JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅  RSSを登録する

JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/07/24

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第188号「和歌山周辺を巡る旅その6 和歌山線4」

△▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲△
                     2009年7月24日 《第188号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽



こんにちは、つちぶたです。


今回も和歌山線の駅についてです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■和歌山周辺を巡る旅(その6)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔今回の旅の行程〕
2005年3月29日
(東海道本線)品川駅→大垣駅→米原駅→京都駅→(奈良線)奈良駅→
(桜井線)京終駅→帯解駅→櫟本駅→長柄駅→天理駅→柳本駅→三輪駅→
 巻向駅→桜井駅→金橋駅→畝傍駅→香久山駅→
(和歌山線)大和新庄駅→高田駅→JR五位堂駅→香芝駅→志都美駅→
 畠田駅→(関西本線)王寺駅→奈良駅(宿泊)

2005年3月30日
(関西本線)奈良駅→王寺駅→
(和歌山線)掖上駅→玉手駅→御所駅→吉野口駅→北宇智駅→五条駅→隅田駅→
 大和二見駅→橋本駅→下兵庫駅→高野口駅→紀伊山田駅→中飯降駅→
 妙寺駅→笠田駅→大谷駅→名手駅→西笠田駅→粉河駅→打田駅→
 紀伊長田駅→下井阪駅→岩出駅→船戸駅→和歌山駅(宿泊)

2005年3月31日
(紀勢本線)和歌山駅→宮前駅→紀三井寺駅→黒江駅→海南駅→冷水浦駅→
 下津駅→加茂郷駅→箕島駅→初島駅→紀伊宮原駅→藤並駅→湯浅駅→
 広川ビーチ駅→紀伊由良駅→紀伊内原駅→印南駅→道成寺駅→稲原駅→
 和佐駅→芳養駅→岩代駅→南部駅→切目駅→和歌山駅(宿泊)

2005年4月1日
(和歌山線)和歌山駅→紀伊小倉駅→布施屋駅→千旦駅→田井ノ瀬駅→
(紀勢本線)和歌山市駅→紀和駅→(阪和線)紀伊中ノ島駅→
 六十谷駅→紀伊駅→山中渓駅→和泉鳥取駅→和泉砂川駅→
 新家駅→長滝駅→日根野駅→
 (関西空港線)りんくうタウン駅→関西空港駅→
(阪和線)熊取駅→東佐野駅→和泉橋本駅→東貝塚駅→東岸和田駅→
 下松駅→久米田駅→和歌山駅(宿泊)

2005年4月2日
(阪和線)和歌山駅→和泉府中駅→信太山駅→北信太駅→富木駅→
 鳳駅→東羽衣駅→津久野駅→上野芝駅→百舌鳥駅→三国ヶ丘駅→
 堺市駅→浅香駅→杉本町駅→我孫子町駅→長居駅→鶴ヶ丘駅→南田辺駅→
 美章園駅→天王寺駅→(大阪環状線)大阪駅→
(東海道本線)米原駅→浜松駅→静岡駅→東京駅(帰宅)

………………………………………………………………………………………………

〔今回の旅〕
2005年3月30日(晴れ)旅2日目  〔全駅訪問通算87日目〕
(和歌山線)
 中飯降駅→妙寺駅→笠田駅→大谷駅→名手駅→西笠田駅→


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●大正の駅舎と若者たち
------------------------------------------------------------------------

■12:41 中飯降駅に下車しました。

「中飯降駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/20nakaiburi/20nakaiburi.htm

