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2009/04/03

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第172号「南紀をめぐる旅その3 紀勢本線3」

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                     2009年4月3日 《第172号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
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こんにちは、つちぶたです。


今回は猫をさらうお話、じゃなくて、
紀勢本線の第3回目でございます。


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■南紀をめぐる旅(その3)
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〔今回の旅の行程〕
2005年3月15日
(東海道本線)東京駅→名古屋駅→ (関西本線)亀山駅→
(紀勢本線)
 高茶屋駅→阿漕駅→川添駅→栃原駅→佐奈駅→相可駅→阿曽駅→
 滝原駅→伊勢柏崎駅→三瀬谷駅→大内山駅→尾鷲駅(宿泊)

2005年3月16日
(紀勢本線)
 紀伊長島駅→梅ヶ谷駅→船津駅→三野瀬駅→賀田駅→波田須駅→九鬼駅→
 三木里駅→大曽根浦駅→尾鷲駅→相賀駅→新鹿駅→二木島駅→新宮駅(宿泊)

2005年3月17日
(紀勢本線)
 新宮駅→紀伊天満駅→宇久井駅→那智駅→紀伊佐野駅→三輪崎駅→紀伊勝浦駅→
 新宮駅→阿田和駅→紀伊市木駅→神志山駅→紀伊井田駅→鵜殿駅→熊野市駅→
 有井駅→大泊駅→新宮駅→紀伊勝浦駅(宿泊)

2005年3月18日
(紀勢本線)
 古座駅→紀伊田原駅→紀伊浦神駅→紀伊姫駅→太地駅→下里駅→湯川駅→
 串本駅→田並駅→紀伊有田駅→紀伊日置駅→紀伊田辺駅(宿泊)

2005年3月19日
(紀勢本線)
 紀伊新庄駅→田子駅→見老津駅→和深駅→江住駅→周参見駅→朝来駅→
 白浜駅→椿駅→紀伊富田駅→紀伊田辺駅→御坊駅→和歌山駅→
 大阪駅→米原駅→大垣駅→(車中泊) 

2005年3月20日
(中央本線)
 東京駅→笹子駅→甲斐大和駅→山梨市駅→春日居町駅→石和温泉駅→
 酒折駅→東京駅(帰宅)


〔今回の旅〕
2005年3月15日(曇り)旅1日目  〔全駅訪問通算80日目〕
(紀勢本線)
 阿曽駅→(徒歩)→滝原駅→伊勢柏崎駅→三瀬谷駅→大内山駅→尾鷲駅(宿泊)


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●猫さらい(ではありません)
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■阿曽駅に別れを告げて、駅前の集落を歩いて行きました。

町を突っ切る道はやや狭く、右へ左へと曲がりくねっていて、
その道沿いには昔ながらの家々が並んでいます。

なんだか懐かしい雰囲気を感じる道だなぁと歩いていると、
目の前に一匹の茶色い猫が現れました。

私が気がついたと同時に、猫も私に気がつき、
「にゃー」と言って駆け寄ってくるではないですか。

私自身はひじょうに猫好きなのですが、猫には嫌われる体質らしく、
こちらから近づかなくても一目散に逃げられるという、
悲しい経験を多くしているのです。

そんなわけなので、猫の方から寄ってくるなどあり得ない経験。
私はうれしくなって、しゃがんで猫をなでたりするのでした。

よほど人間慣れした猫なんだなぁ・・・。
それとも腹が減っていて、何かくれると思っているのだろうか・・。

よし、この人懐こい猫に、私の秘蔵のお菓子でも分けてやるか!
そう考えて、私はリュックを下ろしてファスナーを開けました。

すると猫は、飯の臭いを嗅ぎつけたのか、
「ニャー!」と勢いよくリュックの中にダイブするではありませんか!!

