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2007/11/26

「ちょっと一言」本当に、自分は特別?

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     「ちょっと一言」 こころの栄養       2007/11/26
                               第90号
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■皆さん、こんにちは。
 
 いつもお読みいただきありがとうございます。  

 今日は「特別扱い」についてお話しします。


■A子さんは、職場で好きな人ができました。

 その人は、B男といい、長身で甘いマスクをしていて、おまけに

  仕事もバリバリこなすエリート社員でした。

 A子さんは、B男のことが気になって仕方がありません。

 付き合っている人がいるのか。いないのか。

 あるとき、気が付けばA子さんはB男の尾行をしていました。

■会社を出て、しばらく尾行を続けていると、B男は古ぼけた喫茶

  店に入りました。

 A子さんも、気付かれないようにそっとそのお店に入り、お店の

 真ん中に置かれた観葉植物のすぐ横に座りました。

 A子さんの姿は観葉植物が影になって、B男からは直接見えませ

 ん。

 B男が、店員さんにホットコーヒーを頼んで、しばらくすると、

 一人の若い女性がお店に入ってくるのが分かりました。

 A子さんは、その女性を見て驚きました。

 なんと、A子さんの会社の入っている雑居ビルの一つ下の階にあ

 る貿易会社に勤めている女性でした。


■二人の話し振りをみていると、どうやらつきあっているようです。

 A子さんは、一瞬あきらめようとしたのですが、すぐにこんな考

 えが浮かびました。

 「つきあっている人がいても、とりあえず、思いは伝えよう」

 翌日、A子さんは、会社の帰りにB男を待ち伏せて、その思いを

 伝えました。

 そのとき、B男はいいました。 

 「今つきあっている人がいるけど、君とは特別につきあってあげ

  る」

 それから、数日たって、二人は付き合いはじめました。

 B男は、先の女性とはまだ、別れていません。

 つまり、二股をかけていたのです。

 そのときA子さんは、思っていました。


 「本当は、二股なんてかける人じゃない。私だから、前の彼女と

  別れる前につきあってくれたんだ。・・・私は特別」

 と。


■それから、3ヶ月が過ぎました。

 どうやら、B男は前の彼女と別れたようです。

 しばらくは、夢のような毎日が続きました。

 ところが、空がどんよりと曇ったある日曜日の昼前に事件は起こ

 りました。

 A子さんは、買い物を終えてデパートを出たとたん、思わず買い

 物袋を落としてしまいました。
 
 なんと道路の向かいの歩道を、B男が見知らぬ若い女性と腕を組

 んで歩いていたのです。

 
 その若い女性は、B男と歩きながら思っていました。

 「私は、特別」 

 と。



■さて、

□□□  今日の「ちょっと一言」です。  □□□

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【 本当に、自分は特別? 】
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■交通事故で毎日のように人が亡くなっている記事が新聞に載りま

 す。

 この記事を見た私たちは

 「こんな事故もあるんだ」

 と思いますが、


 「自分も気を付けなければ」

 とは、思いません。

 
 また、友達から悩みについてアドバイスを受けても

 「そのケースとは違う。私のは特別」

 と思ってしまうこともあります。
 

■そう、

 「自分は特別」

 「私は、事故には遭わない」

 「私は、もっとかわいそう」

 という自分に都合のいい考えがどこかにあります。

 もちろん、毎日起こる他人の出来事をいちいち我が身のことと、

 捉えていたら、とても日常生活はおくれません。


 
■でも、時々

 「本当に 自分は特別?」

 と考えてみると、

 違う考え方ができるかも知れません。

 ひょっとすると、悩みが解決するかも知れません。

 
 下の本にも特別扱いの心理について書かれていますので、ご参考
 までに

「不機嫌」になる心理  加藤 諦三 著
 価格:¥ 500(定価:¥ 500)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569691951/ref=nosim/?tag=mag2com02f-22


■さて、いつものように、ここから私の学生時代の経験をモデルに
 脚色を加えた青春物語
 
   【うしのフットボール】です。

 今回は90回目です。参考のために89回目も掲載しておきます。
  
 決して、フットボールの技術指導ではありません。

 田舎で若者がフットボール部を作って、僅か2年で関西大会出場
 を果たした物語です。

 (脚色を加えていますので、登場人物等は架空のものです)


■この物語の中にも生き方のヒントが、たくさんでてきます。
 がまんして読み続けてください。
 
 ではどうぞ。

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      【 うしのフットボール 】 第90回
───────────────────────────────

【 前回分 】

 うしとは変わった愛称である。学校で呼ばれるのはまだいいが、

 これが駅とかの人の集まるところだと、大変である。

 三木高校の最寄駅である神戸電鉄の三木駅でこんなことがあっ

 た。

 日曜日の朝、試合に行くために、改札を入って電車に乗ろうと

 していたときである。

 駅は、休みを利用してこれから出かけようとするお客さんで混

 雑していた。

 その混雑の中で集合時間に遅れてやってきたぜんが、先を行く

 うしに向かって大声で言った。

 「うし〜い、待ってくれ〜」

 それを聞いたまわりのお客さんは、みなあたりをキョロキョロ

 と見まわした。

 お客さんは駅にうしがいると思ったのである。
 
 このうしという愛称は、中学校のサッカー部時代に付けられた

 ものである。

 本名、赤城潮。「あかぎうしお」と読む。

 当時、サッカーシューズのメーカーに「うしとらタイガー」と

 いうのがあった。

 「潮」の発音から、「うしお」になって、それがやがて「うし

 とらタイガー」に変わった。

 だから、しばらくは、「うしとらタイガー」と呼ばれていた。

 しかし、あまりに長いので、いつしか省略されて「うし」にな

 った。

 以後、高校に入ってからも中学校の同級生が皆そう呼ぶため、

 「うし」が継続している。

 女子はさすがに「うし」とは呼ばずに「うしちゃん」と呼ぶ。

 それにしても、変な愛称である。



【 90回 】
 
 卒業式の日が明日に迫った。

 フットボール部の連中は、部室に集まっていた。

 「明日でお別れやなあ」

 誰かがいった。

 すると

 「いままで世話になった人に恩返しせなあかんな」

 と大将がいいだした。

 いかにも義理堅い大将らしい言葉である。

 「何か送り物でけへんか」

 「う-ん。金ないしなあ」

 「ただのもんないか」

 「どうせただで配るやつとか」

 と大将が尋ねたとき

 「さっき体育館にいったら、明日の紅白饅頭が積んであったけ

  どなあ」

 ぜんがなにげなくいった。

 それを聞いた大将は

 「それや」

 思わず手をたたいた。そして

 「どうせ、俺らがもらうんやから先にもろうて、お世話になっ

  た人に配ったろ」

 「明日はそんな暇ないし」

 といいだした。

 「ええ・・・」

 皆絶句したが

 「どうせもらうんやからええか」

 ということになって

 自分の紅白饅頭はいらないという仲間を集めて、その分を先に

 使わせてもらうことにした。


  (次回に続く)

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 最後までお読みいただきありがとうございました。

  

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   発行者 (株)ナレッジストア 
      岩崎吉男    mag@knowledge-store.jp
      技術士(電気・電子)
 
  http://www.knowledge-store.co.jp/e-ten/
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