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2008/09/15

県立長野図書館メールマガジン

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県立長野図書館メールマガジン
                                           2008/9/15 第61号
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葡萄、梨、りんごなど秋の味覚が美味しい季節になりましたが、皆さまいかが
お過ごしでしょうか。メールマガジン第61号をお届けします。

☆★=目次=★☆============================
1 こんな本あります!県立図書館………台風
2 調べちゃいました〜疑問解決〜………NGO
3 郷土ゆかりの作家コーナー……………相馬 黒光(そうま こっこう)
4 休館日のお知らせ
5 図書館からのお知らせ

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1 こんな本あります! 県立図書館
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<台風>
9月17日は統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い日といわれています。
長野県も台風による災害に過去何度か見舞われていますね。今回はそんな台風
に関わる本を紹介します。

◆項目の見方:
  『書名』/著編者名/出版社/出版年/【請求記号(背ラベル)】

★『台風学入門』/村山貢司/山と渓谷社/2006/【451.5/ムコ】
大型台風に備えるにはどうしたらよいのでしょうか。NHKお天気キャスター
として知られる気象予報士が、過去50年間の台風データを徹底解析。強い勢力
のまま日本に接近・上陸する台風の、発生メカニズムから防災対策までを詳し
く解説しています。

★『ときわ平は海に 昭和58年9月 10号台風水害作文集』
   /飯山市立常盤小学校/1984/【N451/71】
「堤防やノコクズの山にブタが数頭いた。子ブタが自ら屋根にはい上っていた。
どうやってと、その活きる力のたくましさにおどろかされた。(中略)堤防が
切れた…不安が現実のものとなり、田や畑が、生活の基盤が一瞬にしてくずれ
ていった」      (当時のPTA会長・清水元冶さんの文章より)
昭和58年9月に飯山市が台風10号により被害を受けたあと、児童たちがその記憶
を綴った文集です。

★『土石流急襲 昭和56年8月23日 15号台風忘れ得ぬ災害の記録』 
  /須坂市仁礼町/1983/【N157/76】
「ひとさんは雨台風の方がいいというが、河原に住んでいれば心配は絶えねで
しなァ。台風の時期は米びつを空にしねようにしときないや」
           (被災で亡くなられた田中れんさんの言葉より)
昭和56年8月23日未明の台風15号の襲来により、須坂市仁礼地区は大規模な土
石流に見舞われました。10名の尊い命が奪われ、負傷者を出し、家屋、道路、
田畑等に総額91億円の大きな被害を受けました。この本はその時の記録です。

★『昭和46年9月6日から7日の秋雨前線豪雨ならびに台風第25号に関する異常
  気象速報』/長野地方気象台/1971/【N451/44】
「とくに被害が大きかったのは、木曽谷北部御岳山麓の各町村で、(中略)こ
の方面の各道路はほぼ全域で寸断された。このため、木曽郡大滝村、日義村、
木曽福島町などでは数地区以上が完全に孤立状態となった。」
県内全域の被害状況は行方不明者2名、家屋全壊6棟、半壊4棟、一部損壊6棟、
床上浸水85棟、床下浸水1,140棟でした。またこの台風により、駒沢川(上伊
那郡辰野町と塩尻市との境にある霧訪山に源を発する天竜川水系小野川支流
の一級河川)では9月6日の24時間で174ミリの過去最大雨量を記録しました。

★『地球温暖化の現場から』/エリザベス・コルバート/オープンナレッジ
   /2007/【451.35/コエ】
不用意に温暖化の不安をあおるのではなく、無責任な持論を展開するのでも
ない「地球温暖化の実情を伝えること」を目的とした本。現場からの危機的
状況を冷静に語っています。

◆ここに紹介した本は、直接来館しての貸出のほか、遠方の方はお近くの公共
 図書館や公民館図書室を通じて取り寄せていただくこともできます。
 詳しくは当館HP利用案内の「相互貸借」をご覧下さい。
  →http://www.library.pref.nagano.jp/riyou.htm

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2 調べちゃいました 〜疑問解決〜 
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<NGO>

8月末、アフガニスタンでNGOのボランティアの青年が拉致され、亡くなる
という事件が起きました。この事件によって、あらためて海外で活動している
NGOの存在が注目されましたので、今回はNGOについて調べてみました。

NGOとは「Non-Governmental Organization」の略で国際協力に携わる「非
政府組織」「民間団体」のことを意味します。開発、人権、環境、平和など
地球規模の問題に国境を越えて取り組んでいる非営利の民間組織をNGOと
呼んでいます。

