2009/03/15
県立長野図書館メールマガジン
▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲ 県立長野図書館メールマガジン 2009/3/15 第72号 ▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲ 就寝前に本を読み始めて、つい夜更かししてしまったあくる朝、なかなか寝床 から離れられずに苦労することはありませんか? 「春眠暁を覚えず」と漢詩 に詠まれたとおり、春の眠りは心地よいものですね。 県立長野図書館メールマガジン第72号をお届けします。 ☆★=目次=★☆============================ 1 こんな本あります! 県立図書館・・・桜 2 調べちゃいました〜疑問解決〜・・・・天神信仰 3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・田中 邦雄(たなか くにお) 4 図書館からのお知らせ 5 休館日のお知らせ =================================== 1 こんな本あります! 県立図書館 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <桜> 日に日に春めいて、桜の開花も近づいてきました。今年は暖冬の影響で県内の 桜の開花も早まると見られています。 3月11日に発表された長野地方気象台の予想によると、県内でソメイヨシノの 開花が最も早い飯田市天龍峡では3月27日、高遠のコヒガンザクラも4月5日に は桜の開花が見られそうです。そこで今回はそんな桜について書かれた本を紹 介します。 ◆項目の見方: 『書名』/著編者名/出版社/出版年/【請求記号(背ラベル)】 ★『信州の桜物語』 /窪田文明/郷土出版社/2004/【479.75/クフ】 信州の桜の名所や、桜と信州の地名・人名の関わり、また県内の桜の歴史や伝 説など身近な桜の話題が満載の本です。桜の寿命全国ランキング3位に長野市 素桜神社の神代桜(推定樹齢1200年)が選ばれているなど意外に知られていな い発見もあり、これを読めば桜博士になれそうな1冊です。 ★『桜の雑学事典』 /井筒清次/日本実業出版社/2007/【475.75/イセ】 タイトルのとおり、桜についての雑学を集めた1冊です。これだけは知ってお きたい桜の種類や、桜に関することわざ・名言、桜をめぐる文学、歴史、伝承 まで幅広く紹介されています。その他「桜の名所100選」をはじめ、日本全国 の名所、一本桜や、詳細な「桜の日本史年表」も収録しています。 ★『桜が創った「日本」』 /佐藤俊樹/岩波書店/2005/【479.75/サト】 桜といっても実はたくさんの種類があります。その中で、現在私たちの目にす る桜のほとんどはソメイヨシノ(染井吉野)という品種です。この本ではその ソメイヨシノに焦点をあて、ここ100年ほどの間に急速に普及したソメイヨシ ノの出現により、日本と桜の関係がどう変わってきたのかを考えた1冊です。 ★『桜あそび』 /岡村比都美/WAVE出版/2006/【627.7/オヒ】 日本人にとって、切っても切り離せない大切な桜。もっと暮らしの中に取り入 れて楽しんでみませんか? この本では、桜ご飯や桜の塩漬けなど、桜を使った お料理から、思い出の桜を残すとっておきの方法として、落ち葉を使った染色 など身近な桜の楽しみ方などが紹介されています。 ビジュアルも美しく、目でも楽しめる内容になっています。 ◆ここに紹介した本は、直接来館しての貸出のほか、遠方の方はお近くの公共 図書館や公民館図書室を通じて取り寄せていただくこともできます。 詳しくは当館HP利用案内の「相互貸借」をご覧下さい。 →http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm =================================== 2 調べちゃいました 〜疑問解決〜 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <天神信仰> 県内公立高校の入試も終わり、大学受験のほうもほぼ発表が終わりつつあるこ の時期、受験生のみなさんはほっと一息ついたところでしょうか。受験生や保 護者のみなさんの中には、各地の神社にお参りしたり、お守りを買い求めたり した方もいらっしゃることと思います。中でも「学問の神様」として菅原道真 公を祀った各地の「天満宮」は、受験の時にお参りする神社としては有名なの で、お参りをされた方も多いのではないでしょうか。最近では京都の北野天満 宮や福岡の大宰府天満宮に修学旅行で訪れたという方も多いようですね。しか しながら、なぜ菅原道真公が学問の神様(天神様)として祀られるようになっ たのかというようなことは、意外に知られていないように思います。 