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2008/05/14

建築バカの白昼夢

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        『建築バカの白昼夢』
             

                           (56号)

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 URL:http://www.ja-club.com/ フリーダイヤル:0120-336-756


  
◆ ニュース

□ 建築途中の木造住宅が崩壊

□ 200年住宅を建てて200万円をもらおう!

□ 2012年には白熱電球の製造・販売を中止

□ “CO2ゼロ”を目指し、環境配慮型住宅を



◆ 白昼夢

□ 故郷に自分が生きた証を残したい!
 
□ 日本建築の歴史と魅力 − 2




◆ 【日本人って???】

□「青いキリン」 


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◆ ニュース 

【 建築途中の木造住宅が崩壊 】

  栃木県足利市で建築中の2階建木造住宅が、4月11日午前9時頃、柱を
 交換するためのジャッキアップ中に崩壊し、作業員1人が死亡1人が軽傷を
 負いました。
 
 工事の元請は日本総合企画(栃木県佐野市)で、松下電工が開発した木造軸
 組工法「テクノストラクチャー」を採用。
 仕入れた柱用集成材に設計仕様を満たさない強度の低い木材が含まれている
 のを松下電工の関連会社の関係者が発見。
 そのままでは耐震性を確保できないため、屋根瓦を葺いた状態まで出来てい
 た建物の柱を交換する作業中だったとのこと。
 完全崩壊。 ナムアミダ・・・。
  


【 200年住宅を建てて200万円をもらおう! 】

  国交省が200年住宅に200万円を援助します?というキャンペーンを
 始めました。と言っても早とちりしてはいけません。

 正式名称は役所らしく「超長期住宅先導的モデル事業」と言って、住宅の新
 築・改修の際に長寿命化に寄与する工夫を取入れたものに対して、最高20
 0万円の補助金を出す!というものです。

 超長期住宅と200年住宅とは同意語ですが、イコールではなく、200年
 というのは限定された時間ではなく、「長もち」の象徴にすぎないのです。
 従って、その技術的レベルの参考とする為に、この4月11日〜5月12日
 まで第一回の提案を募ったのです。

 同省はこの事業に今年度だけで80億〜100億を注入する計画で、今後5
 年間は継続する予定です。

 今年を含めて5年間のうちに新築や改修(大規リフォーム)を計画される方
 は考えてみられてはいかがでしょうか?

 但し、この技術提案に対応できる能力の持ち主は一級建築士の内の0.2%前
 後くらいしか居ないと思いますから探すのが大変です。

 知るべの無い方は当倶楽部にどうぞ!




【 2012年には白熱電球の製造・販売を中止 】

  先日、北海道洞爺湖町で開かれた地球温暖化問題をテーマにした対話集会
 で、甘利経済産業相は4年後の2012年までに電力消費量の多い白熱電球
 の製造販売を中止して電球型蛍光灯に切替える方針を打ち出しました。

 電球型蛍光灯の消費電力は白熱電球の約5分の1。全世帯の白熱灯が電球型
 蛍光灯に切変えるだけで、年間約200万トンのCO2が削減できる見込み
 です。
 
 既にメーカー各社も動き出しており、東芝ライテックは4月14日、201
 0年度中に一般白熱電球81種の製造を全て中止すると発表、電球型蛍光灯
 やLED照明などの開発・生産に置き換えてゆくとのこと。

