2008/05/23
■あなたを売れ■学生アルバイトでも接客上手[098]
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ ■あなたに‥愛と龍の物語 2008/05/23 story098 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ ┃ ┃ ◇ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ┃ あ ┃ な ┃ た ┃ を ┃ 売 ┃ れ ┃ ! ┃ ┃ ━━┛━━┛━━┛━━┛━━┛━━┛━━┛ ┃ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ ・ 龍馬に憧れ 神田龍馬 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・ ■龍馬がゆく ↓ んで、『讃岐をゆく』 http://plaza.rakuten.co.jp/sowin/ ・ : 少年時代の夢みたがよ。駄菓子屋の息子として、たらふく菓子を 喰いつくし満足感にひたりきっとる夢なんぜ。おう!ワシ、龍馬。 実は、ほんとうに駄菓子屋の息子だったワシ。友だちから羨望の 眼差しをあびておったがよ。で、あだなは『お菓子屋かんちゃん』 なんてキャッチコピーはさておいて、気楽に読んでいただければ。 : ・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ■ あなた。 そう、あなたに読んでほしい【あなたを売れ!】 ─────────────────────────────────・ ・自分自身の強みを活かしきりたい「社長のあなた!」愛を1つ ・ネット稼業で一花咲かせてみたい「主婦のあなた!」誠を2つ ・あわよくば起業をもくろんでいる「そこのあなた!」夢を3つ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ■ 愛と龍のコンサルティング物語:ヒロイン&ヒーロー ─────────────────────────────────・ 神童(しんどう) 愛 :実務を経験したく『おもしろ海援隊』に入社。大阪 生まれ。学生時代に中小企業診断士となる。頼りに ならない隊長を支える元気いっぱい女性隊士。25歳。 面白(おもしろ)龍馬:コンサルタント会社『おもしろ海援隊』隊長(社長)。 金沢生まれだが、名が龍馬のためか坂本龍馬ファン。 あやしげな土佐弁のベテラン中小企業診断士。54歳。 2人の顔⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/sowin/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━… ・ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃■ 指令10 : マニュアル接客からの脱皮をはかれ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「臨機応変といえば、マニュアルは接客の基本中の基本だけに絞り込み、 スタッフの自主的な接客を大切にしているレストランを思い出したぜ」 「へ〜っ。そんなレストランこそ、マーケット調査してみたいな」と愛。 「ま、そんうち行ってみっか」焼き肉定食を食べ終えた龍馬が爪楊枝を くわえながら言うと、愛は「思い立ったが吉日。今晩いきましょうよ」 「おいおい、昼飯を食べながら、もう晩飯のことを決めるかい。あーん」 ┌────────────────────────────────── | 指令10-3 : 接客上手な学生アルバイト └────────────────────────────────── 夕方6時過ぎ。京阪電車・京橋駅の高架下にある『中華中』に向かう 愛と龍馬の2人連れ。25歳と54歳のコンビは娘と親父のようにみえる。 「ゲップ。まだ、昼に喰うた焼肉が消化しきっとらんやないか」と腹を さすりながら歩く龍馬。愛は涼しい顔。若いので消化もいいのだろう。 「京橋ってオジさんの街ってイメージだったけど、けっこう若者向けの お店が多いんですね。若いOLや学生さんがたくさん歩いていますよ」 ・ 「電鉄会社が若者を意識して店を誘致したんぜよ。さあ、着いた。