ホームに降り立つと、たくさんの学生が列車を待っていました。
しかしほとんどの人が、私が乗ってきた和歌山行き列車には乗らずに、
そのまま待ち続けています。

どうやら数分後に来る王寺方面行きを待つ人が多いようです。

そんなわけで、ホームを撮影しづらかったため、
私はまずスロープを上がって駅前に出ました。

ホームは単式1面1線、堀割構造の無人駅で、
地上は駅よりも上にあります。
先程下車した紀伊山田駅とよく似た構造です。

駅舎は無く、ホーム上に小さな屋根付きベンチがあるのみでした。

駅周辺は古い瓦屋根の家々が続き、
田畑も散見されるのどかなところです。

駅前に並んだ自動販売機にはいくつか道案内標識が付いていて、
「県立紀北農芸高校」「和歌山県農業大学校」
という文字もあります。

ホームで待つ多くの若者達はこの二つの学校の生徒なんだろうと分かりました。

やがて王寺方面行きの列車が来て、ホームには誰もいなくなりました。

私はあらためてホームに降りていき、
地中に埋没したような駅を眺め回しました。

待合所となるベンチを観察しようと歩み寄ると、
高校生のカップルがいて、お互いに驚いてしまいました。

私はてっきり誰もいないと思っていたし、
向こうも列車が行ってしまって誰も来ないと思ったのでしょう。

私は、邪魔をしたかなと思いつつ、ベンチを素通りして、
簡単にホームを観察した後、そそくさと駅を立ち去りました。



■中飯降駅では列車の待ち時間が1時間ほどあり、
また隣駅の妙寺駅までは駅間1.6kmと短いので、歩いて行くことにしました。

まず中飯降駅駅前から跨線橋を渡り、
南に少し出ると国道24号線があり、
その道路に沿って西へと進みます。

国道は車の通りが激しく、路沿いにはいくつも店が並んでいます。

途中のコンビニでスポーツドリンクを購入して、
それを飲みながらブラブラ歩いていると、
やがて「妙寺駅→」という小さな看板を発見。

国道から北へはずれた静かな場所に、妙寺駅がありました。


「妙寺駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/21myouji/21myouji.htm

駅前には「かれいぱん」「じゃこ寿司」「たこ焼き」「ソフトクリーム」
といった色とりどりのノボリがはためいていました。

どうやら駅長室を飲食店に改造して営業しているようです。
「妙寺駅マルシェ」という店名の看板が付いていました。

それにしても、メニューがスゴイです。
上記のメニューの他にも、コーヒー、ビール、うどん、ラーメン、
くるみ餅、シフォンケーキ・・・・・。
何でもありといった感じですね。

その改造された切妻造りの駅舎はなんと、
大正10年11月竣工という古い木造駅舎でした。

これだけ元気そうな大正の駅舎も珍しいかもしれません。

さて駅舎の中はどうなっているのだろうと、
カメラを構えて中に入ると、
また高校生のカップルがベンチで愛を語りあっていました。

我々はお互い意表を突かれて、驚いた顔を見合わせたわけですが、
すぐに何事もなかったかのように
それぞれが没頭している世界に戻っていきました。

ホームは単式2面2線というのでしょうか。
もともとは単式1面1線、島式1面2線の構造だったようですが、
真ん中の線路が撤去されています。

さらに線路の向かい側には不自然な空地が広がっているので、
かつては側線や留置線がたくさんあったのかなと想像します。

跨線橋を渡って2番線に行ってみると、
昭和27年竣工の木造上家付きベンチがありました。

駅は道路から少し離れていて静かだし、
構内には古い構造物が残っているしで、
なかなか楽しめる駅です。



■13:50 笠田(かせだ)駅に下車。

「笠田駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/23kaseda/23kaseda.htm

相対式2面2線のホームを持つ無人駅です。
(※後に業務委託駅と判明)

この駅も、大正14年3月竣工という古い木造駅舎が残っていました。
出札口にはシャッターが閉められ、
ところどころ補修された駅舎はやや生気を欠いているように見えます。

