子供と英語で話そう!アメリカ人親子の4行英会話  RSSを登録する

米国在住のネイティブ英語講師と日本の翻訳者が、アメリカ人の大人と子供のごく自然な会話を紹介。英語初心者や子供でもすぐ覚えられる短い英会話で、ポイントをやさしく解説。米国の家族の暮らしぶりもわかります。お子さんとミニ英会話を楽しんでみませんか?

現在休刊中です    
解除

規約に同意して

2007/02/15

【アメリカ人親子の4行英会話 #72】Fruit Snacks

=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*=*

     子供と英語で話そう! アメリカ人親子の4行英会話 No.72

                            Fruit Snacks          

                    2007/2/15 毎週木曜日発行
=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*=*

〜ネイティブの大人と子供はどんなふうに話しているの?
              親子でミニ英会話に気楽にチャレンジ!〜


皆さま、こんにちは! 発行者の金沢です(^^)

さて、先週号でお知らせしましたとおり、
本誌は今回をもって休刊させていただくこととなりました。

急の休刊でたくさんの皆さまにご迷惑をおかけしますこと、
心からお詫びいたしますとともに、
今までのご支援に心から感謝いたします。m(__)m

ひとまず最終号となりますが、
今回の会話もごくありふれた、アメリカの家庭の朝のひとこま。
ドタバタと玄関を出ようとするパパと娘のやりとりです。

でも、この会話が日本であるかというと・・・あんまりなさそう。
なんといっても日本では、学校におやつを持っていく習慣は
普通ないですものね。

本誌でもいろいろ解説してきましたが、
アメリカでは当たり前でも、日本人として改めて見ると
ちょっと驚くこと、いっぱいあったなぁ・・・
それでは、その辺の習慣の違いもチェックしつつ、
今日の会話をみてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★★ Fruit Snacks ★★

Eva : Dad, wait! I need a snack to take to school.

Dad : What do you usually take?

Eva : Mom usually tells me to take fruit,
         but we don't have any.

Dad : Here's a bag of lemon cookies. You can bring back
         the leftovers. Let's go!


[Notes by Mary-B]

In many American elementary schools, each child is allowed to
bring a snack to eat during a specific snack time for the class.
Teachers try to encourage parents to send nutritious snacks,
but sometimes parents send very fatty or sweet snacks for
one reason or another. 
This family is in a rush to leave for school.

------------------------------------------------------------------

【対訳】

★★ フルーツのおやつ ★★

イヴァ : パパ、待って! 学校に持っていくおやつがいるの。

パパ  : ふだんは何を持っていくの?

イヴァ : ママはいつもフルーツを持っていきなさいって
      言うんだけど、フルーツがないのよ。

パパ  : ほら、レモンクッキーのパック。中身が余ったら
      持って帰りなさい。さあ行こう!


[メアリーB先生のひとこと]

アメリカの多くの学校では、各生徒がおやつを持ってきて、
クラスごとに決まったおやつの時間に食べられるように
なっています。
先生は親に対して、栄養のあるおやつを持たせるように
指導していますが、ときに親もいろいろ事情があって、
とても脂っこいものや甘いものを持たせてしまうこともあります。
この会話の親子は、学校に大急ぎで出かけようとしているところです。

------------------------------------------------------------------

【会話中の表現について】

● Dad, wait! I need a snack to take to school.

snack は第70号でも説明しましたが、「おやつ、間食」を
広くさす言葉で、日本語でいうスナック菓子に限らず、
フルーツや甘いお菓子も、間食として食べれば snack になります。

ところで、イヴァちゃんはお父さんと学校に出かけようと
していますが、これはアメリカの家庭ではよくある光景。
たぶん毎朝、出勤のついでに学校まで車で乗せていってもらうか、
近くのスクールバスのバス停まで送ってもらっているのでしょう。

さて、アメリカの小学校の「おやつの時間(snack time)」は、
だいたい登校から昼食時までの中間、つまり10〜11時ごろに
設定されていることが多いようです。

毎日、学校におやつを持っていくというのは、
日本人的には「え?」と驚く感じもありますが、
実際、低学年の子供などはお昼までおなかを持たすのが大変だったり
しますから、その点では合理的なことかもしれませんね。

「メアリーB先生のひとこと」にあるように、多くの学校は
「栄養のあるおやつ」、つまり甘いお菓子などではなく、
なるべく子供の健康によい食べ物を持たせるように指導しています。

● Mom usually tells me to take fruit, but we don't have any.

fruit は日本語では「フルーツ」(fruits) と呼ばれますが、
「果物一般」をまとめてさすときは、
このように冠詞なしの単数形で fruit と言います。

fruit が数えられる名詞になって s がつくのは、
「果物の種類」を示すとき。
いちご、みかん、バナナ・・・と複数の種類の果物をさすときは、
fruits という言葉が使えます。

なので、There is some fruit. なら
種類はとわず、「果物が少しある」という意味。

There are some fruits. なら、意味としては
「数種類の果物がある」となります。

ちなみに、fruit が数えられる名詞になるといっても、
果物の「個数」を表すわけではありませんので、
果物が1つで one fruit、2つで two fruits...
のようには言えません。

また、we don't have any のところは、we don't have any fruit 
の fruit が省略されています。

イヴァのように、フルーツをふだん学校のおやつに持ってくる子は
多くいます。あとはチーズやナッツ類、クラッカーなども多いかな。
イヴァが今回持っていこうとしているクッキーは
「甘いお菓子」なので、本来はNGという学校もあります。

● Here's a bag of lemon cookies.

