2008/07/08
まりあさんとやさしい英語を読んでみよう 第17号
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△ △ まりあさんとやさしい英語を読んでみよう
(`Θ´)
┌─┬─┐ やさしい英語で楽しめるよ、こんなことあんなこと
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第17号 2008年7月7日 (隔週月曜日発行[祝休])
by 佐藤まりあ
発行:コスモピア株式会社
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今夜は七夕ですが、今年もまだ梅雨のさなかの東京では天の川が見えるで
しょうか。七夕ライトダウンに期待しましょう。
ほんとにほんとにやさしい絵本から「辞書を引かずに」読み始め、少しず
つレベルアップして、ペーパーバックも辞書なしで読めるようになる「英語
を身につける洋書多読」をご紹介します。毎号やさしい英語の本とともに、
ほんのちょっと英語ができるようになったら楽しめる、こんなことあんなこ
とや、仲間を作って多読を楽しむ方法などをご案内して、あなたの毎日を一
層楽しくできたらと願っております。ご案内は佐藤まりあです。
◆「大人の英語多読入門」追い込み◆
さて、この1年程取りかかっていた中高年の方を対象にした多読のお勧め
本のタイトルは、「大人の英語多読入門」と決まり現在7月末の刊行を目指
して最後の仕上げに取りかかっています。
5月末、草稿を仕上げてから2008 Book Expoに出かけたのですが、戻った
あと開いたミステリ?なお茶会の席上、お母様を介護していらっしゃる方
から、「介護についてやさしい英語で書かれた本はありませんでしたか?」
と尋ねられました。
アメリカでも当然 baby boomer(日本でいう団塊の世代)達は親の介護問
題に直面しはじめているはずで、介護関係の本が出ていないはずはないので
すが、目にしたような記憶がありません。人間の目というのは不思議な機能
があって、脳がまったく意識していないものは見落とすような高精度フィル
ターがかかっているような気がします。
本屋さんも何軒か廻っていますし、探す気があって眺めていたらきっと何
冊か手にとって中を確認して買ってくることも出来ただろうに、残念なこと
をした..と後悔しつつ、Amazon.comを検索。やはりたくさん出ていますし
ロングセラーになっているものベストセラーになっているものもありました。
語彙レベルをチェックしてみますと、やはり医学用語や心理学用語などが
必須だからでしょう、小説よりもずっと高レベルのものが多いですね。これ
が従来の難易度判定法の弱点なのですが、とにかく難しい単語が混ざると機
械的に難易度が高いと判定してしまいます。でも実際は例えば虚血性心疾患
なんていう言葉が混ざっていたとして、それを説明している部分の使用語彙
が問題です。医学生に説明するような言い換えならば素人には難しいですし、
小学生に分かるような説明になっていれば、やさしく読めます。ここに私達
がYLという目安を設けた理由があるのです。YLは実際に読んでみた感覚でつ
けますから、難しい言葉が混ざっていても、それらがどれもやさしく言い替
えてあればやさしいと判定します。
とにかく読んでみるしかありません。私の持論「ベストセラーは少しやさ
しめ理論」を信じて、売り上げランキングの高いものを片端から6〜7冊注文
してみました。やっぱり!すらすら読めるものがありましたよ!
アメリカでは日本とは公的な支援方法が異なりますし、親の面倒を見るた
めに親元に戻って同居するよりも、親子双方が新しい家に引っ越すことが多
いのでしょうか?そういう同居生活をどうはじめるか?という本が多いです
ね。これについては、親元に戻る同居や、子どもが親を引き取れる大きな家
に住んでいる場合よりも、様々な困難が生じるので、たくさんの本が書かれ
ているだけ、ということも考えられますし、まだそのあたりなんともいえな
いんですけれど、とにかく私達と少し環境が違う面は否定出来ません。
そのためすべてを参考にすることは出来ないんですけれど、それでもわざ
わざ英語で読むことにメリットもたくさんあります。まず、「どうお世話を
するか?」という方法論の前に、老化による物忘れと痴呆の区別やその見分
け方、痴呆症状が発生した老人の心理状態の説明などが詳しいです。ですか
らそうした基本的な知識を得て、実際のお年寄りの性格や病気の進行程度に
合わせて、個々の場合にどんなお世話をすれば良いか?を主体的に判断しや
すくなるでしょう。
また、まだまだ儒教的な色彩が残る日本では、親は世話を焼いて貰えるこ
とが幸せ、老人介護は嫁の義務、とか親のためには犠牲を払っても致し方な
い、という考え方が介護論の基底に流れているように感じます。アメリカは
キリスト教ですから、ニュアンスが違います。親が少しでも長く自立した生
活を続けられることが幸せ、そのためにどんなサポートが必要か、というと
ころからスタートします。そして身体的に・知的に後退がみられる親に対し
て日本以上に愛情のこもった接し方を要求するように感じる一方、どこまで
も自分の生活を犠牲にしてもお世話すべきだとは考えないようです。日本よ
りも女性の社会進出が進んでいるアメリカの介護論の方が、働く女性には受
け入れ易いのではないかと感じます。
まだまだご両親がお元気だと、頭ではいずれこのままではすまないはず、
と思いながら、なかなか将来介護が必要になったらどうすればいいか?とい
った問題を直視したくはないものです。少し本でも読んでみるか、と手にと
ってみても何だか気持ちが暗くなっていやになってしまったり...英語で
読んだ方があまり切実に身に迫ってこず、気持ちが落ち込まずに知識を増や
すことが出来ますよ。介護に関して知識がたくさんある程、お世話される親
にも気持ちよく、お世話する側にも負担の少ない方法が選べます。いままだ
差し迫って必要性がないけれど、将来のために介護についても知っておこう、
という方には英語で読まれることをぜひぜひお勧めします。
今年初め、義父が倒れ春には見送る経験をしましたが、それをお話したり
ブログなどに書いておりましたら、タドキストさんの中でも予想以上に介護
の問題を抱えていらっしゃる方が多いことを知りました。「大人の英語多読
入門」ではお孫さんがいらっしゃる方も想定して、「お孫さんと一緒に多読
をしよう」という呼びかけもしているのですが、どうやらお孫さんがいらっ
しゃる方よりも、介護問題に迫られている方の方がずっと多いようです。
もうあらましは出来上がっていたのですが、介護に関して書かれた本のご
紹介もさせて頂くように多少の変更をお願いして、今必死に買い集めた本を
読破中!2冊までは、これをぜひご紹介したい、という本を選んで最後の1冊
を検討しているところです。
「大人の英語多読入門」では、今まで発売された100万語多読で紹介され
ている本よりも、実用性が高いと思われる本をご紹介してみました。実用性
といっても英語力アップに役立ちそう、という意味での実用性や、本から得
た知識が実生活で活かせそう、という実用性もありますし、考え方を柔軟に
して精神的に若返る、などいろいろな側面がありますね。様々な視点から、
読めば得るところのある本、を集めたつもりです。
7月末の発売を「乞うご期待!」
Happy Reading!
△ △〃
w(´Θ`)w ぺこりぶひ〜
http://buhimaman.at.webry.info/(ブログで〜す)
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『多聴多読マガジン 8月号』 定価1380円(税込)
http://www.cosmopier.com/eio/backnum/backnum_09.html
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