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発行者のケンタは、片道45分の通勤電車の中で、大体毎週1〜2冊の小説を読みます。5点満点で評価していきますので、「次に読む本」の参考にして頂ければ幸いです。(検索用:書評、評論、お勧め、オススメ)

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2006/07/24

通勤快読No.53 桐野夏生「リアルワールド」→3点

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通勤快読!(読んだ本の紹介)No.53

読んだ本を5点満点で(独断と偏見の下)評価します。
点数の見方は下記の通りです。
今後ともよろしくお願いします。

0点→途中リタイア。読むことが苦痛。出会ったことが不幸。意味が分からない。
1点→なんとか最後まで読んだが、時間のムダだった。つまらない。
2点→可もなく不可もなし。ヒマつぶしにはなったかなというレベル。
3点→難点もあるがおおむね満足。この作者なら他の作品も読んでみたい。
4点→傑作。十分に楽しんで読めた。出会えてよかった一冊。他人にもすすめたい。
5点→最高。とにかく良かった。人生の宝物となる一冊。

※ 小数点は、上記点数の間であるとご理解下さい。


↓↓↓↓↓↓ ここから本編です ↓↓↓↓↓↓

桐野 夏生「リアルワールド」→3点
読書開始:07月04日
読書終了:07月06日
発行元 :株式会社集英社
初版発行:2003/02/28
著者  :桐野 夏生(キリノ ナツオ)

表題  :リアルワールド
評点  :3点(/5点)

あらすじ

高校3年生の山中十四子には比較的仲の良い3人の友人がいた。
ある日、十四子の隣に住む男子高校生が母親を撲殺したことから、十四子達4人の運命は大きく狂い始める。
現代に生きる高校生達の不安定な心の移ろいをそれぞれの視点から描く。

感想

4人の女子高校生と一人の男子高校生が章ごとに入れ替わって主人公となり、それぞれが一人称でそれぞれの内的世界を語る。
5人の高校生は、それぞれが10代特有の自己中心さと傲慢さ、そしてそれに反比例するような繊細さと自信のなさを持ち合わせており、
作者の桐野氏は独特の抉るようなタッチでぐりぐりと彼らの内面を曝け出していく・・。
はるか昔に10代の少年だった私にもなんとなく覚えがあるのですが、
ティーンエイジの持つ最大の財産にして最大の不幸は、自分で自分のことがよく分からないという不安定さにあるように思います。
好きなこと、嫌いなこと。
できること、できないこと。
そういう、行動するための基本的な指針となる要素が毎日のようにダイナミックに変化するので、当然やることなすこと安定しないんですよね。
大人になって、自分のことが色々わかってくると、動きにムダがなくなって安定してきますが、その分面白みもなくなってきます。
世の中うまくできてるよなぁとか、ちょっと思います。 


※ 表紙イメージはブログで確認できます。

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/booklife2006

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