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JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

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2009/07/10

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第186号「和歌山周辺を巡る旅その4 和歌山線2」

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                     2009年7月10日 《第186号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
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こんにちは、つちぶたです。


今回は和歌山周辺を巡る旅2日目、和歌山線の訪問日記です。


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■和歌山周辺を巡る旅(その4)
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〔今回の旅の行程〕
2005年3月29日
(東海道本線)品川駅→大垣駅→米原駅→京都駅→(奈良線)奈良駅→
(桜井線)京終駅→帯解駅→櫟本駅→長柄駅→天理駅→柳本駅→三輪駅→
 巻向駅→桜井駅→金橋駅→畝傍駅→香久山駅→
(和歌山線)大和新庄駅→高田駅→JR五位堂駅→香芝駅→志都美駅→
 畠田駅→(関西本線)王寺駅→奈良駅(宿泊)

2005年3月30日
(関西本線)奈良駅→王寺駅→
(和歌山線)掖上駅→玉手駅→御所駅→吉野口駅→北宇智駅→五条駅→隅田駅→
 大和二見駅→橋本駅→下兵庫駅→高野口駅→紀伊山田駅→中飯降駅→
 妙寺駅→笠田駅→大谷駅→名手駅→西笠田駅→粉河駅→打田駅→
 紀伊長田駅→下井阪駅→岩出駅→船戸駅→和歌山駅(宿泊)

2005年3月31日
(紀勢本線)和歌山駅→宮前駅→紀三井寺駅→黒江駅→海南駅→冷水浦駅→
 下津駅→加茂郷駅→箕島駅→初島駅→紀伊宮原駅→藤並駅→湯浅駅→
 広川ビーチ駅→紀伊由良駅→紀伊内原駅→印南駅→道成寺駅→稲原駅→
 和佐駅→芳養駅→岩代駅→南部駅→切目駅→和歌山駅(宿泊)

2005年4月1日
(和歌山線)和歌山駅→紀伊小倉駅→布施屋駅→千旦駅→田井ノ瀬駅→
(紀勢本線)和歌山市駅→紀和駅→(阪和線)紀伊中ノ島駅→
 六十谷駅→紀伊駅→山中渓駅→和泉鳥取駅→和泉砂川駅→
 新家駅→長滝駅→日根野駅→
 (関西空港線)りんくうタウン駅→関西空港駅→
(阪和線)熊取駅→東佐野駅→和泉橋本駅→東貝塚駅→東岸和田駅→
 下松駅→久米田駅→和歌山駅(宿泊)

2005年4月2日
(阪和線)和歌山駅→和泉府中駅→信太山駅→北信太駅→富木駅→
 鳳駅→東羽衣駅→津久野駅→上野芝駅→百舌鳥駅→三国ヶ丘駅→
 堺市駅→浅香駅→杉本町駅→我孫子町駅→長居駅→鶴ヶ丘駅→南田辺駅→
 美章園駅→天王寺駅→(大阪環状線)大阪駅→
(東海道本線)米原駅→浜松駅→静岡駅→東京駅(帰宅)

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〔今回の旅〕
2005年3月30日(晴れ)旅2日目  〔全駅訪問通算87日目〕
(関西本線)
 奈良駅→王寺駅→
(和歌山線)
 掖上駅→玉手駅→御所駅→吉野口駅→北宇智駅→五条駅→隅田駅→


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●木造駅舎群とスイッチバック
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■早朝、奈良駅近くのビジネスホテルを出発し、
奈良駅5:44発のJR難波行き列車に乗って王寺駅へ向かいます。

そこから和歌山線に乗り換え、
昨日下車した畠田駅から大和新庄駅を素通りし、
6:34掖上(わきがみ)駅に下車しました。

「掖上駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/10wakigami/10wakigami.htm