日本では1960年代に活動が始まり、70年代末のインドシナ難民の国外流出問題
を契機に難民救出を目的とするNGOが数多く発足しました。現在多くのNG
O団体が海外のNGOと協力しながら活動しており、その活動が高く評価され
ています。

NGOの国際協力の活動内容をもう少し詳しく見ると、次のように様々なもの
があります。

1.【開発協力(人材派遣型)】
    農村開発、農業技術・保健医療の指導、災害被災者への緊急救援、砂
    漠化防止など地球環境保全、難民・女性・子ども等への援助、地雷廃
    絶などの平和への取り組みなど広範囲の分野で現地に人材を派遣して
    開発協力を行う。
2.【開発協力(カウンターパート支援)】
    日本から直接人材を派遣せずに、現地のNGOや福祉団体などに資金
    提供や物資供与などで開発協力を支援する。
3.【在日・滞日外国人支援】
    日本に滞在する外国人を対象に、教育、医療、福祉をはじめ、様々な
    支援活動を行う。
4.【提言・情報提供】
    NGOの立場から、政府への政策提言や情報提供を行い、より良い支
    援活動や協力関係を目指す。
5.【開発教育・国際理解教育】
    各個人が生活を見直し、国のあり方を問い直すことができるようにな
    るために、主に国内で開発教育、国際理解教育、地球市民教育などの
    活動を行う。 
6.【草の根貿易・フェアトレード】
    現地で作られた伝統的な工芸品や、農産加工品などを公正な価格で買
    い取り、日本で販売することで収益を生産者へ還元して生産者の文化
    を守り、生活を支援する活動を行う。

NGOは一人の国民、ボランティアとして限りある資金の中で国際協力を実施
しています。
外務省もNGOが円滑に援助活動ができるよう2002年度より日本連携無償資金
協力や草の根技術協力などの資金協力を行っています。官によるODA(政府
開発援助)に比べ、小規模で短期間の協力になりやすいという面もありますが、
地域のコミュニケーションレベルで多様な需要に応じたきめ細かな援助や、実
践的で柔軟な活動ができるという良い面もあり、NGOは国際社会においてま
すます大きな役割を果たすようになっています。

NGOの活動についてさらに知りたい方は、国際協力NGOセンター(JAN
IC)のホームページや、JANICが発行している『国際協力NGOダイレ
クトリー』という、日本の国際協力に携わる市民組織要覧などもありますので
参考にしてはいかがでしょうか。

<参考資料>
   書 名         /著者名    /出版社   /出版年
国際協力国際交流ハンドブック  浅野英一    実教出版     2005
いっしょにやろうよ国際ボランティアNGOガイドブック
                NGO情報局  三省堂      2001
国際協力NGOのフロンティア  金敬黙     明石書店       2007
地球が舞台                      津守滋     勁草書房       2002
国際協力NGOダイレクトリー2000 NGO活動推進センター     2000
政府開発援助(ODA)白書    外務省     外務省         2007

※国際協力NGOセンター(JANIC)ホームページ    
 http://www.janic.org/

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3 郷土ゆかりの作家コーナー 
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▼相馬 黒光(そうま こっこう)▼

相馬黒光、本名良(りょう)は、明治8(1875)年9月11日に、仙台藩士で儒者
でもあった星雄記の3人目の孫娘として生まれました。明治22(1889)年、14歳
の時に洗礼を受けます。
高等小学校を卒業した後は、旧制宮城女学校、横浜フェリス女学校、明治女学
校と転じて学ぶことになりますが、それは学校の教育方針が肌に合わなかった
り、学校の気風が平穏すぎて生きている実感がないと感じたためなどであった
ようです。この間、信仰と文学への執着の間を揺れ動きました。黒光という名
前は、宮城女学校時代の校長が「煌(きらめ)く才をかくせ」との意味を込め
て名づけたもので、後に、明治女学校長の巌本善治がペンネームとして良に与
えることとなります。

明治30(1897)年、明治女学校卒業と同時に相馬愛蔵と結婚し、安曇野穂高の
家に嫁ぎました。しかし士族の家で育ち、女学校に学んできた黒光は、穂高の
風土や生活に馴染めず、体調を崩していきます。そして療養のためとして愛蔵
とともに上京し、東京の本郷、東大赤門前にパン屋「中村屋」を開店します。
中村屋は順調に売り上げを伸ばしていきましたが、その原動力ともなったのが、
シュークリームにヒントを得た“クリームパン”の成功でした。そして新天地
を求め、明治40(1907)年新宿に進出し、本店へと発展させました。