ここ」 店入口にいる30歳くらいの男性が「いらっしゃいませ」と元気な挨拶。 「お二人さまですね。ご予約は?」男性店員が微笑みながら訊ねてくる。 「予約はしとらんぜ」店を見渡すと空いている。時間が早いからだろう。 入口から2メートルほどすすむと、男性店員にかわり若い女性店員が 「カウンター席とテーブル席のどちらになさいますか?」と各席を手で 案内しながら、笑顔で訊ねる。入口の男性店員は、つぎに入ってきた 客に「いらっしゃいませ。田村様お久しぶりです」と話しかけている。 ・ 「あそこのテーブル席がええ」席に着こうとすると椅子を引いてくれる。 ちょっとした心配りで、リッチな気分。それが嬉しい愛。笑顔になる。 「この店はな。入口におる男性が店長で、フロアの女性店員ちゃ全員が 学生アルバイトなんぜ」「あちゃ。どおりで、どの子も若いはずだわ」 25歳の愛とはいえ、5〜6名いる学生アルバイトの女性店員からみれば、 立派なオバちゃんかも。それにしても、どの店員もきびきびしている。 : テーブル席担当の女性店員が「こんばんは、龍馬さま」微笑みながら 一礼しメニューを差し出す。何となくタレントの松浦亜弥に似ている。 「おう、朋子しゃん。今日のお奨め料理は何ぜよ?」妙になれなれしい。 「ピリカラ麻婆豆腐ですね。きっと、龍馬さまのお口に合うと思います。 試食したのですが、とても美味しかったです」このセリフからすると この店では、アルバイト店員がメニューの試食をしているようである。 「んなら、朋子しゃんのいうとおり麻婆豆腐。ワシ、あんま喰わんから」 昼飯の焼肉のせいであろう。「だが、飲む。んでもって、生ビール中」 ・ 「朋子さん、ほかにお奨めメニューないの。隊長ったら、お昼に食べた 焼肉が消化しきってないみたい。胃モタレしないものがいいんだけど」 「愛さんですね、はじめまして。朋子です。それでは、お野菜で嫌いな ものはありませんか?」実に、テキパキした対応ぶりである。「ええ」 「それでしたら、フレッシュ七菜サラダは、いかがでしょう」といった 具合にトントン拍子で注文する。写真入り料理メニューも選びやすい。 : 女性店員が席を離れていくと、すぐに「隊長。朋子さんとは、どんな 知り合いなの。妙に親しげだったけど」「ハハハッ。妬くな・妬くな」 「あのね。妬いてなんかいないけど、朋子さんのこと聞いたことないし」 「そりゃそうだぜよ。彼女と会うのは、今日が2度目やもんな」と龍馬。 「えっ!? まだ2度目なの」それにしては妙に親しげである。仕事では 猪突猛進型の龍馬だが、プライベートでは意外と、はにかみ屋のはず。 ・ 「うん。3週間ほど前、額賀くんとこの店にフラッと立ち寄ったときが 初対面。そんときに、ワシらの席の担当店員が朋子しゃんだったがよ」 「で、この店。彼女に限らず、どの子も接客がうまいんぜ」「はは〜ん。 それで、いつものように根ほり葉ほり取材をしたわけですね」鋭い愛。 ┌────────────────────────────────── | 指令10-4 : スタッフの満足度もアップさせる └────────────────────────────────── 「そん通りぜ。んで、判明したことは、この店じゃ学生アルバイトにも 自主的な接客を推奨しとるがよ」得意満面になって話しはじめる龍馬。 「ちゅうても、最初の2カ月は接客マニュアルで基本をきっちりと覚え 込まされる。その期間は玄関先から席までの案内係ばっかするんやと。 案内係として2カ月たつと、昇級試験がある。この試験に合格すると カウンター席の担当になり、さらに2カ月後にテーブル席担当になる」 ・ 「隊長。2つ質問があるんですけど、いいですか」愛の得意な質問責め。 すっかり慣れている龍馬。「何でも訊いてくれや」余裕しゃくしゃく。 「では、第1問。なぜ最初、玄関先から席までの案内係をするんですか」 おどけてテレビのクイズ番組・アナウンサーのような口調で質問する。 「一言でいえば、来客者と店内の様子が一番よく観察できるからやぜよ。 接客マニュアルに書いてあることをきっちり覚えるとともに、さらに マニュアルにない先輩たちの臨機応変な接客ぶりも観察しとるんやぜ」 「なるほど。マニュアルの功罪、両面を勉強するための仕事なんですね」 ・ 「では、第2問。昇級試験って、どんな内容ですか? わたしは試験が 嫌いなので、あまり受けたくありませんけど」余計な一言までいう愛。 「店長やベテランの先輩アルバイトが客になって、マニュアルどおりの 接客ができるかを採点。むろん、臨機応変のアドリブ能力も試される。 