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人生いかに生きるべきか。学校では教えない社会人の生き方を、部下400人を抱えた元サラリーマンが、実体験をもとに配信します。若者が田舎でフットボール部を作り、僅か2年で関西大会出場を果たした青春物語とともにこころの栄養補給をどうぞ。

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2007/08/12

「ちょっと一言」世の中、本当は、お勉強よりも人間性

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     「ちょっと一言」 こころの栄養       2007/8/12
                               第85号
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■皆さん、こんにちは。
 
 いつもお読みいただきありがとうございます。  

 今日は「お勉強と社会常識」についてお話しします。


■「出世コース」

 昔よく聞かれた言葉です。

 その代表的なコースが、東大法学部 → 中央省庁 → 天下り

 → 天下り (以下繰り返し)

 でした。

 (最近はご存知のようにこれが崩れつつありますが)


■そして、一部の親たちはまるで一流大学に入学さえすれば、出世

 コースに乗って将来が約束されているかのように、一流大学入学

 を我が子の最終目標としてきました。

 社会に出ておられる皆さんは、これが間違いであることはよくお

 分かりですが、一流大学を卒業することと、仕事ができることと

 は、全く関係がありません。

 仕事は、人と人との関係においてするものだからです。

 コミュニケーション能力、責任感、おもいやり等がない人物は、

 仕事を円滑に進めていくことができないのは明白です。

 
 また、世の中にはいわゆる「お勉強」だけができて、社会常識が

 ない人もたくさんいます。


■昔の話で恐縮ですが、私の学生時代にこんな大学教授がいました。

 その教授は、恐ろしく頭の切れる人でした。

 それが災いして講義は自己満足の世界で、誰もその講義の内容に

 ついていける者はいませんでした。

 学生が理解できているのか、いないのか、そんなことは全く教授

 の眼中にはなかったのです。

 ただ、あるのは自己陶酔の世界だけでした。


■教授は子どもの頃から、誰とも遊ばずにお勉強一筋に生きてきた

 人でした。

 そんな教授が、ゼミの飲み会に出席したときのことです。

 一次会が終わって、二次会に行くことになり、そのときは初めて

 教授も参加することになりました。

 二次会に選ばれたのは、ある院生のなじみのスナックでした。

 ドアを開けたとたん、きれいな店のお姉さんが目に入った教授の

 顔は、みるみる緩んでいきました。
 
 2次会が始まって10分くらいたったころ、店のお姉さんがその

 教授に言いました。

 「先生、私も一杯いただいていいかしら」

 「どうぞ、???」

 教授は、なんだか歯切れの悪い返事をしました。

 その後、お姉さんは、勢いづいて水割りをせっせと自分で作って

 飲んでいました。


■2時間くらい経って、幹事がママにお勘定の催促をしたところ

 「はあ〜い。5万でえ〜す」

 と嬉しそうにお姉さんが、メモ用紙に金額だけを書いた紙を幹事

 に渡しました。

 すると、それを横で見ていた教授が、メモ用紙を取り上げて

 「これでは、中身が分からんやないか。中身を教えなさい」
 
 と言い出したのです。

 お姉さんが仕方なく、シドロモドロに説明を始めました。
 
 「ええ〜と、先生が水割り3杯で、・・・、私が水割り5杯・・」

 それを聞いたとたん、教授はお姉さんを諭すように言いました。

 
 
 「あなたの分は、あなたが飲んだのだから、あなたが払いなさい」

 「???」

 

 定年前の教授は、今までスナックで飲んだことがなかったのです。
  


■さて、

□□□  今日の「ちょっと一言」です。  □□□

────────────────────────────────
【 世の中、本当は、お勉強よりも人間性 】
────────────────────────────────

