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JICA(ジャイカ)マレーシア事務所では、市民参加による、国際協力を推進しています。同メールマガジンでは、日マ市民の交流促進および、ネットワーク形成、国際協力における、市民のみなさんの更なる参加を促進するための情報をお届けします。

  • 発行周期 月刊
  • 最新号 2007/09/19
  • 部数 70部
  • メルマガID 0000181093
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2006/06/29

JICA(ジャイカ)マレーシア ★みんなの国際協力 メールマガジン★ 第6号

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JICA(ジャイカ)マレーシア ★みんなの国際協力 メールマガジン★ 第6号
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<目 次>
1.はじめに
2.今月のトピック
(1)草の根技術協力(地域提案型)「佐賀県窯業技術指導プログラム」
    専門家派遣            (2006年6月7日〜7月7日)
(2)札幌清田高校とJ−NET交流の実施(2006年6月26日)
(3)青年招へい事業に参加して〜帰国したマレーシア人参加者から感想文が
   届きました
3.Volunteer‘s Voice
4.お知らせ/情報コーナー
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1.はじめに
 サッカーのワールドカップが始まりました。ここ、マレーシアでも、サッカーの
人気は抜群で、日常的に、イギリスのプレミアリーグの試合がテレビや新聞で
報道されています。マレーシア国内にもリーグ戦があるのですが、もっぱら人気は
プレミアリーグ。お気に入りの選手が所属する国を応援し、街中はサッカーの話題で
あふれています。そんなマレーシアから、今月の話題をお届けします。
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2.今月のトピック

■ 草の根技術協力(地域提案型)「佐賀県窯業技術指導プログラム」
   専門家派遣 (6月7日〜7月7日)

現在、JICAマレーシア事務所では、佐賀県と協力して、草の根技術協力
(地域提案型)をペラ州(首都クアラルンプールより車で北上約2時間)に
おいて実施しています(詳しくはこちらをご覧ください 
http://www.jicams-ngodesk.org/jica-ngo2.htm)。
今回、標記の日程で、佐賀県より、窯業技術センターの専門家が2名派遣され、
それぞれデザイン面および原材料についてのアドバイスを実施するため派遣
されました。
ペラ州では、かつての錫鉱山の遺産として、地元で豊富に供給可能なThrong
Clayを利用した質の良い、商業化に耐えうる磁器の製作/開発に力を入れて
います。同州はすでに陶器においては多くの職工たちが、窯元をかまえ、作品
および製品を生産しています。今後は、陶器にとどまらず、質のよい磁器を
地元の土を利用して製作し、佐賀県の誇る、有田焼や伊万里焼の技術をお手本に
一大産業として育てていきたいという思いがあります。しかしながら、こうした
地元のClayは質の高い磁器を製作するにはまだまだ課題が多く、佐賀から
派遣された専門家たちも、土の成分を慎重に調査し、何度も試作を繰り返しながら、
ペラ州の期待に応えるべく、奮闘していました。マレーシアと日本では、陶磁器
製作においても、その行程プロセスが微妙に異なっていたり、機械に対する認識が
異なっていたり(例えば、日本では粉砕に使用する機械をマレーシアでは混ぜる
ための機械として理解されている 等)と多くの驚きがあったようです。
その中でも、専門家のみなさんは、地元にあるものを最大限有効活用して、
陶磁器製作に必要な器具を自ら作成してみたり、様々な質問に丁寧に答えて
ペラ州の試みに対して少しでも役立てるよう、知恵を絞っている姿が印象的
でした。佐賀県では、JICAと協力して、このように年に一度、日本から
専門家を派遣するのと同時に、マレーシアからも研修員を1名受け入れており、
同研修員は5ヶ月の間、陶磁器の産地である有田において、様々な技術の習得を
行うことになっています。

      
■ 札幌清田高校とJ−NET交流の実施 (6月26日)

