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『年号を暗記させられたから歴史はきらい』な人にも聞いてほしい歴史です。年表や地図がなくてもわかる歴史です。あなたが知らない意外な日本史、中国史、これまで日本が避けてきた台湾という『国』の台湾史、モンゴルの歴史、ベトナムの歴史まで語ります。

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2008/08/06

■第423回 お茶の民、イギリス人(その2)(身近な生活のイギリス近代史)

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■第423回 お茶の民、イギリス人(その2)(身近な生活のイギリス近代史)

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 人間の生活は時代によって変化します。

 女性がその変化に果たした役割は、決して小さいものではありません。

 しかも時代が進むとともに、その役割は大きくなるばかりです。


 第1回から第221回までのバックナンバー一覧は、下記をごらんください。
            http://blog.mag2.com/m/log/0000183170/108501028.html

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●トワイニング、リプトンが誕生

  18世紀初頭、お茶を飲む習慣が広がると、お茶専門の店が誕生しました。

 日本でも名を知られたトワイニング、リプトンです。

 1706年、初代のトーマスがコーヒーハウスを開きました。

 1713年、『ゴールデン・ライオン』という名の茶葉売り専門の店を開
きました。

 それから約300年ですが、トワイニングの歴史は、まさにイギリスのお
茶愛好の歴史でもあります。


 当時のトワイニングの顧客名簿が残されています。

 それによれば、顧客の大部分は貴族、教会の聖職者、法律家、医者、そし
て官僚などでした。

 当時は、お茶は高価であったため、裕福な一部の階級の飲み物でした。

 朝食にお茶を飲む習慣が生まれたのは、この頃といわれています。


●女性歓迎! ティー・ガーデン

 当時は、大人向けの遊園地、公園が大変な人気がありました。

 本来は『ガーデン』ですが、やがて『ティー・ガーデン』と呼ばれました。

 『ガーデン』は上流階級の人々に、くつろぎと娯楽を提供していました。

 当時に軽い食べ物とお茶、コーヒー、ココアも用意してありました。

 その中でも、お茶が最も人気が高かったため、『ティー・ガーデン』と呼
ばれるようになったのです。


  これほどに『ティー・ガーデン』が人気を集めた理由のひとつに、女性も
入園できたことがあります。

 女性がお茶の愛好者となったことが、イギリスのお茶の習慣に大きな影響
を与えています。

 ひとつの例として、『アフターヌーン・ティー』があります。


●女性から生まれた、アフターヌーン・ティー

 女性といっても、ここでは自ら働く必要のない上流階級の女性です。

 彼女たちの午後は、友人や知人の自宅を互いに訪問するためにありました。

 そこでの午後のひとときに供される飲み物が従来のワインからお茶に、食
べ物がケーキからバターつきパン、甘い菓子に変わりました。

 これが午後のティー・タイムであり、やがて『アフターヌーン・ティー』
として習慣の一部となりました。

 19世紀半ばに上流階級に広がった『アフターヌーン・ティー』は、同じ
世紀の後半には、中流階級の生活習慣となっていきました。


●変る生活

  上・中流階級での『アフターヌーン・ティー』の習慣の定着は、生活の変
化が影響したといわれています。

 18世紀の1日の食事は、

     朝食をたっぷり、10時から、

     昼食は軽く、

     晩餐は豪華に、6時から、でした。


 ところが、19世紀なると、朝食が早く、晩餐が遅くなりました。

 つまり、昼食から晩餐までの時間が長くなったため、途中で『腹ふさぎ』
に食べる必要が生まれました。

 それが『アフターヌーン・ティー』です。


 晩餐が遅くなった理由については、諸説あります。

 ひとつは、「当時のヴィクトリア女王の晩餐が遅かったため、それが広ま
った」です。


 もっとも妥当な理由は、社会の複雑化、経済活動の活発化にともない、仕
事の時間が長くなった、があげられます。

 中流階級が混雑する都市の中心部を離れて、快適な郊外へ移り、通勤時間
が長くなったことも、その要因です。

 まさに、現在の日本と同じ状況が19世紀半ばのイギリスにありました。

 鉄道網の発達が『長距離通勤』を可能にしたという、これも現在の日本と
同じです。


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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。

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