しかし利用客は大変多く、
このときは若者だけでも10人以上が駅舎内外で列車を待っていて、
賑やかさと殺伐さに満ちていました。

駅前には何十年営業しているのだろうと気になるほどの、
年季の入った商店が一つあって、
それ以外はいたって平凡な一戸建てが並ぶ閑静な住宅街です。

そんな長閑な景色を見ていると、
余計に利用客の多さが不自然に見えてしまいます。

学校が近くにあるのかとも思ったのですが(実際近くにあります)、
制服を着ているわけでもないし、
一部には旅行客と思われる若い女性の団体もいます。

しかし彼女らの風貌は渋谷・原宿を闊歩するようなスタイルで、
とてもこの辺りの寺社仏閣を巡るような観光客とも思えず、
私は余計に混乱するのでした。

それに、次の列車が来るまでなんと40分近くもあるのです。
そんな長い時間、駅舎内外で待つ人々で溢れているというのは奇妙なものです。

おかげで駅の写真もたいへん撮りづらい・・・。

若い女性の観光客(たぶん)は商店でアイスを買ったりして
実に楽しそう(だるそう)でしたが、
それ以外の利用客はどこか居心地の悪さを感じているような、
微妙な空気が漂う長い待ち時間となってしまっていました。



■次は大谷駅に下車。

「大谷駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/22ootani/22ootani.htm

単式1面1線の無人駅です。

駅舎は無く、駅出入口寄りに上家付きベンチが一つあるだけでした。

周辺の土地は北側から南側にかけて緩やかに傾斜しています。
沿線には果樹園があり、民家はやや少なめに見える静かな駅です。

あたりは見通しが良く、和歌山線沿線は、
南北それぞれに連なる山々に挟まれた位置関係にあることがよく分かります。

地図を見ると、駅の南側に紀ノ川が線路と並行して流れています。
ホームからは川は見えませんが、
もしホームから紀ノ川が見下ろせたら駅の印象も
また違ったものになるだろうなと思うのでした。



■14:56 名手(なて)駅に下車。

「名手駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/25nate/25nate.htm

カーブの途中に位置している相対式2面2線のホームでした。

駅舎側のホーム側面にはレンガ積みの基礎が見え、
歴史の長い駅だというのが分かります。

駅舎内に入ろうとすると、
所々ペンキの剥げた鉄パイプの改札口に集札箱が置かれているのが目に入り、
窓口はシャッターが閉じられていました。

そうか、無人駅なのか、と思ったのですが、
壁には「午前6時20分から 午前10時10分まで」
と営業時間が書かれていました。

朝だけは出札口が開く委託駅のようです。

駅舎内を見渡すと、簡易型の自動券売機、
ピンク色に塗られた木造のイス、コインロッカー、
紙コップ式の自動販売機などが置かれています。

駅舎の柱はいかにも古そうな木組みを露出しています。
期待を胸に外へ出て振り返ると、
切妻造りのシンプルな木造駅舎が姿を現しました。

大正2年12月竣工だそうです。
壁が白いペンキで塗られているせいなのか、
訴えかけるような古さはないのですが、
落ち着いた雰囲気が町の景観に良く溶け込んでいるように思えます。

駅前のロータリーにはおびただしい量の自転車が並び、
店の数もそこそこあるのですが、妙に静かです。

国道から離れている所為でしょう。車の通りがほとんどありません。

私は駅前の自販機で缶コーヒーを買って、
ゆったりと駅舎の雰囲気を味わいながら残りの時間を過ごしました。



■次は西笠田駅に下車。

「西笠田駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/24nishikaseda/24nishikaseda.htm

細く狭い単式1面1線のホームが続いています。

駅は完全に山に挟まれた位置にあり、
向かい側には紀ノ川を見下ろせるという絶景が広がっていました。
ぱっと見では秘境駅のような雰囲気もあります。

駅舎や待合室といった建物は無く、
ホーム上にブロック壁で囲んだ簡素な木造ベンチがあるのみです。

そのベンチも昭和37年12月竣工というそこそこ古いものなので味があります。
列車を待っている間はベンチに座って川を眺められるので、
たとえ待ち時間が長くても楽しめそうです。

