JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅  RSSを登録する

JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/12/04

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第207号「北北東へ進路を取れ!その3 石北本線1」

△▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲△
                     2009年12月4日 《第207号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽



こんにちは、つちぶたです。


今回からは石北本線の全駅を巡る訪問記になります。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■北北東へ進路を取れ!(その3)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔今回の旅の行程〕
2005年6月10日
(東北新幹線)
 東京駅→八戸駅→
(東北本線)
 八戸駅→青森駅→
(津軽線→海峡線→江差線→函館本線)
 青森駅→函館駅
(函館本線→室蘭本線)
 函館駅→東室蘭駅→
(室蘭本線)
 輪西駅→母恋駅→御崎駅→室蘭駅→東室蘭駅→
(室蘭本線→千歳線→函館本線)
 東室蘭駅→札幌
(函館本線→石北本線)
 札幌駅→上川駅
 
2005年6月11日
(石北本線)
 上川駅→安足間駅→東雲駅→愛別駅→伊香牛駅→中愛別駅→北日ノ出駅→
 東旭川駅→愛山駅→桜岡駅→当麻駅→新旭川駅→南永山駅→
(宗谷本線)
 旭川四条駅→ 
(石北本線)
 将軍山駅→北見駅
 
2005年6月12日
(石北本線)
 北見駅→留辺蘂駅→西留辺蘂駅→東相内駅→相内駅→西北見駅→
 金華駅→安国駅→生野駅→生田原駅→北見駅

2005年6月13日
(石北本線)
 北見駅→遠軽駅→丸瀬布駅→瀬戸瀬駅→新栄野駅→旧白滝駅→
 下白滝駅→上白滝駅→白滝駅→北見駅

2005年6月14日
(石北本線)
 北見駅→女満別駅→西女満別駅→呼人駅→端野駅→緋牛内駅→
 愛し野駅→柏陽駅→美幌駅→北見駅

------------------------------------------------------------------------

〔今回の旅〕
2005年6月11日(くもり時々雨)旅2日目  〔全駅訪問通算92日目〕
(石北本線)
 上川駅→安足間駅→東雲駅→愛別駅→伊香牛駅→


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●石北本線全駅下車スタート
------------------------------------------------------------------------

■1:50 夜行列車で上川駅に下車した後、
待合室のベンチで眠ろうと試みましたが、
全く眠ることが出来ませんでした。

4時を過ぎると、外はすっかり明るくなってきたので、
私は駅前に出てみました。

「上川駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/sekihokuline/14kamikawa/14kamikawa.htm

夜中に弱い通り雨があったせいで地面が濡れ、
朝の冷え込みを一層厳しいものにしていました。

駅前の広い駐車場には何台もの車が止まっています。
三方へ延びる道路沿いには店や民家が並んでいるのが見えますが、
背後にそびえる山々の存在が大きいためか、ずいぶんと淋しい場所に思えました。

駅舎は平屋コンクリート造で、かなり横幅の広い建物になっています。

出入口には高さ1メートル程の木彫りの熊が飾られていました。
“北海道の山奥の駅”という場所柄、私に静かな恐怖心を目覚めさせました。

「そうか、やはりクマは出るよな・・・。そうだよな・・・。」

この先、駅間徒歩がいくつも控えているため、シャレにならないなと思う。

ホームに出てみると、夜には見えなかった広い構内が現れました。

単式1面1線、島式1面2線と、側線などがある広々とした構内で、
緑の多い駅風景が更なる広がりを演出しています。

お互いのホームは木造の古い跨線橋でつながっていて、
向かいの島式ホーム上には、コンクリート造のアーチ型上家が設置されていました。

見れば見るほどに観察のしがいがある駅でしたが、
1時間ほどウロウロしているとさすがに興味も尽きてきて、
待合室に戻りました。

それでもまだ時刻は5時前で、始発まで1時間半もの余裕があります。

私は待合室内に設置された自動販売機で、
「何故ホットコーヒーがないんだ!」と憤慨しながら冷たい缶コーヒーを購入し、
チビチビと飲みながら永遠に続くような待ち時間を過ごしました。



■6:21 待ちに待った旭川行き始発列車が出発。
これで今日の旅がスタートだなと、ワクワクする気分になりましたが、
わずか7分の乗車時間で、次の停車駅である安足間駅にて早々に下車。

駅目的で旅をしているので、すぐに下車するのは当り前なのですが、
なんだか長時間待った列車をすぐに乗り捨てる自分の行為に呆れるような気分でした。

「安足間駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/sekihokuline/12antaroma/12antaroma.htm

あんたろま駅・・・。
これはどう考えても読めないよな、と思いながら駅名標を見つめました。

ホームは相対式2面2線。
簡易駅舎が建つ無人駅です。

駅構内を見渡すと無数の巨大なフキの葉が繁茂していて驚かされます。
向かいのホームの先を見ると、完全に倒壊した工場の建物が見え、
殺伐とした気分を漂わせていました。

駅前に出るとそこそこの民家が並んでいて安心しましたが、
ちょっと道を歩くとすぐ家もなくなってしまうという淋しい所です。


で、私は隣の東雲駅を目指して歩き始めました。
この東雲駅は、普通列車も通り過ぎてしまう難関駅で、
実は先程乗った始発列車も停車しませんでした。

どんな“ひどい”駅なんだろうと期待しながら、
私は国道沿いの道をひたすら歩き続けました。

途中まで来ると、民家も何もないところに忽然と
「愛山渓ドライブイン」という飲食店が現れました。

こんな大自然の中で飲食店があるなんてシュールだなと思ったのですが、
車社会の北海道では普通なのでしょう。
(事実、車の往来は激しい)

その傍らに、「愛山渓温泉案内図」という看板が見えました。
ほう、この辺りには温泉があるのかと驚きながら、
その看板に書かれた長い説明を読んだ後、地図を見ると、

「愛山渓温泉まで 19km」

19km先の案内板って・・・。

これが車社会の北海道クオリティかと愕然とするのでした。



■安足間駅から徒歩距離2.7km、約40分ほどで、東雲駅に到達しました。

「東雲駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/sekihokuline/13touun/13touun.htm

国道から駅を見た時は、最初は何かの冗談かと思いました。

これが駅なのか?

