2006/02/06
★みんなの国際協力 メールマガジン★ 第1号
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JICA(ジャイカ)マレーシア ★みんなの国際協力 メールマガジン★
第1号 (2006年2月6発行)
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<目 次>
1. はじめに
2. 今月のトピック
(1)秋田と群馬からスタディーツアーがやってきた!
(2)草の根技術協力「心理リハビリ」トレーナー講習スタート
(3)青年招へい事業 平成17年度 第20陣 日本へ向け出発!
(4)広島市久地南小学校と青年海外協力隊(髻谷 京子隊員/ソーシャルワーカー)
とのテレビ会議システムを使った交流の実施(1月27日)
(5)JICA帰国研修員同窓会(通称MyJICA)主催、ファミリーデーの開催
(1月15日)
3. お知らせ/情報コーナー
(1)開発教育ワークショップの開催(2月中旬)
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1. はじめに
2006年、新しい年が明けました。ここ、マレーシアでは雨期のため、
残念ながら雨模様での年明けとなりました。今年の1月1日は日曜日であったため、
翌日2日が振替休日となり、翌3日には、官公庁もオフィスも始業開始と
なりました。慌しくも始まった新年ですが、早速日本からたくさんの方が
JICA関連事業の視察に訪れてくれました。その中のいくつかをご紹介しましょう。
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2. 今月のトピック
■ 秋田と群馬からスタディーツアーがやってきた!
ここ、JICAマレーシア事務所には、毎年日本からたくさんの訪問者があります。
今年はその第一弾として、群馬県と秋田県から中学生、高校生を中心にそれぞれ
12名、24名(引率者含む)のお客様がありました。
(1)群馬県 明石塾スタディーツアーのみなさん (1月4日〜1月12日)
群馬県明石塾は、元国連事務次長の明石康氏を塾長に、平成14年8月に開塾され、
毎年選考された10名の高校生が、「国際舞台で活躍できる、高い志と行動力に
富んだ若者を育てる」ことを目的に国内外で8ヶ月の研修を受けるというもので、
毎年マレーシアにて海外研修を行っています
(詳しくはこちらをご覧くださいhttp://www.pref.gunma.jp/a/07/akashi/akashi.htm)。
今年も元気な高校生10名が、1月4日から12日まで9日間、農村でのホーム
ステイや青年海外協力隊の活動視察などを経験しました。
青年海外協力隊の視察では、ペラ州の福祉局に所属する内藤彩子隊員(養護)と、
クアラルンプール近郊セルダン農業学校に所属する渡辺千夏隊員(食品加工)
の活動を視察しました。
内藤隊員の活動視察では、コミュニティリハビリテーションセンターのひとつ
である、バトゥ・カジャのセンターを視察、同センターを利用している障害児の
みなさんとゲームや歌による交流を楽しみました。
また、渡辺隊員の視察では、同隊員が教えている食品加工科の学生と一緒に、
パンと豆乳作りに挑戦し、出来立てほやほやのパンを試食したり、日本のものとは
違い、ほんのり甘い豆乳を試飲して、マレーシア最後の一日を満喫しました。
(2)秋田県 グローバルリーダーズスクール スタディーツアーのみなさん
(1月9日)
秋田県グローバルリーダーズスクールは、財団法人秋田県国際交流協会が主催し、
将来、国際交流・協力の分野において活躍できる人材を育成することを目的に
中高生を中心として、彼らが自主的に国際協力・理解・交流等を学ぶための場を
提供しているもので、この度、ベトナム、シンガポールを経由し、ここ、
マレーシアにも足を運んでくれました。マレーシアでは、中高生グループは、
セルダン農業学校において、青年海外協力隊の渡辺千夏隊員(食品加工)の
活動現場を視察し、大学生のグループは、KL市内にある、障害者自らが運営する
職業訓練・生活自立支援センターである、ビューティフルゲイトというNGOの
視察を行いました。
青年海外協力隊の活動視察では、群馬の時と同じように、食品加工科の学生たちと
一緒にパン作り、豆腐のデザート作りを行い、また、秋田県からは、秋田の名産
「きりたんぽ」の実演があり、おはぎと共に、日マ双方の食品を教えあうといった
交流が見られました。当日は、マレーシア国農業省より局長が来賓し、日本からの
スタディーツアーの様子を視察しました。また、できあがった食品を一緒に試食する
など、交流を深め、たまたま誕生日が近かった局長と当日誕生日だった日本の中学生
が同校からバースデーケーキをプレゼントされ、一緒にケーキカットするなど、
楽しい交流を行うことができました。
■ 草の根技術協力「心理リハビリ」トレーナー講習スタート!
