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『年号を暗記させられたから歴史はきらい』な人にも聞いてほしい歴史です。年表や地図がなくてもわかる歴史です。あなたが知らない意外な日本史、中国史、これまで日本が避けてきた台湾という『国』の台湾史、モンゴルの歴史、ベトナムの歴史まで語ります。

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2008/09/22

■第443回 超大国のはざまに生きる(グルジア史入門その4)

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■第443回 超大国のはざまに生きる(グルジア史入門その4)

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 コーカサス地方は東と西を結ぶ十字路であり、古来から多くの民族が来て
は去っていきました。

 ペルシャ、ギリシャ、ローマ、アラブ、トルコなどです。

 尚武の気質を持つグルジア人は常に戦い、和して民族の保持に努めました。

 それが大国に挟まれた民族の知恵です。


 第1回から第221回までのバックナンバー一覧は、下記をごらんください。
            http://blog.mag2.com/m/log/0000183170/108501028.html

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●キリスト教の国に

 東方にパルティアが勃興すると、現在のトルコ、イラン、イラクの国境地
帯はローマとパルティアとの争奪戦に巻き込まれました。

  当時の『超大国』ローマとパルティアは何度も武力衝突を重ねましたが決
着がつきませんでした。

 紀元298年、ローマとパルティアは和を結び、グルジアはローマの勢力
圏となりました。

 それでも、基本的には両国の敵対関係は続きました。


  紀元1世紀にユダヤの地で成立したキリスト教は、西方だけでなく東方へ
の布教が行われました。

 330年、キリスト教がグルジアの国教となりました。

 グルジアは世界で最も早くキリスト教を国教としたのです。 

 当初はアンティオキア総司教の管轄でしたが、5世紀にグルジア正教会と
して独立しました。

 アンティオキアは現在のシリアにあった港湾都市です。

 キリスト教化とともに、以前のグルジア文字は消滅し、新しいグルジア文
字が生まれました。

 その文字はグルジアだけでなく、周辺にも広がりました。

 イスラエルのエルサレム、エジプトのシナイ半島で、グルジア文字の碑文
が発見されています。


●大国の間で

 グルジアをめぐる争いはローマが東ローマに、パルティアがササン朝ペル
シャに、変わっても続きました。

 6世紀後半、グルジア人はササン朝ペルシャを追い払いました。

 しかし、地方政権が分立して統一した国家ではありませんでした。

 その地方政権のひとつがアブハジアにありました。

 現在はグルジア共和国の領内にあって分離独立を求めている『アブハジア
自治共和国』がそれです。


 ペルシャの次はアラブがコーカサスに登場しました。

 7世紀のアランビア半島で興隆したイスラムを信じるアラブが、長い年月
の争いで疲弊したササン朝ペルシャを滅亡させました。

 イスラム勢力はグルジアに侵攻し、グルジアを勢力下に収めました。


 10世紀、グルジアはイスラム勢力を駆逐し、東ローマ帝国の同盟国とな
りました。

 現在のトルコは当時の東ローマの領土であり、その影響はコーカサス地方
にまで及んでいたのです。


●新たな脅威

 11世紀後半、セルジュク・トルコがコーカサス地方に侵攻してきました。

 セルジュク・トルコは中央アジアから移動してきたチュルク系の民族です。

 この中から、後にアジア、アフリカ、ヨーロッパにまたがる大帝国を建設
したオスマン・トルコが誕生します。


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第443回)(2008年09月22日号)
                    (メールマガジンID:0000183170)

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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。

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