げられます。 即ち、職分分担が明確になっていないんです。 生産性というのは、同じ人数であれば早く出来れば出来るほど上がります。 同じ時間であれば、少ない人数でやればやるほど上がります。 分かりきったことです。 「決断できない上司!!」 決断できないのではなく、決断する権限があるか明確ではない、もしくは、決 断しない事に対する責任がないんです。 決断しない事よる業務の遅延は、生産性に大きく影響しています。 例えば、上司の立場であるあなたは、部下に対して、 「この範囲の決断は任せる」という決断が出来る権限がどれだけ有りますか? そこまで言えなくても、 「この範囲は私の権限で最終決断できる。」と言うのがどれだけ有りますか? 「これは上に相談しないと!!」となることが大半ではないですか? 「赤信号、みんなで渡れば怖くない!!」 組織のスピードは、決断の速さが大きく影響します。 あなたの会社も個々の生産性を向上させても、この決断の部分で全てムダにな っていませんか? ピラミッドの底辺から迫られた決断は、上へ行けば行くほど時間が掛かってし まいますし、それに介在する人数も増えていきます。 即ち、生産性が低下していくのです。 権限と責任を明確に譲渡できない組織の生産性は決して向上する事はありませ ん。どうしても責任ばかりを押し付けて、権限がしっかり譲渡されていないん です。 権限をキチンと譲渡すれば、責任は責任感という形で必ず生まれきます。 この辺の感覚は、日本人はとても優れているところです。 どんな小さな事でも構いません。 「これはお前に任せる。自分で判断して事後報告してくれ」 この一言が組織を強く育てます。 プレッシャーを与えて、命令するのが上司ではありません!! 任せられる部下を育てられなければ、あなた自身も成長できませんから・・・ 今週はここまで。 ◆今回の心得◆ まずは権限を与えよ。「与えよ、さらば与えられん」ですよ!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【編集後記】 今週はホワイトカラーの生産性をテーマに話を進めてまいりましたが、参考に なる書籍を1冊ご紹介します。 故岡田幹雄先生の著書「技術者の知的生産性向上」 岡田先生は、ホワイトカラーの中でも特に設計開発部の生産性向上に注力され、 理屈だけでなく、感情に訴える改善メソッドで、とても興味深いものです。 今は、岡田先生が創設したインパクトコンサルティングがその意を継いで活動 しております。(http://www.impact-consulting.jp/) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 商用の場合を除き、転送、転載は自由です。 社内やお客様に是非紹介して下さい。 その際に、メルマガID:0000184055「上司の心得、部下の心得」より 出典と明記していただければ幸いです。 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 【上司の心得、部下の心得】 発行者:NK総研 所長 (株)ダイモス・コンサルティング コンサルタント http://www.dymos.co.jp/ 瀬 川 裕 之 NK総研 上司の心得、部下の心得 http://www.e-kokoroe.com/index2.html ★ご意見、ご感想をお待ちしております E-mail: info@e-kokoroe.com 登録&解除 http://www.mag2.com/m/0000184055.htm (お手数ですが、解除はご自身でお願い致します。ご指摘いただけるような ことがございましたら、是非一言お願い致します。info@e-kokoroe.com) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●


