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JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

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2009/03/20

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第170号「南紀をめぐる旅その1 紀勢本線1」

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                     2009年3月20日 《第170号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
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こんにちは、つちぶたです。


今回からは紀勢本線の駅巡りをお伝えいたします。


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■南紀をめぐる旅(その1)
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〔今回の旅の行程〕
2005年3月15日
(東海道本線)東京駅→名古屋駅→ (関西本線)亀山駅→
(紀勢本線)
 高茶屋駅→阿漕駅→多気駅→川添駅→栃原駅→佐奈駅→相可駅→阿曽駅→
 滝原駅→伊勢柏崎駅→三瀬谷駅→大内山駅→尾鷲駅(宿泊)

2005年3月16日
(紀勢本線)
 紀伊長島駅→梅ヶ谷駅→船津駅→三野瀬駅→賀田駅→波田須駅→九鬼駅→
 三木里駅→大曽根浦駅→尾鷲駅→相賀駅→新鹿駅→二木島駅→新宮駅(宿泊)

2005年3月17日
(紀勢本線)
 新宮駅→紀伊天満駅→宇久井駅→那智駅→紀伊佐野駅→三輪崎駅→紀伊勝浦駅→
 新宮駅→阿田和駅→紀伊市木駅→神志山駅→紀伊井田駅→鵜殿駅→熊野市駅→
 有井駅→大泊駅→新宮駅→紀伊勝浦駅(宿泊)

2005年3月18日
(紀勢本線)
 古座駅→紀伊田原駅→紀伊浦神駅→紀伊姫駅→太地駅→下里駅→湯川駅→
 串本駅→田並駅→紀伊有田駅→紀伊日置駅→紀伊田辺駅(宿泊)

2005年3月19日
(紀勢本線)
 紀伊新庄駅→田子駅→見老津駅→和深駅→江住駅→周参見駅→朝来駅→
 白浜駅→椿駅→紀伊富田駅→紀伊田辺駅→御坊駅→和歌山駅→
 大阪駅→米原駅→大垣駅→(車中泊) 

2005年3月20日
(中央本線)
 東京駅→笹子駅→甲斐大和駅→山梨市駅→春日居町駅→石和温泉駅→
 酒折駅→東京駅(帰宅)


〔今回の旅〕
2005年3月14日、15日(曇り)旅0日目、1日目  〔全駅訪問通算80日目〕
(東海道本線)東京駅→名古屋駅→(関西本線)亀山駅→
(紀勢本線)
 高茶屋駅→阿漕駅→多気駅→


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●あこがれの紀勢本線へ
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■今回のターゲットは紀勢本線です。

紀勢本線はJR東海とJR西日本の二つの区間があって、
路線の全長はなんと384.2km!

山手線だと約11周分!
東海道本線で言うと東京から名古屋の先の尾張一宮駅辺りまで!

という、とても長い路線なんですね。

そこで私は今回、5泊6日という長い旅を決行することにしました。
(今考えるとよく休めたなと思いますが)

とは言っても、今回の旅で紀勢本線の全てを降りられるわけではありません。
残った駅は次回の旅にもちこし、ということになります。

再度、紀勢本線に来るとなると、
最終日の6日目は中途半端なだなぁ、とか、
5日間泊まった場合の宿泊費は・・・。

などと色々考えたあげく(それはもうかなり長い間悩みました)
最終日は関東の駅を下車するという、
いっけん中途半端に見えなくもない計画になってしまいました。

まあ色々事情とか、先々の計画がある、ということで・・・。



さて、紀勢本線は、時刻表を見ても分かるとおり、
路線は延々と海岸線に沿って走ります。
(実際は違いますが時刻表だとそう見える。いわば第一印象)

これは車窓風景に期待が持てるというもの。

それに私にとって紀勢本線は、いつか乗り通したかった路線の一つだったので、
ひじょうに大きな期待をもって、旅に出かけたのでした。


これからどんな地獄が待っているかも知らずに・・・



■2005年3月14日の夜、仕事を終えてから家に荷物を取りに戻り、
急いで東京駅へと向かいました。

東京駅23:43発の「ムーンライトながら」で今回の旅が始まります。

車内は18切符シーズンのためか満席です。
私はしっかりと花粉症の薬を飲んでから列車に乗り込みました。

薬の効果でぐっすり眠れればいいな、と思ったのですが、
やはり座席では長く眠れず、ちょっと寝たら起きるということの繰り返しで、
ああ今回の夜行も眠れず明日は大変なことになるんだろうなと
不吉な気分に陥るのでした。



■6:05 空がうっすらと明るくなる中、名古屋駅で「ながら」を降りました。

ここから関西本線に乗り換えて亀山駅を目指します。

亀山駅までの約1時間はどこにも降りないので、
睡眠時間の確保に当てられます。

夜行列車で眠れない私ですが、
不思議と日が昇っている間のローカル線は爆睡できるんですね。

これは私が夜型だからなのか、
それとも列車にカラクリがあるのか(笑)
未だに謎のままです。

そんなわけですから亀山駅までは予想通りグッスリ眠れて、
ある程度元気を取り戻すことができました。



■7:34 亀山駅に到着し、7:44発の紀勢本線に乗り換えます。

いよいよ紀勢本線!と高らかに叫びたいところですが、
ここから多気駅までの区間は以前、
参宮線を下車したときに来ているので、まだ興奮はなく、
眠い目をこすりながら淡々と乗り換えていきました。