■この教授のようなタイプは、教授になれて本当に良かったと思い

 ます。

 一般企業に就職していれば、うまく人間関係が築けずに潰れてい

 たかも分かりません。

 お勉強もそうですが、全てのことは優れた人間性という土台があ

 ってこそ、その価値が発揮されるものなのです。 


■子どもの教育で一番大切なこと。


 それは、優れた人間性を身に付けさせてあげることです。




■さて、いつものように、ここから私の学生時代の経験をモデルに
 脚色を加えた青春物語
 
   【うしのフットボール】です。

 今回は85回目です。参考のために84回目も掲載しておきます。
  
 決して、フットボールの技術指導ではありません。

 田舎で若者がフットボール部を作って、僅か2年で関西大会出場
 を果たした物語です。

 (脚色を加えていますので、登場人物等は架空のものです)

■この物語の中にも生き方のヒントが、たくさんでてきます。
 がまんして読み続けてください。
 
 ではどうぞ。

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      【 うしのフットボール 】 第85回
───────────────────────────────

【 前回分 】

  「シックス・ツー、シックス・ツー、レディ・セット・ダウン、

  ワン、ツー」

 ボールが動き出すと同時に三木高校のラインは、相手をブロッ

 クせずに横に寝そべった。

 守備選手は勢いよく当たろうと前のめりの姿勢になっていたた

 め、不意をつかれて皆転倒した。

 守備ラインが全員倒れて前方に視界が広がったみんさんは、右

 端から斜めに走りこんでくるフランカーの南川めがけて正確に

 ボールを投げ込んだ。

 そのボールを南川はゴール内でしっかりと受け止めた。

 経験を積んだ南川の手は、もう春のように緊張でこわばること

 はなかった。

 「ピー」

 笛が鳴ると同時に大きな歓声が湧き上がった。

 2点コンバージョン成功。

 同点。

 残り56秒。

 三木高校が勝つには、次のキックオフで、オンサイドキックを

 するしか選択肢はない。

 敵陣深くに蹴りこんで、相手方にボールを渡せば、4回の攻撃

 で時間を消費されてゲームオーバーになってしまうからである。

 キックオフで蹴られたボールは、パントと異なり本来フリーボ
 
 ールである。

 すなわち、早くそのボールを確保した側に攻撃権が与えられる。

 だから、少しだけ前にボールを蹴ってそのボールを自分たちで

 確保すれば、攻撃権がとれる。

 ただ、成功する確率が少ないので通常は、敵陣奥深くまでボー

 ルを蹴りこむ。


 オンサイドキックが成功すれば三木高校には続いて攻撃権が与

 えられる。

 攻撃権を取ることは勝つための絶対条件である。



【 85回 】

  うしは、慎重にボールの頭を地面にたたきつけるように蹴った。

 ボールは斜め前方に大きくバウンドしながら転がりだした。

 そのボールを三木高校の連中は必死に追いかけた。

 もう少しで大将がボールに追いつく。

 しかし、あと一歩のところで無常にも、市立西宮の選手がこの

 ボールを抑えた。

 奇跡は2度起こらなかった。

 敵陣45ヤードから市立西宮の攻撃となった。

 だが、市立西宮も有効な攻撃ができず、レフェリーの笛で試合

 終了となった。

 21対21、引き分けである。

 その場で、1週間後の再試合が決定された。

 関西大会まで時間がなかったからである。

 
 1週間はすぐに過ぎ、再試合の日がやってきた。

 市立西宮高校とは、春から数えて3回目の試合である。

 いつものようにフィールドに整列して両校の挨拶が始まった。

 対面した三木高校の連中は、相手の人数が少なくなっているの
 
 に気がついた。

 (なんか人数が減ったみたい)

 皆そう思った。

 試合が始まったが、いつものねずみはいなかった。

 かわりにボールを持って走っていたのは、いままでに見たこと

 のないランニングバックだった。

 前半は両校とも様子見模様で0対0に終わった。



  (次回に続く)

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 最後までお読みいただきありがとうございました。

  

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   発行者 (株)ナレッジストア 
      岩崎吉男    mag@knowledge-store.jp
      技術士(電気・電子)
 
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