2006/01/29
【第4号】画面の設定をする
「CAD」って何? 知ってる人も知らない人も、パソコンがあれば 始めることができる! 第4号 2006/1/29 =================================== 《きょうのテーマ》 画面の設定をする =================================== こんにちわ! pikaです。 インストールすると、すぐに操作をしたいところですが、 その前にしないといけないことがあります。 それは使いやすくするための設定です。 先に設定しておけば、あとは描くだけに集中できます。 では起動してみましょう。 デスクトップに作成されている『AutoCAD2006-Japanese』を ダブルクリックします。 「製品を実行」をクリックして、「次へ」をクリックすると AutoCADが開きます。 「新機能ワークショップ」が表示されますが、これはあとでも開くことが できるので、「次回からこのダイアログボックスを表示しない」を クリックして、「OK」をクリックします。 画面上でいくつかダイアログボックスが開いているときは閉じます。 これもあとで開くことができるので画面を広く使うために閉じます。 ツールパレットが表示されているときは、タイトルバー(青い部分です)の 上にある×ボタンをクリックすると閉じることができます。 今から操作していきますが、 うまくできなかったり違う操作をしてしまったときは、 キーボードの左上にある、Escキーをおしてください。 キャンセルしたことになります。 まだ操作していませんが、今、Escキーをおすと、 一番下のところに「コマンド:キャンセル」と表示されていると思います。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1.画面まわりの名称。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ ●タイトルバー 一番上の青いバー(タイトルバー)、ここに、今なんのソフトが立ち上がって いるか表示され、その右横に[]の中にファイル名が表示されています。 今はまだ名前を付けていないので、仮の名前、Drawing1.dwgとなっています。 dwgはAutoCADの拡張子です。 dwgっておぼえにくいけど、理由がわかれば簡単。 drawingの、dとwとgからつけられています。 ●メニューバー タイトルバーの下に、ファイル・編集・表示・・・とメニューバーが 並んでいます。 アイコンから選択しないときはメニューバーからコマンドを実行します。 ※コマンド=線を描きなさいとか、CADに今から何をするのか伝えます。 ●ツールバー メニューバーの下には標準ツールバー、文字スタイルツールバー、 2段目に画層ツールバー、プロパティツールバーが 並んでいます。 ツールバーの名前を見たいときは、ツールバーの先頭に2重の縦線があります。 2重の縦線にカーソルを合わせて作図領域(黒い画面)にドラッグすると ツールバーのタイトルが見えます。 元に戻すときは、タイトルバーをおきたい場所にドラッグします。 上だけじゃなく右や左にもツールバーがあります。 左にあるのが作成ツールバー、 右にあるのが修正ツールバーと表示順序ツールバーです。 表示順序ツールバーはあまり使わないので閉じましょう。 閉じかたは、どのアイコンでもいいのでアイコンの上で右クリック、 そうするとツールバーの一覧が表示されます。 先頭にチェックがはいっているのが画面上で表示されているツールバーです。 「表示順序」をクリックしてください。 非表示になったと思います。 ●UCSアイコン 作図領域の左下にこっちがX、こっちがYと、示している座標系があります。 これをUCSアイコンとよんでいます。 水平方向がX、垂直方向がYになります。 Xが0(ゼロ)、Yが0(ゼロ)を基準にして、 水平方向は左から右が正、右から左が負になり、 垂直方向は下から上が正、上から下が負になります。 Xが0、Yが0の位置は画面の左下にあると思ってください。 0,0を原点として考えます。 ●シート Excelみたいに作図領域の下に、 「モデル」「レイアウト1」「レイアウト2」というタプがあります。 通常、作図するときはモデルのタブでやります。 だから今はさわらないでください。 もしまちがってモデル以外のタブをさわってしまったときは、 何か聞いてきたときはキャンセルして、モデルのタブをクリックして ください。 ●コマンドウィンドウ 画面下に「コマンド:」と表示されている箇所です。 ひっついていますが、ひとつのウィンドウになっています。 線を描くのに線分というコマンドを実行すると、 ここに「コマンド:line」と表示され、「1点目を指定:」というように 次に何をするのかを指示してきます。 その指示に対して操作していきます。 作図していると作図領域ばかり目がいって、CADが指示してる内容に とんちんかんな答え方をしていたりすることがあります。 最初は作図領域とコマンドウィンドウを両方見るくせをつけましょう。 慣れてきたらCADが何を指示してくるのかわかるようになり、 コマンドウィンドウをあまり見なくてもできるようになります。 表示されるところはコマンドラインとよんでいるので、 操作していくときは、コマンドラインに「○○○」と表示されて います、というふうに書いていきます。 ●ステータスバー コマンドウィンドウの下にあるグレーのバーです。 左にXYZの座標が表示されています。 カーソルを動かすとXとYの座標が変わります。 今、カーソルがどこにあるのかがわかります。 まん中に複数のボタンが並んでいます。 出ているボタンはON、ひっこんでいるボタンはOFFの状態です。 クリックでON、OFFを切り替えることができます。 「極」「OSNAP」「モデル」をON、そのほかはOFFにしてください。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 2.使いやすく設定する。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 【メニューバー】ツール/オプションを選択します。 (または、コマンドウィンドウ上で右クリック/オプションを選択) ●コマンドウィンドウの表示を変える 表示のタブを選択します。 左上の「フォント」ボタンをクリック、 フォント:≪MSゴシック≫、フォントスタイル:≪太字≫、サイズ:≪14≫を 選択して、適用して閉じるボタン ●円や円弧の表示をなめらかにする 表示のタブを選択します。 右上の、「円弧と円の滑らかさ」の値を1000から10000に変更します。 値が小さいと円が多角形に表示されてしまいます。 (表示だけで、多角形になったわけではありません) 1000は微妙な値で、これでもいいのですが、 どんなに拡大してもきれいな円に表示するなら10000がいいでしょう。 ちなみに最高値は20000です。 大きくすれば表示はきれいですがパフォーマンスは落ちます。 最近のPCなら10000でも問題はないと思います。 動きが遅いと感じたら値を下げてください。 ●保存形式 開く/保存のタブを選択します。 左上の、「名前を付けて保存のファイル形式」ですが、 今は、AutoCAD2004図面(*.dwg)になっていると思います。 はじめてAutoCADをさわる人はそのままでいいです。 会社でAutoCADを使っているというかたは、会社のバージョンと あわせたほうがやりとりしやすいと思います。 家で作成したファィルを会社に持っていって使う、というかたで 会社のバージョンが2000、2000i、2002なら、 「名前を付けて保存のファイル形式」をAutoCAD2000図面(*.dwg)に 設定すると何も気にしないでやりとりできます。 お互いのCADでファィルを開くことができます。 (ここらへんは第2号を読んでいればわかりますよね) バージョンをおとして保存すると何か困ることがないか心配ですよね。 バージョンがあがるごとに新しい機能がふえます。 それが無視されることになります。 でも作成した図がなくなるということはないでしょう。 私はバージョンをおとして使っていますが、 今まで困ったことはないです。 ●自動保存 開く/保存のタブを選択します。 左下の、「自動保存」の間隔を10分から20分に変更しましょう。 PCがかたまって落ちたりしたときに定期的に保存してくれているので 20分なら、20分前までのファィルはあるということになります。 これもその人しだいなんですが、私は10分は短い。 ひんぱんに保存してくれるほうがいいとは思いますが、 自動保存が実行されるときに少しだけ時間がかかります。 ほんの数秒なんですが、これが何回もあると急いでいるときに 気になります。 だから私は20分ごとに保存しています。 では自動で保存されたファイル、どこにあるのでしょうか。 わかりにくい場所なので自分でわかる場所に変更しましょう。 