本年2月に実施された、札幌清田高校とマレーシア、ネグリセンビラン州にある、
レジデンシャルスクール(寄宿制)のジェンポール校の生徒との交流について
以前ご報告しましたが、今回、新たに入学した清田高校1年生40名と、同じく
ジェンポール校の31名が再びJ−NETを介して交流を行いました。
学校同士は2度目でしたが、今回参加した生徒たちはお互いに初めて会うこと
になり、まず、渋滞で約束の時間を30分遅れて到着した、ジェンポール校から、
日本語の歌の披露(キロロの「未来へ」 以前も述べましたが、この曲は本当に
マレーシアで有名です)がありました。その後、浴衣姿の生徒も含め、
清田高校から、日本のお祭り、食べ物、学校生活について、ファッションに
ついて等の紹介がありました。それぞれ、寸劇やビデオや写真、実物等の披露を
含めて、楽しく紹介してくれました。少しでもマレーシア側に理解してもらおうと、
それぞれわかりやすい発表に工夫がこらされていたのが印象的でした。マレーシア
側からは、同じく、マレーシアのお祭り、食べ物、気候、見所、伝統衣装等について
発表がありました。それぞれ質疑応答などで盛り上がった後、両校からそれぞれ
校歌の披露がありました。ジェンポール校の校歌には、「希望に燃えて、よりよい
未来に向かって頑張ろう」という意味があることが説明されました。
2時間近くにわたって行われた交流会は両校の生徒の代表からの挨拶で幕を閉じ、
ジェンポール校からは、記念品として学校のシンボルを印刷した飾りの旗が贈られ
ました。そして、両校の生徒たちは最後の最後まで、名残惜しそうに、何度も
何度も手を振りあい(ウェーブまで飛び出しましたが)、今度お互いが実際に
会えることを期待して、会場を後にしました。マレーシア側は、清田高校が、
いつか彼らを訪ねに、マレーシアまで来てくれたらとても嬉しい、と目を輝かせて
いました。

         
■ 青年招へい事業に参加して〜帰国したマレーシア人参加者から
   感想文が届きました。
                                    

本年度、第一弾となる、青年招へい事業に参加した、マレーシア人の参加者より、
同研修についての感想文が届きましたので、ご紹介します。
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           「Wonderful World of JAPAN」
                   Mr. Hamizar bin Hassan 
                   Public Service Commission

わたしはこれまで一度も海外に行ったことがなかったので、今回、JICAの
青年招へいプログラムに参加してみないかと誘われたとき、迷うことなく参加を
決意いたしました。このような貴重な機会が与えられたことを、JICA、
ならびに日本政府、マレーシア政府に大変感謝しています。

今回私が参加したプログラムは、5月17日から6月8日までの期間で実施された
「行政(雇用)」のコースでした。

ひとことでプログラムを表すなら、本当に素晴らしいという一言に尽きるでしょう。
期間中に実施された数々の講義やブリーフィングは、日本という国をあらゆる
角度から効果的に考察できるよう工夫が施されており、日本の生活ならびに
日本という国を大変よく理解することができたと思います。

例えば、富士山のふもとにある山梨県の富士トレーニングセンターで実施された、
日本の若者との合同セミナーでは、いろいろな意見が交わされ、大変有意義なもの
でした。
よく、その国の未来について考えるなら、その国の若者を見るのが手っ取り早い、
といわれますが、全くそのとおりだと思いました。

セミナーからは、日本について様々なことを学ぶことができました。特に驚いた
のが、日本にはたくさんの伝統文化が存在していることです。私は特に、折り紙、
いけばな、文楽、歌舞伎、古典音楽に惹かれました。これらのすべてを日本に
滞在中、目にすることができました。実は文楽と歌舞伎に関しては、数年前、
マレーシアで見る機会がありました。折り紙といけばなに関しては、前に新聞や
本で見たことがありました。しかし、今回実際に実物を目の前にする機会に
恵まれたことを大変幸運に思います。