 松下電器産業と三菱電機は少しニュアンスが弱いものの基本戦略は同じ。

 一足先に2006年に電球生産を全て中止している日立ライティングでは、
 電球型蛍光灯による省エネ訴求に既に力を入れています。



【 “CO2ゼロ”を目指し、環境配慮型住宅を 】

  住宅メーカーの宣伝はやりたくないですが、一応住宅業界の動きを・・・

  二酸化炭素(CO2)削減を目指した環境配慮型住宅への取り組みが、住
 宅メーカーで相次いでいる。
  S社は4月、太陽光発電装置と燃料電池を標準装備した「CO2オフ住宅」
 を発売した。生活で使ったCO2量を、発電で削減したCO2量で相殺する。
  CO2オフ住宅は、次世代省エネルギー基準を約2割上回る性能を確保する
 高断熱・気密仕様を採用している。さらに、LED照明や高効率エアコンを
 使うことで、標準的な住宅と比べて消費電力を3割程度抑制できる。また、
 通風や日差しに配慮して、できる限り冷暖房に頼らない設計を施している。
  生活に必要な電力を太陽光発電装置と燃料電池で賄い、余剰電力を売電す
 る。同社では今回、初めて燃料電池を標準装備した。燃料電池には別に装置
 ・保守費用が必要になるが、光熱費は年間5万円程度だ。
  M社は4月、「次世代ゼロ・エネルギー住宅」の実験棟を北海道旭川市に
 建設した。発電能力9.5kwという大容量の太陽光パネルで、日常生活に
 必要なエネルギーだけでなく、建設時に発生するエネルギーをも回収してい
 くという。
  付加断熱システムや高断熱ガラスなどの環境性能をさらに拡充することで、
 次世代省エネ基準の約2倍の断熱性能を確保した。省エネアイテムの循環空
 気清浄型レンジファン、LED照明などを装備して同社の寒冷地仕様住宅に
 比べて消費エネルギーを約65%抑制した。屋根には建材型太陽光発電モジ
 ュールを搭載。試算では年間発電量7700kwhに上がり、消費エネルギ
 ーを700kwh上回っている。
  D社は、街区全体でのCO2削減に取り組む。越谷市とUR都市機構が整備
 する「越谷レイクタウン」に、D不動産と共同で分譲マンション500戸と
 戸建て住宅132戸を整備する。マンション街区は、環境省の「街区まるご
 とCO2 20%削減事業」の第1号に採択された。
  戸建て住宅には、外張り断熱通気外壁で、次世代省エネ基準を約2割上回
 る断熱性能の住宅を採用する。街区全体では風を生かす工夫を試みた。住宅
  を配置した場合の風や温熱環境をシュミレーションした上で、その結果を基
  に戸建て住宅の平面計画や開口部、植栽などを配置している。
  こうした街ぐるみの取り組みも含め、今後さらに環境配慮型住宅への注目
 が集まりそうだ。
  当、日本建築倶楽部でも当然のこと、ランニングの問題だけでなく、イニ
 シャル(建設時)の環境対策にも取組んでいますよ。

  
 


◆白昼夢

【 故郷に自分が生きた証を残したい! 】 
  
  僕は住宅などの小建築プロデュースを行うと同時に、一般建築の
 設計も行なっています。住宅プロデュースは今日までボランティア
 で行なっていたも同然で、生活の基は建築設計、つまり建築家の端
 くれなんです。
 僕のような仕事をしていると、自分のルーツ。つまり縁の深い故郷
 に、自分が生きた証しの作品を残したい!という気持ちを強く持つ
 ようになります。
 僕は考えようによっては恵まれた方で、30年以上前に母校である
 小学校の全面改築の設計をさせて頂き、5年前には県立高校の図書
 館と同窓会館の合体建築を。そして昨年は、中学校のプール改築の
 設計と、小・中・高全ての母校に関係させて頂きました。

 実は今、以前は隣町だったのですが合併で同じ行政区になった町の
 中学校の全面改築と小学校3〜4校の学区変更検討を兼ねた設計の
 声が掛っているのです。

 この町は母の実家があり、生まれてから小学校入学迄を過したばか
 りでなく、高校を卒業する迄関係が深く、当然のことながら本籍地
 よりも圧倒的に知己も多いところで、大人になった今も関係の深い
 ところなんです。言わば僕の本当の故郷なのです。

 自然と何が何でもやりたい!という気が強くなります。

 デモ・・・、入札なのです。設計に入札は馴染まない!のです。そ
 れは能力を無視した金額競争だからです。デモ現実には公共建築の
 多くが入札によって決められています。応札する建築士は自己否定
 を続けている訳です。

