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2009/04/15

県立長野図書館メールマガジン

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県立長野図書館メールマガジン
                                                2009/4/15 第74号
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4月も半ばとなり、すっかり春めいた陽気が続くようになりました。長野県は
南北に長いので、様々な種類の花が同時期に楽しめるのが魅力ですね。桜の後
は桃や林檎、ツツジなどが咲きほこり、少し足を伸ばせば水芭蕉やザゼンソウ
など希少な花も楽しめます。晴れた日はお弁当を持って花巡りにでかけてみて
はいかがでしょうか?
県立長野図書館メールマガジン第74号をお届けします。

☆★=目次=★☆============================
1 こんな本あります!県立図書館・・・・・植物の本
2 調べちゃいました〜疑問解決〜・・・・・里山
3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・・臼田亜浪(うすだ あろう)
4 図書館からのお知らせ
5 休館日のお知らせ

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1 こんな本あります! 県立図書館
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<植物の本>
赤、黄、ピンク、白など・・・春は美しい花々を見ているだけで気持ちが元気
になります。
そこで、今回は花の名前や由来についての本やちょっと変わった植物が掲載さ
れている本を紹介します。

◆項目の見方:
 『書名』/著作者名/出版者/出版年/【請求記号(背ラベル)】
 
★『誕生花と幸福の花言葉366日』
   /主婦の友社/主婦の友社/2005/【627/トヤ】
1月から12月までの366日の誕生花と花言葉、花の説明、そして占いをも
とにその日生まれの人の性格やラッキーポイントなども紹介されています。掲
載されている花を見ても楽しめますし、親しい人との話題づくりにもいかがで
しょう。

★『植物和名の語源』
   /深津正/八坂書房/1994/【470.34/フタ】
和名のドウダンツツジの由来をご存知ですか?江戸時代の方言辞典によると
「どうだいつつじ」の名が挙げられており、その「どうだい」とは灯台(とう
だい)のことで、「とうだいつつじ」がなまってドウダンツツジになったそう
です。こうした和名の語源について知ると、また別の見方で植物をみることが
できそうですね。	

★『ひみつの植物』
   /藤田雅矢/WAVE出版/2005/【627/フマ】
ピンク色のタンポポ、脱皮する多肉植物、天使のイヤリングにたとえられる花
など、普段は目にしない一風変わった植物を紹介しています。お取り寄せの仕
方、育て方のポイントも掲載されています。見ているだけで楽しくなってしま
う本です。

★『ひと目でわかる花の名前事典』
   /浜田豊/大泉書店/2005/【627.03/ヒト】
ふと綺麗な花を見かけて「この花の名前を知りたい!」・・・そんな時に、写
真を見て、花の色からさがせる「花色もくじ」、唇形・つつ形など花の形から
さがせる「花形もくじ」も収録されており、大変便利です。掲載写真は1100枚、
500種の花を色別・季節別に分けたわかりやすい花図鑑です。

★『ガーデンカラー 庭の花色あわせ便利帳』
   /永井一夫/主婦と生活社/2008/【627/ガデ】
ガーデニング用の草花が季節別・花色別に分類されており、花の特徴、草丈や
姿などがひと目で比較でき、手入れカレンダーや育て方のポイントも紹介され
ています。どのような花を育てようか悩んだ時の参考になります。今からガー
デニングを始めたいそんな方におすすめです。 

◆ここに紹介した本は、直接来館しての貸出のほか、「インターネット予約貸
出サービス」をご利用いただければ任意の受取館を指定して取り寄せることが
できます。
 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/netyoyaku.htm
また、公共図書館や公民館図書室を通してお申込いただく「相互貸借」でもご
利用いただくことができます。
 詳しくはこちら→ http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm

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2 調べちゃいました 〜疑問解決〜 
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<里山>
4月15日から5月14日は「みどりの月間」です。そのため、「みどり」に関する
行事が全国で行われます。

「みどり」を身近に感じられるところといえば里山ですね。
里山は昔から様々な形で利用されてきました。材木の供給源としてはもちろん
ですが、小枝は薪として日常的に使われていましたし、落ち葉や下生えは田畑
の肥料として利用されてきました。また、季節ごとの山菜やキノコは近隣の住
民にとって大切な食料でした。

戦後の高度経済成長を通して里山は大きく変わりました。都市近郊の里山は都
市化によって、また地方の里山は過疎化と高齢化によって急速に崩壊していき
ました。
しかし1980年代より徐々に里山の研究が始まり、1990年代になると里山の保全
活動が試みられるようになり、2000年代には環境省も里山再生が自然保護の課
題であることを訴えるようになりました。