フォルダはオプションの中では作成できないので、 エクスプローラであらかじめ作成しておいてください。 ファイルのタブを選択します。 「自動保存ファィルの場所」の前にあるプラスボタンをクリック、 表示された場所名をクリック、右上の参照ボタンを選択し、 フォルダを選択して、OKボタンをおすと設定ができています。 ●スタートの方法を設定 AutoCADを起動すると新しいファイルが1つ開きます。 もうひとつ、新しいファイルを開こうとするとどれを選んでよいやら・・・。 やってみましょう、オプションはOKボタンで閉じます。 (もし何かメッセージがあったらOKボタンをおしてください) 【メニューバー】ファイル/新規作成 または、【標準ツールバー】クイック新規作成 ダイアログBoxが開き、ファイルがいっぱいあります。 ファイルはAutoCADがあらかじめ用意したファイルで、使わないものも たくさんあります。 いつも、何もないシンプルなファイルを開くのなら、開き方を変えます。 キャンセルボタンをおします。 【メニューバー】ツール/オプションを選択します。 システムのタブを選択します。 右中にある、「スタートアップ」をスタートアップダイアログを表示するに 設定します。 オプションはOKボタンで閉じて、もう一度新規作成を選択してみてください。 ダイアログBoxが表示されます。 上に「ゼロからスタート」と表示されていたら、OKボタンをおします。 これで、今、2つのファイルが開いていることになります。 【メニューバー】ウィンドウを選択すると、Drawing1とDrawing2のファイルが あることがわかります。 ●右クリックでコマンド終了 オプションはOKボタンで閉じます。 線を描いてみましょう。 【メニューバー】作成/線分、または、【作成ツールバー】線分 どこでもいいので作図領域内でクリック、少し離れた位置でクリック、 マウスを少し動かすとまだ線がついてきます。 ここで線をきるので右クリック、そうするとメニューが表示されます。 「Enter」を選択します。線分コマンドが終了しました。 右クリック、「Enter」を選択という2回の操作を1回で終了できるように 設定します。 【メニューバー】ツール/オプションを選択します。 基本設定のタブを選択します。 左上の、「右クリックをカスタマイズ」ボタンを選択します。 一番上の、クリック時間に応じた右クリックの機能を有効にするを チェックして、適用して閉じるボタンをおします。 オプションはOKボタンで閉じて、もう一度線を描いてみましょう。 【メニューバー】作成/線分、または、【作成ツールバー】線分 どこでもいいので作図領域内でクリック、少し離れた位置でクリック、 マウスを少し動かすとまだ線がついてきます。 ここで線をきるので右クリック、そうするとコマンドが終了します。 でも右クリックしてメニューを出したいときもあるかもしれません。 (私はないですが・・・) もう一度線を描いて、終了するときに、右クリックをゆっくりして みてください。メニューが出ると思います。 普通にクリックするとコマンドが終了し、ゆっくりクリックすると メニューが出て選択できる設定になりました。 −−−−−−−−−−−−− ステータスバーを設定する。 ●線や円の、ある位置を自動的にとる 今、線が何本かあるのでその線を使いましょう。 線を描いてみましょう。 【メニューバー】作成/線分、または、【作成ツールバー】線分 すでにある線上にカーソルをもっていきます。 線の端に持っていくと四角いボックスが表示されて「端点」と表示されます。 これは、「端点」がとれていますヨという合図です。 合図が出たらクリック、カーソルを少し動かすと既存の線の端点から線が のびているでしょう。 端点がとれているのが確認できたら右クリックで終了しましょう。 ではまん中はとれるでしょうか。 もう一度線分コマンドを実行するのですが、 メニューバーやツールバーから選択するのではなく、 右クリックしてください。 コマンドウィンドウに、コマンド:line と表示されたと思います。 直前に使用したコマンドをまた実行するときは、右クリックします。 どこでもいいので位置をクリックし、今度は 既存の線のまん中あたりにカーソルをあわせてみてください。 何も反応がないと思います。 これは自動で中点をとるという設定をしていないからです。 では設定しましょう。 線分コマンドはまだ途中ですが、キャンセルすることはありません。 割り込みができるのでそのまま、 ステータスバーのOSNAPボタンを右クリック、メニューから設定を選択します。 