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発行者のケンタは、片道45分の通勤電車の中で、大体毎週1〜2冊の小説を読みます。5点満点で評価していきますので、「次に読む本」の参考にして頂ければ幸いです。(検索用:書評、評論、お勧め、オススメ)

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2008/08/14

通勤快読!No.237 M・J・フォックス「ラッキーマン」→3.5点

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通勤快読!(読んだ本の紹介)No.237

読んだ本を5点満点で(独断と偏見の下)評価します。
点数の見方は下記の通りです。

0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の間であるとご理解下さい。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

マイケル・J・フォックス「ラッキーマン」→3.5点
発行元 :ソフトバンク・パブリッシング株式会社
初版発行:2003/1/17
著者  :マイケル・J・フォックス

あらすじ

カナダの片田舎で職業軍人の子どもとして平凡に過ごしながら、
18歳の時にハリウッドへ出奔して眼も眩むような大成功を収め
たM・J・フォックスの半生を描く自叙伝。

10年以上もの間、ハリウッドという「世界の中心」でもっとも
成功した一人として君臨してきたフォックスが自らの体の異常
に気付いたのは30歳のある朝だった。

そしてその8年後、彼はひた隠しに隠してきたある事実を告白
する。
人生や成功、仕事や家族、幸運や不運という誰しも逃れること
のできない要素についてふと考えずにいられない一冊。


感想

ある人から薦められたので読んでみた。
マイケルJフォックスと言えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
の、俊敏でカッコ良くて機知にとんだ主人公マーティ・マクフラ
イをどうしても思い出してしまうが、カナダの片田舎からぽっと
出の新人としてハリウッドに「上京」してきたマイケルが如何に
して世界的な俳優に成長したのか、そのアメリカンドリーム自体
を詳しく描写しているのが前半部分であり、10万人に一人という
難病に見舞われたマイケルがいかにその病気と向き合い闘ってき
たのかを語る後半部分へと繋がっている。

前半部分は富と自由と競争と孤独の国アメリカで成功し成り上が
るというのはどういうことなのかを、当事者でなければ到底語れ
ないリアルさをもって描かれているところが大変興味深く、面白
かった。

自ら主張し、自分で自分を売り込み勝ち取らなければ地位も収入
も得られないというアメリカ社会の内情描写は、日本も着実にそ
の方向へ進みつつある現在において極めて示唆にとんでいたよう
に思う。

後半部分は、誰がどう考えても「ツイてない」と思われる大病を
患ったマイケルがどのようにしてその宗教的とすら言える思考の
転換を行い、「ラッキーマン」という逆説的な(しかしそれは当
時の彼の素直な気持ちでもあるのだが)タイトルをつけるに至っ
たのかということが詳しく述べられている。

こちらはこちらで西洋的(というかアメリカ的)な思考方法が如
実に表れていて面白かった。
表紙や裏表紙、さらには各章の頭にMJフォックスの写真が添付
されているのだが、なんだか本作を読む前と読んだ後では、見た
ときの印象も違って見えました。

軽い気持ちでは読めない本ですが、オススメです。 


ラッキーマン (SB文庫)マイケル・J・フォックス
価格:¥ 820(定価:¥ 820)
http://www.amazon.co.jp/dp/4797329890/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22


※ 表紙イメージはブログで確認できます。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/booklife2006

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