県内でも里山再生活動の事例があります。
茅野市では市街地にある小泉山(標高1,069m)の再生活動が平成13年から行わ
れました。近隣住民たちの「昔、小泉山で遊んだ体験を今の子どもたちにも!」
という思いに共鳴した地元の小中学校の先生やPTA関係者などによって組織され
た委員会と茅野市が協働で整備、活用、維持管理などを行い、今では「自然体
験学習の森 小泉山」として、子どもたちの植物観察や各種イベントの場など
に活用されています。

現在、里山保全を目的とした各地の条例はありますが、それを直接目的とした
法律は存在していません。そのため「名もなきありふれた普通の里山」の保全
は十分になされていないのが現状です。里山に関する学問や法整備はまだ弱々
しい状態です。各地域の個性にそったさらなる研究が求められています。
長野県では「里山整備モデル団地」を各地域に設定し整備を進めています。詳
しくは下記のサイトをご覧ください。
 →http://www.pref.nagano.jp/rinmu/rinsei/01kikaku/minna/moderu/20moderu.htm

<参考資料>
   書 名         /著者名    /出版者    /出版年
里山学のすすめ         丸山徳次    昭和堂     2007
里山いきもの図鑑        今森光彦    童心社     2008
信州の里山の特性把握と環境保全のために 長野県環境保全研究所  2006
わたしたちはこうして里山を再生した
           小泉山体験の森創造委員会 信濃毎日新聞社 2006
里山保全の法制度・政策         関東弁護士会連合会 創森社     2005

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3 郷土ゆかりの作家コーナー 
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▼臼田亜浪(うすだ あろう)▼

臼田亜浪は、1879(明治12)年、北佐久郡小諸町新町(現小諸市)に、父・文
次郎、母・さいの長男として生まれました。本名は卯一郎といいます。
小学校を卒業して藩儒の角田忠雄について漢籍を学び、1895(明治28)年には
小諸義塾へ入学します。15歳の頃には、中松嵐松・霞松父子により俳句を知り、
一兎と号し、様々な句集に投句して句作に熱中しました。
1896(明治29)年上京し、工手学校予科、続いて明治法律学校へ入学しますが、
病をえて帰郷しました。

1899(明治32)年、再び上京し苦学を重ねた後、1904(明治37)年、和仏法律
学校(現法政大学)を卒業しました。在京中、与謝野鉄幹に短歌を、高浜虚子
に俳句の手ほどきを受けています。
その後、電報新聞社、横浜貿易新報編集長、やまと新聞編集長となって、編集
手腕を発揮しました。また1911(明治44)年には「信濃史料編纂会」を起こし、
翌年から『信濃史料叢書』を刊行しています。
1912(明治45)年に千代田印刷株式会社を起こして常務取締役となり、翌年に
は佐久鉄道を発起するなど、この間、俳句からはすっかり遠ざかっていました。
しかし1914(大正3)年、東京市議会員選挙に奔走中に、再び病のため渋温泉に
療養、社会的・政治的な希望を断念せざるをえませんでした。

進むべき道を見失っていた亜浪は、同年8月、渋温泉で高浜虚子に偶然再会し、
再び俳句に目を向け、俳句に生きる意志を固めます。
11月には、俳句結社石楠(しゃくなげ)社を創立、翌年大須賀乙字の支援のも
とに句誌『石楠』(注)を創刊しました。1916(大正5)年にはやまと新聞を
辞め、後半生を俳句に託す決意を新たにしています。

亜浪は、俳句の根本理念として「まこと」を求め、求道的な俳句観を標榜し、
その句は、芭蕉の力強く質朴な精神と子規の直情さを継承する男性的な句風に
特色があるといわれています。当時の「ホトトギス」派を中心とする俳壇の革
新をめざし、定型季感詩としての純正な民族詩を主張しました。

  鵯(ひよどり)のそれきり鳴かず雪の暮
  木曽路ゆく我れも旅人散る木の葉

『石楠』の評価も高まり、多くの門人を指導し、俳壇における地歩を確立する
とともに、新聞等の俳句選者や雑誌への執筆などの依頼も増え、活動の場を広
げていきました。1924(大正13)年には『名古屋新聞』『新潟毎日新聞』『信
濃毎日新聞』の俳壇を担当、特に信濃毎日新聞では1937(昭和12)年までの長
期間選者をつとめ、地方俳壇の指導育成に貢献しています。
第2次世界大戦中『石楠』は他紙との合併を余儀なくされましたが、1946(昭
和21)年印刷所を長野に移し復刊しました。
1948(昭和23)年、古希祝賀並びに『石楠』三十五周年記念大会が催され、こ
の出席が公の席にでた最後となり、1951(昭和26)年、73歳で没しています。

