2009/03/01
県立長野図書館メールマガジン
▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲
県立長野図書館メールマガジン
2009/3/1 第71号
▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▼▲▼▲
いよいよ3月。平成20年度も最後の月となりました。仕事の締め、卒業式、人
事異動、引越しなど、日々があわただしく過ぎていきますね。
当館では長らくお休みをさせていただいていたシステム更新が最終工程となり
、いよいよ明後日3月3日(火)から新たなサービスが始まります。より便利に
県立図書館をご利用いただけるようになりますのでお楽しみに。
県立長野図書館メールマガジン第71号をお届けします。
☆★=目次=★☆============================
1 こんな本あります! 県立図書館・・・人を探す事典
2 調べちゃいました〜疑問解決〜・・・・黄砂
3 郷土ゆかりの作家コーナー・・・・・・小山 敬三(こやま けいぞう)
4 図書館からのお知らせ
5 休館日のお知らせ
===================================
1 こんな本あります! 県立図書館
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<人を探す事典>
図書館にはいわゆる辞典類のような、主に調査目的に利用する資料群がありま
す。レファレンスブック(参考図書)と言われ、利用者の方から寄せられる様
々なご質問にお答えするレファレンスサービスを行う上でとても重要なもので
す。
今回はそうしたレファレンスブックの中から、こんな本があると知っていれば
日常生活で役立つかも!?という本を、「人を探す」というテーマに沿ってい
くつか紹介します。
◆項目の見方:
『書名』/著編者名/出版者/出版年/【請求記号(背ラベル)】
★『367日誕生日大事典:データブック同じ日生まれの有名人』
/日外アソシエーツ/日外アソシエーツ/2007/【280.33/ニチ】
古代から現在までの古今東西の著名な人物のうち、誕生日が判明している約3
万人を367日の誕生日ごとに一覧できる事典です。「なぜ367日?」と思ったあ
なたは鋭い!これは、閏年の2月29日と、旧暦にあった2月30日を含めて367日
となっているのです。それぞれ生年やプロフィール、没年などのデータが付さ
れており、面白いことに歴史上の有名人といった実在の人物だけでなく、小説
や漫画の登場人物も収録されているので、ちょっとした会話やスピーチのきっ
かけに使えるかもしれませんよ。
ちなみにこの本と対をなす事典として『367日命日大事典:データブック忌日
暦』というのもあります。これは、その日に亡くなった人が探せるという、あ
りそうであまりない便利な本です。
★『長野県人物・人材情報リスト2007』
/日外アソシエーツ/日外アソシエーツ/2006【N283/19/'07】
長野県関係者のうち、現在活躍中の人物を中心に物故者・在日外国人を含め、
歴史上の人物から現代までのあらゆる分野の著名人5,781人が収録されていま
す。長野県関係者とは出身者だけでなく、勤務先や自宅住所が長野県である方
のほか、ゆかりの深い人物も対象となっています。
公開情報に基づいて、専門分野や経歴、所属団体名などの詳しいプロフィール
が記載されていて、長野県との関係も一目でわかります。名前順の索引だけで
なく、活動分野別索引もついているため、講演者探しや、原稿執筆依頼、各種
審議会・委員会等のメンバー選定等、様々な用途で使えるとても便利な事典で
す。
★『現代外国人名録2008』
/日外アソシエーツ/日外アソシエーツ/2008/【280.33/ニチ/’08】
これは様々な分野で現在活動中の外国人を収録する人名録です。多くの人名事
典は評価の定まった歴史上の著名な人物や偉人に重点を置いて作成されている
のに対し、これは現在活動している人物という点に特色があり、新聞や雑誌な
どを通して現代の日本人になじみの深い人物が多数掲載されています。
ちなみに刊行が2008年1月のため、現アメリカ合衆国大統領バラク・オバマさん
の項には、「2007年 大統領選に出馬表明。民主党の最有力候補とみられる。
」という記述までが掲載されています。次の改訂では「2008年大統領就任」と
追加されることでしょうね。
★『号・別名辞典 (古代・中世・近世)、(近・現代)』
/日外アソシエーツ/日外アソシエーツ/2003/【281.03/ニチ/1,2】
文芸・工芸・芸能分野において号・筆名・芸名など、一人の人物が本名とは異
なる「別名」を用いることは、過去から現在に至るまで広く行われています。
特に、本名以外のいわば職業上の呼称として号を用いることが多い俳人・歌人
・書家・日本画家などの中には、生涯のうちに何度も号を変えたり、使い分け
たりすることも珍しくありません。
本名からその人の号や別名を探すことは比較的簡単ですが、その逆となるとな
かなか困難で、そんな時役立つのがこの辞典です。時代ごとに、号・別名から
その人の本名をたどることができます。漢字から探せるので、読み方がわから
なくても安心。美術品に興味のある方は、眺めているだけでも楽しいかもしれ
ませんね。
◆今回紹介した本は全て辞典類のため、個人貸出はできません。館内閲覧、も
しくは、遠方の方はお近くの公共図書館や公民館図書室を通じて取り寄せてい
ただき、その図書館内でのみご利用いただくことができます。
詳しくは当館HP利用案内の「相互貸借」をご覧下さい。
→http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm
===================================
2 調べちゃいました 〜疑問解決〜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<黄砂>
