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2008/08/08

「やぶ医師のひとりごと」 骨粗鬆症の検査

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 ◆ やぶ医師のひとりごと     第 136 号  ◆
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 H20年8月8日発行 購読者数 12972名
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 <本日のテーマ> 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)7
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皆さん、こんにちは〜♪

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



○ガンの民間療法なら!
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前にも、このメルマガでお知らせしたんだけど。

反響が大きかったようなので、

「ガンの民間療法」について、またお知らせしますよ!



日本人の死因で一番多いのは「ガン」です。

心筋梗塞と脳卒中を合わせたのと同じくらい、

たくさんの方がガンで亡くなっているんです。



ガンの治療は、手術、化学療法、放射線療法、

というのが主な治療なんですけどね。

残念ながら、それらも万能ではありませんから。

最近は「代替治療」というのが注目されています。



一部の漢方薬の中でも、特に世界中で研究が進んでいるのが、

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さあ、今日も元気にいきますよ〜♪

今週も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。

まずは、先週までの復習。



●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは

 ○骨の量が減って、スカスカになり、

  骨が弱くなっちゃって、骨折しやすくなる病気。

●骨粗鬆症の頻度と問題点

 ○骨粗鬆症の患者は、日本では

  約1000万人いる、と言われている。

 ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、

  骨折したら寝たきりとか、歩行が困難になるとか、

  死亡する事も多い。


●骨粗鬆症の分類

 1、原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう):

  原因がわかっていない骨粗鬆症

 2、続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう):

  病気や薬など、原因がわかっている骨粗鬆症


●骨が減るメカニズム

 ○ 骨が壊れる > 骨が修復される

  こういう状態が「骨粗鬆症」。


●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか

 1)高齢者(加齢)

 2)女性、(閉経後は特に)