故郷・小諸市には亜浪の句碑が6つあります。

  雪散るや千曲の川音立ち来り

これは、生前に懐古園の南端の土手に建てられたもので、「故郷の象徴である
厳父浅間と慈母千曲を眺められる場所として」、亜浪が大変喜んだ句碑といわ
れています。

臼田亜波関係の資料の一部を紹介します。
なお、郷土資料は個人貸出ができませんので、館内でご覧ください。

(注)誌名についての亜浪自身の読み方は判明せず、セキナン・シャクナギ・
シャクナゲなど、様々に読まれていましたが、現在一般的にはシャクナゲか用
いられています。

<参考資料>
      書 名       /編著者名   /出版社       /出版年
臼田亜浪全句集      臼田亜浪    臼田亜浪全句集刊行会 1972
俳句の道標        臼田亜浪    菊書房        1946
近代文学研究叢書第70巻  昭和女子大学近代文学研究室       1995
長野県歴史人物大事典             郷土出版社      1989
長野県俳人名大事典              郷土出版社      1993


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4 図書館からのお知らせ 
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1.第13回「おはなしフェスティバル」を開催します
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今年も4月23日の「子ども読書の日」にあわせて、下記のとおり「おはなしフェ
スティバル」を開催します。入場無料で、たくさんの読み聞かせや人形劇、紙
芝居などが楽しめますので、お子様連れでぜひお越しください。

●日時  4月18日(金)〜20日(日)10:30〜16:00 (※18日は12:00まで)
●会場  当館 視聴覚室(1階)
●内容  紙芝居、読み聞かせ、パネルシアター、折り紙など
★★★入場無料★★★

詳しいプログラムはホームページをご覧ください。
http://www.library.pref.nagano.jp/news/osirase.htm#ohanashifes

■お問合せ: 企画協力課(TEL026-228-4939)

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2.5月の休館日変更のお知らせ
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当館では平成21年5月18日(月)から31日(日)までの14日間を蔵書整理のため
休館とさせていただく予定でしたが、2月に業務コンピュータシステム更新に
伴い臨時休館し、利用者の皆様にご不便をおかけしたことを考慮して、今年度
の蔵書整理を見送ることといたしました。
したがって、5月1日から31日の間の休館日は、次のとおりとなります。
 ・月曜日        5月4日、11日、18日、25日
 ・月末整理日      5月29日(金)
 ・祝日         5月 3日(日)憲法記念日
              5日(火)こどもの日
              6日(水)振替休日

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3.図書館の本を破損してしまったときは、そのままお持ちください
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図書館から借りた本を誤って破ってしまった場合、皆さんはどうしますか?
多くの方はそんな時、ナイロンテープで直して来られるのですが、実はそれは
本のためにならないのです。ナイロンテープで補修した箇所は、数年するとテ
ープは剥げ、糊跡が茶色く変色してしまう結果となります。図書館の本は永く
保存していくため、破れについては、補修専用の和紙のテープを使って直して
います。
万が一、図書館から借りた本を破いてしまったときは、何もせずそのままお持
ちいただきカウンター職員へお申し出ください。

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5 休館日のお知らせ 
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4月15日から30日の間の休館日は、次のとおりです。
  ・月曜日    4月20日、27日
  ・月末整理日  4月24日(金)
  ・祝日     4月29日(水)昭和の日

■年間の図書館カレンダーは、下記からご覧いただけますのでご利用ください。
→http://www.library.pref.nagano.jp/calendar_year.htm

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編 集 後 記
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花巡りをするには、開花状況がわかる下記のサイトが便利ですよ。
 「信州花だより」:さわやか信州旅ネット(長野県公式観光ウェブサイト)
http://www.nagano-tabi.net/contents/season_guide/hanadayori.php
善光寺御開帳とあわせて、今年の長野の春を満喫したいですね。
次号の発行予定は、5月1日(金)です。お楽しみに!

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発行:県立長野図書館
〒380-0928 長野市若里1-1-4 TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933 
E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp 
http://www.library.pref.nagano.jp/ 
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