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JICA(ジャイカ)マレーシア事務所では、市民参加による、国際協力を推進しています。同メールマガジンでは、日マ市民の交流促進および、ネットワーク形成、国際協力における、市民のみなさんの更なる参加を促進するための情報をお届けします。

  • 発行周期 月刊
  • 最新号 2007/09/19
  • 部数 70部
  • メルマガID 0000181093
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2006/03/29

JICA(ジャイカ)マレーシア★みんなの国際協力 メールマガジン

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JICA(ジャイカ)マレーシア ★みんなの国際協力 メールマガジン★ 第3号
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<目 次>
1.はじめに
2.今月のトピック
(1)草の根技術協力案件形成事前調査の実施(3月5日〜14日) (1)
(2)JICA帰国研修員同窓会年次総会の開催と他プログラムの実施
3.Volunteer‘s Voice
   サラワクでの水鳥調査(2)
4.お知らせ/情報コーナー
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1.はじめに
日本では、多くのところが、3月は年度末で慌しい雰囲気が漂っていますが、
ここ、マレーシアでは、暦どおり会計年度は1月から始まり、12月に終わるので、
特に3月が忙しいということはありません。1月に会計年度が始まることから、
新年になると、きれいな道路がお目見えしたり、新しい運行制度のバスが
走り出したりと去年と違った新しい雰囲気が町にもあふれています。特に、
クアラルンプール市内を今年から走り始めた新しいバスは、2RM(約60円)で
一日乗り放題。路線も観光名所を含め多数用意され、エアコン付きで快適です。
それでも、あまり利用する人は少ないようで、いつもガラガラなのが気になります。
やはり、ドアツードアでタクシーや自家用車を利用する人がまだまだ圧倒的に
多いのでしょうか・・・。
ということで、それでは、今月のトピックからご紹介します。
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2.今月のトピック

■ 草の根技術協力案件形成事前調査の実施(3月2日〜14日) (1)

まだまだ雪深い、北海道札幌から、環境保全系のNPO法人である、
EnVision 環境保全事務所のメンバー4名がマレーシア国サバ州における
環境保全型コミュニティ開発の草の根技術協力プロジェクトでの実施可能性を
探るため、約2週間の行程で来マしました(同NPO法人についてはこちらを
ご参照くださいhttp://www.env.gr.jp/)。
今回のメンバー4名のうち、2名は、元、マレーシア、それもサバで活動していた
青年海外協力隊員でありそれぞれ10数年ぶりの現地訪問ということで、
感慨深い面持ちでした。州都である、コタキナバル市をはじめ、大型ショッピング
センターやホテルの建設など、その様変わりに驚くと同時に、昔も今も変わらない
人々の優しさや笑顔にほっとし、流暢なマレー語で会話を楽しんでいました。
2人は日本に戻って数年を経て、それぞれの専門性を活かし、環境保全のために
活動を行うNPO法人を立ち上げました。そして今、古巣のサバ州で何か恩返しが
できないか、と、草の根技術協力スキームを使っての協力の可能性を探るため、
現地調査を行ったのです。
サバ州では、現在、JICAの技術協力プロジェクト、ボルネオ生物多様性保全・
生態系保全プログラム(Bornean Biodiversity and 
Ecosystems Conservation Programme 通称BBECプロジェクト)が
5年間の協力期間で実施されています(来年1月終了予定)。
同プロジェクトでは、サバ州政府やサバ大学を主なカウンターパートとして、
研究教育、州立公園管理、野生動物生息地管理、環境啓発の4つを有機的に
組み合わせ、貴重なボルネオの生物多様性・生態系を持続的に保全するための
活動をしています(詳しくはこちらをご覧ください http://www.bbec.sabah.gov.my/japanese/)。
また、環境教育や生態調査の分野などで、青年海外協力隊員もサバの
自然を守るための活動を行っています。こうしたことから、今回の調査では、
JICA関係者を含め、現地の政府機関やNGO等と情報や意見の交換を行い、
現地において特に最近盛んとなっているコミュニティ主体のエコツーリズムの
実態につき、調査を行いました。
                            (次号へつづく)