駅はもちろん無人なので、出入口には小さな集札箱が立っていました。

自動券売機も置かれていましたが、
その券売機は、簡易なものを更に簡易にした小さなもので、
大人650円が上限でした。

駅前とホームは段差無くつながっています。

駅前広場やロータリーという敷地は無くて、
左右に細く曲がりくねった坂道が続いており、
斜面に瓦屋根の家々が並んでいるのが見えます。

出入口脇にある桜の木には映画のポスターが掛かっていて、
その木を囲むように自転車が三台、原付が1台止まっていました。

利用客は明らかに少なそうで、
ポスターの存在が一層むなしく映ります。

一通り駅を観察した後、私はホームのベンチに座ろうと荷物を下ろしました。

すると一人のおばあさんがやってきて、
お互いに「こんにちは」と挨拶を交わし、
我々はベンチに腰掛けました。

西に傾いた陽光が川面を照らしてキラキラ光っています。
わずかに吹く風はヒヤリとした冷たさに変わり、
夕暮れが近づいていることを知らせていました。

今日はあと何駅残っているんだろう・・・。

駅を観察している最中は集中しているので疲れは感じないのですが、
観察を終えてちょっと気が抜けると、重い疲労感に襲われます。

メモ帳で残駅数を確かめようとしましたが、それも面倒になって、
私は列車が来るまでの間ずっと川の流れと山並みを
ただぼんやりと目でなぞっていました。



つづく



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、世間は皆既日食の話題で盛り上がっていましたね。

私は空を見上げる精神的余裕が無く・・・・
じゃなくて、ちょっと時間が無くて、
太陽を見ることはなかったのですが。

東京でも部分日食として見えたはずですけど、
どうだったんでしょうか。。


子供の頃、「皆既日食」と初めて聞いたときは、
恐怖とか心霊関係で使われる「怪奇」という文字を使った、
「怪奇日食」と書くのだと思ってましたよ・・・・。

だって、太陽が月で隠れるわけですよ。
怖い雰囲気があるじゃないですか(笑)

「皆」「既」なんて文字は思いも寄りませんよね。

で、その文字の並びに疑問を感じて、
「皆既」という熟語を辞書で調べてみたんですけど載っておらず、
皆既食、皆既日食、皆既月食という使われ方しかしないようです。



そんなわけで、話し言葉だけで覚えると、
結構勘違いで覚えることってあると思うんですけど。

夏の台風の時期になると、
波の警報で「波浪警報」という言葉を天気予報で良く耳にしますが、
この言葉も、中学生の科学で気象用語を学ぶまでは、
英語の「Hello」を付けた「ハロー警報」だと思ってました(笑)
「こんにちは。警報」って感じです。悪くはないですよね?



あと二十歳くらいの時に友達に言われたんですけど、
「ねえ、雰囲気ってさ、『ふんいき』って言うよね?『ふいんき』じゃないよね?」
と真剣に相談されたことがあります。

私は漢字で「雰囲気」を覚えていたので、
それは間違いなく「ふんいき」だと説明したんですけど、
隣にいた友達は、「え?『ふいんき』じゃないの?」と驚いていました。

話し言葉だけで覚えてしまって、勘違いしている人が多いんでしょうね。
その後も「ふいんき」と話す人に何度も出会ったので、
どうでもいいことですけど、良く覚えている言葉です・・・。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
  発行者:つちぶた
 HP  :< http://www.tsuchibuta.com/ >
 Blog  :< http://tutibutablog.livedoor.biz/ >
 Mail  :< このメルマガに返信していただけると届きます >
  発行システム:『まぐまぐ!』< http://www.mag2.com/ >
  配信中止はこちら:< http://www.mag2.com/m/0000178352.html >
 バックナンバー:< http://archive.mag2.com/0000178352/index.html >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ※デザインが崩れて見える方へ
 等幅フォントの設定について以下のヘルプページをご参照ください。
 http://help.mag2.com/000045.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る