「ちょ、おまえ!なにがっついてんだ!!!」

私は焦って猫を引っ張り出そうとしましたが、
既に身体の3分の2がリュックの中に埋没してしまい、
なかなか離れません。

するとその時、私の目の前の民家から、
ガラガラっと引き戸を開けて一人の奥さんが出てきました。

そして私の姿を見て、驚愕の表情を浮かべ口を手でおさえ、
後ずさりするじゃないですか。

きっと彼女から見たら、
私が無理矢理猫をリュックに詰め込もうとしている
「猫さらい」に見えたことでしょう。

「いや、ちょ、違うんです、猫が入ってきちゃって、あはは」

私は微妙に引きつった笑いを浮かべながら弁明するのですが、
完全に狂人扱いされているだろうなと察し、
何とかこの場を早く去らねばと焦るばかりでした。

で、どうやってもがっついた猫を取り出せないので、
私は足でリュックを押さえ、両腕で猫の体をガッチリつかんで取り出し、
ポイッと脇に投げてスタスタと逃げるように歩いて行きました。

猫はそれでも暫く私の後ろを付いてきましたが、
町外れまで来るとそれ以上は追ってきませんでした。

やれやれ・・・。
いったい何をやっているんだ私は・・・。



そこから暫く歩くと川沿いに出ました。
私の持っていた地図では川沿いに道は示されていなかったのですが、
どうやら道が続いているような気配・・・。

時間もあるし、少し行ってみるかなと考え、
ルートからはずれる川沿いの道を進んでみました。

するとそこには渓谷美を堪能できる散歩道が作られていました。
観光地かどうかは分からないけれども、これはラッキーだなと思い、
杉並木の下に見える川を楽しみながら歩いて行きました。


通常こういった展開だと「かなり先まで進んだら行き止まりだった」
というオチがつくことが多いのですが(笑)
この時はちゃんと予定通りの道に戻れて、
特に迷うことなく突き進むことが出来ました。



■国道から滝原駅までは、川を挟んで更に坂を登ったところにあり、
辿り着くまでに残された体力を根こそぎ削られます・・・。

「滝原駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/16takihara/16takihara.htm

道を上りながら徐々に見えてきた駅舎は、
今までのような簡易なものではない、古い木造駅舎でした。

足の痛みに耐えながら辿り着いたことを考えると、余計にうれしさがこみ上げます。

駅舎の竣工日は昭和2年12月。

外壁は新しいものに張り替えられていますが、
駅舎内の壁やベンチは古いまま残っていました。

シャッターの閉じた手小荷物窓口跡の上部には、
「通商産業大臣指定 計量管理事業場」
という錆び付いたプレートが付いていました。

昔はそういう名前で呼ばれていたのでしょうか?

また、壁には手書きの観光案内図があり、
私が通った川沿いにはキャンプ場などもある
「大滝峡」だということが分かりました。

そしてホームに出てみると、
相対式2面2線に屋根の無い跨線橋が架かっていました。

ホームを歩いて観察していると、
最近注目している人も多いと聞く(?)
みごとな「枯れ池」があったりして、なかなか楽しめます。



■16:07 滝原駅を出て、16:20 伊勢柏崎駅に下車しました。

「伊勢柏崎駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/18isekashiwazaki/18isekashiwazaki.htm

相対式2面2線のホームはカーブの途中にあるため曲がっています。

駅の四方は山が迫っていて平地が少なく、
盆地に家々がひしめき合っているように見えました。

駅舎は貨車を改造したものでした。

ふつう貨車駅の中というのは薄暗いものが多いのですが、
この貨車は窓が大きく取られていて、
内装もしっかりして掃除もされていたので、
かなり明るく見えました。

また例によってトイレが古く、昭和3年3月と書かれていて大喜び。
古いものには何でも価値を見いだしてしまうというお得な性格です。



■16:49 三瀬谷駅に下車。

「三瀬谷駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/15misedani/15misedani.htm