相対式2面2線のホームは古い石積みの壁面を見せています。

いかにも歴史のありそうな駅だなと思いながら出口へ向かいました。

駅舎は昭和4年5月竣工の木造モルタル造で、
窓口が板で覆われてしまっていますが、
ほぼ昔のままの状態で残っています。

駅前には商店が一つあって、
三方向に延びる路沿いには住宅が並んでいます。

朝早い時間帯ということもあって、ひじょうに静かです。

私は再びホームへと戻って、駅構内を見渡しました。

駅舎の隣には何やら古そうな木造のトイレがあったので、
建物財産標を確認してみると、
明治44年3月と書かれていました。

思わず、おおぉっと声を上げてしまう古さです。



■次は玉手駅に下車しました。

「玉手駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/09tamade/09tamade.htm

ホームは単式1面1線で、
鉄骨造の上家が長いホームを覆っています。

駅舎や待合室の無い無人駅です。

ホーム向かいと駅前を合わせた360度が
田畑に囲まれているという、とても長閑な駅でした。

民家はそれなりに点在しているのですが、
やはり駅舎のない駅というのは、少々寂しさを感じます。

錆が目立つ壁や柱が余計にそう思わせるのかもしれません。



■次は御所(ごせ)駅に下車。

「御所駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/08gose/08gose.htm

ホームは単式1面1線、島式1面2線・・・。
と思ったら、一番外側の線路が撤去されていて、
相対式2面2線構造になっていました。

跨線橋を渡って出口へと向かうと、
いかにも古そうな駅舎が見えてきました。

窓口には駅員がおり、駅舎内には4人掛けのベンチが2つ、
ドリンクの自動販売機が2台置いてあります。

壁も天井も古い木造で、
ずいぶんしっかりと残っている駅舎だなぁと感心しながら
建物財産標を確認すると、明治29年4月とあり驚きます。

外に出て駅舎を見上げると、
シンプルな切妻造りの木造建築が堂々と立っていました。

外壁は新しい板壁になっているようでしたが、
車寄せの柱などは昔のままのように見えます。

100年以上も同じ姿で立っている事実を考えると、
畏敬の念を覚えずにはいられません。

私は何度も駅舎を見回しながらゆっくりホームへ戻っていきました。



■7:46 吉野口駅に下車。

「吉野口駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/11yoshinoguchi/11yoshinoguchi.htm

ホームは単式1面1線と島式2面4線の、計3面5線ある広い駅構内。
この駅は近鉄吉野線との接続駅でもあります。

どのホーム上にも、古い木造の上家が設置されていて、
それが独特の雰囲気を醸し出しています。
きっと開業当時から変わらない駅風景なのでしょう。

ホーム間は地下通路でつながっているのも特徴です。

JRと近鉄の中間改札等はなく、駅舎とホームは共用でした。

有人改札を通って外に出ると、
いかにも古そうな木造住宅が駅前通りに並んでいました。

駅の雰囲気といい、駅前の景色といい、
この空間だけ時間が止まっているのではないかと思ってしまいます。

そして振り返り見る駅舎も、当然ながら古い木造駅舎。
竣工日は明治45年4月と書かれていました。

朝のラッシュの時間にもかかわらず、
駅全体がどこか静けさを帯びていて、
落ち着いた空気が流れています。

私もその空気につられて、
あまり時間が無いにもかかわらず、
ゆったり駅観察をしていたのでした。



■8:14 北宇智駅に到着です。

「北宇智駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/12kitauchi/12kitauchi.htm

