2009/11/01
県立長野図書館メールマガジン
▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲ 県立長野図書館メールマガジン 2009/11/1 第86号 ▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲ 読書の秋 子どもと一緒に本を読む、著者がどんな人柄か知りたくなるほどの 好きな本を見つけて読んでほしいです。たまには気分転換に美しい山々を眺め たり、キャッチボールするなど親子で時を共有してみてはいかがですか。 県立長野図書館メールマガジン第86号をお届けします。 ☆★=目次=★☆============================ 1 こんな本あります!県立図書館・・・・・箸 2 調べちゃいました~疑問解決~・・・・・冷凍食品 3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・・川井 静子 4 図書館からのお知らせ 5 休館日のお知らせ =================================== 1 こんな本あります! 県立図書館 ----------------------------------- <箸(はし)> 毎日の生活の中で欠かせない道具の一つとして挙げられるのが箸です。日本人 は、必ずと言っていいほど、食事の中で箸を使っていますね。しかし、あまり にも身近すぎるためか、箸について思いをめぐらす事がないように思います。 赤ちゃんはお食い初めで初めて箸にふれ、人が亡くなる時には箸でお骨を拾っ てもらいます。日本人の一生は「箸に始まり、箸に終わる」と言えるのかもし れませんね。 さて、新米のおいしいこの時期だからこそ、箸文化について考えてみませんか。 そこで今回は「箸」についての本を紹介します。 ◆項目の見方: 『書名』/著編者名/出版者/出版年/【請求記号(背ラベル)】 ★『箸の本』/本田総一郎/日本実業出版者/1985/【383/ホ】 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009210129055 日本人・日本文化と深い関わりをもち、毎日の食事に欠かすことのできない箸。 箸にまつわる様々な面白ウンチク話をまじえながら、箸の正しい持ち方・動か し方から、知らないと恥をかく箸使いのマナーなど、目からウロコの情報が満 載です。 ★『箸(ものと人間の文化史)』/向井 由紀子/法政大学出版局/2001 【383.8/ムユ】 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009910252926 「お箸の国」とも言われる日本。箸は日本文化の象徴的存在になっています。 しかし、日本人で箸の歴史や民俗について、正しく知っている人は少ないので はないでしょうか。箸の起源から変遷、そして歴史上の意義などが読み取れる 奥深い一冊です。神事の箸として、諏訪大社の箸(御柱箸)についても記述が あり、大変興味深い内容です。 ★『割り箸が地域と地球を救う』/佐藤 敬一/創森社/2007 /【650.4/サケ】 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100490859 割り箸の歴史や文化について紹介しながら、間伐材製割り箸が日本で衰退しつ つある林業の活性化につながり、過疎化する農山村の生活を支える可能性を持 つということなどが丁寧に書かれています。さらに、間伐材製割り箸が地球温 暖化防止などの環境問題解決の糸口としても捉える事ができるとも解説されて います。 割り箸を通じて、持続可能な循環型社会について考えてみるのも一興です。 ★『折り・たたみ方手帖』/パッチワーク通信社/2008/【593・5/オリ】 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100579140 箸文化について興味が出てきたら、いつもの食卓を変えてみませんか。少し工 夫するだけで華やかになるものです。祝い事や来客時には、箸袋を手作りしま しょう。季節に合わせた紙を使う事で、ちょっとした心遣いが演出できます。 箸袋と合わせて箸置きも作ると、より一層統一感が生まれますね。簡単な作り 方なので、さっそく普段の食卓から演出してみましょう。 ★『箸の絵本』/兵左衛門/農山漁村文化協会/【383/ヒ】 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100543295 多くの人が自分専用の箸を使っていると思います。しかし、自分に合った箸を 使っているでしょうか。箸にもそれぞれの手に合った大きさや重さがあるので す。そこで、世界に一つだけのMY箸を手作りしてみませんか。素材の選び方 や作業工程、仕上げ方などが写真や絵入りで大変わかりやすく書かれています。 親子で楽しみながら作ることができるのではないでしょうか。MY箸を使えば 食事の時間がもっと楽しくなるかもしれませんね。 ◆ここに紹介した本は、直接来館しての貸出のほか、「インターネット予約貸 出サービス」をご利用いただければ任意の受取館を指定して取り寄せることが できます。 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/netyoyaku.htm また、公共図書館や公民館図書室を通してお申込いただく「相互貸借」でもご 利用いただくことができます。 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm =================================== 2 調べちゃいました ~疑問解決~ ----------------------------------- <冷凍食品> 簡単に食事の用意をしたいとき、冷凍食品はとても便利です。最近は肉、魚、 野菜など下ごしらえ済みのものから、フライ、ピラフ、うどんなど温めるだけ のものまで様々な種類があり、正しく解凍すれば実際料理したものと見分けが つかない場合もありますね。ということで、今回は「冷凍食品」について調べ てみました。 冷凍食品の特徴は、マイナス18℃以下であれば製造後1年程度保存できること です。食品の鮮度を保つよう作られており、長期間いつでも新鮮な味を楽しめ ます。