できるけど、大変!!・・・■お金を取られたと後悔しないためのお葬式知恵袋■38号
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お金を取られたと後悔しないためのお葬式知恵袋
38号
「お墓その6」
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◆こんにちは
23日は秋分の日、お彼岸の中日でした。
お墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか。
私は24日に、母のお墓にお参りをしてきました。
一緒に行った中学生の息子が
「お母さんが死んだらどこのお墓に入るの?」
「私は、小林家のお墓よ」
「じゃあ、おばあちゃんは一人でここに?」
「私が死んだら、分骨してここにも入れてね、
そうしたらお参りに来るでしょ」という会話をしました。
父と母は事情があって、今は別々のお墓に入っています。
父のお墓は京都に、母のお墓は我が家から歩いて行けるお寺の、
無縁のかたが入るところに納骨しています。
いずれは母を父のところに一緒にと考えながらも、
近くにあるといつでも行けるので、もう少しこのまま
もしくは、ずっとこのままで私もここにと、揺れている
のが正直なところです。
お墓のお引越しは、気持ちと実務の両面から
じっくり考えなければなりません。
今回は「お墓その6」お墓のお引越しのお話しです。
※※※※※※※※「お墓その6」※※※※※※※※
今までの「お墓の話」はこちらからどうぞ!
↓
その1:平成14年度 東京都生活文化局 調査報告から
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107564409.html
その2:「墓地と霊園」
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107613688.html
その3:「自然葬」
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107635049.html
その4:「お墓の基本知識」
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107648802.html
その5:「お墓の選び方」
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107697630.html
では、「お墓のお引越し」のお話をしましょう。
お墓のお引越しのことを
「改葬」(かいそう)と言います。
遠い故郷にあるお墓を、近くに移したい。
寺院墓地から霊園墓地に移したい。
と、希望する人がいます。
「お墓を移せますか?」
「どのようにすれば移せますか?」
というご相談を受けますが、
改葬は、できます。
★★墓地埋葬法★★
第5条[埋葬・火葬・改葬の許可]
(1)埋葬、火葬又は改葬を行おうとする者は、
厚生省令で定めるところにより、市町村長
(特別区の区長を含む。以下同じ。)の許可
を受けなければならない。
(2)前項の許可は、埋葬及び火葬に係るものに
あっては死亡もしくは死産の届出を受理し、
死亡の報告若しくは死産の通知を受け、又は
船舶の船長から死亡若しくは死産に関する航海
日誌の謄本の送付を受けた市町村長が、改葬に
係るものにあっては死体又は焼骨の現に存する
地の市町村長が行うものとする。
★具体的な事務手続き方法
1:移転先の寺院や霊園の墓地管理者から
「受け入れ証明書」を発行してもらいます。
2:現在お墓がある墓地管理者から
「埋葬(納骨)証明書」を発行してもらいます。
3:現在お墓がある市町村の役所で、
「改葬許可申請書」に記入し、
「受け入れ証明書」と「埋葬(納骨)証明書」を
添付して提出し、「改葬許可書」を得ます。
4:現在お墓がある墓地管理者に
「改葬許可書」を提示してご遺骨を引き取ります。
5:移転先の寺院や霊園の墓地管理者へ
「改葬許可証」を提出します。
★改葬準備から改葬終了まで
1:改葬の日取りを決めます。
2:現在のお墓で「御魂抜き」の儀式法要を行います。
3:墓石を動かしお墓を整理した後、ご遺骨を取り出します。
4:移転先のお墓で僧侶を呼んで「開眼供養」を行い埋葬します。
お墓の改葬方法は以上です。
しかし冒頭で「改葬は、できます。」と書きました。
はっきり言って、簡単に引越すことはできません。