そこには多くの美術家や文学者など文化人が出入りし、中村屋はさながらサロ
ンの様相を呈するようになっていきます。その中には前年、ロダンに学んで帰
国した荻原守衛(碌山)もおり、交流が深まることで、守衛は次第に黒光に恋
心を抱くようになりました。守衛の絶作である彫刻作品「女」は黒光がモデル
といわれています。

その後、インド独立運動の志士ビハリ・ボースや、ロシアの盲目詩人エロシェ
ンコらを次々と援助し、自身が信ずる正義のために働きました。長女の俊子は
ボースと結婚しますが若くして永眠し、それをきっかけに黒光は愛蔵とともに
浄土宗に転じます。
昭和2(1927)年、中村屋は喫茶部を設け、ボースに教わったカレー料理を
「純印度式カリー」として、看板商品にしました。

黒光は昭和10(1935)年頃から再びペンを執るようになり、自伝的な三部作
『黙移』、『広瀬川の畔』、『穂高高原』をはじめ、多くの著作を残しました。
そして愛蔵の一周忌を終えて、昭和30(1955)年3月2日、黒光は79歳で永眠し
ました。

<参考資料>
  書 名       /著者名    /出版社       /出版年
黙移           相馬黒光    法政大学出版局   1961
新宿中村屋 相馬黒光   宇佐美承    集英社       1997
相馬愛蔵・黒光著作集1-5 相馬愛蔵・黒光著作集刊行委員会編 郷土出版社 
長野県歴史人物大事典           郷土出版社     1987

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4 休館日のお知らせ 
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9月15日から30日の間の休館日は、次のとおりです。
  ・月曜日      9月15日(敬老の日)、22日、29日
  ・祝  日      9月23日(秋分の日)  
  ・月末整理日   9月26日(金)

■年間の図書館カレンダーは、下記から見ることができますのでご利用下さい。
→http://www.library.pref.nagano.jp/cal20.htm

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5 図書館からのお知らせ 
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1.企画展示「図書館でしらべよう 中毒をおこしたキノコたち」のお知らせ

秋には必ず家庭や社会で話題になる「キノコ」ですが、誤って食したためキノ
コ中毒として報道されることもしばしばあります。そこでこの秋、当館では県
衛生部と連携した、「キノコ中毒・食育」をテーマにキノコに関するパネル資
料や、食育について知識を得られる資料を幅広く集めた企画展示を行います。
キノコのシーズンを迎える前にぜひ図書館で下調べをして、安全にキノコを楽
しんでください。

(1)展示期間   9月20日(土)〜10月19日(日)
(2)内  容
  ◆キノコ関連のパネル・ポスター展示
     ・中毒を起こした毒キノコに関する写真パネル
     ・間違えやすい毒キノコに関する写真パネル
     ・県内における過去のキノコによる食中毒の状況
     ・県内で実施される「きのこ中毒防止展示会」開催情報
  
  ◆食育に関する関連資料のパネル展示とチラシ配付
     ・食育の必要性
     ・食生活の乱れと生活習慣病の増加
     ・長野県食育推進計画とは?
     ・いますぐ実践!みんなで取り組む食育
  
  ◆ブックリストの配布
     ・当館所蔵のキノコに関する本の情報
 
2.児童図書室 「よい絵本」コーナーのお知らせ

9月も半ばを過ぎて、読書に向いた季節になりましたね。現在児童図書室では、
全国学校図書館協議会第24回選定の「よい絵本」を集めたコーナーを設けてい
ます。昔の絵本から最近の絵本まで、子どもたちに読んでほしい素敵なものば
かりです。中には、お父さんやお母さんが子どもの頃に読んだ本もあるかもし
れません。これからの読書の秋には、親子で宝物になる1冊を見つけてみませ
んか?

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
編 集 後 記
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
朝晩すっかり秋の気配ですね。食欲の秋。芸術の秋。読書の秋を楽しみましょ
う。
次号の発行予定は、10月1日(水)です。お楽しみに!

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発行:県立長野図書館
〒380-0928  長野市若里1−1−4
TEL 026-228-4500 / FAX 026-228-4933 
http://www.library.pref.nagano.jp/ 
E-mail: ken-tosho@library.pref.nagano.jp 
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