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2009/09/15

県立長野図書館メールマガジン

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県立長野図書館メールマガジン
                                       2009/9/15 第84号
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ご存知でしょうか「ハイブリッド図書館」を。印刷媒体とインターネット等に
よる電子媒体を組み合わせて利用できる図書館をいいます。規模の小さな図書
館でも、国・県レベルのデーターベース等を活用し、豊富な情報提供ができる
ようになります。これからの図書館ですね。
県立長野図書館メールマガジン第84号をお届けします。

☆★=目次=★☆============================
1 こんな本あります!県立図書館・・・・・・郷土資料
2 調べちゃいました~疑問解決~・・・・・・ビールと容器
3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・・・古田 晁(ふるた あきら)
4 図書館からのお知らせ
5 休館日のお知らせ

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1 こんな本あります! 県立図書館
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<郷土資料>
県立長野図書館では、長野県の今・昔を知ることのできる資料すべてを「郷土
資料」と呼び、それらの網羅的収集に努めています。
郷土資料は
・	資料の散逸や紛失を防ぐ
・	遠方から来られる利用者の方のニーズに応える
・	問い合わせ(レファレンス)に対応する
などの理由で貸出不可となっております。
なお、貸出の要望の多いもの、貸出用として備えた方がよいと思われる資料は、
一般貸出用としても受入をするように努め、ご自宅でゆっくりと読んでいただ
けるようにしています。
今回は、最近当館で受入をした郷土資料で、貸出用としても受入をした資料を
ご紹介します。

◆項目の見方:
  『書名』/著編者名/出版者/出版年/【請求記号(背ラベル)】

★『女房たちの善光寺詣り』/田中薫/一草舎出版/2009/【215.2/タカ】
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1000000232471
女人禁制の寺院が多いなかで、善光寺は珍しく女人往生の寺でした。祈願すれ
ば女性でも極楽へ行けるとあって、西から東から女性は善光寺をめざしました。
江戸時代の信州人の暮らしなども併載しています。

★『幻の日中和平工作 軍人今井武夫の生涯』
/今井貞夫/中央公論事業出版/2007/【289.1/イタ】
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100503509
今井武夫は明治31(1898)年、長野市生まれです。拡大する中国戦線では和平を
追求し続け、バターンでは米比軍捕虜千余人の処刑命令に抗して釈放しました。
本書は今井武夫の真摯な生涯を綴っています。

★『平均年収2500万円の農村』/藤原忠彦/ソリック/2009/【289.25/フタ】 
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1000000211082
村営バスの運営、農村の情報化、24時間オープンの図書館など、貧しい寒村だ
った長野県川上村を日本一のレタス王国に成長させ、平均年収2500万円を超え
るまでにした村長の村づくりを紹介しています。

★『「B級グルメ」の地域ブランド戦略』/関満博/新評論/2008/【673.9/セミ】
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100517464
「安くて、旨くて、地元で愛されている名物郷土料理」で地域おこしの熱いう
ねりを創出した全国10ヶ所の取り組みを紹介。県内では岡谷市の「うなぎのま
ち岡谷の会」の取り組みを紹介しています。

★『信州ふるさとの歌大集成』/市川健夫/一草舎出版/2008/【767.7/シン】
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100529007
唱歌・童謡から町の歌まで全250曲を収録した、初の「信州の歌」本格集成です。
信州人が作詞・作曲したものだけでなく、長野県と深いかかわりのある歌も掲
載されています。

★『信州映画人の贈り物(メッセージ) 魂の表現者たち』
/信濃毎日新聞社編集局/信濃毎日新聞社/2009/【778.21/シナ】
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1000000202269
熊井啓、降旗康男、山崎貴ら信州出身の映画監督8人に聞いた監督への道のり、
映画のこぼれ話、ふるさとのことなどが掲載されています。

◆ここに紹介した本は、直接来館しての貸出のほか、「インターネット予約貸
出サービス」をご利用いただければ任意の受取館を指定して取り寄せることが
できます。
 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/netyoyaku.htm
また、公共図書館や公民館図書室を通してお申込いただく「相互貸借」でもご
利用いただくことができます。
 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm

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2 調べちゃいました ~疑問解決~ 
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<ビールと容器>
今年は雨が多く、夏だというのになんとなく涼しい日もあり、冷蔵庫のビール
に手が伸びないなんてこともあったのではないでしょうか。
今日、9月15日は日本で初めて缶ビールが発売された日です。そこで、ビールが
日本にやってきてからの歴史や容器の移り変わりに関して調べてみました。

