JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅  RSSを登録する

JR全線全駅下車を目指す旅の模様をお伝えする、鉄道旅行記です。日本全国津々浦々、様々な駅舎をHPの写真と共に紹介します。

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2009/02/27

【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第167号「八高線→高崎線→上越線の旅その1 八高線」

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                     2009年2月27日 《第167号》
   JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
      http://www.tsuchibuta.com/
                          毎週金曜発行
                         発行者:つちぶた
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こんにちは、つちぶたです。


今回は八高線の駅をお伝えいたします。


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■八高線→高崎線→上越線の旅(その1)
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〔今回の旅の行程〕
2005年1月20日
(八高線)
 折原駅→竹沢駅→寄居駅→松久駅→用土駅→丹荘駅→
 児玉駅→北藤岡駅→群馬藤岡駅→
(高崎線)
 新町駅→神保原駅→本庄駅→岡部駅→深谷駅→籠原駅→
(上越線)
高崎問屋町駅→(帰宅)


〔今回の旅〕
2005年1月20日(晴れ)日帰りの旅 〔全駅訪問通算79日目〕
(埼京線・川越線)
 浮間舟渡駅→川越駅→
(八高線)
 高麗川駅→折原駅→竹沢駅→寄居駅→松久駅→


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●寒空も忘れる木造駅舎
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■2004年12月から2005年1月にかけて使用できる18切符、
私は2枚分(10日分)を使用する計画でした。

12月に、JR東海の東海道本線を延々と下車する旅で2日、
1月には、名古屋を起点にして下車した旅
(武豊線、関西本線、東海道本線)で3日分、
そして前回までの奈良周辺の旅
(関西本線、片町線、奈良線)で4日分を消化。

残るは1日分です。

1日分が残ること自体は12月の段階で分かっていたことなのですが、
なかなか休みが取れず、
取れても、出かける体力が無く(笑)
ずるずると引き延ばしてしまい、
ついに1月20日の18切符使用可能最終日を迎えてしまいました。

もう先には延ばせません。

実はこの日も、前回の「奈良周辺の旅」の疲れが取れておらず、
正直、出かけるような気分ではなかったのですが、
1日分無駄にする方が気分が悪いので、
とにかくダメならダメで、帰ってくればいいや、
という気持ちで出かけたのでした。


1日分ですから、それほど遠くへは行けません。
手っ取り早く降りられるところで、
なおかつホリデーパスで降りられない区域ということを考え、
八高線、高崎線に向かうことに決めました。



■2005年1月20日、朝4時半過ぎに家を出発。

自宅から歩くこと30分。
私の“JRの”最寄り駅となる埼京線・浮間舟渡駅から、
始発の下り列車、5:14発の川越行きに乗車しました。

冬の旅のツライところは、朝出るときの眠気と異様な寒さ、
それと列車に乗ってもいっこうに日が昇ってこないので
風景を楽しむことができないということでしょうか。

この後、川越駅で乗り換え、更にその先の、
八高線が発着する高麗川駅につくまで、
空は真っ暗なままで、窓の外は何も見えませんでした。

高麗川駅で6:25発の高崎行きに乗車すると、
普段は耳慣れない気動車のエンジン音がうなりを上げ、
街灯も見えない夜の闇を突き進んでいきます。

外は見えないけれども、暗闇の重さの違いとディーゼルエンジンの音が、
何となく、遠くに来たなという感慨を湧かせます。


私が今日、最初に下車する駅は八高線の折原駅。

高麗川駅から6駅目にある駅ですが、到着予定時刻は7:07。

たったの6駅が実に40分以上を要するのです。

時刻表を確認すると、高麗川〜折原間は29.2km。
山手線一周が34.5kmであることを考えるとかなりの距離に思えます。

おまけに停車するそれぞれの駅で列車交換が行われ、
なかなか先に進みません。

それはそれで私にはいっこうにかまわないのですが、
ずっと気になっているのは空の暗さでした。

列車はゆっくりではあるけれども前に進んでいます。
が、真っ暗闇の空はなかなか明るくなってきません。
このまま太陽が昇らず、駅の撮影ができないんじゃないかと不安になるほどでした。

もちろん太陽が昇らないはずもなく、
高麗川駅を出ること30分、小川町駅を出る頃には、
空がようやく、白々と明けてきたのでした。



■そんなわけで、7:07折原駅に下車。

「折原駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-east/hachikouline/15orihara/15orihara.htm