(12月24日〜1月1日)
草の根技術協力とは、日本のNGO、大学、地方自治体および公益法人の団体等
のみなさまが、その活動の中で、これまで培ってきたノウハウや知識、経験等を
活かして企画された、途上国等への協力活動をJICAが支援し、
共同で実施する事業です(詳しくはこちらをご覧ください http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/index.html)。
現在マレーシア国では、全部で5つのプロジェクトが実施中であり、中でも
「心身障害児・者のための教育・心理リハビリテーション指導者育成計画」は、
昨年12月に新しくスタートを切りました。このプロジェクトは3年間の予定で
実施されますが、主に、「心理リハビリテーション」(トレーナーが示す動作
課題を通じて、脳性マヒなどの肢体不自由児(者)の人には動作の改善を目的
とし、自閉症、多動などの対人関係が難しい人に対してはコミュニケーションの
発達をサポートすることを目的に行っている訓練)の実施と普及を行うというのが、
その内容です。早速、12月末には、約1週間の予定で、日本から講師4名が
来マし、ネグリ・センビラン州のTaman Sinal Harapan Seremban(国立の障害児・
者施設)にて、トレーナー育成講習を実施しました。毎日朝から晩までみっちり
スケジュールが詰まる中、約30名の参加者(マレーシア国内の福祉関係者)は、
時に汗を流しながら休憩時間も忘れて熱心に講習に取り組んでいました。
次はその講習の行った講師のひとりである、福島県立あぶくま養護学校教諭の
斉藤寿紳氏のレポートです。
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FAMATは、1990年からマレーシアにおける障がいのある人々の動作面、
心理面の改善を図り、自立的な生活を送ることができるように、国立の障害児・
者施設で働くスタッフを中心に教育・心理リハビリティションの考え方に基づく
指導法を伝える活動を続けています。6日間のキャンプ(研修会)では、
トレーナーとトレーニーが1対1でかかわり、トレーニーは自ら緊張を緩めて
主体的に身体を動かしたり、人とコミュニケーションをとる力を高めたりする
ことをめざします。また、指導者であるトレーナーは、実際の訓練場面や講義・
実技研修の時間にスーパーバイザーからの指導やトレーニーとのかかわりを通して
理論と実際的な指導法を学び、心理リハビリティションに関する知識と技術を
高めていきます。将来的には、マレーシアのスタッフが中心となってキャンプの
実施と運営を担当し、この研修会で得られる知識と技術を、各施設での日々の
指導や障害のある人々とのかかわりの中で生かしていって欲しいと願っています。
注:FAMAT(Fukushima Association of Motor Action Training)
(福島県障害児・者の動作学習研究会)
トレーナー(指導者)
トレーニー(訓練を受ける者)
心理リハビリティション(九州大学を中心に日本で開発された教育・心理的な
指導法で、現在は、障害のある方だけを対象とせず、その適用対象はスポーツ選手や
高齢者など非常に拡大しており、ストレスマネジメントやカウンセリングでも
活用されている)
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■ 青年招へい事業 平成17年度 第20陣 日本へ向け出発!
青年招へい事業とは、開発途上国の35歳以下の青年を日本に招き、
各分野における技術研修およびホームステイプログラムなどの交流プログラムを
行うという、「研修」と「交流」という両面を併せ持つユニークなODA事業で、
1984年度の開始からこれまで約130カ国から約3万人の若者が同事業に
参加しています(詳しくはこちらをご覧ください http://www.jica.go.jp/activities/seisho/index.html)。
マレーシアからは、毎年130人ほどの青年が参加しており、今年度最後に
出発する、第20陣は1月18日から、2月9日まで、約3週間、沼津や会津などに
滞在し、「農業」と「情報技術(IT)」の分野で45名が研修を行う予定に
なっています。
日本出発に先駆けて、1月15日から3日間、KL市内のホテルにて、出発前
オリエンテーションが行われました。初めて行く日本に期待を膨らませている姿が
印象的です。出発前オリエンテーションでは、同事業のマレーシア側の担当省庁
である、人事院の担当者およびJICAから、同事業についての一般的な説明が
行われ、また、大学関係者からは、3週間日本でサバイバルできるための、
簡単日本語のレクチャーがあります。 この他にも、日本文化の紹介が行われたり、
盛りだくさんです。同オリエンテーションの最後には、ハイティーとよばれる
軽食を伴うセレモニーが催され、参加者は全員正装で、日本での研修を実り
多きものとするための決意を新たに、全員で健闘を誓い合いました。
参加者たちは、冬真っ盛りの日本へ行くことへの期待と不安、ホームステイや
研修全体を通して、日本の人たちとたくさん友達になりたい、と明るく抱負を
語ってくれました。日本でたくさんのことを経験し、たくさんの人と触れ合って、
いろいろ吸収して戻ってきてくれることを祈っています。