ビールが日本にやってきたのは江戸時代で、平戸のオランダ商館を訪れた人た
ちが飲んだのが初めではないかとされています。享保9(1724)年に刊行され
た「阿蘭陀問答」には「ヒイル」という「麦酒」に関する記述がかかれています。
享保5(1720)年に蛮本の輸入の禁止が解かれると、多くのオランダ本が出回
り、その中にはビールについて書かれたものもありました。それらの記述をも
とに実際にビールを作ったのは川本幸民という蘭学者だったとされています。
明治維新前後になると、使節や大使が旅先でビールを飲んだ記録が多く残って
おり、岩倉使節団は国内生産を視野にいれたビール工場の見学も行っていまし
た。
日本人によって初めて本格的なビールの醸造が行われたのは明治5(1872)年で
す。大阪で渋谷家が開設した醸造施設で行われ、「渋谷ビール」として売り出さ
れたのを皮切りに相次いでビール醸造業が起こりました。
当時のビールは樽詰めか瓶詰めで、瓶は輸入ビールの空き瓶や人の手によって
吹かれた瓶が使われ、ワインと同じようにコルクで蓋をして売られていました。
コルク栓は多少瓶の形が違っていてもしっかり栓ができるため、保存に適して
いました。
しかし、コルク栓は封を開けることが困難で、コルクが抜けずに瓶が割れてしま
ったり、抜いた瞬間に泡を吹きこぼしてしまったりと、不便なことが多々ありま
した。
明治24(1891)年にアメリカでは王冠コルクで蓋をされた瓶ビールが発売され
ました。封をしやすく、なおかつ栓を開けやすいため、日本のビール会社でも
王冠コルクを導入するようになります。
明治33(1900)年、東京麦酒が日本で最初に王冠コルクを使った瓶ビールを発
売しました。しかし、この頃の瓶は手吹き瓶のために製品にばらつきがあり、蓋
をしてもわずかな隙間からガスが逃げてしまう不具合も見られました。
その後、瓶の機械生産が始まり、ビールが普及していくにつれ、他のビール会
社も次々とコルクから王冠へと移り変わり、大正6(1917)年ごろにはコルク製の
瓶ビールはほとんど姿を消しました。

昭和10(1935)年、アメリカで缶ビールが発売されました。どこでも持ち歩け、
いつでも飲めるビールとして注目され、日本の各社でも缶ビールの開発がはじま
りました。しかし、開発当初の実験では缶に入れたビールの味が劣化したり、
不純物が混じるなどの問題が浮上。戦争が始まったこともあり、この時は商品
化にまでつながりませんでした。
終戦後、改めて缶ビールの再開発が始まります。
アサヒビール、サッポロビールはそれぞれ東洋製缶との共同開発を試みました。
試行錯誤の末、昭和33(1958)年6月に行われたテストにおいて、瓶ビールと大
差ない品質のものができることが証明されました。
この際、サッポロビールは市場性や耐久性の向上を考えて商品化を見送りました
が、アサヒビールは同年9月15日に日本初の缶ビールの発売を開始しました。
発売されたばかりの缶ビールはスチール缶の筒にブリキ版の蓋が取り付けられ
たもので、専用の缶きりで穴を空けて飲むタイプでした。取扱が難しいため開
封時に泡が吹き出すことも多く、また、瓶ビールに比べて風味が劣るとか、缶
の臭いが移っているといったマイナスイメージもあり、なかなか売上につなが
りませんでした。
昭和38(1963)年にアメリカでアルミ製の缶蓋にプルタブを固定したイージー
オープン蓋(プルトップ)が開発されると、各社はこぞって採用。その後、より開
けやすいようにと、引き抜き部分をリング状にしたリングプルトップに変わり、
缶もスチール製からアルミ製へと変化します。
その頃には臭いや味に関する風評もなくなり、缶ビールは徐々に浸透するよう
になりました。自動販売機の導入も缶ビールの普及に一役買っていたようです。
平成元(1989)年には日本のビールの約30パーセントを缶ビールが占めるよう
になりました。
缶ビール、缶ジュースの普及に伴い、プルタブのポイ捨てとそれによる被害が問
題になりました。そこでプルタブが缶から離れないですむステイオンタブ方式
が昭和49(1974)年にアメリカで発明されました。
日本でも導入の検討がされましたが、内側に折曲がったタブが液に漬かることの
衛生面や味の心配がなされ、すぐに実用化には至りませんでした。日本のビール
会社がステイオンタブ方式に切り替えたのは平成2(1990)年のことで、今日わた
したちが目にするような缶ビールの形になりました。

缶ビールが発売されて半世紀が経ちます。その間、よりビールを楽しむために、
缶も様々な変化を遂げてきました。飲み終わった缶を捨てる前に、昔はどんな缶
だったのかと考えてみるのも良いのではないでしょうか?