下車して驚いたのは肌を刺すような寒さでした。
八高線沿線は山の中にあるので、
東京近辺とは気温差があるのでしょう。

暖かかった車内から一気に冷凍庫へ突っ込まれたような気分でした。

ホームは単式1面1線で、
扉のないブロック壁の待合所があるだけの、
駅舎のない無人駅でした。

駅出入口には真新しい屋根が作られていましたが、
乗降客のためというよりも、
Suicaのタッチパネルを雨から守るためのものといった印象を受けます。

建物に挟まれた駅出入口を出ると、道路が1本横たわっており、
正面に工場、右手に営業しているか不明な商店が1店ありました。

道の先を見るかぎりではそこそこ民家が建っているのが見えますが、
数は少ないように思われます。

特に見るべくものもなさそうなので、
私は真っ白い息をモウモウと吐き出しながら、
ホームを端から端まで歩いて列車を待ちました。

折り返しの列車が到着し、身を縮めて列車内に入ると、
温度差のせいで私の眼鏡が瞬時に曇り、前が見えなくなってしまいました。

慌てて眼鏡を外して車内を見渡すと、
窓ガラスはどれも白く曇って外が見えなくなっていました。



■次は1駅戻って、竹沢駅に下車。

「竹沢駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-east/hachikouline/14takezawa/14takezawa.htm

この駅は2004年にも1度来たことがあるのですが、
その時は列車交換のわずかな時間を利用したあわただしい下車でした。

しかし竹沢駅はもう一度じっくり見たいと思っていたので、
再度下車してみることにしました。

ホームは相対式2面2線で、留置線が1本あります。
跨線橋は屋根の無い簡易なタイプです。

そして駅舎は昭和9年竣工の木造モルタル駅舎。

これです、これをじっくり見たくて再訪問したのです。

妻面に見えるハーフティンバーや、下見板張りの壁など、
全体はほぼ、昔のままの状態で残っています。

斜めに差し込む朝日を受けて輝く駅舎を目の前にすると、
寒さのことなどすっかり忘れ去ってしまうのでした。

ホームから駅舎内に入る扉を開くと、
あり得ないほど狭い通路が現れます。

人によっては通行不可能なんじゃないかと思うほど狭いです。

そしてその狭い駅舎内には、壁一面に本が並んでいます。

待合室内に本が置かれた駅はよく見かけますが、
ここまでたくさんの本が置かれている駅は
ちょっと無いんじゃないかと思います。

駅周辺の民家は少なめで、山に囲まれた風景が広がります。
駅前の道路は山道らしく曲がりくねっています。

私は再び駅舎を振り返り、色々な角度から
なめるようにその小さめの古い木造駅舎を観察します。

山の風景に溶け込んだ素晴らしい駅舎です。
駅舎の脇に植えられた桜の木の位置も良い。

ああ、美しい・・・。
楽しい・・・。

駅の奥の方に進んでみると、
駅舎と同じくらい古そうなトイレと倉庫が並んでいました。

おお、どれも古そうだなぁ、と一つ一つ眺めていると、
そのうちの一つに、
「浴場1号 昭和9年」
と書かれた建物財産標を発見。

駅舎などの竣工日が書かれた建物財産標には、
本屋、便所、詰所、職場など色々あるのですが、
浴場というのは初めて見たのでちょっと感激。

などと観察を続けているとあっという間に次の列車の時間となり、
私は落ち着く暇もなくホームに出て行くのでした。



■列車は折原駅を出て暫く山道を進むと、街を見下ろす高台に出ます。

地図上で見ると、そのまま川を突っ切り北へ進めば
寄居駅にたどり着けるわけですが、
駅までの高低差があるためか、線路は西へ方向を変え、
すべるように坂を下りつつ荒川伝いを進んでから、
大きく半円を描いて鉄橋を渡り、駅へと辿り着きます。

この区間の車窓風景は街を見下ろす光景と、
山に囲まれた川の流れを堪能できるので、
旅の気分が盛り上がります。

で、7:49 寄居駅に到着です。

「寄居駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-east/hachikouline/16yorii/16yorii.htm