■ 広島市久地南小学校と青年海外協力隊(髻谷 京子隊員/ソーシャルワーカー)
とのテレビ会議システムを使った交流の実施 (1月27日)
広島市久地南小学校6年生と青年海外協力隊の髻谷 京子隊員(島根県出身)は、
昨年10月から、Eメールによる交流を行っています。月に2回のペースで、
小学生から髻谷隊員にいろいろな質問が寄せられます。小学生たちは、それぞれ
班ごとに自分たちが調べたことを元に、自分たちで考え、それについて、
隊員に確認するかのように質問が寄せられています。例えば、ある班では水道水に
ついて調べてみたり、熱帯雨林について調べてみたり、医療事情について調べてみたり・・・。
それぞれ小学生たちが一生懸命導き出した答えに対し、隊員が優しく
マレーシアという国の実情を踏まえて回答を行っています。こうしたやりとりが
続く中、去る1月27日(金)に、テレビ会議システムを用いたプログラムが
実施されました。
今まで、メールでのやりとりだけでしたが、実際、テレビ会議システムを通じて
顔が見え、実際に話ができるシステムに、小学生たちも興奮気味。小学生たちは、
マレーシアについて調べてきたことを一生懸命発表してくれました。
特に印象的だったのは、子供たちがただ単に調べるだけではなく、何が問題で、
その問題を解決するにはどうしたらいいのか、と自分たちなりに一生懸命考え、
答えを導いていたことです。彼らはあと、35日で卒業するとのことですが、
今後もこうした自分たちで「考える」姿勢を失わず、いろいろなことに関心を
持ち続けていって欲しいと思った一日でした。
■ JICA帰国研修員同窓会(通称MyJICA)主催、ファミリーデーの開催
(1月15日)
JICAでは、途上国の技術者や行政官を日本に招き、日本の政府機関、自治体、
企業、大学などの協力を得ながら、その国で必要な知識や技術を伝える研修を
行っています。ここ、マレーシアでは毎年約200人を研修員として日本に派遣し、
その人たちが帰国して、同窓会組織を自主的に作ってさまざまな活動を行って
います。マレーシアにおける、帰国研修員同窓会組織はその名も通称MyJICA、
現在会員数は1002人、毎月1回幹部の人たちが集まって、様々なアクティビティ
を計画し、積極的に、日本とマレーシアの友好促進のために活動を行っています。
先日1月15日(日)には、MyJICA主催のファミリーデーが催され、
会員の家族たち、JICA事務所の家族たちや青年海外協力隊員たちも含めて
楽しく交流会が催されました。
場所は、KL市内からもほど近い、Eco Resort Park。KLの近くに、こんなに
緑豊かな場所があったのか、と驚くほどです。園内には川が流れ、子供たちが
水遊びを楽しみ、川べりでは、家族でピクニックを楽しむ姿があちこちに
見られました。
ファミリーデーでは、大人も子供も一緒になって、ゲームを楽しみ、
園内トレッキングや川遊びなども満喫しました。
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3. お知らせ
■ 開発教育ワークショップ開催のお知らせ
来る2月15日〜19日まで、社団法人青年海外協力協会(通称JOCA)
より講師が来マし、クアラルンプール市内にて、開発教育に係るワークショップを
開催いたします。今回のワークショップの対象者は、JICAボランティア、
スタッフ、学校関係者(教職員)のみなさんです。「開発教育」とは、開発
途上国の現状を理解し、自らの問題として捉え、その解決に向けて行動を起こす
ことを目指すもので、同教育に対する学校現場他のニーズも高いものがあります。
同ワークショップでは、途上国における生活、仕事体験をいかに効果的に人に
伝えるか、ということを中心に具体的な手法を楽しく、ゲーム感覚の参加型手法で
学ぶものです。次号では、その様子を詳しくご報告します。
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JICAマレーシア事務所では、市民のみなさまによる、国際協力への参加を
積極的に推進しています。同メールマガジンでは、JICAマレーシア事務所に
よる取り組みのご紹介をはじめとして、日本とマレーシアの市民のみなさまの
交流を促進すること、ネットワークの場が形成されること等を目的に、国際協力に
少しでも興味を持っていただき、また、ご参加していただけるよう、「みんなの
国際協力」と名付けて様々な情報をお届けいたします。
なお、同メールマガジンでは、特定の組織や団体の考えを代弁するものではなく、
各執筆者の主観等が含まれていることをあらかじめご了承ください。
■発行責任者:JICAマレーシア事務所所長 村田 晃
■編集責任者:JICAマレーシア事務所企画調査員 小川久美子
JICA Malaysia Office
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■以下のホームページもご参照ください。
◎ NGOデスク ホームページ http://www.jicams-ngodesk.org (現在準備中)
◎ JICAマレーシア事務所ホームページ http://www.jica.org.my/
◎ JICA−国際協力機構 ホームページ http://www.jica.go.jp/Index-j.html
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