2009/11/20
【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第205号「北北東へ進路を取れ!その1 室蘭本線1」
△▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲△ 2009年11月20日 《第205号》 JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅 http://www.tsuchibuta.com/ 毎週金曜発行 発行者:つちぶた ▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽ こんにちは、つちぶたです。 今回から北海道編に入ります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■北北東へ進路を取れ!(その1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〔今回の旅の行程〕 2005年6月10日 (東北新幹線) 東京駅→八戸駅→ (東北本線) 八戸駅→青森駅→ (津軽線→海峡線→江差線→函館本線) 青森駅→函館駅 (函館本線→室蘭本線) 函館駅→東室蘭駅→ (室蘭本線) 輪西駅→母恋駅→御崎駅→室蘭駅→東室蘭駅→ (室蘭本線→千歳線→函館本線) 東室蘭駅→札幌 (函館本線→石北本線) 札幌駅→上川駅 2005年6月11日 (石北本線) 上川駅→安足間駅→東雲駅→愛別駅→伊香牛駅→中愛別駅→北日ノ出駅→ 東旭川駅→愛山駅→桜岡駅→当麻駅→新旭川駅→南永山駅→ (宗谷本線) 旭川四条駅→ (石北本線) 将軍山駅→北見駅→ 2005年6月12日 (石北本線) 北見駅→留辺蘂駅→西留辺蘂駅→東相内駅→相内駅→西北見駅→ 金華駅→安国駅→生野駅→生田原駅→北見駅 2005年6月13日 (石北本線) 北見駅→遠軽駅→丸瀬布駅→瀬戸瀬駅→新栄野駅→旧白滝駅→ 下白滝駅→上白滝駅→白滝駅→北見駅 2005年6月14日 (石北本線) 北見駅→女満別駅→西女満別駅→呼人駅→端野駅→緋牛内駅→ 愛し野駅→柏陽駅→美幌駅→北見駅 ------------------------------------------------------------------------ 〔今回の旅〕 2005年6月10日(晴れ)旅1日目 〔全駅訪問通算91日目〕 (東北新幹線) 東京駅→八戸駅→ (東北本線) 八戸駅→青森駅→ (津軽線→海峡線→江差線→函館本線) 青森駅→函館駅 (函館本線) 函館駅→東室蘭駅→ (室蘭本線) 輪西駅→ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●さよなら東京~北海道亡命へ ------------------------------------------------------------------------ ■都営三田線・大手町駅で下車し、 薄暗い地下道の階段を上がり皇居前の通りに出ました。 無駄に車線の多いビル街の通りを進むと、 やがて赤煉瓦の駅舎が見えてきます。 そういえば、旅に出るときはいつもこの駅舎を眺めることから始まり、 そして色々な場所へと旅立ったなと思う。 私は少し立ち止まって荘厳な駅舎をしみじみと眺めてから、 いつも決まって利用する丸の内北口の改札口へ向かいました。 時刻は朝6:35。 ラッシュの時間帯に入ったのか、 駅構内は多くの人が行き交っています。 普段、旅に出るときは始発で出るのが当り前だったので、 人が多い中での出発には妙な違和感を覚えるのでした。 ほとんど利用した記憶のない新幹線専用改札を通り、 ホームへ出ました。 23番ホームの6:56発「はやて1号」は既に入線していて、 キヨスクにはスーツ姿の人たちなどで列が出来ていました。 私は指定券の番号を確かめてから荷物を棚に上げ、 シートに深く腰掛けました。 やがて発車の時刻になると、 新幹線は静かに加速していきました。 赤羽を過ぎて少し経つと荒川の土手が見えてきます。 そこは私の実家にほど近く、 休日になると必ず散歩に来る場所でした。 そんな見慣れた景色もあっという間に見えなくなり、 私は深い溜息をついて目を閉じました。 宇都宮駅を過ぎたあたりで目を開けると、 車窓の景色は長閑さを増して行きましたが、 どうも高架橋のコンクリート壁が邪魔をして、 景色がよく見えません。 