■さて、このまま真っ直ぐ紀勢本線の多気駅まで進んでも、
そこから先の接続がうまくいかないので、
私は手前の駅で駅数を稼ぐことにします。

ということで最初の下車駅は高茶屋駅です。

「高茶屋駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/06takachaya/06takachaya.htm

ホームは2面3線在り、
そのほかに貨物専用の留置線と大きな上家が建っていました。

貨物の取り扱いは今はしていないようで、
広い敷地には何もなくガランとしていました。

駅には委託の駅員がいて、
駅舎内の待合室はかなり広めの構造です。

駅前に出ると、道は4方向に分かれていて、
少し先まで歩くと道に迷ってしまいそうな雰囲気がありました。

駅舎は木造モルタル建築(たぶん)で、
正面に4本の太い柱と、高めの屋根が特徴です。

車寄せ屋根と一体になった屋根には、
微妙に反りがあって、寺社風にも見えます。

建物財産標には昭和40年12月とありましたが、本当でしょうか・・・。
昭和初期くらいの古い駅舎にも見え、
とにかく立派な建物です。

瓦を全部張り替えたらかなり見栄えが変わるんじゃないかと思います。



■高茶屋駅で良い駅を見て完全に目が覚めた私は、
一駅戻って阿漕駅に下車しました。

「阿漕駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-toukai/kiseiline/05akogi/05akogi.htm

ホームは2面3線あって、駅周辺はマンションなど多くの住宅が建ち、
高茶屋駅よりも利用者が多くいるように見えたのですが、
逆にこの阿漕駅は無人駅でした。

いかにも古そうな木造駅舎で、
駅舎内の天井はかなり高く、明り取り窓も大きく取られていました。

しかし無人の駅舎内はどこか淋しく、
通常よりも広く作られた待合室は暗く陰鬱に見えました。

外に出て駅舎を見上げると、あらためて巨大さに驚かされました。

縦に張られた古い板張りが駅舎の古さをダイレクトに伝えてくれます。

正面の三角屋根は右側に少し長くなっていて、
ぱっと見た形では掛川駅の木造駅舎に似ているなと思いました。

私は駅前のロータリーを渡って、少し遠目から駅舎を眺めてみました。
すると、左右に延びる切妻屋根の高さが微妙に違うことに気がつきました。

もしかすると正面右手の建物は後で建て増しされたのかなぁと思ったりします。
ファサードの屋根の長さが左右非対称なのもそのせいなのかもしれません。

それにしても古い立派な駅舎だなぁと思いながら、
柱の一つ一つをしげしげと観察しました。

そのおかげで見つけられた建物財産標には、
昭和23年12月と書かれていました。



■阿漕駅を出発して、多気駅に9:36到着。

亀山駅から出る紀勢本線のほとんどは、この駅から参宮線に入ってしまいます。

私の乗ってきた列車ももちろん参宮線に進んでしまうので、
ここで乗り換えです。

多気駅始発の新宮行き列車は9:37発。

乗り換えに1分しかないのですが、
きっと接続を待ってくれるだろうと思ってこの予定で組んでしまいました。

予想通り同じホームで乗り換えることが出来たので余裕でしたが、
多気駅に来た経験がなければこの予定では組まなかったかもしれません。

なにはともあれ、ここからは未体験の紀勢本線が始まります。

長年来たくても来られなかった路線だっただけに、
胸の高鳴りが抑えられません。


多気駅を出た気動車は、ほぼ直線に延びる参宮線から分かれるかたちで、
右側にグググッとカーブしていきます。

先に進めば進むほど民家の数は減り、山も険しくなっていきました。

私はそんな初めて見る車窓風景を眺めながら、
次に下車する駅に思いを馳せるのでした。



つづく



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■編集後記
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最近、東京もずいぶん暖かくなって、
いろいろな花が咲き始めてきたなぁと道を歩く度に思います。

それとは特に関係ないですが、
春が来た♪というわけで、
JR北海道が今日から「オリジナルKitacaグッズ」が当たる
キャンペーンをスタートするそうですよ。

「春がキタ♪キミにキタカンプレゼント」キャンペーンスタート!!
http://www.satsueki.jp/feature/kitacan/index.asp

「キタカン」という缶の中にエゾモモンガグッズが入っているそうです。

これって、おもちゃの缶詰・・・。ではないか・・。

Kitacaにチャージすると応募が出来るという仕組みらしい。

じゃあ、私は応募できないじゃないか!
と思ったのですが、
Kitacaさえ持っていれば、東京でもチャージできるんだそうですね。
初めて知りましたよ・・・。



そうそう、JR北海道のHPでは、
列車に乗るのが趣味という粋なペンギンが登場する
「ペン太日記」というのがあります。
http://www.jrhokkaido.co.jp/travel/asahiyamazoo/blog.html

これは笑える(笑)
そして癒されます・・・。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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