<参考資料>
  書  名       著者名         /出版者   /出版年
キリンビールの歴史   キリンビール社史編纂室  キリンビール  1999
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009810065264
サッポロビール120年史 サッポロビール社史編纂室 サッポロビール 1996
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009610017458
Asahi100        アサヒビール社史編纂室  アサヒビール  1990
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010195771
ビールと日本人 明治・大正・昭和ビール普及史
            麒麟麦酒社史編纂委員会  麒麟麦酒     1983
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010167201
ビールの教科書     青井博幸          講談社     2003
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100062610
ビールの本       植田敏郎         創元社     1958
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010061620
手づくりビール工房   増山邦英         ハート出版    1996
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1009610016309

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3 郷土ゆかりの作家コーナー 
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▼古田 晁(ふるた あきら)▼
明治39(1906)年、晁は東筑摩郡筑摩地村(現塩尻市)に生まれました。大正
12(1923)年、長野県立松本中学校(現松本深志高等学校)を卒業後小学校の
代用教員になりますが、翌年松本高等学校(現信州大学)へ入学し、東京帝国
大学(現東京大学)へとすすみます。中学では臼井吉見と同級で、二人の友情
は生涯続くことになりました。
昭和15(1940)年(株)筑摩書房を設立。社名は故郷の筑摩地村から名付けま
した。顧問として臼井吉見、中村光夫、唐木順三をむかえ、月刊誌『展望』や
多くの全集、筑摩叢書などを刊行しました。思想文芸を中心に良心的で採算を
度外視した出版で、一流出版社へと成長しました。

「損をしてもいいから、良い本を出そう」が創業精神であったため、「経営ピ
ンチになるたびに、創業者の古田晁が自分の財産である山林を売って、赤字を
補填してきた。」と平成15(2007)年の講演会で社長が語っています。

昭和48(1973)年、晁は心筋梗塞で亡くなりました。享年67歳。

筑摩書房は昭和53(1978)年、業績不振のため会社更生法の適用を申請しました。
その後再建され現在に至っています。
太宰治賞は三鷹市と筑摩書房が共同主催する公募新人文学賞です。かつては筑
摩書房のみで行っていましたが、太宰治没50年の平成7(1999)年より現在の形
になり、年1回発表されています。

平成8(1996)年、ご遺族から寄付された生家の土蔵を改修し、塩尻市立「古田
晁記念館」が開設されました。戦中戦後にかけて宮本百合子や臼井吉見など多
くの著名人が古田邸を訪れました。館内にはそれら来訪者のほか、太宰治や川
端康成ら文人たちの書簡、写真、胸像が展示されています。

古田晃記念館
〒塩尻市大字北小野3035-3
TEL:0266-46-2922

塩尻市立図書館では、晁が塩尻市出身ということから、古田家ご遺族の厚志に
より、筑摩書房の出版物を定期的に寄贈いただいています。
「ちくま文庫」「ちくま新書」などの叢書をはじめ、単行本、全集など県内で
は突出したコレクションとなっており、本館では「古田文庫」コーナーを設け
て多くの方に利用していただいています。

塩尻市立図書館
〒塩尻市大門7-4-3 塩尻総合文化センター2、3F(レザンホール横)
TLE:0263-54-2741

<参考資料>
  書 名          /著者名   /出版者     /出版年
古田晁伝説                      塩沢実信      河出書房新社      2003
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001200011957
そのひと                        臼井吉見      径書房            1980
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1005010136442
古田晁記念館資料集              古田晁記念館                    2003
https://www.library.pref.nagano.jp/licsxp-opac/WOpacMsgNewListToTifTilDetailAction.do?tilcod=1001100133808

筑摩書房HP http://www.chikumashobo.co.jp/
塩尻市HP http://www.city.shiojiri.nagano.jp/

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4 図書館からのお知らせ 
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1.児童図書室9月のテーマ本コーナー「家族いろいろ」
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夏休みに家族揃って行楽に出かけたり、お盆で久しぶりに親戚に会ったりした
方も多い
ことでしょう。この夏公開となった、上田市が舞台となっているアニメ映画
『サマーウォーズ』でも、家族や一族の繋がりが描かれていますね。
そこで、児童室の9月のテーマを「家族いろいろ」として、家族や親戚の人間
関係についての本や、タイトルに「おとうさん」「おかあさん」などが入って
いる本を集めました。
ご家族で一緒にお楽しみください。

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5 休館日のお知らせ 
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 9月15日から30日の間の休館日は、次のとおりです。
・月曜日    9月28日
・祝日     9月21日(敬老の日)、22日(国民の休日)、23日(秋分の日)
・月末整理日  9月25日(金)

■年間の図書館カレンダーは、下記からご覧いただけますのでご利用ください。
→http://www.library.pref.nagano.jp/calendar_year.htm

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編 集 後 記
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メルマガをご愛読いただきありがとうございます。
メルマガも平成18(2006)年2月15日の創刊から4年目を迎えております。この間
に頂戴いたしました多くの皆様からのご意見等を参考に、新たな内容での情報
提供をめざすため、10月から暫くの間、毎月1日発行とさせていただきます。
引続きのご愛読をお願いいたします。
次号の発行予定は、10月 1日(木)です。お楽しみに!
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発行:県立長野図書館
〒380-0928 長野市若里1-1-4 TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933 
E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp 
http://www.library.pref.nagano.jp/ 
↑↑↑横断検索、インターネット予約貸出サービスもHPからどうぞ。
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