その便利さから現在は飲食店から一般家庭まで広く普及しています。 世界で最も冷凍食品を消費しているのは米国です。俗に「TVディナー」と呼ば れる、メインディッシュから付け合せ、デザート、フォーク、ナイフまでが一 つのトレイにのっていて、温めてふたを開けるだけというものも数多くありま す。 冷凍食品発祥の地も1900年代頃の米国で、ジャム用のイチゴを輸送するために 冷凍したと言われています。本格的に一般家庭に広まったのはアメリカでは 1960年代以降。日本では昭和40(1965)年頃からで、冷凍冷蔵庫と電子レンジ の普及とともにでした。当初は技術的な問題から歯応えや味が悪いものもあり ましたが、東京オリンピックの際、大量の食材を保存調理するために冷凍食品 の研究が飛躍的に進みました。平成2(1990)年頃からは電子レンジの解凍技 術の進歩により、焼き料理の冷凍食品が多く開発されました。最近では有名調 理人の名前を冠した高級志向のものもたくさんあります。 外国産冷凍食品に含まれる残留農薬や有害物質の問題、製造日偽装など安全性 の問題で敬遠されることもありましたが、天候不良などの影響を受けにくく供 給が安定していて割安な冷凍食品の利点は捨てがたいものがあります。 日本冷凍食品協会HPに冷凍食品の上手な買い方・扱い方が掲載されています から参考にしてください。 *マイナス18℃以下に保たれているショーケースから *ロード・ライン(積荷限界線)以下に置かれているものを *ガッチリ凍っているものを *包装のしっかりしているものを *乾燥がすすんでいないものを *包装の内側に霜の少ないものを *割れたり、固まりになったりしていないものを *きちんと表示してあるものを *「認定証マーク」のついているものを *買い物の最後に買って、冷凍庫に早く入れましょう。 *一度溶けたものを再冷凍するのはやめましょう。 日本冷凍食品協会 →http://www.reishokukyo.or.jp/ <参考資料> 書 名 /著者名/出版者 /出版年 冷凍食品年鑑2008年版 冷凍食品新聞社 2008 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100517070 冷凍食品入門 比佐勤 日本食糧新聞社 2004 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100167704 食品と低温 流通システム研究センター 2005 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100249363 加工食品にかかわる仕事 ほるぷ出版 2007 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100509640 考えてみよう!保存食と食品の安全 山岡寛 人草土文化 2003 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100027521 =================================== 3 郷土ゆかりの作家コーナー ----------------------------------- ▼川井静子(かわい しずこ)▼ 静子は明治23(1890)年8月26日、中原精一郎の三女として小県郡武石村(現上 田市)に生まれました。 明治42(1909)年3月、松本女子師範学校を卒業後、当時19歳で東筑摩郡広丘 小学校に赴任。その時の校長は久保田俊彦、のちの短歌雑誌『アララギ』の編 集兼発行人であり当時33歳の島木赤彦でした。静子は赤彦と同じ下宿先の広丘 村原新田の太田宅に住み、短歌を師事しました。当時単身赴任中だった赤彦と 静子はお互いを思うようになりますが、赤彦にはすでに妻子がおりました。し かし、静子と赤彦の想いは日に日に強まっていきます。静子の人生は常に赤彦 とともにあり、静子にとって赤彦の存在は切り離す事ができないほど大きかっ たようです。 雨もよひ遠音ま近音蛙等の声もうつつに昼寝せしかな 日は照れで木の葉の上に露の見ゆ昼寝せし間に夕立ちかせし 閑古子 閑古子の雅号は赤彦から明治43(1910)年7月に贈られたもので、これらの句を 赤彦は、のんびりしていていいと褒めたようです。こうして2人の仲は確固たる ものになってゆきます。 明治44(1911)年、赤彦が広丘小学校を転任後、大正元(1912)年、静子も同 校を去ることになります。その陰には赤彦との恋愛問題がありました。それは 職員だけの問題に留まらず、村人の心ない中傷が静子の心を痛め、登校拒否に なってしまったのです。 大正元(1912)年4月1日、静子は丸子の小学校へ着任しますが、着任早々結核 のため病気欠勤となり、26日に上田病院に入院した後、30日には退職してしま います。教職4年目でこれからという時に退職の道を選んだ背景には、妹芳子、 従兄弟の清子とも肺結核により17歳で亡くなっている事などから、結核に対す る恐れが大きかったのではないかと思われます。その間も赤彦は静子に次々と 見舞いの手紙を送りました。 大正12(1923)、静子は33歳で長野市の川井明治郎と結婚します。当時として は晩婚であったといえるでしょう。赤彦との間に「60歳になったら2人してこの 世に何等かの形をとろう」という約束を交しており、それを守っていたためと 思われますが、年老いた父を安心させるためか川井家に嫁ぎました。 あはれあはれも老いませる父の御心に従がひて嫁ぐ吾が運命なりき 後に静子は60歳でこの歌を詠んでいます。 いつまでも待ちますといひし言責に偽りありしをなやみ嘆くも 以上「作歌ノート」 静子が嫁いだ3年後、昭和元(1926)年3月に赤彦死去の知らせが届きます。 『アララギ』島木赤彦追悼号に「久保田先生」を執筆した後、静子はアララギ歌 壇を去りました。 昭和6(1931)年2月、静子41歳の時、夫明治郎が亡くなりました。夫亡き後長男、 長女を連れ武石村にある実家の本家(現中原旅館)に身を寄せます。その後、旅 館「井筒屋」を経営しますが、当時2人の子供の教育費が必要な時期でもあり、 昭和12(1937)年に始まった日中戦争以降、戦渦の中で衣料・食料ともに自給自 足の多難な時代が続きました。そこで静子は、赤彦からの静子宛書簡の売却を決 意します。赤彦からの書簡は200通を数えていたようですが、手元にはわずかしか 残っていませんでした。