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2007/01/31

メールでわかる最新金融事情Vol.17-2006年新規株式公開市場の分析(2)

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          メールでわかる最新金融事情     H19.1.31 Vol.17
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 このメールマガジンでは、ビバルコ・ジャパンが新株予約権、優先株式、
 M&A、株式公開(IPO)などの最近の金融市場の動向を解説いたします。
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 ■ 2006年新規株式公開市場の分析(2)

2006年度(2006年1月−12月)に新規公開した会社は188社であっ
たが、初値の騰落率(発行価格に対する初値の割合)では、全体で平均77%の
騰貴となった。発行価格に対して初値が騰貴した企業は159社、発行価額と初
値が同額であった会社が9社、発行価格に対して初値が下落した企業は20社だ
った。個別の銘柄では、ジェイテックが773%、eBASEが543%、比較.com
が500%の騰貴となった。また、KFE  JAPANが▲42%、メンバーズが▲40
%、神戸物産▲20%の下落であった。個々に騰落の理由はあると考えられるも
のの、2006年度の日経平均の最高値が4月7日の17,563円であったこと
から、4月7日付近で上場された株式は発行価格に対して大幅に騰貴しており、
対照的に後半に上場した企業は初値が発行価格よりも下落している傾向にある。

(騰落率上位10社、騰落率下位10社はウェブサイトをご覧下さい。 
                    http://www.bevalco.com/report/) 

市場全体の騰落率を分析した場合には、2005年に比べ、2006年は全体に
占める200%以上の騰貴率の会社割合が20%から10%に減少し、初値が発
行価格に対して下落してしまった企業の割合が2%から11%と増加している。

(2005年全社騰落率、2006年全社騰落率はウェブサイトをご覧下さい。 
                    http://www.bevalco.com/report/) 

市場ごとに初値騰落状況、騰落率の平均値を検討した場合、初値が下落している
会社は各市場に分散しており、必ずしも新興市場に上場した会社の初値が下落し
ている訳ではないということが分かる。騰落はどの市場に上場したかよりも、い
つ上場したかによる影響が大きいと考えられる。騰落率の平均値から分析した場
合には、東証マザーズが104%、ヘラクレスが148%、札幌アンビシャスが
149%となっており、新興市場が東証1部、2部よりも高い騰落率となってい
る。

(市場別騰落率はウェブサイトをご覧下さい。
                    http://www.bevalco.com/report/)

証券会社の観点から2006年の新規公開を分析した場合、主幹事数では大和証
券SMBCが43社、野村證券が34社、日興コーディアル証券が22社となってお
り、大手証券会社が主幹事となることが多いことが分かる。先日、みずほ証券と
新光証券の2008年1月1日での合併が発表となったが、みずほインベスター
ズ証券まで含めたみずほグループとしては、41社の主幹事となっており、首位
の大和証券SMBCとほぼ同じ主幹事数となっている。

マネックス証券は、主幹事数は3社と少ないものの、100社の新規公開に関与
しており、新規公開会社の半数以上について、株式を引受けている。ネット証券
会社は、主幹事数は少ないものの、近年、個人投資家が多数増加しており、販売
力は高いことから、株式を引受ける会社数が多くなっているものと考えられる。

(証券会社別主幹事数、関与会社数はウェブサイトをご覧下さい。 
                    http://www.bevalco.com/report/)

証券会社別の引受総額は、やはり大和証券SMBCが最も多額で3759億円、次い
で野村證券の2638億円、日興コーディアル証券の2116億円となっている。
引受総額で大手証券会社が上位となっている理由はやはり各案件において引受株
数が多くなる主幹事を数多くつとめていることによるものである。

引受総額のランキングの中で特に目を引く点としては、ゴールドマン・サックス
証券である。ゴールドマン・サックス証券の関与会社数は3社と少ないものの、
引受総額は上位となっている。ゴールドマン・サックスグループで再建を行った
アコーディア・ゴルフの引受けを行っており、478億円の総額を行っているこ
とによるものである。

(証券会社別引受額はウェブサイトをご覧下さい。 
                    http://www.bevalco.com/report/)

2006年の新規公開会社としては、あおぞら銀行、ミクシィといった銘柄が新
規公開銘柄として注目を集めた。

2007年もカーライルグループがウィルコムの上場を目指しているといった話
もあり、引き続き2007年の新規公開会社の経過を分析したい。

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