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ほんとにほんとにやさしい絵本から「辞書を引かずに」読み始め、少しずつレベルアップして、ペーパーバックも辞書なしで読めるようになる、「英語を身につける洋書多読」をご紹介します。

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2009/10/05

まりあさんとやさしい英語を読んでみよう 第42号

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        △    △    まりあさんとやさしい英語を読んでみよう
       (`Θ´)
      ┌─┬─┐   やさしい英語で楽しめるよ、こんなことあんなこと
      w_ │__ w          

            第42号 2009年10月5日 (隔週月曜日発行[祝休])

                                         by 佐藤まりあ

                                         発行:コスモピア株式会社
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	    今回は、特別に、2週連続でお送りします。
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 ほんとにほんとにやさしい絵本から「辞書を引かずに」読み始め、少しず
つレベルアップして、ペーパーバックも辞書なしで読めるようになる「英語
を身につける洋書多読」をご紹介します。毎号やさしい英語の本とともに、
ほんのちょっと英語ができるようになったら楽しめる、こんなことあんなこ
とや、仲間を作って多読を楽しむ方法などをご案内して、あなたの毎日を一
層楽しくできたらと願っております。ご案内は佐藤まりあです。

 実りのシーズンとなりました。充実した多読ライフをお過しでしょうか? 
昨今の円高で日本経済の行く末が少し心配ですが、洋書の値下がりだけは嬉
しい追い風です。


◆男性向き、大人向けでもやさしい小説

 さて、先日ブログに「男性向き、やさしいペーパーバック小説」という記
事を書きましたら、大勢の方にご来訪いただいたようです。

 女性が主人公の女性向け小説には、コージーミステリという大きなジャン
ルがありますし、お買い物マニアのお話やらおしゃれハウツー本など、一般
的なベストセラーになるようなペーパーバックよりもやさしい英語で書かれ
た本を探すのが容易です。児童書→ジュニアもの→やさしめ大人の本と、な
だらかにレベルアップしやすいのですが、男性が興味を持って読めそうな本
となりますと、なぜか「やさしめ大人の本」が数少ないのです。語数的にも
5~7万語というものをあまり見かけず、10万語をだいぶ上回るものが多い。

 そこで、早く大人向けの小説を読んでみたい、となるとシドニー・シェル
ダンということになります。

シェルダンの小説は

(1)口述筆記なので、ストーリー構成が単純。時系列の倒置などがない
(2)現実離れしたストーリーで、アメリカの日常生活に関する細々とした背景
  知識がいらない
(3)人物の感情描写が少なく、性格もステレオタイプ。会話のニュアンスなど
  を読みとる必要がない
(4)ストーリーの内容が軽く、トリックや謎解きにも重きを置かないジェット
  コースターストーリーなので、分からない部分を読み飛ばしてもあまりス
  トレスを感じない
(5)フォントが大きく、目にやさしい

などの理由で、「やさしく読みやすい」と感じられるのでしょう。英語その
ものが、「極端に」やさしいわけではありません。また総語数も9~14万語
にもなるものもあり、長いです。コージーミステリには、もっと英語がやさ
しく総語数もずっと少ない本がたくさんありますし、もう少しは人間性を掘
り下げて読み応えのある本だってあります。

 それにしては「シェルダンはやさしい」という常識が、英語の本を読まな
い人の間にまで浸透しているように感じます。シェルダンを読んでいて、
Magic Tree House も読んだことのない人に、「シェルダンてやさしいんです
ってね」なんていわれたら、むかああああっとするじゃありませんか!

 洋書を読む秘かな動機として、「あの人、英語の本なんか読んでる!」っ
て、ちらっと羨望や尊敬の眼差しを得たい、という邪心のある私には、みん
なにやさしいと知れ渡っている本は、あんまり面白くないですねぇ...

 というわけで、いつも「シェルダンよりやさしい、あるいは同レベルなら
短く、もっと面白い」本を探し続けているのです。

 

◆Christine Bennett Mysteries シリーズ

 元修道院のシスターで、現在は大学講師をしているChristine Bennettを
主人公とするコージーミステリですが、元シスターだけあって生活は質素、
食べ物やファッションの話題が少なく、日常生活があまりフェミニンでは
ありませんから、男性でも楽しめそうです。毎月一度開催しているミステ
リ?なお茶会の男性陣には好評でした。

 英語は、大人向け小説としてはボトムラインのやさしさ、スラングも少
なくて読みやすい。コージーミステリとしても薄い方ですし、表紙も男性
が恥ずかしいほど可愛らしくありません。

 殺された被害者の、隠された過去の秘密を探って犯人の手がかりを得る、
というストーリーパターンが中心ですが、大変プロット作りの上手い作者
です。穏やかでインテリジェンスのある人も、こんな事情があったら何を
したか分からないなぁ、と納得できる過去の秘密を用意してくれます。

 そして元シスターであった経歴を生かして、教会の資料から個人の過去
を探るという、警察とは違った捜査能力を持つ強み。現実にそれが可能か
どうか分かりませんが、まあ書いてあれば「そうなのか」と思うしかあり
ませんから...作者にリードされるまま楽しみましょう。

 凝ったトリックを解明するタイプのミステリではありませんから、分か
らない部分を相当飛ばして読んでも困りません。



☆The Good Friday Murder 

http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013439

これが第1巻なのですが、残念ながら絶版になっています。



☆The Yom Kippur Murder   ISBN:9780449147634 
                  YL 6.2~7.0 総語数 65,246語

http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013440

 Chrisはマンハッタンにある取り壊し目前の、廃屋のようなアパートで
つましく暮らす3人の老人の世話をするボランティアをしていた。そして
Nathan Herskovitz老人がユダヤ教会のYom Kippur(贖罪の日)に行くの
を介助する約束をしていたが、当日迎えに行ってみると、Nathanは殺さ
れていた...Chrisは無力な老人にしか見えないNathanがなぜ殺されな
ければならなかったか、その過去を探りはじめた..ナチスから逃れる
ためにアメリカに移住してきたユダヤ人の苦労がどんなであったか詳しく
描かれます。

 第2巻ですが、ここから読み始めることになります。
第17巻が最終のようですから、このシリーズが気に入ればかなりの冊数の
ペーパーバックを読破することが出来ます。 

 


 △ △〃
w(´Θ`)w ぺこりぶひ~ 


 http://buhimaman.at.webry.info/(雑感のブログで~す) 

 http://tadoku48.blog17.fc2.com/(大人の英語多読入門ご紹介本のブログ)

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