それでも見たことのない景色を楽しもうと 意地になって目を見開いていたのですが、 次第に飽きてしまって、また目を閉じました。 今日は全く眠っていないし、この先、駅を下車するのだから、 少しは睡眠を取っておかないとと思うのだけれど、 不安や焦燥といった感情が頭をグルグル回っていて全然眠れません。 かまわず目を閉じ続けては見たものの、 結局眠れずに、いつの間にか八戸駅に到着してしまいました。 ■八戸駅の新幹線ホームは島式2面のホームを覆う 巨大なドーム型屋根が付いていて、 まるで宇宙船から降りたような気分にさせられます。 在来線との連絡改札を通り、地上のホームへ降りると、 これから乗る「スーパー白鳥1号」が既に停車していて、 新幹線から降りた乗客達は皆すでにシートを確保していました。 マイペースにゆったりとホームを撮影しているような人間は私だけで、 特急列車に乗っている客達がイライラしたような目で私を見ていました。 列車が発車するまでの間、皆暇なんだろうなと思う。 特急列車が発車すると、車窓の景色は一変して見やすくなりました。 景色の見えにくい新幹線とはえらい違いだなと、 当り前のことが妙に有り難く思えたりするのでした。 と喜んでいるのもつかの間、 何故かここで強烈な眠気に襲われます。 おいおい何だよ、景色も見やすくなったし、 今まで見たことのない車窓風景だぞ、 寝ている場合か!!! と思えども、睡魔には勝てず、 また、「先々のことを考えると、今、眠っておいた方がいい。」 という自分の中の天使のつぶやきが聞こえ、 気がついたらぐっすりと眠りこけていました。 ■青森駅に停車すると、乗客はほとんど降りてしまい、 満員に近かった車内はガラガラになってしまいました。 この駅はスイッチバックになっているので、 進行方向が逆になります。 車内放送が流れ、シートを転換させろとのたまう。 私は非常に眠く、若干イライラしながら席を反転させ、 また夢の中へと舞い戻っていきました。 おかげで青函トンネルに何時入ったか、また出たのかも気付かず、 目を覚ましたらもう函館に到着していました。 ■函館駅でもしっかりと特急列車の接続があり、 まったく落ちついている暇もありません。 それでも私は半分眠ったおぼつかない足取りで先頭車両まで行き、 発車時刻ギリギリまで列車とホームの写真などを撮影しました。 さすがに「函館」という文字を見せられると、 興奮しないわけにはいきません。 ああ、ここは北海道なんだな、としみじみ実感するのでした。 停車していた「北斗11号」のシートに座り、 やがて列車が走り出すと、車窓に目が釘付けになります。 不自然なまでに広々とした風景と、トタン屋根の家々。 時折見えるマンサード屋根とサイロ。 私はそんな北海道らしい風景を飽くことなく眺め続けました。 ■15:38 東室蘭に到着。 ここでわずか4分の慌ただしい乗り換えで、室蘭駅方面の支線に向かいます。 列車は函館本線を分かれるとそのまま南西に真っ直ぐ進み、 すぐに隣の輪西駅に到着しました。 ■ということで、15:46輪西(わにし)駅に下車です。 「輪西駅」 http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/muroranline/45wanishi/45wanishi.htm 数人の学生と共にホームに降り立つと、 見慣れない人間が下車して気になるのか、 駅舎へ向かう学生は何度も振り返って私を見ていました。 私は列車が行ってしまった後もホームに残り、 誰もいなくなったプラットホームを見渡しました。 ホームは相対式2面2線で、 カーブの途中にあるため曲線を描いています。 ホームは嵩上げされていないまま使われており、 線路が異様に間近に見えます。 駅の真横には国道36号線の高架道路が横切っており、 周辺の民家も多めで行き交う車の音が響き続けています。 工場地帯にある駅という雰囲気で、 北海道の駅らしいイメージとはかけ離れた、 埃っぽい駅でした。 下り側ホームに直結した駅舎の扉は二重扉になっていて、 雪国特有の構造だなと思う。 駅舎内は無人で、 ガランとした中に4人掛けのFRP製ベンチがいくつも並んで・・・。 と見渡したら、一人のおじさんがベンチに横たわって眠っていました。 私は物音をたてないようにそっと扉を開閉して外に出ました。 駅舎の竣工日は昭和3年6月27日。 ずいぶんと古いものですが、 窓や壁などは補修されていてあまり古さを感じさせません。 それにしてもトタン屋根のすすけ具合がヒドイ。 駅前の道路の交通量が多いためか、 それとも周辺の工場の所為なのか、 積年の汚れなのかは分からないけれど、 ひどい埃をかぶっていました。 