しかし、売値の額は当時としては大金であったようです。 その後極度の生活難からか、昭和18(1943)年4月、53歳の時に丸子町へ移住。住 居を求め転々とした後、「丸子航器」(現丸子警報器)の2階へ移りました。社員の 教養を高めるために併設されていた青年学校で、国語の講師を担当しながら終戦 までこの工場で働きました。その後も足掛け6年間で9回に亘って引っ越しを繰返 したようです。 昭和22(1947)年、静子57歳の時、自伝『桔梗ヶ原の赤彦』の執筆に取りかかり ます。赤彦との出会いから40年近い歳月が経っていました。昭和31(1956)年、 享年67歳で永眠。翌年3月、『桔梗ヶ原の赤彦』が古今書院より出版されました。 〈参考資料〉 書名 /編著者名 /出版社 /出版年 赤彦を慕う日々 関幸子 信毎書籍出版センター 1999 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009810063641 赤彦 静子との愛の奇跡 関幸子 関幸子 2002 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009810079366 桔便ヶ原の赤彦 関幸子 謙光社 1977 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009310026209 去りがてし森 川井奎吾 文化書局 1983 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010028842 丹の花 川井静子 理論社 1963 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010028297 母川井静子の追憶 関幸子 武石村教育委員会 2000 https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009810070293 =================================== 4 図書館からのお知らせ ----------------------------------- ********************************************************************** 1.読書週間企画『新聞の書評に載った本(21年度上半期)』開催中です! ********************************************************************** 読書週間にあわせ、企画展を開催しています。 今年度上半期(4月~9月)に新聞各紙の書評に掲載された本の中から、当館の 所蔵本を集めました。小説だけでなく、哲学、経済、科学など様々な分野の本 がありますので、この機会に書評を見て気になっていた本を読んで見ませんか。 ◆開催期間 10月24日(土)~11月26日(木) ◆展示場所 一般図書室(2階) ★詳しくはHPをご覧下さい。 →http://www.library.pref.nagano.jp/kikakuten/kikakuten.htm#Dokusho1 ********************************************************************** 2.児童図書室11月のテーマ本コーナー 「絵本賞・児童文学賞」 ********************************************************************** 一般書と同じように、児童書にも「日本絵本賞」や「コールデコット賞」とい ったさまざまな絵本賞や児童文学賞があるのをご存じですか? 現在児童図書室では、それらの受賞作品を集めたコーナーを設けています。高 い評価を得たもの、読者の投票で選ばれたものなどがいろいろと並んでいます。 お気に入りの一冊を見つけてみてください。 ********************************************************************** 3.「昭和の“今日”の新聞展」開催中(12月24日(木)まで) ********************************************************************** 玄関ホールにおいて、昭和の今日(40年前、30年前、20年前)の新聞を展示して います。普段は資料の劣化防止のため閲覧することのできない新聞を、この機 会に直に見てみませんか。こんなことがあった日なのか、過ぎし日を懐かしく 思う人、記憶を呼び起こされる人と様々ではないでしょうか。 =================================== 5 休館日のお知らせ ----------------------------------- 11月の休館日は、次のとおりです。 ・月曜日 11月2日・9日・16日・23日・30日 ・祝日 11月3日(文化の日) ・月末整理日 11月27日(金) ■年間の図書館カレンダーは、下記からご覧いただけますのでご利用ください。 →http://www.library.pref.nagano.jp/calendar_year.htm ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 編 集 後 記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 新型インフルエンザの予防接種が一般を対象に始まりました。手洗い、うがい、 マスク、人混みを避けるなどしてご自愛ください。 次号の発行予定は、12月1日(火)です。お楽しみに! ☆=================================☆ 発行:県立長野図書館 〒380-0928 長野市若里1-1-4 TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933 E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp 横断検索、インターネット予約貸出サービスもHPからどうぞ。 →http://www.library.pref.nagano.jp/ ☆=================================☆