春らしい穏やかな天気が多くなってきましたね。でも霞んだ空を見ると花粉と
黄砂がちょっと心配になります。そこで今回は「黄砂」について調べてみまし
た。
「黄砂」とひとくくりにされていますが、気象学的にみると複数の現象が含ま
れています。主なものは下記のとおりです。
○黄砂の源となる発生地付近での“砂塵嵐(さじんあらし)”
○黄砂が大気中を浮遊している状態の“浮遊粉塵”
○黄砂が空中に大量に浮遊・降下している状態の“風塵”、または“煙霧”
・“ちり煙霧”
○黄砂による大気の見通しの悪化である“視程障害”
日本の気象庁では「黄砂は大陸性の土壌粒子によって視程が10km以下になる現
象」と定義しており、2月から4月にかけての春先に西日本や日本海側で多く観
測されます。黄砂観測日数は最近大幅に増加しており、健康被害が多く報告さ
れています。鼻やのどの粘膜が刺激されて花粉症などのアレルギー症状の悪化
がよくみられます。細かい砂の粒子やそれに付着した汚染物質が人体に悪影響
を及ぼすとされていますが、くわしいメカニズムはまだ分かっていません。
黄砂の主な発生源は中国の砂漠・乾燥地域なので、根本的解決のためには砂漠
緑化が必要です。また急速な経済発展による大気汚染を防ぐために、アジア全
域での環境対策が望まれます。
とりあえずマスクを着用したり、帰宅時に衣服についたホコリを落とすなどし
て予防しましょう。
【黄砂情報提供ホームページ (環境省・気象庁)】
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/kosateikyou/kosa.html
<参考資料>
書 名 /著者名 /出版社 /出版年
ここまでわかった「黄砂」の正体 三上正男 五月書房 2007
黄砂の科学 甲斐憲次 成山堂書店 2007
世界の黄砂・風成塵 成瀬敏郎 築地書館 2007
***** 70号(2/15発行)の補足 ************************************
前回70号の当コーナーで取り上げた「梅」の中で、菅原道真の句を「東風吹か
ばにほひおこせよ梅の花主なしとて春な忘るな」と表記しましたが、この「春
な忘るな」は参考資料『ものと人間の文化史 梅1』(p89)からの転載によ
るものでした。しかし多くの文献では「春を忘るな」もしくは「春な忘れそ」
が一般的な表記ですので、補足させていただきます。この「春を忘るな」と
「春な忘れそ」の違いは、時代の異なる出典の違いによるもので、口承で句を
伝えていくなかで変化してきたものと考えられるとの説があります。
===================================
3 郷土ゆかりの作家コーナー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
▼小山 敬三(こやま けいぞう)▼
小山敬三は、明治30(1897)年北佐久郡小諸町字荒町(現小諸市)に、父・小
山久左衛門、母・梅路の三男として生まれました。生家は、味噌、醤油の醸造
を営む素封家として知られています。
大正4(1915)年、上田中学校(現上田高等学校)を卒業後、慶応義塾大学部
予科に入学します。しかし絵画への志を捨てがたく、翌年同校を中退して川端
画学校に入学し、藤島武二に師事しました。
絵の道へ進むことを決意した敬三は、「金銭のために絵を描くと絵が堕落する
」と、絵画を生業とすることに反対していた父に、「私の生活に対しての心配
で、画家になることを許してくれないなら、私の生活を一生めんどうみてくれ
ませんか」「絵を描いて安心立命、墓に参ります」と訴えました。すると父は
、「懸命な仕事で一生を過ごすということならやってみるもよかろう」と許し
、敬三は生活の心配をすることなく絵画に専念することができた、という逸話
があります。
大正7(1918)年、第5回二科展と再興日本美術院展第5回展に初入選。2年後の
大正9(1920)年には、島崎藤村の勧めによりフランス留学へ出発します。
パリでは、アカデミー・コラロッシュでシャルル・ゲランに師事し、大正11
(1922)年にサロン・ドートンヌに初入選。以後、滞仏中は続けて出品してい
ます。
大正13(1924)年春陽会会員となり、昭和3(1928)年には9年間のフランス滞
在を終えて帰国し、神奈川県茅ヶ崎にアトリエをかまえました。その後、春陽
会を脱会し二科会会員となるも、昭和11(1936)年に新団体「一水会」を結成
しました。
戦後は、一水会展・日展を中心に活躍し、昭和24(1949)年第5回日展の審査
員を委嘱され、以後、審査員を歴任します。昭和34(1959)年には「初夏白鷺
城」及び一連の「白鷺城」に対し日本芸術院賞が贈られ、翌年、日本芸術院会
員となりました。
昭和45(1970)年、文化功労者として顕彰され、昭和50(1975)年には文化勲
章を受章します。そして昭和62(1987)年2月にその生涯を閉じました。
その作風は、重厚かつ堅牢、雄渾華麗であり、端正な女性像やダム風景、「白
鷺城」「浅間山」「胡蝶蘭」等の連作で知られています。昭和58(1983)年に
は、長野県県民文化会館の緞帳をデザインし、昭和60(1985)年には小山敬三
美術振興財団を設立しています。(2006年解散)
小諸懐古園内には、昭和50(1975)年に自身が作品とともに小諸市に寄贈した
「小諸市立 小山敬三美術館」(村野藤吾設計)が設立されています。
【小山敬三美術館(小諸市観光協会HP)】
http://www.kanko.komoro.org/midokoro/koyama.html
小山敬三関係の資料の一部を紹介します。
なお、郷土資料は個人貸出ができませんので、館内でご覧ください。
<参考資料>
書 名 /著者名 /出版社 /出版年
小山敬三画集 日動出版部 1969
小山敬三画伯記念集 小山敬三画伯を偲ぶ会 1988