・寺院では、檀家を失いたくないわけですから、
それ相当の誠意をもって納得してもらわなければ
なりません。場合によっては、法要を菩提寺にお願いし、
お墓参りは霊園にということにもなります。
・墓地使用者が責任をもって、更地にしてから返還します。
ということは、墓石を撤去処分しなければならず、
工事費用、撤去費用、運搬費用がかなりかかります。
・お墓の土地を返還しても、永代使用料は戻りません。
かなりの労力と時間と費用が必要です。
じっくり考えて行う必要があることが分かりますね。
最後に『分骨』のお話です。
分骨とは、一般的にはご遺骨の一部を
別のお墓に埋葬することです。
夫に先立たれた妻に、夫の両親が遺骨要求、
本妻と愛人、または本妻の子供と愛人の子供が
といった間でご遺骨を奪い合う。
お墓が遠くてお墓参りに行けないので、
近くの墓地に遺骨を分けて、お参りしたい。
手元において置きたい。
別の形に加工して(最近は「手元供養」と称する、
様々な商品が出ています。)手元において置きたい。
このような問題や、希望は結構あるもので、
『分骨』という手段を取ります。
「埋葬許可書」は一通しか発行されないので、
分骨し納骨するには、「分骨証明書」が必要です。
火葬時に分骨を決めていたら、火葬場で発行してもらいます。
それ以外の場合は、
現在お墓がある所の管理者に「分骨証明書」を発行してもらい、
移転先の管理者に提出します。
ずい分前のことですが分骨について、
あるご婦人が、真剣な顔つきで私にお話しをされました。
「私の父の遺骨を分骨し、2ヶ所でお参りできるようにしました。
それから数年後、私の娘に怪我や病気が続き仕事を辞めなければ
ならないほどになってしまいました。知り合いに相談すると、
凄いお坊さんがいるから紹介すると言われ、そのお坊さんに会ったら、
分骨したためだと言われました。分骨すると祟りがあるのですか?」
さて、皆さんはこのお話どう思われましたか?
分骨したためだと言う凄いお坊さんは、霊感商法のにせ坊主です。
本当のお坊さんはそんなことは言うわけがありません。
お釈迦様のご遺骨は、8ヶ所の仏舎利塔に納められているわけですから。
人の気持ちにつけ込んで、こういう悪徳が後を絶ちません。
このご婦人も○○万円お支払いになったそうです。
私自身、
とある方から、「あなたのお母さんの魂は非常に弱く、
まだ向こうへ行っていないから、一日でも早く神様に上げて
貰う必要があります。」とか「すぐにお父さんのお墓と一緒に
しないと上がれない。」などと言われたことがあります。
それでは、回忌法要をお寺できちんとしている意味が
なくなることになってしまいます。
僧侶の読経じゃだめだということになってしまいます。
やれやれという感じです。
6回にわたったお墓の話はこれで終わりです。
読んで下さってありがとうございました。
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日本葬祭アカデミー教務研究室
発行者:小林 寛子(こばやし ともこ)
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■編集後記■
先日の、急性虫垂炎とギックリ腰もすっかりよくなり、
福島旅行をしてきました。
大内宿では、ねぎ1本まるごとのっている「ネギそば」
喜多方では、「喜多方ラーメン」
会津若松では、「ソースカツ丼」
「牛刺し」も買って、宿に持ち込み食べました。
最後に宇都宮に寄って「餃子」
どれも本当に美味しかったです。
食べられる幸せをしみじみ感じました。
そうそう、
喜多方駅で「SLばんえつ物語号」に運よく遭遇しました。
SLが走るのを見たのは、初めて!!
汽笛の音は、TVで聞くのとまったく違い、
本当に素敵な音で、大感動しました。
ちょっぴりSLファンの気持ちが分かった気がしました。
なんだかとても贅沢をしたような気分の幸せ福島旅行でした。
■■編集後後記■■
4月23日号「自立援助ホーム」を掲載しましたが、
ご賛同下さった皆様がた、ありがとうございます。
最近登録された方は、特別号外「自立援助ホーム」
http://blog.mag2.com/m/log/0000178389/107199122.html
で、読んでくださいね。
前川さんから
新報告が届いています。
近々掲載いたしますね。
引き続きご支援ご協力お願いいたします。
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