んで、この昇級試験に合格すると、時給が 100円アップするそうやぜ」 「接客能力とお給料のアップが連動しているわけですね。いいシステム」 ・ 「さらに金銭面だけではなく、学生アルバイトたちのモチベーションを アップさせる方法を実践しとるところが偉いぜよ。さあ、お立ち会い」 まるで講談である。もし扇子があればテーブルを叩きそうな話っぷり。 「例えば? どんな」と合いの手をいれる愛。龍馬、俄然と張り切って 「よくぞ、尋ねてくだされた。1カ月ごとに替える『おすすめメニュー』 試食会で、アルバイト店員の意見を反映してメニュー決めとるんぜよ」 ・ 「ははん。それで、朋子さん『試食で美味しかった』と言っていたのね。 じゃ、コックさんの腕前が、彼女たちに採点されるってことですか?」 「おう。この店の客筋は、学生や若いサラリーマンやOL。店員たちと 同じ年代。で、朋子しゃんたちの好みに合わせた味付けするわけやな」 「なるほどね」「朋子しゃんたちは、美味しいものを食べられ、好みも 聞き入れてもらえ大満足。従業員にとっちゃ銭金も大事やが、こげな モチベーションも大事ぜ。店側もメインの客筋に気に入ってもらえる 味付けを簡単に調べられて満足ということになるき。まさに一挙両得」 ・ 「いろんな工夫をしてるんですね。どの子も元気な理由が分かりました」 改めて、店内で明朗快活に接客する学生アルバイトたちを見つめる愛。 「んで、朋子ちゃんの場合なんやが。試食会で少しでも役に立ちたいと、 お小遣いの許す範囲で、自主的に他の料理店に食味調査にいくんやと。 さらにアルバイトをやめても、客として来店するとも言うとったぜよ」 朋子が微笑みながら「お待たせしました」注文メニューを持ってきた。 ・ 「朋子さん、もっと注文するからドンドンもってきてね」「おい、おい、 愛くん。いきなり、どうしたんよ?」あっけにとられて愛をみる龍馬。 「だって、おもしろ海援隊の場合…。頑張っても、お給料は上がらない。 隊長は、わたしの意見をほとんど聞き入れてくれない。こうなったら、 ヤケ喰いしかないもん」いつもながら、なんだかんだと理由をつけて 食欲旺盛な愛である。龍馬の財布が、寂しくなるのだけは間違いない。 : ・ 『マニュアル接客からの脱皮をはかれ』 一巻の読み切りでございます。 次号から新シリーズを指令11として、お届けいたします。お楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おもしろ海援隊・おもしろ顛末記 ・───────────────────────────────────・ でね、皆が羨む駄菓子屋の息子。その悲惨な実態を本邦初公開します。 売っていた菓子にしろ、パンにしろ、人気商品から売り切れるんです。 小さな駄菓子屋とはいえ、ある程度の品揃えは必要。で、食べ物です。 賞味期限が切れかけた菓子やパンって、人気がなくって不味いんです。 そんな菓子やパンばかり食べていた駄菓子屋の息子って、ちと可哀想。 小さな駄菓子屋だって、賞味期限の偽装は一切なし。身をもって証明。 ですから、最近の様々な食品疑惑。とうてい許すことなどできません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■あなたを売れ! 人を集める仕掛け・お客にする仕組み■ お毒見なら得意 中小企業診断士 神田龍馬 ・──────────────────────────────────・ あったかなファンメールの宛先⇒ sowin@mail.goo.ne.jp 万全日刊ブログ『龍馬がゆく』⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/sowin/ 解除陳謝・登録感謝⇒ http://archive.mag2.com/0000179421/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最後まで、お読みいただき感激 ・‥…━【龍馬!からのブログ】━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・ >> 讃岐をゆく ⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/sowin/ ・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【龍馬がゆく】━…‥・