<日本の人々について>
もともと、日本人に関しては、健康的な人々であるとの印象を持っておりました。
というのも、統計資料等でも明らかなように、日本人は他国に比べて長寿な人の率
が高いからです。実際、彼らの生活は健康的で、特に食文化に関しては、食材等
にも十分気が配られている様が見て取れ、大変印象的でした。それ以来、私自身も、
健康にかなり気を使うようになりました。今では毎日、口に入れるものに気を使い、
たとえ短距離でもなるべく歩くように努めています。今後3ヶ月のうちには、
明らかに良い効果が体に現れることと楽しみにしているところです。

<日本人と仕事>
仕事に関していえば、日本人は本当に「仕事中毒」だと思います。上司に命じら
れれば、与えられた仕事を終わらせるために、土日でも会社に出勤したりします。 
また、日本の会社は「チームワーク」と「忠誠心」の精神にあふれていることが
わかりました。労働者は、文句ひとついわず、自分たちで決めた目標に向かって
もくもくと作業を続け、会社に対し、忠誠心を表します。また、雇用者側を見ると、
彼らは、労働者に対し、十分手厚く保障を行い、手当ても支払っている様が
見てとれます。全体的に、雇用者と労働者との間に大きな収入格差が見られません。
会社の収益はかなり平等に雇用者にも労働者にもいきわたっているように見えます。
これに対して、マレーシアでは、利益が十分平等にいきわたっているとは言い
がたく、特に雇用者と労働者との関係においては、改善すべき点が多く見られる
思います。

<ホームステイについて>
今回の研修で、私は2泊3日で大阪、高槻市にある、日本の一般家庭にホームステイ
する機会を与えられました。私のホストファミリーは、ほとんど英語を話せません
でしたが、みなとても優しく、親切でした。日本の家庭生活は家に入ってから、
眠る瞬間まで、あらゆることがマレーシアのものとは異なっていることに驚き
ました。特に、忘れることができないのは、日本のお風呂での経験です。日本の
お風呂は、熱いお湯が入ったバスタブに体を浸しますが、お湯の温度はわたし
にはとても熱く感じられ、足を入れただけでギブアップしてしまいました。結局、
バスタブには入れずに、シャワーだけを使用することになりました。私のお風呂
体験を聞いて、ホストファミリーは大笑いし、「大丈夫、慣れれば平気よ」と
いいました。
お風呂は大変でしたが、ホームステイは大変楽しく印象的なものでした。
いつかまた、ホストファミリーを訪ねに日本に帰ってくることができればいいな
と思っています。

<最後に>
同プログラムに参加して、今まで以上に日本や日本人に対し、理解を深めることが
できたこと、日本のような先進国がどのような形で成り立っているのか、国を
動かしていっているのかを垣間見れたこと、そして、そのような国で人々は
どのように暮らしているかを知ることができたのは大きな収穫でした。いつか
私の国、マレーシアも、日本に追いつける日が来ることを期待しています。
しかし、その前にはまだまだ私の国ではなされなければならないことがたくさん
あることもわかりました。今回、このように多くのことを学ぶことができた
青年招へい事業が、今後も末永く継続し、マレーシアと日本に対し、大きな実りを
もたらすことを祈ってやみません。ありがとうございました。
                            (注:原文は英語)
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3.Volunteer‘s Voice

JICAマレーシア事務所では、現在27名の青年海外協力隊員と、23名のシニア
海外ボランティアとよばれるボランティアの方たちが全国に散らばって様々な分野で
活動を行っています(数字は2006年6月1日現在)。
本コーナーでは、先ごろ帰国した青年海外協力隊員の田仲謙介氏より、サラワク州
での水鳥調査について連載をお届けいたします。
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サラワク州での水鳥調査(5)