そこで今回は、「天神信仰」について調べてみました。といっても、この「天 神信仰」というテーマはたいへん奥が深いので、今回は概要ということでまと めてみました。 菅原道真は平安時代の学者であり、政治家、詩人としてもその才能を発揮した 人物です。異例の昇進を遂げ、宇多天皇に抜擢されて右大臣となりましたが、 それをねたんだ左大臣藤原時平一派により、皇太子の即位を画策したという嫌 疑を掛けられて九州の大宰府に左遷され、失意のうちに亡くなります。 ところがその6年後に藤原時平が亡くなり、また皇太子も次々と若くして亡く なってしまいます。さらに清涼殿への突然の落雷により、藤原清貫ら数名が亡 くなるという事件も起こります。これに衝撃を受けた醍醐天皇もまもなく崩御 されました。 これらは道真の怨霊の祟りと恐れられ、その魂を鎮めるために、道真が死去し た大宰府に大宰府天満宮が創建されました。また、清涼殿落雷事件から、道真 の怨霊は雷神とも結びつき、天変地異を引き起こすと恐れられました。そこで 道真の祟りを鎮めようと、もともと火雷天神が祀られていた京都の北野に、託 宣により北野天満宮が建立されました。 こうして道真の怨霊を「天神様」として信仰する天神信仰は全国に広まり、や がて、道真が生前優れた学者、詩人であったことから「天神」は、学問の神様 として信仰されるようになっていったということです。 余談ですが、学生服のブランドとしてその名を知られている「カンコー学生服」 は、「学問の神様」“菅”原道真“公”にちなんで名付けられたものだそうで す。ご存知でしたか? 今回の「天神信仰」については、当館にも研究書がたくさんありますので、関 心を持たれた方はぜひもっと詳しく調べてみてはいかがでしょうか。 <参考資料> 書 名 /著者名 /出版社 /出版年 日本神さま事典 三橋健 大法輪閣 2005 天神信仰の成立 河音能平 塙書房 2003 菅原道真 坂本太郎 吉川弘文館 1962 菅原道真 高取正男 平凡社 1978 =================================== 3 郷土ゆかりの作家コーナー −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ▼ 田中 邦雄(たなか くにお)▼ 田中邦雄は1924(大正13)年、松本市に生まれました。東京文理科大学を卒業 後、1989(平成元)年まで信州大学教官を勤め、退官後は長野市立博物館長な どを歴任しました。長年にわたって地質研究に力を尽くし、県文化財保護審議 会長としても活躍され、多くの友人や教え子たちから「邦さん」と慕われまし た。 1991(平成3)年、邦雄を顧問に招いて「松本あがたの森自然教室」がスター トしました。松本周辺の写真家や画家、民俗研究家ら有志数人が中心となり、 美ヶ原高原や北アルプスなどをテーマに毎年7日間ほど座学と現地学習を行い ました。地学が専門の邦雄の講義には大勢のファンが駆け付け、人気だったそ うです。 “複雑な地形、地質、地質構造をもっている長野県は、まさに日本列島の 地質の縮図ともいえましょう。 路傍の岩石、盆地や山や湖などにはそれらができてきた生い立ちがあり ます。私たちは、過去の歴史のある大地の上に住んでいるのです。“ 『長野県地学図鑑』より 他に『化石研究法』『信濃の化石採集の旅』『信濃の地質見学の旅』『阿南町 の化石』などの著書があります。 1999(平成11)年8月13日、邦雄は肺炎のため75歳の生涯を閉じました。生前 の功績により正四位勲三等旭日中綬章を授与されました。 田中邦雄関係の資料の一部を紹介します。 なお、郷土資料は個人貸出ができませんので、館内でご覧ください。 <参考資料> 書 名 /著者名 /出版社 /出版年 信濃化石採集の旅 田中邦雄ほか 信濃教育会 1967 信濃地質見学の旅 田中邦雄ほか 信濃教育会 1973 阿南町の化石 改訂版 田中邦雄 阿南町教育委員会 1977 長野県の化石物語 田中邦雄ほか 信濃毎日新聞社 1984 長野県地学図鑑 信州地学教育研究会 信濃毎日新聞社 1993 =================================== 4 図書館からのお知らせ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ********************************************************************* (1)新サービスのお知らせ ********************************************************************* 3月3日(火)から新たに2つのサービスが始まりました。インターネット予約 貸出サービスは開始以降、続々とお申込者が増えています。興味のある方は、 ぜひご利用くださいね。 ★横断検索システム★ これは長野県内の公共図書館のうち、Web上に蔵書検索機能を公開している 館の蔵書、合計約800万冊を横断的に検索できるサービスです。簡単に言えば、 必要な本がどの図書館にあるのかが簡単に調べられる機能というわけです。 この横断検索を利用すれば、希望する資料を効率的に広範囲から探すことがで きるため、今後は「近くの図書館には必要な本が無かったからあきらめた」と いうことが少なくなるのではないでしょうか。 横断検索はどなたでも無料で、事前登録をせずにお使いいただけますので、ぜ ひお気軽にご利用ください。ご利用は当館HPからどうぞ。 ★インターネット予約貸出サービス★ これは県立図書館の資料にインターネットから貸出申込を行い、市町村ごとに 設けられた「受取館」(各図書館や公民館(※))で受取り・返却ができるサ ービスです。 個人の方が直接貸出申込みをすることができ、また申し込んだ資料を相互貸借 同様近くの図書館等で受け取れるため、遠方の方でももっと気軽に県立図書館 の資料を利用できます。このサービスも無料で利用できますが、事前に当館の 利用登録及びインターネット予約貸出システム利用申込みが必要です。 その時々の状況や、必要な資料に応じて、インターネット予約貸出サービスと 相互貸借を使い分けて、より便利に県立図書館をご利用ください。 ※受取館は原則として、図書館のある自治体の場合は市町村立図書館、図書館 のない自治体の場合は中央公民館となっています。長野市の場合は、当館で の受取りのみとなります。 お申込方法や受取館の詳細などについては、HPをご覧ください。 【県立長野図書館ホームページ】http://www.library.pref.nagano.jp/ ○お問合せ先 総務課 026-228-4500 ********************************************************************* (2)引越しされる方は本の返却をお願いいたします ********************************************************************* そろそろ引越しの季節となりました。遠方へ転居される方で、お手元に当館か ら貸し出した本がある方は、転居される前に必ずご返却ください。閉館時や休 館日は正面玄関横のブックポストがご利用いただけます。 当館の資料は長野県民の貴重な財産です。ご協力よろしくお願いいたします。 ********************************************************************* (3)児童図書室3月のテーマ本コーナー 「春をさがそう」 ********************************************************************* 児童室の3月のテーマ本は「春をさがそう」です。ひな祭りを始めとした春の 行事や、春に咲く花々などに関する本を集めました。さまざまな本を開いて、 一足先に春の暖かさを感じてみてはいかがでしょうか。 ================================== 5 休館日のお知らせ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3月15日から31日の間の休館日は、次のとおりです。 ○月曜日 3月16日、23日、30日 ○祝日 3月20日 ○月末整理日 3月27日 ■年間の図書館カレンダーは、下記から見ることができます。 →http://www.library.pref.nagano.jp/calendar_year.htm ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 編 集 後 記 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 今までよりも早く明るくなる朝には、春がすぐそこまで来ているように感じら れてわくわくします。春が始まりの季節だからでしょうか。 本文の中でもご紹介しましたとおり、本館は3月3日(火)から新サービスを開 始し、ホームページもリニューアルいたしました。ぜひご利用ください。 次号の発行予定は、4月1日(水)です。お楽しみに! ☆=================================☆ 発行:県立長野図書館 〒380-0928 長野市若里1−1−4 TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933 http://www.library.pref.nagano.jp/ E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp ☆=================================☆