■ JICA帰国研修員同窓会年次総会の開催と他プログラムの実施

JICAマレーシア事務所では、1975年にはじめて日本に研修員を送り出し、
その後、今日まで、約9000人のマレーシア人が、農業や行政等の分野で
日本において研修を行いました。現在も毎年約200名強の研修生を日本に
送り出しています。
こうした研修生は1988年に同窓会組織を結成し、日本とマレーシアの
友好促進のために活動し、現在に至っています
(詳しくはこちらをご覧ください http://myjica.net/modules/news/)。
今回は、その中の活動を少しご紹介します。

(1)	年次総会(3月4日)
3月4日の土曜日の午後、帰国研修員同窓会の年次総会がクアラルンプール
市内のホテル会議室にて実施されました。総会には、昨年立ち上がった
サワラク州支部の代表もかけつけ、その他にも休日にも関わらず50名程度の
参加者があり、2年に一回実施される、幹部会の選挙を行ったり、2005年度の
活動と会計についての報告があり、その後は全体の親睦を深めるための夕食会が
ありました。夕食会には、大使館から参事官も参加され、JICA事務所からも所長、
次長をはじめ、スタッフ数名が参加しました。夕食会は、会員の大好物であるという
日本食で、ゲームがあったり、カラオケがあったりとにぎやかに行われました。
こうした会では、普段あまり会うことのない同窓生と会話する機会があるのですが、
みな、十数年前に日本に行き、滞在期間が2〜3ヶ月から半年程度だというのに、
流暢な日本語を話すことにまず驚きました。1年程度マレーシアにいるのに、
ろくにマレー語で会話できない自分と比べると雲泥の差です。
研修事業の日本語教育のレベルの高さなのか、研修員の語学センスが
抜き出ているのかは知りませんが、いずれにしても、いまだに帰国後こうして
日本語を覚えていて、嬉しそうに楽しそうに話しかけてくれるのが、
印象的な夜でした。

(2)聴覚障害者向けワークショップの実施(3月9日〜11日)
JICA帰国研修員の中には、聴覚障害者や視覚障害者のメンバーも多く含まれます。
JICAでは、こうした障害者の方々のための研修コースも実施しているためです。
今回は、中でも聴覚障害者のメンバーを中心として、
「障害平等研修(Disability Equality Training (DET)」を上記の日程で
開催しました。参加者は約20名、3日間にわたり、メンバー間に、
健常者とともに、自分たちにも平等の権利が
あるのだということ、自分自身に対する自信の回復、世間に対する障害者に対する
認識を高めていくための手法等について、同様の研修を受けた障害者自身が
他の障害者にトレーニングしていくという画期的なものです。障害者の人が
自ら行動し、他の人へも裨益するトレーニングを実施すること、またこうした
プログラムを資金的、物資的にサポートする同窓会組織。先の年次総会で実施された
幹部会の選挙では、この度あらたに2年の任期で、視覚障害者のメンバーが多数の
推薦を受けて幹部会に入ることとなりました。同窓会では、こうした
ノーマリゼーションへの動きが活発に行われています。

(3)	Team Building Workshopの開催(3月17日〜19日)
本年度最後のプログラムともいえる、同ワークショップが、セランゴール州境に
近い、ペラ州の政府関連施設において、2泊3日の行程で行われました。当国の
スクールホリデー中の週末だったにも関わらず、各地から、上記聴覚障害者の
メンバーを含む約30名の出席がありました。 ファシリテーターを務めるのは、
主にIBMや銀行等で10年以上にわたり、企業研修を実施している、
Joseph Anand John氏。 朝8時半から夕食後21時半まで、ティータイムや
食事の時間を除き、みっちり研修が行われました。
同研修の目的は、同窓会組織をいかに活性化し、チームワークを高めることが
できるかという点にありました。こうした目的のもと、全参加者は4つの
グループに分かれて、さまざまなアクティビティをこなすことによって、
実感として、チームワークとは何か、同窓会組織の活性化を阻んでいるものは
何か、それを克服するにはどうしたらいいのか、等について検討を重ね、
チームごとにプレゼンテーションを行いました。アクティビティには、
表が青で、裏が赤い絨毯の上に、男女別れて全員が乗り、その絨毯を早く
裏返して青から赤にした方が勝ち、というゲームや、ひとつの課題をこなす上で、
それを妨害するスパイを混ぜ、そのスパイが誰かを推測し、検挙し、
スパイに邪魔されずにいかに課題を迅速にこなすかを競うゲーム等がありました
(このゲームでは、結局ひとりのスパイもまぎれていなかったというオチがあり、
人々がいかに簡単に疑心暗鬼に陥りやすいかがよくわかります)。
最後には、みんなで握手して、お互いの協力や健闘に感謝しながら、
同ワークショップは終了しました。頭と身体を使って、実体験として、
チームワークやモチベーションの大切さ等を感じることのできる、こうした
参加型のアクティビティは、今後も定期的に続ける予定です。普段あまり
接することのないメンバー間の距離を縮め、同じ課題に向かって寝食をともに
しながら学ぶことは、メンバーにとっても実り多い週末だったのではないでしょうか。