では、前回に予告した通り、今号では調査の苦労話をお伝えします。僕自身も
野鳥と関わりだして、20年ほどになりますが、今回の調査は色々な意味で
「大変な」調査でした。
そんなに何が大変だったかというと、最大の問題は赤道直下のサラワクの地の
天候です。日本では真冬の季節だったのですが、サラワクでは毎日が日本の
真夏日の暑さでした。そのような暑さのなか、日陰も無い炎天下の水辺を歩き
まわるのは、野外調査に慣れている僕からしても、考えていた以上に重労働でした。
そして、マングローブ林に面した海岸沿いを歩くと、瞬く間にアブの仲間が自分の
顔の周りに集まってきます。このアブ、実は非常に厄介者で、望遠鏡を覗いて
いても、耳元で常に気になる羽音を響かせ、油断していると刺してくるのです。
もし、刺されてしまうと最初はチクッと痛いのですが翌日からは痒くなり、
この痒みのほうが悩ましいのです。当然ながら、こんなムシとは出会いたくも
ないのですが、こちらが望む、望まずに関わらず、調査行程を同行してくれる
「相棒」となり、調査者に次々に洗礼をくれたのでした・・
そして、もうひとつの大きな問題が波です。宿泊している村から調査地の海岸
までは、村人が漁業に使っている小さな舟を借りて出かけたのですが、小舟な
だけに波の衝撃を受けやすく、悪天候の時には波を越える度に、自分の体が舟
から浮き上がっては、舟底に叩きつけられる、それを繰り返しながらの往復でした。
その衝撃はと言うと、人間もしっかりと舟を掴んでいないと、すぐに海に放り出
されてしまうほどなのです。こんな悪天候の時は調査を中止したら良いではないか、
と思われるかもしれません。僕たちも調査の最初の頃はそう考え、悪天候の日に
調査を行なわなかったのですが、このようにしていると、計画と実際のスケジュール
との間にずれが生じてきます。僕たちに与えられた派遣期間は2ヶ月間。この
限られた期間内で調査を完遂させるためには、後半には雨が降ろうが、波が
荒れようが調査を行なわねばならず、その過程において何回も舟を出してくれる
村人との間に衝突が起きましたし、どんな天候下でも調査に出掛ける僕たちの姿を
見て、村人も「狂っている」と感じていたことでしょう。しかしながら、協力隊員
の水谷さんや、共に調査を行なった森林局のマレー人の熱意に押され、最終的には
協力してくれ、調査もなんとか無事に終了することが出来ました。
暑くても、天候が荒れても、何かしらの困難は常に付きまとう、そんな毎日を
マイナスと捉えることは簡単ですが、そんな困難と向き合うことで、自分のなかの
現場対応力も鍛えられていき、それが自分の糧となっていくと考えれば、
そのような日々もなくてはならなかった時間であった、と思うことが出来ます。
海外におけるボランティア活動の日々は、楽しいことばかりではないのですが、
そのような局面に当たった時には常にプラス思考で考えるようにしていました。
どんなことも自分の考え方次第で見え方が変わるものなので!

                              (次号へつづく)
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4.お知らせ
■ JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト 2006 募集中!
(募集期間:2006年6月1日(木)〜9月22日(金) 
  詳しくはこちらをご覧ください
     http:www.jica.go.jp/classroom/index.html)
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JICAマレーシア事務所では、市民のみなさまによる、国際協力への参加を
積極的に推進しています。同メールマガジンでは、JICAマレーシア事務所
による取り組みのご紹介をはじめとして、日本とマレーシアの市民のみなさまの
交流を促進すること、ネットワークの場が形成されること等を目的に、国際協力
に少しでも興味を持っていただき、また、ご参加していただけるよう、「みんなの
国際協力」と名付けて様々な情報をお届けいたします。

なお、同メールマガジンでは、特定の組織や団体の考えを代弁するものではなく、
各執筆者の主観等が含まれていることをあらかじめご了承ください。

■発行責任者:JICAマレーシア事務所所長 村田 晃 
■編集責任者:JICAマレーシア事務所企画調査員 小川久美子
JICA Malaysia Office
Suite 29.03, Level 29, Menara Citibank, 165, Jalan Ampang, 50450
Kuala Lumpur, Malaysia
TEL: +60-3-2166-8900  FAX: +60-3-2166-5900

■以下のホームページもご参照ください。
◎ NGOデスク ホームページ  http://www.jicams-ngodesk.org
◎ JICAマレーシア事務所ホームページ http://www.jica.org.my/
◎ JICA−国際協力機構 ホームページ http://www.jica.go.jp/Index-j.html

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   jicams-ngodesk@jica.go.jp 

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