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『年号を暗記させられたから歴史はきらい』な人にも聞いてほしい歴史です。年表や地図がなくてもわかる歴史です。あなたが知らない意外な日本史、中国史、これまで日本が避けてきた台湾という『国』の台湾史、モンゴルの歴史、ベトナムの歴史まで語ります。

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2008/08/13

■第426回 なぜイギリス料理は、まずいのか(その1)(身近な生活のイギリス近代史)

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■第426回 なぜイギリス料理は、まずいのか(その1)(身近な生活のイギリス近代史)

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 人間は生きるため食べるのか、食べるために生きるのか、という命題があ
ります。

 それは、国民性によって違いますし、人それぞれの人生観によっても変わ
ります。

 ヨーロッパでは、料理がうまい国、まずい国があるといわれています。

 それは、かなり単純化された見方でもあります。

 まずい国の代表?として、イギリスの料理があげられます。

 なぜ、そういわれるようになったのか、歴史をさかのぼってみましょう。


 第1回から第221回までのバックナンバー一覧は、下記をごらんください。
            http://blog.mag2.com/m/log/0000183170/108501028.html

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●イギリス人は味音痴?

 ごくごく一般的ですが、ラテン系の国は『料理がうまい』、アングロサク
ソン系の国は『料理がまずい』といわれています。

 ドイツはゲルマン系で、アングロサクソン系と同族だからでしょうか、『
料理がまずい』国に含まれています。


 なぜ、イギリス料理がまずいか、については諸説あります。

 まずは「質実剛健なアングロ・サクソンのプロテスタント国家であるから、
粗食を基本にしたのだ」に始まり、いろいろあって、極めつけは「イギリス
人は味音痴なのだ」です。

 最後は、フランス人が言いそうな完全な悪口です。

 上記の『いろいろ』の中に、興味を引かれる説明があります。

 それを以下に記します。

    イギリスの上流階級は、こども時代は『ナニー』によって育てられ
    る。

    『ナニー』が作る、単純で淡白な味の料理を食べているから、それ
    に慣らされてしまう。

    したがって、成人になっても美食家にならない。

    食文化をリードする上流階級の舌が貧弱では、イギリス料理がうま
    くなるはずがない。


●生みの親より育ての親

  ナニーとは、上流階級の子供たちの世話をする農民、労働者階級出身の女
性です。

 彼女たちは、ナースリー・ウィングと呼ばれる子供部屋専用の一部に暮ら
し、子供たちの世話、しつけ、食事の全てのめんどうをみます。

 子供たちは母親と接する時間は、1日の間でごくわずかです。

  日本でも江戸時代以前の上流階級では、子供が生まれると、乳母とよばれ
る女性が、その子供の生活の全てを担当していました。

 実の母親でなく、乳母がお乳を与えていたのです。

 子供から見れば、常に乳母が身のまわりにいましたから、実母よりも乳母
の影響を大きく受けていました。


 人間の一生は、子供時代の環境によって決まるともいわれています。

 ナニーの資質によって、子供たちの成長が大きく影響を受けるでしょう。

 特に食事の好みは、農民、労働者階級出身のナニーの味覚に変わってしま
うかも知れません。


●にわとりとたまご

 食事の質は食べる側でなく、作る側の技量に大きく左右されます。

 作る側の技量が高ければ、食べる側の舌を成長させ、さらに作る側の質の
向上の要求となります。

 どちらが『にわとり』『たまご』であるかを決めるには困難ですが、まず
は作る側が出発点でありましょう。


 その場合の疑問は、農民、労働者階級の作る料理は、単純で『まずい』も
のであったのでしょうか。


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第426回)(2008年08月13日号)
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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。

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