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『年号を暗記させられたから歴史はきらい』な人にも聞いてほしい歴史です。年表や地図がなくてもわかる歴史です。あなたが知らない意外な日本史、中国史、これまで日本が避けてきた台湾という『国』の台湾史、モンゴルの歴史、ベトナムの歴史まで語ります。

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2008/08/11

■第425回 お茶の民、イギリス人(その4)(身近な生活のイギリス近代史)

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■第425回 お茶の民、イギリス人(その4)(身近な生活のイギリス近代史)

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 日本の俳句は『世界最短の詩』といわれています。

 ご承知のように、俳句には季語があります。

 それによって、季節感をだすことができます。

 季語のひとつに『甘酒』があります。

 『甘酒』は、夏の季語なのです。

 江戸っ子が好んで飲みましたが、彼らは見得をはったり、痩せがまんで飲
んだわけではありません。

 猛暑を乗り切る知恵として、麹でつくる『甘酒』を好んだのです。


 現在でも熱中症予防のひとつに『水分を多くとる』があります。

 江戸時代は、水分と栄養分を補給する飲み物として『甘酒』は重宝されま
した。

 ご先祖さまの知恵のひとつです。


 第1回から第221回までのバックナンバー一覧は、下記をごらんください。
            http://blog.mag2.com/m/log/0000183170/108501028.html

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●食事のパターン

  英語には、お茶が登場することばとして、『アフターヌーン・ティー』の
他に『ハイ・ティー』があります。

 アフターヌーン・ティーは、お菓子を食べながら楽しむお茶ですが、ハイ
・ティーは、肉料理がついたお茶です。

 ハイ・ティーはお茶というよりも、実質的には食事といっていいでしょう。

 イギリス人の食事は、第二次世界大戦まではふたつのパターンに分かれて
いました。

 それは、『ランチ』型と『ディナー』型です。


●ティーはティーでも

 ランチ型は、昼は軽く、夜が正餐(1日の中の中心の食事)です。

 ディナー型は、昼が正餐で、夜は軽い食事です。

 上・中流階級がランチ型、労働者階級がディナー型でした。


 仕事に追われる労働者は、午後からの仕事に備えて、昼にしっかりとした
食事をとったのでしょう。

 上・中流階級が正餐である夕食の前に、アフターヌーン・ティーを楽しみ
ました。


 上・中流階級がアフターヌーン・ティーを楽しんでいるころ、労働者階級
はハイ・ティーをとっていました。

 それは空腹を満たすための食事ですが、アフターヌーン・ティーにならっ
てか、ハイ・ティーとつけたようです。

  それとは別に、お茶が労働者の生活の中で大きな役割を占めており、飲み
物としてよりも、食品として扱われていたのかも知れません。


●身を守るために

 過密と汚染の大都市で労働者が暮らすために、お茶は欠かせないものにな
っていきました。

 当時のロンドンは、コレラ、チフスが流行していました。

 それは不衛生な生活環境が原因でした。

 現在でこそ、上下水道が完備していますが、当時は未整備な状態でした。

 当時の飲料水の汚染は深刻で、それがコレラ、チフスなどの病気の発生源
でした。

 病気から身を守るため、生水は飲まず、必ず沸騰したお湯を使うお茶は最
善の健康であったのです。


●酒の代わりに

 当時の中流階級は労働者階級のお茶を飲むことを奨励しました。

 それは、労働者階級の貧困、堕落が飲酒にある考えていたからです。

 社会活動家は禁酒運動を行い、代わりにお茶を飲むことを奨励しました。


 しかし、労働者たちは『禁酒』『健康』のためにお茶を飲んだわけではあ
りません。

 それは「お茶がおいしい」「ほっと一息」、ただそれだけの理由であった
かも知れません。


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第425回)(2008年08月11日号)
                    (メールマガジンID:0000183170)

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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。

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