ムーンライトメルヘン紀行第882回
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ムーンライトメルヘン紀行
882回
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☆タイトル☆
「オマル・アル・ネマーン王とそのいみじき二人の王子
シャールカーンとダウールマカーンとの物語」その55
千一夜物語
☆前回まで☆
父王の許可がおりないので、ダウールマカーンは、姉のノーズハトゥと一緒に、
ラクダに乗ると、闇にまぎれて、ひそかに巡礼へとでかけてしまいます。
☆あらすじ☆
巡礼の一行は、無事に聖なるメッカの地にたどりつきました。
ダウールマカーンとノーズハトゥは、アラファート山上に到着し、
儀式通りに神聖なつとめをはたして、この上なく悦んだのでした。
けれども、二人はメッカだけでは満足しようとせず、
さらに、メディナに預言者の墓を拝みにいくことにしたのです。
他の巡礼たちは、自分の国に戻ろうといたしましたが、
ダウールマカーンは、姉に言いました。
「姉上、私は聖なる都、エルサレムを、ぜひ訪れたいと思います。」
すると、ノーズハトゥは言いました。
「わたくしもまたそうです!」
そこで、今度は、ある商隊(キャラバン)の出発に便乗して、
アブラハムの聖なる都に向かって出発することにいたしました。
たいそう難儀な旅行の末に、二人はとうとうエルサレムに行き着きました。
けれども、その途中で、ダウールマカーンとノーズハトゥは
熱病の発作を起してしまいました。
姉のほうは、四、五日で治ってしまいましたが、
弟の方は、依然として病み続け、病状は、ますます重くなってゆくばかりでした。
そこで、二人は、エルサレムで、旅宿の小さな一室を借りると、
弟は、病に悩まされながら、片隅に横たわったのですが、
ダウールマカーンは、ついに意識を失い、人事不省におちいってしまいました。
☆ちょっと感想☆
あこがれの巡礼の旅が、大変なことになってしまいました。
病気を治す方法はあるのでしょうか?
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参考文献
岩波文庫 完訳「千一夜物語」
続きをお楽しみに!
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