通勤快読!No.227 松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」→3点
通勤快読!(読んだ本の紹介)No.227
読んだ本を5点満点で(独断と偏見の下)評価します。
点数の見方は下記の通りです。
0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。
※ 小数点は、上記点数の間であるとご理解下さい。
↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓
松尾 スズキ「クワイエットルームにようこそ」→3点
発行元 :株式会社文藝春秋
初版発行:2005/12/15
著者 :松尾スズキ(マツオスズキ)
あらすじ
恋人の鉄っちゃんと大喧嘩し、オーバードーズ(薬物の過剰摂取)
してしまった私は、気がつくと県内最大の精神病院に収容されて
いた。
感情がステンレスで出来ているとしか思えない鉄扉面のナースや
曲者だらけの入院患者に翻弄されながら過ぎていった、退院まで
の長くて濃い2週間を描く。
感想
特にこれといった具体的理由があるわけではないのだが、なんと
なく「純粋な小説家の書いた作品ではないな」という印象の強い
作品。
リリーフランキー氏の「東京タワー」もそうだが、ちゃんと読め
るし、別に十分面白いんだけど、なんだか上手く言えない違和感
がある。
小説を書くことを人生の生業とする覚悟を持たない人間が、才覚
だけで書いたのが透けて見える・・そんな感じでしょうか。
視覚のみに訴える小説や漫画、聴覚のみに訴える楽曲、そして両
方を刺激する映像の3つが文化的な娯楽ジャンルとしてあるのだ
けれど、それぞれ脳で感受する仕組みも違えば、作り手側に要求
される才能も違ってくるように思います。
セリフ運びや情景の切り取り方についてははっとするような切れ
味があり、文章のテンポもよくて楽しかったのだけれど、小説と
して心に残るには決定的に何かが足りない気がしました。
ちなみに、本の裏書を見て分かったのだけれど、松尾スズキ氏は
ホントに多彩な才能をもった方のようで、映画「イン・ザ・プー
ル」では主役を務めた俳優さんでもありました。
その内、映画の方も見て見たいなあと思っています。
クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)松尾 スズキ
価格:¥ 470(定価:¥ 470)
http://www.amazon.co.jp/dp/4167717387/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22
※ 表紙イメージはブログで確認できます。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/booklife2006


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