チェックがはいっているのは自動的にとれます。 線の端をとる 端点、 円の中心をとる 中心、 線と線の交差している位置をとる 交点、 線と線は実際には交差していないが、 延長した位置で交差している位置をとる 延長 にチェックがはいっています。 もうひとつチェックをつけましょう。 中点です。線のまん中をとります。 OKボタンで終了すると、線分コマンドが再開します。 既存の線のまん中あたりにカーソルをあわせると、 三角マークが表示され、「中点」と表示されます。 クリックすると線のまん中がとれています。 右クリックでコマンドを終了しましょう。 (線を描く操作はまたあらためてやります!) OSNAPは図面によって切り替えます。 でも基本は上記の設定になると思います。 それで使いにくいのであればそのつど設定しなおします。 コマンドの途中でも設定できましたよね。 ●角度を自動で決める 水平、垂直は角度として入力するのではなく、 自動でとれるように設定します。 ステータスバーの極ボタンを右クリック、メニューから設定を選択します。 極というのは極トラッキングのことです。 左上の角度の増分、90になってるでしょうか。 もしなっていないときは、90に設定してください。 90度ということは、0度、90度、180度、270度がとれるということです。 3時の方向が0度で、反時計まわりになります。 270度は−45度でも同じです。 OKボタンで終了し、線分コマンドを実行しましょう。 何もないところでクリック、カーソルを水平方向に動かすと ・・・とガイド線が表示され、「極:○○○<0°」と表示されます。 上、下、左とカーソルを動かすとそれぞれガイド線が表示されます。 それ以外のところには何も表示されません。 ○○○は長さです。0°ということはまっすぐな線なので、 ガイド線が表示されている位置でクリックするとまっすぐな線を 描くことができます。 30度の角度をよく描くというのであれば、角度の増分を30に設定します。 そのときの作図する内容によって変更してください。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 3.使いやすく設定したあとで +++++++++++++++++++++++++++++++++++ コマンドウィンドウの文字のサイズを大きくしたので、 2行しか文字が見えていないと思います。 3行見えるようにウィンドウのサイズを広げます。 コマンドウィンドウの境目にカーソルをあわせるとカーソルが上下の矢印に なるところがあります。 そこで上にドラッグして3行見えるようにしてください。 AutoCADを操作しはじめて20分はたったでしょうか。 自動保存されたファイルができているか確認しましょう。 エクスプローラで、自動保存を設定したフォルダを見にいきます。 Drawing2_1_1_5639.sv$というファイルが作成されていると思います。 種類にAutoCAD自動保存図面と表示されたファイルが。 ファイル名のうしろに数字がはいり、(数字の値はいろいろです) 拡張子がsv$が自動保存ファイルです。 自動保存ファイルを使うときは、拡張子をdwgに変更すると使うことが できます。 同じ名前でdwlという拡張子のファイルがあると思いますが、 これはファイルを開いているときだけ作成され、 ファイルを閉じるとなくなります。 AutoCADを終了しましょう、右上にある赤い×ボタンをクリック、 保存しますか?と聞いてきますが、きょう作成した分はたぶんいらないと 思うので、いいえのボタンをクリックします。 /////////////////////////////////// 次回は画層の作成です! ---------------------------------------------------------------------- 誰でもどこでもAutoCAD 発行は:pika http://www.cad-cad.com/ ご意見、ご感想はこちらから:betu1000@yahoo.co.jp 発行システムは:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちらから:http://www.mag2.com/m/0000181126.html ----------------------------------------------------------------------