ホームは島式1面2線で、
3本の側線を挟んだ先に秩父鉄道の島式ホームがあり、
さらにその隣に東武東上線の島式ホームがあるという
たいへん広い構内をもった駅です。

利用客は圧倒的に東武線や秩父線の方が多く、
端に追いやられたようなJRのホームはやや寂しさが漂います。

しかし逆にそれが私にとっては旅情をかき立て、
不思議な居心地の良さを感じるのでした。

端から端まで歩くと、木造の古い待合室や、
1本足の古い上家などつい立ち止まって見てしまいます。

いい加減外に出ないとなと思って跨線橋を上がると、
橋の両側に見える柱は、それぞれ会社の違う外国製古レールのオンパレード。
それらにもつい目が行ってしまって、また足止めを食うのでした。

寄居駅は3社が協同で使用する橋上駅で、
改札口は1つしかありません。

出入口は南北それぞれにあり、
北口駅前には寄居町役場がありました。

対して南口駅前は商店やデパート、
そして観光案内所などが並んでいます。

週末などはきっと混み合うのだろうなという雰囲気を感じます。

この時は平日で、時間もまだ朝の8時ということもあってか、
駅前はヒッソリとしていて、よそ者は私一人だけ。

ときおり眠そうな顔をした学生たちが、
とぼとぼと駅に向かってきていました。



■次は2駅先の松久駅に下車。

「松久駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-east/hachikouline/18matsuhisa/18matsuhisa.htm

単式1面1線の無人駅です。

駅舎は円筒形のコンクリート造で、
正面から見ると左側が煙突のように飛び出ています。

これは文字通りの煙突の役割をしていて、
トイレの換気口になっているんですね。

それはまあ良いんですけど、
そのトイレの出入口は、駅舎内のベンチの真向かいにあって、
待ち客がいる場合はトイレに入るだけでも勇気がいるんじゃないか、
などと思わせる設計でした。

ちょっと設計が合理的過ぎたかなという感じですね。

駅前は広めの駐車場になっており、
周辺は閑静な住宅街です。

地元の方はここに車を止めて鉄道を利用するようで、
この時の利用客はわりと多めに見えました。



つづく



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■編集後記
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この時期、「さくら」と聞くと、
花見の桜が思い浮かぶかと思いますが、
鉄道にどっぷりつかっている方には、
真っ先に連想するのが寝台特急「さくら」でしょうか・・・。

しかし今後は九州行きの新幹線を連想する人が多くなりそうですね。

↓JR九州のサイト

『山陽新幹線と九州新幹線(新大阪〜鹿児島中央間)を
 直通運転する新幹線の列車名決定!!』 
http://www.jrkyushu.co.jp/shinkansen-name/index_pc.html


九州新幹線全通は、まだずっと先の話だと思っていたのですが、
予定が前倒しされて、2011年春に開業予定なのだそうです。

もうあと2年後ですよ。
あっという間じゃないですか。

でも今、「九州行きの・・・」という話題を持ち出すと、
やはり口に出てしまうのが、
寝台特急はやぶさ富士の廃止でしょうねぇ。

私は「はやぶさ」の方には、2004年の九州旅行で往復乗車し、
ヒドイ目にあって・・・・・じゃなかった、
素敵な体験をしたので良く覚えています。

↓ちなみにその時の旅行記
『「特急はやぶさ」で九州上陸』2007年5月4日発行(第72号)
http://archive.mag2.com/0000178352/20070504070000000.html
↑行き
↓帰り
『さよなら鹿児島本線』2007年6月1日発行(第76号)
http://archive.mag2.com/0000178352/20070601141636000.html

そういえばその旅行記を書いたとき、
珍しく列車の写真をアップしたのを思い出しました。
↓当時は「特急はやぶさ・さくら」でした。
http://www.tsuchibuta.com/tutibuta/mailmaga/070601.htm



で、実は私、昨年末の予定では、2月に富士に乗って九州下車をしようかな、
なんて考えていたんですけど、
経済状況の悪化に伴い、あえなく失墜(笑)

まあどのみち、廃止間近で寝台席が取れなかったとも思いますけどね。


私の場合はどっちかというと、
折尾駅の駅舎がいつまで存在しているかの方が気がかりで、
なんとか早い内に九州に行っておきたいなぁと思っていたりします。

うーん・・・。夏まで保ってくれるかなぁ・・・。



それではまた来週お目にかかります。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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