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発行者のケンタは、片道45分の通勤電車の中で、大体毎週1〜2冊の小説を読みます。5点満点で評価していきますので、「次に読む本」の参考にして頂ければ幸いです。(検索用:書評、評論、お勧め、オススメ)

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2008/04/14

通勤快読!No.213 岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」→3.5点

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通勤快読!(読んだ本の紹介)No.213

読んだ本を5点満点で(独断と偏見の下)評価します。
点数の見方は下記の通りです。

0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の間であるとご理解下さい。

↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

岩井 志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」→3.5点
発行元 :株式会社角川書店
初版発行:1999/10/30
著者  :岩井 志麻子(イワイ シマコ)


あらすじ

ある地方遊郭の娘が語る、怖いコワい寝物語。毎年が凶作と
いう岡山でも指折りの貧乏村で、しかもその最下層にあるど
うしようもない貧乏家に生まれた娘。その壮絶な半生と、隠
された秘密とは・・。

表題作をはじめ、女の怖さを赤黒く描く短編4作。第6回日
本ホラー小説大賞受賞作品。「ぼっけえ、きょうてえ」とは
岡山地方の表現で「とても、怖い」の意味。


感想

怖い話しでした。何が怖いって、およそ人の世にあって飢え
と貧乏ほど怖いものはないという話しはよく聞きますが、こ
れほどひたひたと押し迫ってくる怖さをもったストーリーは
初めてでした。

日本近代史の夜明け前である明治〜大正期という時代設定と
純度の高い岡山弁の織り成す効果も絶大で、独特のい〜い味
わいがありましたね。
表紙の絵(甲斐庄楠<横櫛>)も作品のイメージにぴったり
で秀逸。

ただ、表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」は文句なしの出来
映えだったのですが、残り3作は正直言って今ひとつだなあ
という感じでした。
テーマと味つけがすべて同じなので、ちょっと飽きが来てし
まうんですよね。 


ぼっけえ、きょうてえ岩井 志麻子
価格:¥ 1,470(定価:¥ 1,470)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048731947/ref=nosim/?tag=kentanodokush-22


※ 表紙イメージはブログで確認できます。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/booklife2006

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