ホームは単式1面1線ですが、列車2両分も無さそうな長さしかありません。

運転手が後方確認するためのバックミラーも、
完全にホームからはみ出した位置に立っています。

これは普通列車も通り過ぎてしまうよな、と妙に納得するのでした。

ホームに上がる階段の手前には、
ひどくくたびれたブロック造の待合室が建っています。

その廃墟のような待合室の中に入ってみると、
薄暗く湿っぽい中にベンチが横たわっていて、
驚くことに床が砂利になっていました。

北海道の無人駅はなんと甘えのない処なのだろうと戦慄しながら眺めていると、
駅近くの民家から人が出てきて、また戻っていきました。

見かけない人間が駅をウロウロしているので不審に思ったのでしょう。
まさか通報されたりしないよな、と心配になりながら次の列車を待ちました。



■7:50 愛別駅に下車。

「愛別駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/sekihokuline/09aibetsu/09aibetsu.htm

ホームは相対式2面2線で、
ちょうどこの時、普通列車の交換があって、
お互いの車両が暫く停車していました。

何人もの学生が車両に乗り込み、
それぞれの方面へ列車が走り出すと構内は私一人になり、
何の音も聞こえなくなりました。

跨線橋を渡った先には大きめのコンクリート駅舎が建っていたので、
きっと有人駅に違いないと思いながら待合室に入ろうとしました。

しかし扉が異様に狭い・・・。

なんだこれは、いったいどんな設計をしているんだと憤りながら、
リュックを扉や壁にぶち当てながら改札を通り抜けました。

有人駅だと思った駅舎内は無人でした。

窓口は完全に閉鎖されていて人の気配もありません。

待合室内には4人掛けのFRP製ベンチが8個もあり、
壁の一部には電照看板が並んでいました。

これが無人駅か?と疑うほどの設備です。

駅前に出てみると、正面の角に商店が一軒あって、
路沿いに民家が建ち並んでいます。

その商店がある十字路まで歩を進めると、
煉瓦造の巨大な農業倉庫がいくつも建っているのが見えました。

北海道ともなると、農業倉庫もスケールがデカイなと思いながら、
その古めかしい煉瓦の建物を呆気にとられながら暫く眺めていました。



■8:58 伊香牛駅に下車。

「伊香牛駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-hokkaido/sekihokuline/08ikaushi/08ikaushi.htm

いかうし駅・・・。
またずいぶん変わった駅名だなと思う。

伊香牛とは、アイヌ語で「イカ・ウシ・イ」(いつも溢れるところ)
という意味なのだそうで、
これは付近を流れる石狩川がいつも氾濫していたことを指しているようです。

ホームは単式1面1線、島式1面2線ありましたが、
一番外側の1線は使われていないのか、
レールは錆び付いてほとんど雑草に埋もれている状態でした。

駅舎は小さなものでしたが、ログハウス風の可愛らしい建物です。
出入口正面にはウッドデッキも付いていて、なかなか本格的。

駅前の通りには民家、郵便局、農業倉庫などが見えます。

それら一連の駅風景を眺め終えると、
私は荷物を駅舎内に置いて、駅前の自販機で缶コーヒーを買って一息つきました。

駅まわりには無数のタンポポが綿毛を揺らしています。
空は靄のような雲が幾層にも重なって光を遮っていましたが、
雲間に見える青空は東京では見ることのない澄んだ水色を帯びていて
気持ちが安らいでいくようでした。



つづく



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

冬の「青春18きっぷ」の販売が開始されましたね。
利用開始は来週の10日からですけど。

先日、駅に18きっぷのパンフレットが置いてあったので、
貰ってきました。

なにげに毎回私が楽しみにしているのは、
18きっぷのポスターに使用される写真です。

いつもどこか寂しさを漂わせながらも、
旅情をかきたてる鉄道写真には、いつもいつも感動させられます。

今回使用されていた写真は、四国の土讃線で、
そういえば四国は一度しか行ったことがなぁ、
また行きたいなぁ、前回はうどんを食べる暇もなかったしなぁ・・・
などと思ったりしました。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
  発行者:つちぶた
 HP  :< http://www.tsuchibuta.com/ >
 Blog  :< http://tutibutablog.livedoor.biz/ >
 Mail  :< このメルマガに返信していただけると届きます >
  発行システム:『まぐまぐ!』< http://www.mag2.com/ >
  配信中止はこちら:< http://www.mag2.com/m/0000178352.html >
 バックナンバー:< http://archive.mag2.com/0000178352/index.html >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ※デザインが崩れて見える方へ
 等幅フォントの設定について以下のヘルプページをご参照ください。
 http://help.mag2.com/000045.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る