ホームは単式1面1線、島式1面2線あり、
その他に留置線が3本ほどある広めの駅構内でした。

三瀬谷駅には委託の駅員がいて、待合室には温かい雰囲気があります。

今日下車した駅はどこも無人駅が続いていたので、
どこかホッとするような気分になるのでした。

駅舎の竣工日は昭和1年12月とありました。

昭和元年は12月25日から1週間しかないので、
その間に完成したということがうかがえますが、
かなり珍しい竣工日ですよね。

待合室内やホーム側から見た駅舎は古い木造の造りがよく分かるのですが、
正面から見た全体の壁は洋風に張り替えられていて、
一見すると古い駅舎とは感じないところがあります。

駅前は穏やかな町並みで建物は多め。
人影はまばらでしたが、これまでがあまりにも物静かな駅前が続いたため、
とても賑やかであるように見えてしまいます。



■17:37 大内山駅に到着。

「大内山駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/19oouchiyama/19oouchiyama.htm

ホームは2面3線と留置線がある広い構内です。

周りは高い山が取り囲み、沿線には川が流れています。

これは人口が少ないだろうなぁと感じたのですが、
駅前を見ると簡易郵便局や商店もあったりして、
実は結構住んでいる人が多いのかなと思われました。

駅舎は無く、ホーム上にこぎれいな簡易待合所があるのみです。

私はそれらの駅の姿を、細かい観察は置いといて、
とにかく素早く撮影するのでした。

というのも、山が高すぎて予想よりも早く太陽が見えなくなってしまったことと、
最後の最後で雨雲が空を覆って暗さに拍車をかけていたのです。

やがて小雨が落ちてきました。

私はカメラがぬれないように折りたたみ傘をさしながら、
小走りでホームを行ったり来たりしました。

一通り駅を眺め終えると、
幕を下ろすような勢いで、あっという間に辺りは暗闇に包まれてしまいました。

次の列車まで約1時間、さてどうしたものかと思ったところ、
駅前の商店はまだ開いていたので、
そこでパンやお菓子を購入しました。

駅には駅舎の待合室とは別に、
「大内山駅前休憩所」というなかなか立派な建物があったので、
私はそこで休息を取らせてもらいました。

最後の駅は、店も休憩所もあってなかなかラッキーだったな、と思いながら、
お菓子をつまみつつ次の列車を待ちました。



その後は尾鷲駅の宿にて一泊。
旅の第一日目が終了です。

長い紀勢本線の旅はまだ始まったばかりです。



つづく



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■編集後記
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春の青春18きっぷは来週の10日までですね〜。

といわけで、使用期間ぎりぎりに、
私もちょっと出かけてこようと思います。

5日間ではなく3日間という微妙な日数なんですけどね。

駅巡りで出かけるのは、本当に久しぶりです。

前回は秋の18切符で出かけて、それ以来ですから、
約半年ぶりってことになりますかねぇ。

ちゃんとやれんのか!って感じです。
カメラの操作なんてもう忘れてて(笑)
今練習してたりします・・・。

どんな駅に出会えるか楽しみです(^^)




ええと、余談ですが、
先程ネットのニュースを見ていたら、
「萌えキャラ切符 バス乗り放題」というトピックスが・・・。

なんとなくどこのバス会社かは予想が出来たのですが、
かくしてその通りでした。

沿岸バス
http://www.engan-bus.co.jp/


北海道の羽幌、増毛あたりを運行するバス会社ですね。
その地名を聞くだけで私なんかはもう大興奮なんですが(笑)

このバス会社の凄いところは、企画のぶっ飛びようです。

http://www.engan-bus.co.jp/2ch.html

↑URLから少し察しが付きますが・・・。

未成線の「名羽線」を走行するツアーは参加したかった・・・。うう。

そんなわけで、あなたも萌えキャラ切符を使いに、
増毛まで行ってみてはいかがでしょうか?


・・・使う勇気もいるような気が・・・。




それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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 http://help.mag2.com/115.html
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