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3.Volunteer‘s Voice

JICAマレーシア事務所では、現在32名の青年海外協力隊員と、23名の
シニア海外ボランティアとよばれるボランティアの方たちが全国に散らばって
様々な分野で活動を行っています(数字は2006年3月1日現在)。
本コーナーでは、先ごろ帰国した青年海外協力隊員の田仲謙介氏より、
サラワク州での水鳥調査について連載をお届けいたします。
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サラワク州での水鳥調査(2)

今回は、水鳥調査がどのようにして実施に至ったのかを報告させて頂きます。
調査の発端はサラワク州森林局に派遣されている、協力隊員の水谷晃さんが、
「僕の調査地域のブルイ島を、今冬のAWCの調査と関係付けたい」という話を
していたことからでした。この話を聞いた時には、自分が関わるということは
あまり考えておらず、計画の内容を聞き、単純に「面白そうだね。是非、
やったほうがいいよ」というような答えをしていました。AWCとはAsian
Waterbirds Censusの略称で、アジア地域のおける水鳥の個体数を把握しようと、
毎年ほぼ同じ時期に、アジア各国で一斉に行なわれる、国際的な水鳥の
個体数調査です。
水谷さんが、協力隊員の活動として関わっているブルイ島の一帯は、
渡りを行う水鳥が過去には非常に多く記録されている場所で、そのなかには、
世界的に稀少な種類も含まれていましたが、その反面、その後の継続的な
調査が行なわれていなかったために、現在も多くの渡り鳥が渡来しているのか?
渡り鳥が渡来している環境は過去と同じような姿なのか?といった解消されない
疑問だけが、残り続けている場所でもありました。水谷さんがこれまで調査を
続けたところ、過去の結果と比べて、環境は変化し、水鳥の渡来数は減っている
ものの、同地域が今なお貴重な渡来地であるという姿を明らかにしてきました。
そして、この現状の姿を広く認識してもらおうと、水谷さんが持ち出したのが、
AWCへの関係付けでした。そして、このような明確な目的のもとに、今回の調査の
歯車は回り始めたのです。
                            (次号へつづく)




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4.お知らせ

■ NGOデスクのホームページが完成しました。アドレスは
  http://www.jicams-ngodesk.orgです。
  こちらの方も、どうぞよろしくお願いします。
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JICAマレーシア事務所では、市民のみなさまによる、国際協力への参加を
積極的に推進しています。同メールマガジンでは、JICAマレーシア事務所に
よる取り組みのご紹介をはじめとして、日本とマレーシアの市民のみなさまの
交流を促進すること、ネットワークの場が形成されること等を目的に、国際協力に
少しでも興味を持っていただき、また、ご参加していただけるよう、
「みんなの国際協力」と名付けて様々な情報をお届けいたします。

なお、同メールマガジンでは、特定の組織や団体の考えを代弁するものではなく、
各執筆者の主観等が含まれていることをあらかじめご了承ください。

■発行責任者:JICAマレーシア事務所所長 村田 晃 
■編集責任者:JICAマレーシア事務所企画調査員 小川久美子
 JICA Malaysia Office
 Suite 29.03, Level 29, Menara Citibank, 165, Jalan Ampang, 50450
 Kuala Lumpur, Malaysia
 TEL: +60-3-2166-8900  FAX: +60-3-2166-5900

■以下のホームページもご参照ください。
◎ NGOデスク ホームページ  http://www.jicams-ngodesk.org
◎ JICAマレーシア事務所ホームページ http://www.jica.org.my/
◎ JICA−国際協力機構 ホームページ http://www.jica.go.jp/Index-j.html

■同メールマガジンに関する、ご意見、ご感想はこちらまでお寄せください。
  jicams-ngodesk@jica.go.jp

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