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発行者のケンタは、片道45分の通勤電車の中で、大体毎週1〜2冊の小説を読みます。5点満点で評価していきますので、「次に読む本」の参考にして頂ければ幸いです。(検索用:書評、評論、お勧め、オススメ)

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2008/06/16

通勤快読!No.226 石田衣良「LAST」→4点

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通勤快読!(読んだ本の紹介)No.226

読んだ本を5点満点で(独断と偏見の下)評価します。
点数の見方は下記の通りです。

0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の間であるとご理解下さい。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

石田 衣良「LAST」→4点
発行元 :株式会社講談社
初版発行:2003/9/25
著者  :石田 衣良(イシダ イラ)

あらすじ

様々な欲望が渦巻く大都会東京を舞台に「最後の何か」に
焦点を当てた短編集。

債務者の最終墓場といわれる金融屋に狙われた零細企業主
の末路は・・(LASTRIDE)。
厳しいパート労働と住宅ローンに追われる32歳の主婦が辿
りついた天職とは・・(LASTJOB)。
など、短編7作。


感想

石田氏の作品を読むのは「約束(これも短編集)」に続い
てこれで2作目。
とにかく尋常ではない文章力であり、わずか数ページの内
に作品のもつ「世界」に読者を連れ去るテクニックの鮮や
かさには脱帽するほかない。

このタフで猥雑で欲望にまみれた世界で押し合いへしあい
している私たちのある特別な一日を切り取った短編ばかり
であり、実際の我々の悩みがそうであるように、ほとんど
の作品において「金」と「性」がテーマとなっている。

1ヶ月前に読んだ「約束」は、人間の善性を前向きに捉えた
美しくもポジティブな作品ばかりだったが、本作は逆に人
の欲望や残虐さというネガティブな一面をリアルに切り
取った短編が多く、なかなか好対照で面白かった。

ともあれ、この2作をもって石田氏は私にとって完全に「安
心して読める作家」という第一グループに組み入れられた。
今度は長編も読んでみたい。 


LAST石田 衣良
価格:¥ 1,680(定価:¥ 1,680)
http://www.amazon.co.jp/dp/406212050X/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22



※ 表紙イメージはブログで確認できます。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/booklife2006

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