 3)遺伝

   家族に骨粗鬆症にかかった人がいる場合。

 4)生活習慣

   カルシウム、ビタミンD不足。

   運動不足。タバコ、お酒の飲み過ぎ。


●骨粗鬆症の診断基準

 1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。

  骨密度値がYAMの80%未満、

  もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」


 2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。

   1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、

     脊椎X線での骨粗鬆症化なし 

   2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、

       脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり 

   3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、

       脊椎X線での骨粗鬆症化あり



骨粗鬆症(こつそしょうしょう)って病気は、

骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。

骨粗鬆症の患者さんは、日本で約1000万人もいて、

骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、

死亡する事も多いんですよ。



そして、骨粗鬆症には、

原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、病気や薬など、

原因がわかっている続発性骨粗鬆症があります。

そいで、  骨が壊れる > 骨が修復される

っていう状態になるのが「骨粗鬆症」なんです。

骨粗鬆症になりやすいのは、

高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。

あとは、お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足でも、

骨粗鬆症になりやすいんです。



そして、「骨粗鬆症の診断」っていうのは、

軽い力によって起こった骨折(脆弱性骨折)があるか、

って事と、骨密度、骨のレントゲンを組み合わせて行う。

っていう話でしたね。



そいじゃあ、「骨粗鬆症の診断基準」がわかったところで。

実際にどういう検査をして骨粗鬆症って診断するのか。

って事で、今日は「骨粗鬆症の検査」について

勉強していきましょうか。



●骨粗鬆症の検査

 ○問診

これは、全ての病気、患者で基本になります。

他の病気の時にも出てきましたね。

その名の通り、患者さんに問いかける診断です。



骨粗鬆症っていうのは、どれだけ骨折しやすいか。

っていう事が基準になる病気ですから。

ささいな原因で骨折したことがあるか、とか、

家族に骨粗鬆症の人がいるか、とか。

腰・背中の痛みがあるか、身長が低下したか。

喫煙・飲酒の習慣、運動の習慣等を聞きます。



 ○単純X線検査

背骨(腰椎・胸椎)のレントゲン撮影をして、

骨が変形してないか、骨折がないかなどを観察します。



前回「骨粗鬆症の診断基準」のとこで、

 「脊椎X線」での骨粗鬆症化あり 

とかってやりましたよね。

あの検査の事です。



 ○骨密度

骨粗鬆症っていうのは、骨がスカスカになる病気です。

実際に写真で見るとこんな感じ。

→ http://www.med.or.jp/chishiki/kotu/001.html
参照:健康の森「日本医師会HP」:骨粗鬆症

この写真の左側が健康な人の骨の断面。

そいで、右側のやつが、骨粗鬆症の人の骨です。

見た感じ、スカスカですよね、右の方。



でも、生きている人の骨を切って診断する事はできませんから。

その替わりに、X線を使ったり、超音波を使って、

どのくらい、骨がスカスカなのか。

言葉を変えると「骨密度」っていうのを測定します。



 ○骨密度の検査

細かい話はどうでも良いんだけど。

骨密度を測る方法にも、いくつかあります。



1、二重X線吸収(DXA:デキサ)法

腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの骨)にX線を当てて、

骨密度を測る方法です。

一番信憑性の高い検査方法って言われているんですけど。

高価な機械なんですよね、これ。

装置も大きいから、大きな病院にしかありません。



2,MD法

両手の人差し指と、アルミニウムの基準計っていうのを

いっぺんにX線で撮影して、

骨の透過度と基準計の透過度を比較する検査です。

レントゲンを撮るだけなので、簡単な検査です。



3,超音波測定法(QUS法)

踵骨(かかとの骨)や脛骨(すねの骨)に、

超音波を当てて、骨密度を測ります。

放射線を使わないで超音波を使うので、

妊婦や子供にも使えます。



4,QCT法

CTっていう機械を使って、骨を輪切りにして、

骨の密度を測定します。



 ○血液検査、尿検査

血液・尿検査では、骨そのものの強さを、

直接測る事はできません。



でも、「骨粗鬆症」っていうのは

 骨が壊れる > 骨が修復される

という状態なので。

どんだけ骨が壊れているのか(骨吸収)、

どんだけ骨が修復されているのか(骨形成)、

っていうのを測る事は出来るんですよ。

血液検査とか、尿検査をして、

「骨代謝マーカー」っていうのを測ればね。



骨粗鬆症の薬を使っても、骨が丈夫になるまでには、

かなり時間がかかりますから。

その前に、薬の効果があるのか、っていう事を

判定する為にも、血液検査とか尿検査を行います。



医者とか看護師とか、医療関係者も、

このメルマガを読んでいる方がいるようなので。

ちらっとだけ書きますけど。



「骨代謝マーカー」には「骨吸収マーカー」

(NTX:尿、血清DPD、デオキシピリジノリン)と

「骨形成系マーカー」(BAP:血清など)があります。

保険適応にもなっていて、よく使われるのが、

「尿 NTX」っていう検査ですので。

もし骨粗鬆症で通院されている方でしたら、

血液検査や尿検査の内容を見てみてね!

医師や看護師の方でしたら、骨粗鬆症の患者がいたら、

是非測ってみて下さい。



http://www.oie.or.jp/html/test/osteoporosis.htm
参照:高齢者運動器疾患研究所「骨粗鬆症の検査」



そんな訳で、本日は「骨粗鬆症の検査」

についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



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【今日のまとめ】

●骨粗鬆症の検査

 ○問診

 ○単純X線検査

 ○骨密度測定

 ○血液検査、尿検査


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【編集後記】

今回は、骨密度の検査の方法とか。

血液検査や尿検査の内容とか。

かなり専門的な話もでてきてしまいましたね。



でも、こんなの覚える必要、全然ないですからね。

というか、私は循環器内科医なので。

今回勉強するまでは、私も詳しくは知らなかったし(笑)



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なんか、今年は天気が悪いような気がするんだけど。

温暖化の影響とかあるのかなー。









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