長野県美術全集 第6巻 足立朗他編 郷土出版社 1993
日本全国ユニーク個人美術館 新人物往来社 新人物往来社 2008
西日本編
===================================
4 図書館からのお知らせ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ー−−−−−−−−−−−
**********************************************************************
(1)3月3日(火)から始まる新サービスのお知らせ
**********************************************************************
現在当館の業務コンピュータシステム更新のため休館させていただいています
が、いよいよ明後日3月3日(火)から再開し、新サービスを開始します。
そこで今回は、更新によって新たに追加される2つのサービスについて、簡単
に紹介します。
★横断検索システム★
これは長野県内の公共図書館のうち、Web上に蔵書検索機能を公開している
館の蔵書、合計約800万冊を横断的に検索できるサービスです。簡単に言えば、
欲しい本がどの図書館にあるのかが簡単に調べられる機能というわけです。
この横断検索を利用すれば、希望する資料を効率的に広範囲から探すことがで
きるため、今後は「欲しい本が近くの図書館には無かったからあきらめた」と
いうことが少なくなるのではないでしょうか。
横断検索はどなたでも無料で、事前登録をせずにお使いいただけますので、ぜ
ひお気軽にご利用ください。
★インターネット予約貸出サービス★
これは県立図書館の資料にインターネットから貸出申込を行い、市町村ごとに
設けられた「受取館」(各図書館や公民館(※1))で受け取り・返却ができ
るというサービスです(※2)。
個人の方が直接貸出申込みができ、また申し込んだ資料を相互貸借同様近くの
図書館等で受け取れるため、遠方の方でももっと気軽に県立図書館の資料を利
用できるようになります。
このサービスも無料で利用できますが、事前に当館の利用登録及びインターネ
ット予約貸出システム利用申込みが必要です。その時々の状況や、必要な資料
に応じて、インターネット予約貸出サービスと相互貸借を使い分けて、より便
利に県立図書館をご利用ください。
※1:受取館は原則として、図書館のある自治体の場合は市町村立図書館、図
書館のない自治体の場合は中央公民館となっています。詳しくはサービ
ス開始後に当館ホームページでご確認いただくか、直接お問合せくださ
い。
※2:県立図書館での受取も可能です。
●臨時休館期間 平成21年2月16日(月)〜3月2日(月)
※3月3日(火)9:00から通常開館します。
○お問合せ先 総務課 026-228-4500
**********************************************************************
(2)児童図書室3月のテーマ本コーナー 「春をさがそう」
**********************************************************************
児童室の3月のテーマ本は「春をさがそう」です。ひな祭りを始めとした春の
行事や、春に咲く花々などに関する本を集めました。さまざまな本を開いて、
一足先に春の暖かさを感じてみてはいかがでしょうか。3月3日(火)から始ま
ります。
***********************************************************************
(3)お雛祭り展のお知らせ−今年もお雛さまを飾ります!−
***********************************************************************
今年で3年目となり、県立図書館の3月の定番となってきた玄関ロビーでのお雛
祭り展を3月3日(火)から開催します。華やかな7段飾りのお雛さまが来館す
る皆様を温かくお迎えします。3月26日(木)まで行いますので、ぜひおでかけ
ください。
同時に、日頃常設でご好評いただいている「昭和の今日の新聞展」も玄関ロビ
ーで開催していますので、あわせてご覧いただければ幸いです。
===================================
5 休館日のお知らせ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3月1日から15日の間の休館日は、次のとおりです。
○臨時休館 3月1日(日)
○月曜日 3月2日、9日
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
編 集 後 記
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
システム更新のための休館でご迷惑をおかけしており大変申し訳ございません。
3月3日(火)には新サービスが開始されるほか、ホームページも大幅リニュー
アルする予定です。職員一同、気持ちを新たにサービス向上に努めて参ります
ので、よろしくお願いいたします。
次号の発行予定は、3月15日(日)です。お楽しみに!
☆=================================☆
発行:県立長野図書館
〒380-0928 長野市若里1−1−4
TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933
http://www.library.pref.nagano.jp/
E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp
☆=================================☆