 民間の場合は設計入札など成立しません。まともな建築家や設計者
 は決して応札しないからです。しかし公共建築で少し規模が大きく
 なると様子が変ります。有名人と大手事務所以外は応札するのです。

 その結果、中小事務所が落札した場合、設計原価を徹底的に下げる
 様々な手法をめぐらし、運が悪ければ一級建築士とは名ばかりの、
 極端に言えば貴方と建築知識に大差なく、劣悪な作品実績で指名さ
 れた人物によって設計?されることになります。

 つまり入札によって良い建築は出来ないのです。

 でも僕は今回応札します。心の故郷にモニュメントを残す最後のチ
 ャンスと思えるからです。・・・かなりうしろめたい気があります
 が・・・

 もしも落札できた時は故郷に対する恩返しを含めて、僕の能力と熱
 意の全てを注ぎ込むつもりです。
  
  


【 日本建築の歴史と魅力 − 2 】

  奈良時代が終っていよいよ和風住宅の原形が発達する平安時代と
 なります。
 学校で・・・ナクヨウグイス・・・と習いましたよネ。平安京の建
 設は794年から、そして平城京の遷都は784年。アレ?・・・
 その間は? スグに解ります。
 調べて下さい。
 
 さて、平安時代になって有名な寝殿造と呼ばれる住宅形式が時間を
 掛けて発展します。でもコレ皇室や貴族社会の家なのです。
 それじゃあ一般庶民は?と言うと、縄文時代から相も変わらず竪穴
 式住宅が大部分。一部の財力者が壁で屋根を持上げた小さな家に住
 める程度なのです。

 そして竪穴住居は実に江戸時代くらい迄、庶民の住宅として永く続
 きます。

 でもここでは建築学?に習って神社・寺院建築から発展した寝殿造
 が主題です。

 皆さん厳島神社の社殿をご存じですよね。アレ、平清盛が最盛期に
 財力にもの言わせて造った完成された寝殿造なんです。

 すばらしい美しさを持った名建築で・・・(ソンナコタア、誰デモ
 知ッテル)・・・イエネ、私が言いたいのは日本建築は美しいとい
 うことなんです。

 安藤忠雄氏に言わせると日本建築の魅力は「構想力の壮大さ、発想
 の雄大さ」だそうです。

 デ・・・、良く観ると住宅に使うには壁も何もありません。柱があ
 って屋根があって・・・ソウ、他には何も無いのです。家中が壁も
 天井も無いワンルームなのです。

 よくこんな家で生活しましたよネー。夏はまだしも秋から春迄はど
 うしたんでしょうか?
 「家造りは夏を宗とすべし」と、負けおしみのような諺があります
 が、春から秋までは壁のほしい所には簾を下げて目隠しとし、源氏
 物語の絵巻に出てくるような個人の空間を簾で仕切っていたのです。
 言わば家中が自由可変空間であった訳です。
 そして寒い冬にはさすがに寒風の中に身を置く訳にも行かず、さす
 がに外壁替りにハネ上式の雨戸が必要に迫られて発達したと思われ
 ます。

 寒ければ着れば良い・・・とは言え、現代のように防寒着がある訳
 でも無く、夜寝たら真暗で天井の無い小屋裏が・・・月夜でも天井
 は真暗、ましてや月の無い夜は墨の中、底冷えの中に凍てつく風。
 当時の貴族に生まれなくて良かったですネ〜
 皆さん!




  
 

   
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【日本人って???】 

□「青いキリン」
  
  ある酔狂な大富豪が言った。
 「もしも青いキリンを私に見せてくれたら、莫大な賞金を出そう」
  それを聞いたそれぞれの国の人たちはこんな行動をとった。
  イギリス人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、徹底的に議論を
 重ねた。
  ドイツ人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、図書館へ行って文
 献を調べた。
  アメリカ人は、軍を出動させ、世界中に派遣して探し回った。
  日本人は、品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、青いキリンをつく
 った。
  中国人は青いペンキを買いに行った。
  
  


   (早坂隆著『世界の日本人ジョーク集』より引用。
                        「青いキリン」p.21)


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