「はい、○○」と物を手渡すときや、何かを提示するときなどに
使えるのがこの Here's(Here is)... 。
複数のものを渡す/示すときは Here are... となります。

bag というと日本人は「バッグ」を思い浮かべてしまいがちですが、
英語の bag という言葉はバッグだけでなく
「袋状のもの」を広くさします。

たとえば trash(garbage) bag なら「ゴミ袋」。
また、アメリカでは紙袋にサンドイッチやリンゴなどを
ポンポンと入れてお弁当にすることも多いので、
お弁当のことを bag lunch と呼んだりもします。

なので、a bag of lemon cookies も「レモンクッキーの入った袋」。
アメリカでは子供の snack 用として、
クッキーやクラッカーなどを小袋にパック詰めしたセットが
スーパーでよく売られています。

● You can bring back the leftovers.

leftovers は「残り物」の意味。
もとは leftover という単語ですが、この意味ではふつう
s をつけて、複数形で使います。

leftovers は「残飯」の意味もありますが、一般には
あとでまた食べるためにとっておくような、
きれいに残された食べ物のことをいいます。

もう食べる予定もなく、ゴミ箱に直行しそうな残飯については、
ずばり garbage(生ごみ)と呼ぶことが多いです。

------------------------------------------------------------------

【編集後記】

先週、休刊のお知らせをしましたら、たくさんの方から
「残念です。でも今後もがんばって」というメールをいただきました。

励ましの言葉が胸にじーんときて、本当にうれしかったです。
こちらこそ今まで読んでいただいて、
本当にありがとうございました!!

子供との、たった4行の英会話ということで、
どれだけ楽しんでいただけるか心配しながらスタートさせた
メルマガでしたが、ネイティブのMary-B先生が生き生きした、
楽しい会話を書き続けてくださったこともあり、
おかげさまでたくさんの方々に読んでいただくことができました。

辞書もいらないようなやさしい4行の英語を、なるべく丁寧に説明する。
とくに日本人が引っかかりやすいところは念入りに。
そして何より、アメリカの家族がどんなふうに毎日暮らしているか、
その様子をなるべく生き生き伝えたい・・・

と、そんな思いで書いてきましたが、
とくにアメリカの日常生活のことについては
感想メールもたくさんいただき、
そうした何気ない「アメリカの日常」への関心が
とても高いことを感じました。

考えてみれば、このメルマガでご紹介した会話って、
いわばアメリカ人の「心の原風景」みたいなものなんですよね。
こうした会話を身近な人と積み重ねながら、
アメリカ人は大人になって、そして自分の子供と
また同じような会話を交わすわけです。

ここ3回のメルマガの会話をみても、学校でのおやつ、
食卓のキャセロール、楽しみだったカップケーキ・・・

アメリカ人の話す英語の根っこには、多くの人の思い出の中には
こういう風景があるんだ、ということを、
私自身もメルマガを書きながら改めて実感してました。

やっぱり、言葉は生活を映す鏡ですね^^

「教科」や「資格」ではなく、「生活(の道具)」としての
やさしい英語の楽しさを、少しでも皆さまにお伝えできたとしたら、
私としても本当にうれしく思います。

それでは、またいつかお会いできる日が来ることを楽しみに。
日差しも心なしか力強くなってきたこのごろ、
皆さまひとりひとりに素敵な春が訪れますように!!
どうもありがとうございました〜〜(^^)

------------------------------------------------------------------

執筆者プロフィール

Mary-Benton Gordon (通称 Mary-B) 英会話執筆担当
アメリカ・ノースカロライナ州在住。日本人など、英語を母語としない
学習者への英語指導プログラムであるESL(English as Second Language)
のベテラン講師。小学生の一男一女のやさしいお母さんでもあります。

金沢 みずき
Mary-B先生と同じ、アメリカ・ノースカロライナ州に在住後、
2006年7月に日本へ帰国。職業は翻訳者、翻訳歴は12年。
目下、小学2年生の女の子の日英バイリンガル子育てに奮闘中です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ ご感想・ご意見・お問い合わせは
  → oyako[AT]gen-info.net([AT]を@に変えてご送信下さい。)

■ 発行システム『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 

*当メールマガジンの著作権は執筆者らに帰属し、
 英文を含む文章等の無断転載を禁じます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在休刊中です
解除

規約に同意して

上へ戻る