列車を降りてホームを見渡すと、相対式2面2線構造が、
ほどよい緑に囲まれたていて長閑そうな雰囲気です。

私は列車が行ってしまうのを待つために、
しばらくホームにたたずんでいました。

列車はなかなか発車せず、もったいぶるような間を置いてから、
ゆっくり動き出しました。

と思ったら、列車はあろうことか、逆方向へと進んでいくではないですか。

何も知らない私はずいぶん驚いたのですが、
線路の先を見てみると行き止まりの車止めが見えます。

なるほど、スイッチバックの駅なんだなと納得しました。

走り出した列車はしばらく進んだかと思うとピタッと立ち止まり、
おもむろに動き出して、ホームの先の下り坂を猛スピードで降りていきました。

そんな一連の動きを見て満足した私は、駅観察へと移ります。

立派な駅舎が建っているなと思いながら駅舎内に入ると、
私の予想に反して無人駅でした。

出入口は珍しく妻面にあるタイプで、
待合室は広くはないですが、建物自体には奥行きがあり、
横から見るとなかなか大振りの駅舎に見えます。

駅舎の竣工日は見つける事が出来なかったのですが、
駅舎に寄り添って建つ上家が明治29年10月とあったので、
もしかしたら同じ時期の建物なのかもしれません。

駅は町外れにあるのか、
周囲には店もなくとても静かです。

しかし民家はそれなりに多く建っていて、
列車の到着時刻が近づくにつれて、
利用客がぽつりぽつりと集まりだしてきました。


※北宇智駅のスイッチバックは2007年3月18日に廃止され、
 本線上に駅が移ってしまいました。
 現在は新しい駅舎と単式1面1線のホームがあるそうです。



■北宇智駅のスイッチバックをを通って駅を下っていき、
次は隣の駅の五条駅に下車しました。

「五条駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/13gojou/13gojou.htm

ホームは2面3線あり、他に側線もあるので構内は広いです。

ホーム上には立派な木造上家があり、
地下通路で結ばれているという点は吉野口駅と似ています。

利用客の多い駅で、駅舎内に行くと多くの人でごった返していました。
のどかだった隣の北宇智駅とは大違いです。

駅舎内にはキヨスクの他に、
「五条 柿の葉すし本舗 たなか」という小さなお店も入居していました。
五条では有名なお店なのでしょうか。

外に出て駅舎を見ると、
小さな平屋コンクリート造のシンプルな建物でした。

ホーム側から見た駅舎とはちょっと違う印象に感じます。
おかしいなぁと思いつつ駅前を少し進んで駅舎全体を見てみると、
どうやら元からある瓦屋根の駅舎に、
出入口部分を建て増ししたような造りになっていたのでした。

店を入れるために拡張したのかな、とも想像したりします。

発車時刻まであまり余裕がなかったため、
私はあまりゆっくりと観察せずに、
地下通路をくぐって列車内に戻りました。



■次は隅田(すだ)駅に下車。

「隅田駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/wakayamaline/15suda/15suda.htm

東京に隅田川(すみだがわ)という名の川があるので、
私の脳内では「すみだえき」と読んでいたのですが、
下車して「すだ」なんだとビックリしました。

ホームは相対式2面2線。

跨線橋に上がって周りを見渡すと、
ほどよく並んだ瓦屋根の民家と小山があり、
喧騒の無いのどかな景色が広がっていました。

駅は無人で、やや小さめの木造駅舎が建っていますが、
駅舎内にらくがきなどが多くあり、
かなり痛んでいるようにも見えました。
雰囲気が良いだけに少々残念です。

駅舎の建物財産標が見あたらなかったのですが、
駅舎脇のトイレには大正5年10月とありましたので、
もしかすると同じくらい古い駅舎なのかもしれません。

私は再びホームに戻り、次の列車を待ちます。

ふと見上げた空は、信じられないくらいの青空で、
綿を小さくちぎって散らしたような雲が浮かんでいます。

目を細めながら空を眺めていると、
額にうっすらと汗がにじんでいる事に気がつき、
人差し指で軽くぬぐい落としました。

今日下車する予定の駅はまだ17駅も残っています。
先はまだまだ長いな、と思いながら線路の先の方へ目を移しました。



つづく



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■編集後記
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先日、読売新聞に、
“白ウサギの駅長”という記事が載っていました。

なんと・・・。犬猫に続いて、今度はウサギの駅長か!
と、とても驚いたのですが、
駅は駅でも、「道の駅」の駅長だそうです。

場所は鳥取市白兎にある道の駅「神話の里 白うさぎ」。
http://www.sirousagi.com/
道の駅の名称が既に白うさぎです。

この地方は、「因幡のシロウサギ」の神話の舞台ですからね~。

記事には、7月8日付けで、真っ白なウサギが名誉駅長に任命、
生後6か月の雄で体長は約40センチ、
人になれていないため、かごの中で“内勤中”とのこと。

なんだか和みますね。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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 JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
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