一通り駅を見終えると肩の力が抜けて、 ホッと安堵の溜息を吐きました。 今回の旅の最初の下車駅がここから始まり、 この先見たことのない北海道の駅をいくつも降りていくんだなと思うと、 抱えていた悩みや不安など、どこかへ吹っ飛んでいくような気持ちでした。 つづく ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実は先週から風邪が治らなくて、 かれこれ2週間フラフラしてます。 誤字脱字や、理解しにくい文章などあるかもしれません。すみません・・・。 ところで先日、ネットで面白い記事を見かけました。 『24時間以内に列車で移動できる世界最長記録が更新される。 』 http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/11/17/0136217 内容を以下に引用します。 『24時間以内に列車で移動できる世界最長記録を目指した東京在住の米国人、 ブライアン・スタイン氏が 2969.5 Km の旅程を終えて 12 日午後 6 時 3 分、 鹿児島中央駅に到着した (南日本新聞エリアニュースの記事より) 。 JR 北海道宗谷本線・天塩中川駅からの鉄道旅行で、 ギネス世界記録に近く申請するという。 英字紙でたまたま列車の旅の世界記録の記事を目にしたスタイン氏は 「鉄道網が充実し運行時間が正確な日本なら、 現記録 (2901.5 km) よりもっと延ばせるはず」と考えた。 ルートは 天塩中川駅 → 札幌 → 青森 → 八戸 → 東京 → 博多 → 新八代 というもの。』 始発から最終列車までではなく、24時間以内、というのがミソのようです。 なかなか思いつかないルールですね。 更に面白いのは、このブログに寄せられたコメント群で、 いかにも鉄道マニアらしい突っ込みがあって、大変面白い。 「電車 - JR特急スーパー宗谷4号」←「電車ではなく気動車」 「九州新幹線(鹿児島ルート)全線開通したら、さらに距離が延びるだろうね。」 「どこにも片道切符を使用したと無いので。 同一駅の2回利用は制限されていないと解すれば、 東京-博多でも1.5往復ちょいは可能。営業キロで約3,600キロは稼げる。 今回の記録なんて簡単に越えられますね。」 ↓ 「World Records regulations do not allow backtracking, and all trains used must be open to the public.」 コメント読むだけで勉強になります・・・・。 私は時刻表を細かく追うのが苦手なたちなので(笑) こういうことを調べるのはできないなぁと思ったりします。 なんにしても、こういうことを思いついて、 更に実行するところがスゴイなと思いました。 机上で思いついても、なかなか実行まで行かなかったりしますからね。 日本には鉄道を研究している人が沢山いるわけですから、 こういう記録という記録を毎年のように更新し続ける プロジェクトチームみたいなものがあっても良いと思うんですけどね。 そういえば、最長片道切符も、毎年のようにルートが変わるそうですが、 その結果を毎回出しているところって有るのかなぁと、 ふと思った今日この頃です。 それではまた来週お目にかかります。 最後までお読み頂きありがとうございました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅 発行者:つちぶた HP :< http://www.tsuchibuta.com/ > Blog :< http://tutibutablog.livedoor.biz/ > Mail :< このメルマガに返信していただけると届きます > 発行システム:『まぐまぐ!』< http://www.mag2.com/ > 配信中止はこちら:< http://www.mag2.com/m/0000178352.html > バックナンバー:< http://archive.mag2.com/0000178352/index.html > ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※デザインが崩れて見える方へ 等幅フォントの設定について以下のヘルプページをご参照ください。 http://help.mag2.com/000045.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



